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小樽市の紹介

小樽市

Otaru

小樽市は、北海道西海岸のほぼ中央、後志地方の東側に位置し、札幌市など4市町村に接しています。市街地の一方が日本海に面し、他の三方を山々に囲まれた坂の多いまちです。
海岸線は約69kmで、その中央には天然の良港である「小樽港」があり、西側の勇壮な海岸は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されています。気候は北海道にあって寒暖の差が小さい海洋性であるため、住みやすく、春は桜と新緑、夏はゴルフやマリンレジャー、秋は紅葉、冬はスキーと、四季を通じて豊かな自然を満喫できます。
そして明治・大正・昭和の面影をしのばせる、かつての栄華を今に伝える運河や歴史的建造物をはじめ産業・芸術・文化、市民の暮らしに至るまで、多様な観光資源に恵まれた魅力ある都市です。
JR小樽駅や小樽運河周辺でも十分観光やグルメを楽しめますが、少し足を伸ばして「おたる水族館」や「小樽市鰊御殿」などへ出かけてみたり、クルージング体験をしてみるのもおすすめです。

小樽市ってどんなところ?

小樽運河

時代の変遷の末に開かれた小樽運河

北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽港。荷揚げ量の増加に伴い、艀が接岸できる距離を長くするために、海面を埋め立てることによってできたのが「小樽運河」です。小樽運河は大正12年に完成し、海岸の沖合いを埋立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴です。
時代が変わり戦後になると、港の埠頭岸壁の整備によりその使命は終わりを告げ、昭和61年、運河は、十数年に及んだ埋立てを巡る論争の末に一部を埋立て、幅の半分が道路として整備されました。
現在では、説明不要なほどの小樽観光スポット。散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されておりレストランなどに再利用されています。夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った情緒を見せます。
記念撮影をする人で賑わう「浅草橋街園」敷地内には観光案内所もあり、最新の観光情報や施設のパンフレットなど情報収集にとても便利。周辺には飲食店をはじめ、堺町通り、旧日本銀行小樽支店、旧国鉄手宮線など観光スポットも点在しています。
JR小樽駅前から伸びる中央通りと小樽運河が交差する場所に位置する「中央橋街園」周辺には、観光拠点となる運河プラザ観光案内所(小樽国際インフォメーションセンター)や、小樽運河クルーズの乗船場所、祝津、オタモイ方面への海上観光船のりばなどがあります。小樽運河散策路の北側に位置する北運河周辺には、国の重要文化財に指定されている「旧日本郵船小樽支店」と目の前に広がる運河公園、かつて倉庫として使われていた石造倉庫を再利用したイベントホール「小樽GOLDSTONE」、少し足を伸ばせば小樽市総合博物館本館も。訪れるたびに新しい“小樽”に出合えそうです。
天狗山

キラキラと輝く「天狗山」からの夜景は一見の価値あり

小樽天狗山は、標高532.4mの小樽のシンボル的な山です。眼下には箱庭のように市街が開け、小樽港や石狩湾、晴れた日は遠く暑寒別連峰や積丹半島が一望できる絶好のビューポイント。宝石を散りばめたように煌めく夜景は「北海道三大夜景」と言われるほどの美しさです。
山頂には5つの展望台があり、小樽の街を異なる角度から眺められます。その中で一番高い場所にある「山頂展望台」は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に一つ星として掲載。眺望とともに写真撮影が出来る撮影台や、望遠鏡も設置されています。樹齢100年を超える一本桜「天狗桜」がシンボルの「天狗桜展望台」には、ハート型のイルミネーションとともに写真撮影ができる「幸せ広場」があり喜ばれています。天狗桜展望台にある、桜の木周辺の見晴らしの良い場所には、テーブルセットを配したウッドデッキを設置。テイクアウトした小樽グルメをここで頂くのも良いですね。
最も札幌寄りの「第3展望台」に新しく設置された「満天ステージ」も必見。眼下には高速道路や奥沢水源地など、他の展望台とは異なる景観を楽しめます。「北海道新幹線新小樽(仮称)駅」もすぐ下に見えるようになるそう。「満天の星」や「満点の眺望」を満喫してほしい、という願いが込められています。
他にも天狗山には、鼻をなでると願いが叶うと言われている「鼻なで天狗さん」や、猿田彦大神がまつられている「天狗山神社」、爽快に風をきって走る「天狗山スライダー」など人気の秘密がいっぱい。冬は港の見えるスキー場として、多くのスキーヤーに親しまれています。
「小樽で一番空に近いカフェ」として、「天狗」×「天空」の意味を込めて名付けられた山頂レストラン「TENGUU CAFE (てんぐー カフェ)」も見逃せません。絶景を望むバーカウンターで、おいしい料理や飲み物を、ロマンチックな雰囲気ともに楽しんでください。
おたる水族館

雨や雪にも負けずに生きる「海獣」たちを間近に

「おたる水族館」には、海を仕切っただけの豪快なプール「海獣公園」があります。ここではアザラシやトドが暮らし、コンブなどの海藻、魚の群れ、ウニやナマコなどの生き物も生息しています。毎日変化する自然環境の中で生きる、野生に近い状態の動物たちを見られる貴重なエリアです。「海獣公園」に面した海岸線は国定公園にも指定されています。
自然豊かであるからこそ野生のアザラシが近くの岩場で休憩していたり、トドが防波堤を乗り越えて入って来たりといったエピソードも後を経たないそう。
そして世界的にも珍しいという「ネズミイルカ」や、4種類・約50頭のアザラシも飼育展示。ほぼ毎年のように誕生するゴマフアザラシの赤ちゃんを楽しみに訪れる人も多いとか。ホッケやコマイなど「アザラシのエサ」も販売しており、給餌体験も可能です。
絶滅危惧種の希少な生き物から、ペンギンやカワウソなど愛らしい生き物、国内最大級の淡水魚・イトウや、“泳ぐ座布団”オヒョウといった体が大きな魚まで、多種多様な海の動物たちがたくさんいるので、小樽観光の行程にぜひ入れてみてください。
小樽の青の洞窟

自然が作り出す“青”の神秘を探検

「小樽市鰊御殿」の建つ高島岬から西のオタモイ海岸、塩屋港近くの岬、窓岩近くにある海食崖。この海蝕洞が、本場イタリアに似ていることから「小樽の青の洞窟」と通称されていますが、海上からしか見ることができません。
海上状態が穏やかな季節のクルーズは小樽の人気マリンアクティビティ。ルートは、小樽運河発や小樽港埠頭発、塩谷漁港発など、会社によって異なります。「青の洞窟」はもちろん、高島岬の断崖上に建つ日和山灯台、ロッククライミングで有名な赤岩の断崖、オタモイ海岸の洞門となった窓岩など、ルートごとに違った絶景も眺められるので何度も体験したくなりますね。
小樽のメインストリート

伝統工芸も人気スイーツも揃う、言わずと知れたストリート

「北のウォール街」と呼ばれて繁栄した小樽のメインストリートが色内大通り。昭和27年まではここが国道5号でした。明治32年に国際貿易港に指定され、樺太航路、欧米への航路が開設し、昭和初期にかけて北海道経済の中心地として栄えた小樽。その栄華を色濃く残す通りで、明治後期~昭和初期に建てられた、古い建物が並んでいます。最盛期の小樽に全国の金融機関の支店などを含め、20以上が集結していました。昆布や、鰊粕を運んだ北前船(西廻り航路)も大正時代ころまでは賑わいをみせ、北陸の金融機関の支店も開設されていました。於古発川・寿司屋通りから入船のメルヘン交差点にかけては、色内大通りではなく、堺町本通が正式名で、小樽堺町通り商店街として愛されています。ここには「北一硝子」を筆頭とするガラス工芸店、「小樽オルゴール堂」、かまぼこの名店「かま栄」、小樽を代表する洋菓子店「ルタオ」の本店や系列店など、数え切れないほど多くの店舗が並びます。もちろん、鮮魚を扱う寿司店や小樽グルメを味わえる飲食店も充実。この通り以外にも小樽市内には立ち寄りたいお店がいっぱい!お気に入りの一店にきっと出合えますよ。

小樽市の主なイベント

4月 田中酒造 亀甲蔵 おたる梅酒まつり、堺町通り商店街 どーん!と海鮮丼フェア、北運河スプリングウィーク ※各〜5月
5月 レールカーニバルinおたる、小樽堺町通り商店街GWイベント
6月 OTARU SEA CREATURES FESTIVAL おたる水族館非公認企画・小樽海の生き物祭
7月 おたる潮まつり、小樽天狗山ロープウェイTENGUUテラス体感企画、TENGUU TERRACE MARKET(テラス・マーケット)、おたる☆浅草橋オールディーズナイト、春祭りおたべるトクトクきっぷ
8月 小樽堺町ゆかた風鈴まつり、ウラオタルBaza-Art
9月 トゥナイト歩かナイト~映える夜、光と音の旧手宮線~
10月 小樽市文化祭
2月 小樽雪あかりの路