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夕張市の紹介

夕張市

Yubari

明治初期から炭鉱の町として栄えた街で、現在はブランドフルーツの「夕張メロン」の栽培で有名です。
高倉健主演映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地としても知られ、ラストシーンのロケ現場は現在も黄色いハンカチがはためき、「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」として観光客が訪れるスポットとなっています。

夕張市の約90は森林で、夕張山系の山々に囲まれた市街地は、夕張川と支流の志幌加別川の流域に拓かれており、昼夜の寒暖差が大きく、四季の移り変わりがはっきりとした気候です。

夕張市の産業は、観光関連や食品をはじめ各種製造工場があるほか、農業がおこなわれています。
山間地のため畑となる土地が少なく、メロン栽培を中心に長いもやトマト・アスパラガスなどを栽培しており、なかでも夕張メロンは、農家の人々の熱心な品種開発・研究と、昼夜の寒暖差や水はけがよい土質などの環境により、全国的に知られるブランドフルーツに成長しました。
また、市内には大手漢方薬品メーカーグループ会社の農場があり、漢方薬の原料となる薬用作物の栽培もおこなっています。

観光では、”幻の橋”を擁する「シューパロ湖」、模擬坑道が残され石炭の歴史を知ることができる「夕張市石炭博物館」や、大ヒット映画「幸福の黄色いハンカチ」で使った炭鉱長屋やマツダファミリア、小道具などの展示がある「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」が有名ですが、日本を超えて知られる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の開催地でもあり、開催期間には国内外から映画監督や俳優・映画ファンが夕張市を訪れてきました。

夕張発のゆるキャラはいくつかありますが、なかでも知名度が高く人気のキャラクターが「メロン熊」です。夕張の農家でおいしいメロンを食い荒らしたことで変貌した熊で、ブログやインスタグラムでも発信しています。

夕張市ってどんなところ?

夕張メロン

夕張キング

山間の限られた広さの畑に適した作物として開始されたメロン栽培。ジューシーで甘い赤肉の夕張キングメロンは、今や「夕張メロン」ブランドとして全国的な知名度を誇ります。収穫したメロンは1玉ずつ丁寧に検査して出荷しています。旬の時期には市内の「メロンのテラス」・「夕張メロンレストハウスなつぞら」・「夕張メロード」(道の駅)などで販売しているほか、カットメロン販売や食べ放題サービスなどをおこなっています。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭

「ゆうばり国際冒険・ファンタステック映画祭」として1990年に夕張市が始め、2008年より有志が中心となり「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」として開催しています。毎年開催時に多くの映画ファンが全国から訪れ、市内各会場での上映を楽しんできました。近年は若手監督の登竜門としても知られ、2021年の応募総数は国内外約790作品に上ります。2020年からは配信形式で映画祭を開催しています。
夕張カレーそば

熱くてスパイシー。人気の夕張ご当地グルメ

「夕張カレーそば」は炭鉱で働く人々が好んで食べた夕張市民のソウルフードです。炭鉱閉山後もその味は引き継がれ、現在はご当地グルメとして市外にも多くのファンがいます。「夕張カレーそば」のポイントは、北海道民に馴染み深い豚肉と甘みが旨味になるタマネギ。スパイシーかつ和風のタレが美味しい夕張カレーそばは、日本遺産「炭鉄港」に係る「炭鉄港めし」のひとつもなっており、市内の飲食店数店舗で食べることができます。
ユウバリコザクラ

希少な花の園

夕張市のシンボル的な「夕張岳」は、北海道百名山のひとつで北海道の咲くほとんどの高山植物が咲くといわれています。アイヌの人々にとっては神の山と恐れる存在でしたが、夕張岳でのみ咲くユウバリコザクラ・ユウバリソウなど希少な高山植物の宝庫です。「富良野芦別道立自然公園」の一部であり「夕張岳の高山植物群落及び蛇紋岩メランジュ帯」は国の天然記念物に指定され、エゾナキウサギ・エゾライチョウなども生息しています。

夕張市の主なイベント

2月 ゆうばり寒太郎まつり
6月 復活夕張メロン祭り
8月 ゆうばり夏まつり・ゆうばり囃子阿呆踊りパレード・納涼花火大会
9月 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
9月 汽車フェスタ
10月 復活夕張もみじ祭り