豊かな自然と
異国情緒が広がる無二の街
函館市は北海道の南端部に位置し、北国としては比較的温暖な気候風土を持つ港町。
函館山から眺める夜景をはじめ、開港文化が生んだ異国情緒あふれる建物が当時の面影をとどめるなど、素晴らしい景観に恵まれているのも魅力です。教会が立ち並ぶ元町エリア、赤レンガ倉庫群に近い十字街や五稜郭公園、湯の川温泉と観光名所が多く点在し、町全体はいつも旅行者でいっぱい。
北海道旅行の人気No.1観光地としてはもちろん、四季折々の移ろいを感じられる自然の豊かさから「全国住みたい街ランキング」でもいつも上位にランクインしています。
津軽海峡沖で水揚げされる新鮮な魚介をはじめ、豊かな土壌が育む野菜や果物、ノンストレスの環境で飼育・生産されたお肉など、函館にはあらゆる食が揃っています。
開港町として歴史を刻んできた函館には、欧米の食文化の影響も大きく、ステーキピラフやシスコライスといった名物も数多く誕生。近年は市をあげて取り組んでいる「函館スイーツ」のブランド化が目覚ましい成長をとげ、ショコラやチーズオムレットといった全国区で人気のスイーツ店もたくさんあります。
海の幸と山の幸
独自の食文化を楽しめる
奥が深い函館レトロ文化
マシュー・ペリーと土方歳三
また、開港からまもなくして、パリ郊外にある城塞都市を参考に設計が始まったと言われる五稜郭は、土方歳三ら新選組の最期の地としても有名。函館は和と洋がクロスし、海原と山々という独特の雰囲気が楽しめる街となっています。
おもな産業は漁業と観光地として
また、和洋さまざまなスイーツ開発も街をあげて進められており、「函館スイーツ」としてブランド化されている部分も産業のひとつと言えるでしょう。
北海道の人気No.1観光地であることから、ホテルや商業施設、アクティビティも盛んで、観光スポットそのものも産業と言えるかもしれません。
どちらも堪らない! 海の幸と絶品スイーツ
函館といえば、イカと昆布でしょっ
「身が透き通っている」
「今まで食べたことがある食感と全然違う」
「コリコリしている」
函館を訪れた人が、いかの刺し身を食べた際に思わず発する言葉です。それほど鮮度は抜群。
また、実は生産量日本一を誇るのが真昆布。10種類以上あるといわれる北海道の昆布の中でも、津軽海峡から噴火湾にかけての函館市沿岸で採れる真昆布は、肉厚で幅が広く、だしを取るのに最適な昆布と言われています。
加工品では数の子松前漬けがさまざまなメーカーから生産されており、お土産やお取り寄せ品として人気です。
全国からお取り寄せが集中する逸品
「アンジェリック ヴォヤージュ」のショコラに「ペシェ・ミニョン」のケーキ、1860年創業の老舗菓子店でもある「千秋庵総本家」、ふわっとした食感がクセになるスフレタイプのチーズケーキで知られる「ペイストリースナッフルス」など、とにかく有名なスイーツがいっぱい。
賞味期限1日のお団子で有名な銀月や地元民から絶大な人気を誇る栄餅本店といった注目の和菓子もたくさん!
1日では足りない!ローカルさが魅力の函館観光
ベイエリアと名温泉地・湯の川温泉
飲食店や雑貨店が軒を連ねる「金森赤レンガ倉庫」をはじめ、ビール工場を併設する「はこだてビール」「BAYはこだて」などベイエリアは見所がたくさん。
この地区には徒歩圏内に土方歳三像もあるので、ゆっくり散策を楽しんでみると良いでしょう。
市内中心部でも温泉を満喫できるホテルがありますが、せっかくなら道内きっての温泉地・湯の川温泉に宿をとるのもおすすめ。JR函館駅やベイエリアに路面電車の乗り場があるので、15分ほど揺られて湯の川を目指してみて。
根強いファンが多い摩周丸と八幡坂
1988年3月31日の青函連絡船最後の日まで運行していた摩周丸は、博物館船「函館市青函連絡船記念館摩周丸」として船内見学が可能です。操舵室・無線通信室が当時のまま残っており、青函連絡船の歴史やしくみ等はパネル・模型・映像で学ぶことができます。
この摩周丸の全景を遠くから眺められる絶好のスポット「八幡坂」や、そこから徒歩で向かうことができる元町エリアで教会巡りもセットで楽しんでみて。
函館市の主なイベント
5月 | 箱館五稜郭祭 |
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7月 | 函館新聞社函館港花火大会 |
9月 | はこだてグルメサーカス |
12月 | 五稜星の夢(ほしのゆめ) |
12月 | はこだてクリスマスファンタジー |