北海道では数少ない中世の史跡・文化財を多く有する上ノ国町。かつて箱館、松前とならぶ代表的な港として多くの人や物資が行き交う町でした。道内では寒暖差が少なく比較的温暖な地域で、町の西側には日本海が、周辺には緑豊かな山々が広がる上ノ国町は農業と業業が盛んな町です。また町内を流れる二級河川「天の川」は、アユ釣りのメッカとしても知られています。
海・山・川と自然に恵まれたこの町には、複数の絶景スポットが点在。特に訪れたいのが紅葉の時期です。町を取り囲む山々は赤や黄色に色づいて、その鮮やかさが人々の目を奪います。湯ノ岱地区や七つ岳では、川や湖の水面に紅葉が写る、その光景に思わず息をのんでしまうでしょう。
畑ではアスパラやキヌサヤ、高リコピントマトなどが栽培され、海ではアワビやヒラメサクラマス、ニシンなどが水揚げされています。
上ノ国町ってどんなところ?
「天の川」が流れる歴史あるまち
町内を横断する小児流れる天の川は、古くから町民に親しまれてきた恵みの川。春にはヤツメウナギや川カニが、夏にはアユ、冬にはウグイ、アメマスが釣れる、釣り人垂涎の二級河川です。アユ釣りの際には「天の川愛好会」へご連絡を。毎年7月1日からは、おとりアユの販売も。天の川の名は、上ノ国の古名「ツガ」の漢字表記「天河」が由来とされています。また河の右岸には「きらきらお星様公園」が、左岸には「のんびりお月様公園」があり、町民の憩いの場となっています。
日本で唯一の「ブラックシリカ」が採取される!
上ノ国町の天の川上流、神明地区で算出される天然鉱石「ブラックシリカ」。世界中を探しても、個々にしかない貴重な鉱石です。数億年という長い年月をかけて堆積した海底の珪藻類が、地表に隆起したとされるブラックシリカは、天然のミネラルを豊富に含んでいるほか、遠赤外線などを放射発散すると言われています。ブラックシリカは常温で半永久的に遠赤外線を放射するとされており、入浴剤やブレスレッド、岩盤浴などにも利用されています。
上ノ国町の主なイベント
6月 | 夷王山まつり |
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9月 | 秋の味覚祭 |