北海道発祥のスポーツ「パークゴルフ」は初心者も大歓迎!おすすめパークゴルフ場7選
年代問わず、初心者でも気軽に楽しめるパークゴルフ。全国各地にコースがあり、多くの人に親しまれているスポーツですが、実は北海道発祥のスポーツであることをご存知でしょうか?
パークゴルフの基本的なルールなどを定めている「日本パークゴルフ協会」がある北海道十勝の幕別町は、「パークゴルフ発祥の地」として知られています。広大な自然のもとで仲間と楽しむパークゴルフは、北海道でのアクティビティにぴったりです。
この記事では、パークゴルフの魅力や押さえておきたい基本ルール、道具選びのポイントや相場まで詳しくご紹介します。さらに、初心者の方におすすめしたい、無料で使えるパークゴルフ場もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- パークゴルフは北海道で生まれた老若男女が楽しめるスポーツ
- 普通のゴルフとパークゴルフの違いや楽しみ方
- 初心者でも今すぐパークゴルフが楽しめる基礎知識
- 北海道にあるお勧めのパークゴルフ場について
パークゴルフとは?
パークゴルフとは、北海道の十勝地方に位置する、中川郡幕別町で生まれたスポーツです。専用のクラブを使って直径6cmのプラスティック製のボールを打ち、カップインするまでの打数を競います。
1983年に発案されたという、パークゴルフの名称の由来は「公園で遊ぶゴルフ」。そのため既存のゴルフとは異なる、オリジナルのクラブやボールなどの道具が開発され、新しいスポーツとして知られるようになりました。
プレー方法やルールがシンプルで分かりやすいことから、老若男女問わず、誰もが気軽に楽しめるのがパークゴルフの特徴です。現在の愛好者は全国で120万人を超えると言われています。
勝敗を競い合うスポーツというよりは、皆で和気あいあいと楽しむ「コミュニティスポーツ」としてパークゴルフの人気は徐々に広がり、親しまれてきました。
パークゴルフの魅力
パークゴルフは、クラブとボール、ティーの3つがあれば、誰でも楽しむことができるスポーツです。ルールもシンプルで料金もリーズナブルなことから、子どもからお年寄りまでプレーできる手軽さが魅力のひとつです。そのため、学校のレクレーションや病院のリハビリなど、意外な場面でもパークゴルフは役立てられているとか。
親子三代に渡って楽しめるパークゴルフ。ここではさらなる魅力をご紹介します!
ホールインワンが経験しやすい!
ゴルフでは難しいホールインワンですが、パークゴルフでは初心者でもホールインワンを経験できる可能性が大いにあります。パークゴルフのコースは1打でグリーンに届くよう、短い距離にデザインされています。さらにカップも大きいので、ホールインワンが狙いやすいのがパークゴルフの魅力です。
1ゲームごとにティーショットから直接カップインを狙うことができるのは、パークゴルフならではの醍醐味。ボールがカップに吸い込まれていく瞬間は、思わず息を呑んでしまうほど。見事ホールインワンしたときには、競技者同士で喜び合い、爽快感を味わうことができるでしょう。
初心者でも楽しめる!
パークゴルフでは「空振りは打数にカウントしない」というルールがあります。そのため思いっきりクラブを振ることができるので、緊張せずにのびのびと楽しめるのがパークゴルフの魅力です。
またパークゴルフでは、ティーショットでは「ティー」を必ず使用します。ボールを打ちやすくするための道具であるティーを使うことで、初心者でもボールが当てやすく、飛びやすいのがパークゴルフの魅力といえるでしょう。
初心者がおさえておきたい!パークゴルフの基本ルール
パークゴルフの基本的なルールはゴルフとほぼ同様です。スタート位置からボールを打ち始めて、カップに入れるまでの打数の少なさを競うものが一般的。一方で、パークゴルフならではのルールもあります。
ここでは「これからパークゴルフを始める」という初心者の方が、最低限知っておきたいパークゴルフの基本ルールをご紹介します。
パークゴルフの勝敗の決め方
パークゴルフの勝敗の決め方は、主に「ストロークプレー」と「マッチプレー」の2つです。
まず「ストロークプレー」とは、18ホールで打ったストロークの合計打数を競い、打数がより少ない順に勝ちが決まるルール。パークゴルフでは一般的に使われている決め方です。2つ目の「マッチプレー」とは、1ホールごとに勝敗を競う方法です。全てのホールの合計勝利数で成績が決まります。
パークゴルフの打順の決め方、ペナルティなど
パークゴルフの打順は、最初のホールはじゃんけん、または抽選で決定します。2打目はボールがカップから遠い順番に打ち、次ホールからは前ホールの成績が良かった順に打っていくのが基本ルールです。
その他、パークゴルフで覚えておきたいルールは以下のとおりです。
- ペナルティ…ボールの位置を許可なく変えたり、OBや池に入ったりした場合は2打加算となる。
- 空振り…パークゴルフでは「空振り」は1打としてカウントしない。ただしボールが少しでも動いた場合は1打とカウントする。
- 障害物の移動…コース上の障害物を取り除く際に、障害物がボールに当たって動いた場合はペナルティにはならない。移動した障害物は元の位置に戻すこと。
- ボールの移動…他の人のボールに自分のボールが当たりそうな場合はマークを要求し、そのボールを一時的に動かしてもらうことができる。
他にもパークゴルフには様々なルールがあります。詳しくは「日本パークゴルフ協会」の公式ホームページにある「パークゴルフ規則」を確認してみてくださいね。
パークゴルフの道具と選び方のポイント
パークゴルフで使用する道具は、専用のクラブ、ボール、ティーの3点です。ティーとは、各ホールの第1打で使用するボールを乗せる台のこと。ティーを使うことで、ボールを遠くへ飛ばしやすくなります。
これら3つの道具を選ぶときに押さえておきたいポイントは、日本パークゴルフ協会認定のものを選ぶこと。例えばボールの規定はプラスティック製で、直径6cm、重量は80~95gと定められています。
クラブも同様に協会が指定したものを使用します。クラブの重さや長さ、ヘッドの形状まで定められていますが、規定には多少の幅があるため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
特に重要なクラブの選び方のポイントや、各道具の相場は次のとおり。道具を揃える際の参考にしてみてくださいね。
- クラブの重さ…規定は600g以下。500g台のものが一般的だが、数gの違いでも操作性や飛距離に影響がある。重量が軽いものは、力に自信がない女性や高齢者の方におすすめ。
- クラブの長さ…規定は86cm以内。83cm~86cmのものが一般的。クラブが短いものは操作性が高く、ボールが当てやすい。長いクラブはコントロールは難しいが、飛距離を伸ばしやすくなる。身長とのバランスをみて選ぶと良い。
- ヘッドの形状…大型・小型・シャローヘッドの3種から選ぶことができる。基本は大型ヘッドで、操作性と方向性を兼ね備えている。小型ヘッドは、操作性が高いが方向性が安定しにくいので上級者向け。シャローヘッドは潰れた形状のため、初心者でもボールを決めた方向に飛ばしやすい。
道具の種類 | 価格 |
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ボール | 1,000円~3,000円程度 |
ティー | 400円~900円程度 |
クラブ | 2万~5万円が一般的。中には10万円以上のものも。 |
初心者にもおすすめ!無料で使える北海道のパークゴルフ場7選
ここでは数ある北海道のパークゴルフ場の中でも協会公認かつ、無料で使えるおすすめのパークゴルフ場をご紹介します!
芦別温泉パークゴルフ場
「芦別(あしべつ)温泉パークゴルフ場」は、札幌から一番近い公認の無料パークゴルフ場です。芦別市は、道北エリアである滝川と富良野の間に位置しています。 協会公認の「フラワーコース(18ホール)」をはじめとした全3コースでデザインされており、クラブやボールの貸し出しも行っています。
また、近くに芦別温泉もあるため、パークゴルフを楽しんだ後は温泉で疲れを癒して過ごすのもおすすめです!
名称 | 芦別温泉パークゴルフ場 |
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住所 | 芦別市旭町油谷1番地 |
アクセス | 道央自動車道「滝川IC」から車で約40分、JR芦別駅から車で約13分 |
ホール数 | 36ホール |
広さ | 20,000㎡ |
電話番号 | 0124-27-7755(芦別観光協会事業課) |
公式サイト | https://go-to-ashibetsu.com/media/2017/03/11/124 |
はらっぱ36コース
「はらっぱ36コース」はパークゴルフ発祥の地である、十勝の幕別町にあるパークゴルフ場です。
数多くある幕別町のパークゴルフ場の中でも、はらっぱ36コースは最大級の36ホール。広大な敷地にある多種多様なコースが魅力です。帯広市からのアクセスも良好で、いつも多くの人で賑わっています。
名称 | はらっぱ36コース |
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住所 | 北海道中川郡幕別町札内西町 札内川河川敷地 |
アクセス | JR帯広駅より車で15分 |
ホール数 | 36ホール |
広さ | 52,400㎡ |
電話番号 | 0155-56-4083(札内スポーツセンター) |
公式サイト | http://www.makubetsu.jp/kankobussankyokai/play/245.html |
100年記念公園パークゴルフ場
「100年記念公園パークゴルフ場」は、道北に位置する幌加内町にあるパークゴルフ場です。広々としたロングコースが特徴で、長距離ヒッターでも思いっきりプレーを楽しむことができます。また、丁寧な芝管理も魅力のひとつ。ラウンドを回るだけでも自然を感じられる、気持ちの良いパークゴルフ場です。
さらに、幌加内町は「そば」の作付と生産量が日本一!ゴルフの後には美味しいお蕎麦も堪能してみては?
名称 | 100年記念公園パークゴルフ場 |
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住所 | 北海道雨竜郡幌加内町清月 |
アクセス | JR旭川駅から車で約1時間 |
ホール数 | 54ホール |
広さ | 55,601㎡ |
電話番号 | 0165-35-3833(公園管理棟) |
公式サイト | https://horokanai-kankou.com/activities/parkgolf/ |
川東河川敷パークゴルフ場
「川東(かわひがし)河川敷パークゴルフ場」は、北海道オホーツク管内に位置する北見市にあるパークゴルフ場です。広々とした敷地に樹木やバンカー、盛り土などで変化がつけられており、初心者から熟練者まで楽しめるパークゴルフ場として人気を集めています。
北見市には多くのパークゴルフ場がありますが、公認コースで54ホールがあるのは川東河川敷パークゴルフ場だけ。多種多様なコース設計が魅力です。
名称 | 川東河川敷パークゴルフ場 |
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住所 | 北見市川東河川敷内 |
アクセス | JR北見駅から車で約10分 |
ホール数 | 54ホール |
広さ | 66,000㎡ |
電話番号 | 0157-25-1174(生涯学習コーナー) |
公式サイト | https://www.city.kitami.lg.jp/administration/education/detail.php?content=4527 |
しかおいGEOPパークゴルフ場
北海道十勝地方に位置する鹿追町の「しかおいGEOPパークゴルフ場」は、北海道の大自然を堪能できるパークゴルフ場です。天気の良い日には大雪山や日高山脈を眺めながら、最高のロケーションでパークゴルフを楽しむことができます。
また、起伏などバラエティに富んだ全36ホールのコースも魅力的。近隣には、北海道で一番標高の高い場所にある湖「然別湖(しかりべつこ)」もあり、ドライブにもぴったりです。
名称 | しかおいGEOPパークゴルフ場 |
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住所 | 北海道河東郡鹿追町上幌内1線北3番地7 |
アクセス | JR新得駅から車で約30分 |
ホール数 | 36ホール |
広さ | 47,000㎡ |
電話番号 | 0156-66-4033(鹿追町役場 建設水道課 花とみどり係) |
公式サイト | https://www.town.shikaoi.lg.jp/oshirase/1308/ |
十勝川親水パークゴルフ場
帯広市にある「十勝川新水パークゴルフ場」は、道央を流れる十勝川の河川敷に隣接したパークゴルフ場です。全4コースのうち2コース18ホールにはユニバーサルデザインを採用し、車椅子の方でも利用できるコースに設計されています。
帯広駅からのアクセスも良好で、のどかな景観と広々とした敷地も特徴的。初心者から熟練者まで、どなたでも楽しめるパークゴルフ場です。
名称 | 十勝川親水パークゴルフ場 |
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住所 | 北海道帯広市西11条北9丁目 |
アクセス | JR帯広駅から車で約10分 |
ホール数 | 72ホール |
広さ | 63,777㎡ |
電話番号 | 0155-65-4210(帯広市生涯学習部スポーツ室スポーツ課) |
公式サイト | https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/shisei/shisetsu/parkgolf/index.html |
紋別市まきばの広場パークゴルフ場
道東のオホーツク海に面した紋別市の「紋別市まきばの広場パークゴルフ場」は、なんと全8コース、72ホールの広さを誇るパークゴルフ場です。シーサイドコースならではの開放感と展望が特徴的。オホーツク紋別空港からのアクセスも良好です。
また、広域公園内にある施設のため休憩所やトイレなども完備されています。展望台からは知床方面も一望できるかも?家族全員で楽しむことができるパークゴルフ場です。
名称 | 紋別市まきばの広場パークゴルフ場 |
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住所 | 北海道紋別市元紋別101番 |
アクセス | 紋別市街地から車で約10分、オホーツク紋別空港から車で約3分 |
ホール数 | 72ホール |
広さ | 63,777㎡ |
電話番号 | 0158-23-3307(紋別観光振興公社) |
公式サイト | https://seaicepark.jp/makiba-pg/ |
他にも、北海道を満喫できるおすすめのレジャー、アクティビティ情報は以下の記事をご覧ください♪
まとめ
パークゴルフは、北海道で生まれた誰でも気軽に楽しめるスポーツです。家族や仲間と、雄大な自然を感じながらプレーできるのは北海道ならでは。道内各地に多種多様なパークゴルフ場があり、道具のレンタルなどで簡単に始められるのも魅力です。
北海道を訪れた際にはパークゴルフで汗を流し、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。