さっぽろ雪まつり2025をどう楽しむ?大通会場・すすきの会場・つどーむ会場の見どころ
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世界中から観光客が訪れる「さっぽろ雪まつり」。冬の寒さを吹き飛ばすスケールで開催される、年に一度のお祭りには楽しみどころがたくさん。開催情報や歴史、豆知識などを知っておけばきっと何倍も「さっぽろ雪まつり」を楽しめるはずですよ。
この記事でわかること
- 2025年の「さっぽろ雪まつり(第75回)」は2月4日~11日
- さっぽろ雪まつりの楽しみ方と前年の様子
- 大通・すすきの・つどーむ会場のそれぞれのポイント
- おすすめの服装と持ち物
2025年のさっぽろ雪まつり開催情報
2025年の「さっぽろ雪まつり」は、今年も3会場での開催が決定!大通会場とすすきの会場は両会場から歩いて行ける距離ですが、つどーむ会場は位置が離れているので要注意です。開催期間はどの会場も同じですが、開催時間は異なるのでやはり確認しておきたいところ。 これからどんどん詳細情報がアップされていくので、公式サイトもこまめに確認しましょう。
会場名 | 大通会場 |
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会場 | 大通公園(大通西1丁目~西11丁目) |
開催期間 | 2025年2月4日(火)~2月11日(火・祝) |
開催時間 | ライトアップは22:00まで |
アクセス | 地下鉄南北線大通駅から地上に出てすぐ |
お問合せ先 | さっぽろ雪まつり実行委員会(札幌観光協会内) TEL.011-281-6400 |
会場名 | すすきの会場 |
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会場 | 南4条から南6条までの西3・4丁目(札幌駅前通) |
開催期間 | 2025年2月4日(火)~2月11日(火・祝) |
開催時間 | ライトアップは23:00まで 最終日は22:00消灯 |
アクセス | 地下鉄南北線すすきの駅から地上に出てすぐ |
お問合せ先 | 一般社団法人すすきの観光協会 TEL.011-518-2005 |
会場名 | つどーむ会場 |
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会場 | 札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム(愛称:つどーむ) 札幌市東区栄町885番地1 |
開催期間 | 2025年2月4日(火)~2月11日(火・祝) |
開催時間 | 10:00~16:00 ※混雑状況により一部アトラクションの受付時間を早めに終了する場合があります |
アクセス | 東豊線栄町駅から徒歩15分 ※栄町駅から会場までシャトルバス運行 |
さっぽろ雪まつりとは?
北海道札幌市で毎年2月に開催される、雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」。大通会場・すすきの会場・つどーむ会場と3つに分かれており、すべて楽しむなら1日では周りきれないほど。1週間前後の開催期間で200万人以上が訪れ、大人も子どもも、そして国が違っても言語を超えて多くの人を感動させることができる、世界的なお祭りなのです。
さっぽろ雪まつりの歴史
記念すべき第1回は、1950年にたった6基の雪像のお祭りでした。当時は戦後の復興期。食料や燃料不足から、市全体が暗いムードに覆われる中、なんとか明るい方向を見出せないかと誰もが考えている時代でした。そんな中、「小樽の雪像」や札幌一中で行われていた「雪戦会」、中島公園で開催されていた「カーニバル」をヒントに「雪まつり」の案が練られ、開催に至ったといいます。
手探りで開催された雪まつりは約5万人もの来場者を数え、それ以来規模を拡大しながら、毎年2月に開催されるようになりました。
さっぽろ雪まつりが世界的なイベントとして注目されるようになったのは、1972年の第23回の開催から。「冬季オリンピック」が札幌で開催された年で、「ようこそ札幌」のテーマで雪まつりは世界に知られるイベントになりました。
途切れることなく毎年開催されてきたさっぽろ雪まつりでしたが、2021年と2022年は新型コロナウイルスの影響でリアルイベントとしては開催されず、2022年はオンラインで開催が決定。2023年にようやく再開され、徐々に来場者数が戻ってきています。
大雪像とプロジェクションマッピングの融合など、年々進化するさっぽろ雪まつり。今後も目が離せません。
さっぽろ雪まつりの魅力
冬の寒さを逆手にとって、雪をとことん楽しむお祭りにしたさっぽろ雪まつり。最大の見所は、
12〜15メートルもある巨大雪像。街中の大通公園をまるごと会場にし、いくつもの大きな雪像が並ぶ様子は圧巻です。
会場が3会場に分かれているのもまた楽しみどころのひとつ。メイン会場の大通公園ではスケールの大きな雪像や個性あふれる様々な雪像を楽しみ、大通会場から歩いて行けるすすきの会場では氷像の繊細さを堪能。思いっきりアクティブに楽しみたいなら大通駅から地下鉄で15分ほどのつどーむ会場へ。これまたスケールの大きな巨大滑り台などで雪と戯れることができます。
また、昼と夜とのギャップを楽しむのもおすすめ。明るいうちは青空を背景にした巨大雪像を楽しみ、夜は幻想的にライトアップされた氷像をカメラでパシャリ。さっぽろテレビ塔に登って大通会場を見渡すのもまたこの時期だけの札幌の楽しみ方です。
アナ雪の参考になったって本当?
2014年に公開されたディズニーの大ヒットアニメーション映画「アナと雪の女王」は、さっぽろ雪まつりが参考にされているという噂は本当です。
本作には日本人クリエイターのマット鈴木氏が、アニマティックおよびレイアウトの担当として参加しており、ご本人が各メディアのインタビューにおいて「最初に見たものは札幌の雪まつり。雪や氷の付き方などを参考にした」と語っています。
2019年11月に公開された「アナと雪の女王2」に続き、2027年11月には「アナと雪の女王3」が公開予定。こちらも楽しみです。
2024年のさっぽろ雪まつりはどうだった?
3年ぶりの本格開催となった2023年から1年経ち、前年度を超える多くの市民や観光客が訪れた「さっぽろ雪まつり2024」。4年ぶりにつどーむ会場も再開し、コロナ前の賑わいを取り戻しつつあります。4年ぶりに飲食ブースが復活したことも注目を浴びました。
大通会場では3年に1度開催される札幌国際芸術祭による作品が見られる2丁目が話題となり、プロジェクションマッピングも恒例のイベントとして定着した様子。夜のライトアップの時間がより魅力的に。
4年ぶりのつどーむ会場は大盛況!小さな子ども連れのファミリーで賑わい、アトラクションのチューブスライダーは整理券が配布されるほど。地元住民の作ったウェルカム雪像がお出迎えしてくれました。
すすきの会場も前年度の来場者数を大きく超えて、コロナ禍の寂しさを一掃。2023年11月にオープンしたばかりのココノススキノ前で開・閉会式が行われ、新しいすすきのの歴史が刻まれました。
会場名 | 大通会場 | つどーむ会場 | すすきの会場 |
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開催期間 | 2024年2月4日(日)~2月11日(日・祝) | ||
来場者数 | 1,763,000人 | 626,000人 | 1,136,000人 |
雪像数 | 123基 | 13基 | 60基 |
2023年来場者数 | 1,750,000人 | – | 924,000人 |
さっぽろ雪まつり 大通会場の楽しみ方
大通公園会場は1丁目から11丁目まで、それぞれ違ったテーマで雪像が設置され、イベントも開催されています。何しろ東西1キロメートル以上もある会場ですから、会場に行く前にある程度どこに何があるのか調べてから行くことをおすすめします。
1丁目〜6丁目が気になるなら地下鉄大通駅から歩き始めたほうがよく、10丁目・11丁目会場は地下鉄東西線西11丁目駅からの方がアクセスしやすいです。人通りも多く交通規制も敷かれるため、タクシー利用は難しいかもしれません。
2025年のイベントや詳しい開催内容はまだ発表されていませんが、昨年までの開催内容は参考になるはず。事前にチェックして存分に楽しみましょう!
大通公園1丁目
さっぽろテレビ塔がある大通公園1丁目はウィンターアトラクションが用意され、アクティブに雪まつりを楽しむ会場になります。
2024年は「J:COMひろば」と名付けられ、カーリングコートが登場。「カーリングフェスティバル in さっぽろ雪まつり」が開催されました。利用料金は500円(小学生以上・税込)と、リーズナブルにカーリングを体験でき、北海道ならではの空間になりました。
2025年の予定
- ウインターアトラクションなど
大通公園2丁目
百貨店の丸井今井札幌本店の前。2025年の大通公園2丁目には小雪像などを設置予定。2024年は、札幌で世界のアート作品に出合える3年に1度のアートイベント「札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festival 略称:SIAF)の開催年で、さまざまなアートと出会える会場となっていました。
2025年の予定
- 小雪像など
大通公園3丁目
2025年にはスケートリンクなどが設置される予定です。これまで大通公園会場ではカーリングコートかスケートリンクどちらかのみの設置だったので、1丁目との兼ね合いが気になるところです。ちなみに2024年はさっぽろ雪まつりを支える主役のひとつ「市民雪像」が設置されていました。
「市民雪像人気投票」も行われ、1位は映画「となりのトトロ」のキャラクター「猫バス・スマイル」、2位は人気アニメのヒロイン「アーニャとキツネとシャケ!」、3位は「大谷翔平 更なる未知の領域へ!」と2023年〜2024年を代表する顔ぶれが選ばれました。
2025年の予定
- スケートリンクなど
大通公園4丁目
札幌駅前通りに面する大通公園4丁目は、2025年には大雪像が作られる予定。例年札幌テレビ放送主催の「STV広場」となり、巨大雪像が話題になります。
2024年はウポポイ(民族共生象徴空間)×『ゴールデンカムイ』がテーマ。ウポポイ(民族共生象徴空間)は2020年に白老町にオープンしたアイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点となるナショナルセンターで、アイヌの隠された金塊をめぐる冒険を描いたアニメ作品とのコラボレーション。雪像とは思えない生き生きとしたキャラクターが印象的で、北海道の先住民族の文化を伝える会場となりました。
また、例年4丁目会場には飲食ブースも軒を連ねます。コロナ禍明けの本格開催となった2024年からは、店舗の数を制限し、北海道各地の厳選されたグルメが楽しめるようになりました。
2025年の予定
- 大雪像
大通公園5丁目
2025年には大雪像を設置予定。例年、北海道新聞主催「道新 雪の広場」となっています。2024年はサラブレッドの一大産地である北海道を表現した大雪像「栄光を目指し駆けるサラブレッド」が作られました。
プロジェクションマッピングでは、広大な北海道での四季を過ごし、大地を駆け抜けるサラブレッドが投影されました。
2025年の予定
- 大雪像
大通公園6丁目
大通公園のちょうど中央に位置する大通公園6丁目。2025年には中小雪像などが設置される予定です。2024年は中央警察署現地警備本部や迷子センター、スマホバッテリー貸し出し所(有料)など、何か困ったことが起きた時のためにチェックしておきたい大通会場の要の場所でした。
2025年の予定
- 中小雪像など
大通公園7丁目
大通公園7丁目は、2025年も大雪像を設置予定。例年、北海道放送主催の「HBC広場」となっており、国際交流を象徴する大雪像が制作されています。2024年はドイツの「ノイシュバンシュタイン城」が作られ、堂々とした姿が印象的でした。他にもHBCで放映されたアニメ作品の中雪像もズラリと並び、毎年雪像と写真撮影する人がごった返しています。
2025年の予定
- 大雪像
大通公園8丁目
彫刻家イサム・ノグチの遊具「ブラック・スライド・マントラ」がある大通公園8丁目(冬期間は閉鎖)。2025年は大雪像の設置が予定されています。2024年は北海道テレビ主催の「雪のHTB広場」で、「旧札幌停車場」が作られました。例年、札幌にまつわる名建築を雪像化しており、2024年は1952年まで使われていた三代目の札幌駅駅舎を再現した建物となりました。
HTBの大人気マスコットキャラクター”onちゃん”の雪像やグッズ販売もあり、見逃せません。この8丁目会場をはじめ、大通公園会場・すすきの会場・つどーむ会場では、「さっぽろ雪まつり」の公式グッズを販売するブースが設けられています。例年、ピンバッチが人気でコレクションとして集めている人も多いのだとか。
2025年の予定
- 大雪像
大通公園9丁目
大通公園8丁目と繋がっている9丁目は、2025年は中小雪像などの会場になる予定です。2024年は「市民の広場」として利用され、市民グループが作った雪像が並びました。さっぽろ雪まつりは世界的に有名な冬の祭典ですが、さっぽろ雪まつりを支える主役の一つが「市民雪像」。
個性的な作品が並ぶので、ぜひお気に入りを探してみて。
2025年の予定
- 中小雪像など
大通公園10丁目
地下鉄東西線西11丁目駅、4番出口からでてすぐの大通公園10丁目。2025年は大雪像の設置会場になる予定です。例年北海道文化放送主催「UHBファミリーランド」となっており、2024年は大雪像「北海道ボールパークFビレッジ Let’s play! スノースライダー」がお目見えしました。北広島市に建てられたES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)とファイターズ新庄剛志監督がモチーフに。滑り台もついており、大雪像を間近に見て、楽しむことができました。
このほか、すべり台のアトラクション雪像や“雪ミク”も毎年の恒例。
2025年の予定
- 大雪像
大通公園11丁目
大通公園の一番端、大通公園11丁目。こちらは地下鉄大通駅ではなく、地下鉄東西線西11丁目駅が最寄駅です。2025年は国際雪像コンクールが予定されており、こちらも例年通り。世界各地の国・地域・都市によるチームが参加するコンクールで、思い思いの雪像制作を行い競いあいます。2024年は48回目を数えました。
さっぽろ雪まつりの開催期間中に、雪像の制作風景を間近で見ることができるのは大通会場内で唯一ここだけ。国際色豊かな雪像をぜひご覧ください。
2025年の予定
- 国際雪像コンクールなど
さっぽろ雪まつり すすきの会場の楽しみ方
すすきの会場のテーマは「氷を楽しむ・触れる」。大・中さまざまな氷像が特設会場に設置され、すすきのの街を彩ります。日頃からネオンがまぶしいすすきの歓楽街ですが、氷像を通して見るのもまた格別です。
地下鉄すすきの駅を上がってすぐ、札幌駅前通りの南4条から南6条までの西3・4丁目が会場になっており、全部で4ブロックに区切られています。
Aブロックはウェルカムゲートがお出迎えしてくれ、名物・魚入り氷像が飾られています。魚入り氷像の魚はタラバガニやしゃけなどさまざまですが、本物の魚のため、気温が高くなると少々残念な見た目になることも。美しいままで鑑賞したいなら、開催日から早めの時期に行くことをおすすめします。
Bブロックは大小さまざま、バラエティーに飛んだ氷像が、Cブロックはコンテスト作品が並びます。Dブロックはフォトスポットや、キャラクター氷像など思わず一緒に写真に撮りたくなるエリアです。
道幅が限定され人通りの多いすすきのは、地面が氷のように固まったアイスバーン状態になっていることもしばしば。特に夜は足元も暗いため、くれぐれも注意して歩いてください。万が一転んだ時に受け身を取れるよう、手荷物は少なめに。
さっぽろ雪まつり つどーむ会場の楽しみ方
つどーむ会場は雪で作られた巨大滑り台を滑る「チューブスライダー」や「スノーラフト」など、ファミリーが雪の中でアクティブに楽しむことができる場所です。
大通会場やすすきの会場はほとんどが見て楽しむ雪の祭典ですが、ここは雪そのものに触れながら楽しむ会場。寒さを吹き飛ばすくらい遊び尽くしてみませんか。
屋外会場のアトラクションはほとんど無料!
屋外会場は約16個ものアトラクションや休憩ブースがあり、そのほとんどが無料で利用できます。中でも人気なのは会場についてすぐ見える巨大滑り台の「チューブスライダー」。土日などの混雑時には整理券が配布されるほどです。つどーむ会場は16:00までですが、整理券のあるアトラクションは早めに締め切られる場合があるので時間に余裕を持って遊びに行きましょう。
4歳以下の小さな子どもが遊べるアトラクションがあるのも魅力のひとつ。「ファミリーチューブスライダー」は親子2人乗りにすれば4歳以下の子どもも滑ることができます。雪だるまづくり広場ではたっぷりの雪が用意され、子ども用のバケツやスコップを貸し出してくれます。思い思いの雪だるまを作ってみましょう。
身体が冷えたら屋内会場へ行ってみよう
屋内会場ではラーメンなどのあったかグルメが販売されており、冷えた体を温めるにはぴったりの場所。スイーツもあるので、疲労回復にも嬉しいですね。巨大滑り台などのキッズパークも設置されますが、こちらは有料。チケットを買って楽しみましょう。
その他、インフォメーションセンター、手荷物一時預かり所、オフィシャルショップやハンドメイド販売コーナーもあり、ひと通り見終わる頃には身体も温まっているはず。
お昼時は特に混むので、子どもはそんなに待てない!というファミリーは食べてから来場するというのもひとつの手段です。
近隣の駅からシャトルバスが運行
会場までは地下鉄東豊線栄町駅から徒歩15分、または片道100円のシャトルバスに乗って行くことができます。シャトルバスは15分間隔で運行していますが、混雑していると次の便に乗ることもあり、天気のいい日は歩いて会場まで行った方が早い場合があります。
見所がたくさんあり、外にいる時間がついつい長くなってしまうので、しっかりした防寒対策がおすすめ。土日は特にバスやアトラクションでの待ち時間が発生するので、無理をせず楽しんでくださいね。
さっぽろ雪まつり開催期間中の天気とおすすめの服装
寒さもさっぽろ雪まつりの楽しみどころのひとつですが、風邪やケガは避けたいもの。どの会場も人の量が多く、思った以上に外での滞在時間が長くなるので、準備はしっかりした方がいいでしょう。楽しい思い出を作るために、役立ちそうな情報をご紹介します。
天気
札幌の2月の平均気温は-2.7度。最高気温は平均でも0.4度しかありません。風の強い日はより体感温度は下がります。さらに、2月の雪日数の平均は29.1日と、ほぼ毎日降っていることになります(夜や朝方だけ降る日ももちろんあります)。積雪量はその年ごとに大きく変わりますが、2月が一番雪の積もっている季節で、3月になると晴天が続く日に少しずつとけ始めます。
心配なのは公共交通機関で、特に飛行機の運行にはお気をつけください。晴れていても前日が大雪だと着陸所の除雪が間に合わず欠航する可能性もあります。大雪になるとJRの遅延も発生しますし、バスに乗る場合は特に時間にゆとりを持って計画を立てましょう。
おすすめの服装
寒いからとにかく温かく!と着込みがちですが、札幌の商業施設や電車の中は上着がいらないほど暖かい場合があります。汗をかいたまま外の寒気にさらされると、逆に風邪をひいてしまうかもしれません。基本は重ね着をして、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。体から蒸発する水分を利用して発熱し、保温性を高める「機能性インナー」は特に地下鉄や地下街を歩いている時に一番汗をかきやすいので、汗をかきやすい方は先に上着を脱いでしまうなど、工夫をしましょう。貼って剥がせるホッカイロは、熱くなればすぐ剥がせ、携帯もしやすいのでおすすめですよ。寒い場所で使い始めると温かくなるまでに時間がかかるので、温かい場所で早めに開封して温めておきましょう。
靴の対策も重要です。北海道外の靴は滑り止めがついていなかったり、ついていてもごく簡単なものな可能性が高いです。雪道やアイスバーンは地元民でも転びやすく、慣れない人はなおさら。大通会場の通路は滑り止めの砂がまかれていますが、それでも安心はできません。さっぽろ雪まつりの季節はコンビニエンスストアで着脱可能な靴の滑り止めが売っていることも多いので、雪道が不安な方は購入をおすすめします。
帽子・手袋・マフラーも重要な防寒グッズ。特に手袋は重要で、スマートフォンなどを触っているとあっという間に手が冷えて、全身が寒くなってしまいます。イヤーマフも防寒には効果的。いくら着込んでも寒い時は、耳が隠れる帽子がおすすめですよ。雪まつりくらいでしか使わないからもったいない、という時には100円ショップで探してみましょう。
さらに、ポケットに忍ばせたいのはハンドクリームとリップクリーム! 札幌の冬は寒さだけではなく乾燥も厳しいので、肌には厳しい環境です。これも100円ショップのものでも十分なので、お守り程度に持っていましょう。
スマホのバッテリーに注意!
年に1度しかない雪まつり、写真や動画をたくさん撮りたいですよね。しかし、ここでも注意が必要で、寒い場所ではスマートフォンのバッテリーの減りが早くなってしまうのです。機種にもよりますが、リチウムイオン電池のスマートフォンは寒いと力が出にくくなり、その分電力を消費してしまうそう。
対策としては、省電力モードなどバッテリーの消費を抑える設定にする、必要のない通信機能をオフにするなど工夫が必要です。予備のバッテリーを用意しておくのが一番安心でしょう。また、急激な温度変化があるとスマホ内部に結露が発生し、故障の原因になることもあるので十分ご注意ください。
さっぽろ雪まつりのよくある質問
入場料は必要?
大通会場もすすきの会場もつどーむ会場も、基本は入場料はかかりません! ただ、大通会場のアトラクション(カーリングやスケート)を楽しむ場合は有料です。また、つどーむ会場はシャトルバスが有料で、(最寄りの地下鉄駅から歩いて15分なので、最寄り駅から歩いていくことはできます)つどーむ会場内のアトラクションには一部有料のものがあります。
雪像や氷像を見るだけなら基本無料なので、思う存分大スケールの雪像たちを楽しんでください。
大通会場を見るのにはどのくらいの時間が必要?
ひと通り見るのなら、おおよそ1時間から1時間半を見ておくといいでしょう。しっかり見るなら2時間は必要です。 大通公園自体は大通西1丁目から大通西12丁目まで、長さは約1.5Km。面積は約7.8haあります。雪まつり会場は1丁目から11丁目までですが、それでも地下鉄1駅分はあります。また、大通公園の歩道は北側と南側でそれぞれ一歩通行になっており、同じ道を引き返すことができないので要注意です。 もっと時間を短縮して見たい場合は、見たいポイントを事前に確認してから利用駅を選びましょう。
雪像を作ることはできるの?
1987年から市民雪像が作られていますが、事前応募が必要です。毎年11月から制作希望チームの公募がされており、公開抽選会により決定されます。倍率は例年約5〜6倍と高い人気を誇っており、個性的な雪像が並びますよ。
シンプルに雪遊びで雪だるまなどを作りたいならつどーむ会場へ。「雪だるまづくり広場」があり、思い思いの雪だるまを作ることができます。
雪像の解体は見られるの?
雪像は雪まつり最終日の夜〜朝方にかけて解体されます。以前は解体見学ツアーがありましたが、現在は行われていない様子。人だかりができると危険なので、どの雪像が何時から解体されるという情報も、これまでは公開されていません。たまたま通りかかったら見られる、くらいの気持ちがちょうどいいのかもしれません。
「さっぽろ雪まつり資料館」でもっと知ろう!
2025年で75年目を迎える「さっぽろ雪まつり」。1950年からの歴史をたどるのにうってつけなのがさっぽろ羊ヶ丘展望台にある「さっぽろ雪まつり資料館」です。これまでの雪像模型や歴代のポスター、大雪像の作り方の展示など、さっぽろ雪まつりに関するさまざまなことを知ることができます。歴代の70基以上の雪像模型は、小さいながらもずらりと並ぶと圧巻。地元民なら、小さい頃にみた雪像を見つけて懐かしさを感じること間違いなしです。
雪まつりは年に1度だけですが、こちらは通年営業。寒さを感じずにじっくり堪能することができますよ。
施設名 | さっぽろ雪まつり資料館 |
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住所 | 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地(さっぽろ羊ヶ丘展望台敷地内) |
営業時間 | 春(4~5月)9:00~17:00 夏(6~9月)9:00~18:00 秋・冬(10~3月)9:00~17:00 |
アクセス | 地下鉄東豊線福住駅からバスで約10分 地下鉄東豊線さっぽろ駅から福住駅(地下鉄東豊線の終点駅)まで約13分。 福住駅下車後、福住駅バスターミナル【4番のりば】より羊ヶ丘展望台行き(福84・羊ヶ丘線)乗車約10分。 |
お問合せ先 | TEL.011-851-3080(さっぽろ羊ヶ丘展望台敷地内) |
公式サイト | さっぽろ羊ヶ丘展望台 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。規模も大きく、歴史もあるさっぽろ雪まつりは、見どころがたくさん。にも関わらず開催期間は8日間しかないので、見たいものはこれ!とまず決めて、計画を練るのがおすすめです。
また、冬の一番寒い時期ですので、くれぐれも防寒には気をつけて。
寒さを吹き飛ばすくらいの楽しさは間違いなくあるので、存分に期待していてください。
これから続々と発表される詳細をお楽しみに!
札幌生まれの札幌育ち。旅好き、おいしいもの好き。旅行先は多くはないけれど、地球の反対側(サンパウロ)に住んだり日本の南端(波照間島)まで行ったり。北海道のいいところをもっと知りたい、分かちあいたい猫好きです。