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北海道のゆるキャラ® 勢ぞろい! 人気のあのキャラからマニアックなキャラまで紹介

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ふなっしーやくまモンなど空前のゆるキャラ®ブームにより、最近は自治体や企業などさまざまな組織で新しいキャラクターやマスコットが作られています。北海道は特にゆるキャラ®が多く、かわいいものからカッコイイもの、はたまた衝撃的な見た目で話題になったキャラもいるほどです。

今回は、そんな北海道のゆるキャラ®について解説。人気のキャラクターから怖い、やばいと噂の個性的なキャラクターまで、PREZOスタッフが厳選した北海道のキャラクターについて詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • ゆるキャラ®とは“ゆるい”マスコットキャラクターのこと
  • ゆるキャラ®グランプリは2020年大会で終了
  • 北海道のNo.1ゆるキャラ®は「別海りょウシくん」
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

ゆるキャラ®とは

ゆるキャラ®は、ゆるいマスコットキャラクターの略で、本来自治体や企業などのイメージキャラクターを指します。中でも、自治体に所属し地域をPRする目的で作られたキャラクターは「ご当地ゆるキャラ」と呼ばれ、地域の特産物とコラボした商品なども販売されていることが多いです。

2011年、ふなっしーのブレイクをきっかけに、くまモン、ねばーる君などさまざまなキャラクターが生まれ、全国的にゆるキャラ®ブームが到来しました。

ゆるキャラ®グランプリ

ゆるキャラグランプリとは

ゆるキャラ®グランプリとは、全国のゆるキャラ®から人気No.1を決める大会です。その年ごとに投票方法が異なり、王座に輝いたキャラクターは瞬く間に全国的に人気に。そのため、毎年多くのキャラクター・マスコットが参加する大規模な大会となっていました。

しかし、2020年に行われた第10回大会を最後にゆるキャラ®グランプリが終了。ファンから復活してほしいとの声が多数寄せられているそうですが、今のところ予定はないとのことです。

2020年ゆるキャラ®グランプリの結果

歴史に幕を閉じるラストの大会では、どのようなキャラが王座に輝いたのでしょうか。続いては2020年のゆるキャラ®グランプリ1位と、北海道内で最高順位に輝いたキャラについて紹介してます。

ご当地ランキング1位は「たかたのゆめちゃん」

自治体に所属するご当地ゆるキャラ®部門の1位は、岩手県陸前高田市のご当地キャラクター「たかたのゆめちゃん」です。額についた星がトレードマークのたかたのゆめちゃんは、子どもたちに夢と希望をとどけるかわいらしいキャラクター。2012年~2014年の大会に参加していたものの結果が奮わずにいましたが、2020年大会でついに待望の全国1位に輝きました。

北海道のご当地キャラ最高順位は68位「別海りょウシくん」

別海りょウシくん

北海道のご当地キャラの中でランキング最高順位だったのは、68位の「別海りょウシくん」です。別海りょウシくんは、北海道根室振興局管内にある別海町のキャラクター。別海町は酪農と漁業が盛んな町で、鮭や氷下魚(こまい)などの水揚げが多いことでも有名です。酪農では全国1位の生乳生産量も誇っています。

ウシで漁師のりょウシくん。
とってもくいしんぼうなキャラで、ほんわかしたかわいいデザインが人気です。

企業・その他ランキング1位は甲賀流忍者!ぽんぽこ

企業やその他の団体によるキャラ部門の1位は、「甲賀流忍者!ぽんぽこ」です。甲賀流忍者!ぽんぽこは、着ぐるみではなくバーチャルYouTuber。滋賀県甲賀市を盛り上げる活動をしている個人バーチャルYouTubeチャンネルのキャラクターで、モチーフは信楽焼きの狸だそうです。

ゆるキャラ®の枠を飛び越え、バーチャルYouTuberがランキング1位に輝いたのは驚きでした。

北海道の企業・その他のキャラ最高順位は30位の「キューちゃん」

北海道の企業やその他の団体による、ランキング最高順位だったのは30位にランクインした「キューちゃん」です。キューちゃんは、北海道札幌市の企業・株式会社クリエイティブオフィスキューのマスコットで、エゾフクロウをモチーフにした不思議な見た目が特徴のキャラクター。テンションが上がるとフクロウらしく顔が一回転するそうです。

これは押さえておこう! 北海道のテッパンご当地キャラ

続いては、北海道の人気ご当地キャラを紹介してます。全国的にも知名度の高いものや、キャラクター商品などが販売されているキャラクターを厳選しました。

それぞれのキャラクターがアピールする自治体の魅力についても紹介します。

ジンギスカンのジンくん

ジンギスカンのジンくん

北海道の郷土料理ジンギスカンをアピールすべく生まれたキャラクター「ジンギスカンのジンくん」。元は民間企業の作ったキャラですが、その人気と知名度から札幌市公認サッポロスマイルPR大使にも就任しています。

ジンギスカンのジンくんは羊のキャラクターで、頭にジンギスカン鍋を被り、いつもジンギスカンとして食べられかけているそうです(笑)。可愛らしい見た目とブラックジョークのギャップがうけ、北海道でも人気のキャラとして長く愛され続けています。

テレビ父さん

テレビ父さん

さっぽろテレビ塔のキャラクターである「テレビ父さん」。赤い三角形のテレビ塔の形に、やさしい顔とチョビひげがトレードマークのキャラです。全国的に知名度が高く「見たことがある!」という人も多いのではないでしょうか。さっぽろテレビ塔でもキャラクター商品などが販売されていることから、公式キャラクターと思われがちですが、実は非公式キャラクターなのだそうです。

さっぽろテレビ塔には公式キャラクターの「タワッキー」がいますが、どちらかと言うとテレビ父さんの知名度が高いように思います。公式を凌駕する非公式キャラとして、さっぽろテレビ塔をアピールしています。

キュンちゃん

北海道札幌市のご当地キャラクター「キュンちゃん」は、エゾナキウサギをモチーフにしたキャラクターで、頭の被り物はエゾシカです。北海道の観光PRを行っており、訪れた人をキュンとさせることからキュンちゃんの名前が命名されました。

世界遺産として「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録された記念に、縄文ファッションに身を包んだキュンちゃん北の縄文バージョンも誕生。北海道の魅力を発信してくれる代表的なキャラとして知られています。

おたる運がっぱ

おたる運がっぱ

北海道の人気観光地・小樽市のご当地キャラ「おたる運がっぱ」は、かっぱをモチーフにしたキャラクター。おたる運がっぱを考案したのは小樽市内にある印刷会社で、実は同時期に作られたキャラクターが4体いて、おたる運がっぱはリーダー的存在なのだそうです。ひとり旅の途中で小樽運河に辿り着いたおたる運がっぱ。鰊御殿(にしんごてん)やおたる水族館など、観光で賑わう小樽の町が気に入り、そのまま住み着きました。

おたる運がっぱは、携帯ストラップや文房具などさまざまなキャラクター商品が発売されており、公式ソング「がっぱり音頭」のミュージックビデオはYouTubeで5万回以上再生されています。

あさっぴー

あさっぴー

ゴマフアザラシをモチーフにしたキャラクター「あさっぴー」。旭川市のご当地キャラクターで、ホッキョクグマのヒーローに変身しており、赤いマフラーが特徴的なキャラクターです。ちなみに、ゴマフアザラシもホッキョクグマも、旭川を代表する動物園・旭山動物園の人気動物。

腕についたフリンジは旭川ラーメンをイメージしており、旭橋と大雪山の柄のシャツを着て旭川の名物をこれでもかと背負っています。市内のイベントに引っ張りだこな人気キャラです。

カミゴン

瞳の中にキラリと光る星と丸みのあるフォルムの「カミゴン」は、上ノ国町のご当地キャラクターです。カミゴンは上ノ国町で行われるお祭り「エゾ地の火まつり」をアピールする目的で生まれた、龍をモチーフにしたキャラクター。エゾ地の火まつりは、花火や巨大な松明など火を使い、地域に昔から語り継がれる龍燈伝説にちなんだお祭りです。夏の風物詩として愛されるエゾ地の火まつりに行くと、本物のカミゴンに会うことができるでしょう。

ちなみに、カミゴンは2013年に行われた「みなみ北海道ご当地キャラ尻相撲大会」で優勝したこともあり、お尻には町花であるエゾヤマツツジが咲いています。

怖い!やばい!と噂の北海道の個性派キャラ

北海道はゆるキャラ®王国と言われるほど、多くのキャラクターが存在します。その中には、見る人を戸惑わせる? 異質なキャラも少なくありません。

思わず「どうしてこんなキャラクターを作ったの?」と感じつつ、ちょっとクセになる個性派を紹介。北海道のネタ系キャラクターも押さえておきましょう。

ずーしーほっきー

ずーしーほっきー

ひと目では何がモチーフになっているのか分からず、検討も付かないのっぺりした顔に少し恐怖を感じてしまうキャラクターとしてSNSを騒がせた「ずーしーほっきー」。北海道北斗市の公式キャラで、名産品であるホッキ貝のお寿司がモチーフになっているのだそう。

2014年に行われた「なまらうまい北海道展」では、北斗の拳とコラボしたPRポスターが起用されるなど、ネタキャラとして北海道を盛り上げています。

まりもっこり

元祖・きもかわいいキャラクターとして一世を風靡した「まりもっこり」は、北海道釧路市にある阿寒湖の天然記念物まりものキャラクターです。さまざまなキャラクター商品が販売されたものの、発売当時は下品すぎるという理由で道内でも取り扱いを見合わせるお店も多かったという伝説があります。

メロン熊

可愛らしいゆるキャラ®のイメージから正反対を進むキャラクターとして、全国的に知名度が高い「メロン熊」。北海道夕張市にある北海道物産センター夕張店のマスコットです。夕張市の名産品であるマスクメロンを食い荒らす熊という、設定からして穏やかではないキャラクター。凶暴な顔つきが話題となりました。

民間企業のキャラクターでありながら、全国的に知名度が高まったこともあり、夕張市のふるさと納税返礼品にはメロン熊グッズがあります。

シスト男爵

シスト男爵

「怖すぎる」「子どもが泣く」と、ゆるキャラ®では考えられない声が上がっているのが、北海道むかわ町の非公認キャラクター「シスト男爵」です。むかわ竜で一躍有名となったむかわ町の地下に潜んでいるそうで、モチーフはアンモナイト。見た目で怖がられがちですが、中身はオペラやチェスを愛する紳士なのだそう。

ちなみにシストとはフランス発の宝探しゲームで、紳士淑女の遊びとして親しまれていたもの。シスト男爵は、むかわ町で行われている「むかわ町シスト」から生まれたキャラです。

イカール星人

ゆるキャラ®というからには、ゆるっとしたキャラクターデザインが必須。そんな常識を覆したのが函館市のキャラクター「イカール星人」です。

イカール星人は、函館の名産品であるイカを食べる函館市民を脅かし、函館の町を侵略すべく奮闘する宇宙人…という設定。もはやキャラクターではなく宇宙人なんです。イカール星人は函館市観光PR用のWEBムービーに登場しており、YouTubeでは累計150万回以上再生されています。

モンベモン

ゆるキャラ®を越えて怪獣が誕生したと話題になったのが、北海道紋別市の公認キャラクター「モンベモン」。

オホーツク海の冷たい海で仮死状態になっていた怪獣・モンベモンが、現代で長い眠りから覚め、紋別のPR活動を行っています。大きな牙とゴリラを思わせる見た目で、頭は紫、肌はピンクという配色も何となく不気味さを感じさせます。しかし、趣味は紋別観光と平和的。仮死状態になる前は紋別を守る守護獣だったそうです。

紋別の観光資源である流氷に乗って現れたというモンベモン。道の駅オホーツク紋別ではフィギュアも売っています。

まとめ

今やご当地PRに欠かせない存在となったゆるキャラ®。土地面積も広く自治体も多い北海道には、多くのキャラクターがいます。

北海道を訪れた際には、お気に入りのキャラに出会える場所に出かけてみたり、お土産にグッズを手にしてみるのもおすすめ。北海道観光がさらに楽しくなること間違いなしです。

PREZO編集部
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