芦別市の紹介

芦別市

Ashibetsu

北海道のほぼ中央にある森に囲まれた市で、市の総面積が大きく13市町と隣接しています。
街は空知川流域に拓け、近代日本の原動力として日本の産業革命期を支えた石炭の採掘で発展しました。

農業が盛んで、お米の栽培やじゃがいも・ゆり根・トマトのほか「あしべつメロン」などのフルーツ栽培もおこなっており、市内でサクランボ狩りができる観光農園もあります。

そして農作物を栽培する畑は、広大な面積の芦別市ならではの北海道らしい田園風景を作っており、ならだかな丘陵と背景の豊かな森を擁する光景は、ヨーロッパ的な雰囲気を醸し出しています。
また、山に囲まれ昼夜・夏冬の寒暖差が大きく、四季の移り変わりがはっきりしているため、四季それぞれの美しい自然景観が見られます。

芦別市の面積の9割近くが森林であることから林業も盛んで、林業や木材、木工品など木に関連する企業もあり、なかには国内外から引き合いがある木材商品を開発した企業もあります。
また、森が多い環境から空気の浄化作用で空気が澄み、満点の星空がよりきれいに見えやすくなります。このため芦別市は「星の降る里」を宣言しており、当時の環境庁から「星空の街」の認定を受けています。

文化的には、蘆別神社(芦別神社)に奉納する伝統芸能の芦別獅子や、星の降る里・芦別健夏まつりの健夏山笠は、保存会や振興会により引き継がれています。

芦別市の歴史上、重要な位置を占める炭鉱遺産は、「旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」や現在は星槎大学芦別キャンパスとして使用されている「星槎大学(旧頼城小学校)校舎及び体育館」、当時の住宅などが残されており、「旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」と「星槎大学校舎及び体育館」は、文化庁の日本遺産「炭鉄港」の認定を受けています。

芦別市ってどんなところ?

芦別の景観

景観スポットいろいろ

芦別市は、「星の降る里」のキャッチフレーズで知られ、美しい星空に象徴される自然豊かな街です。「上金剛山展望台」からは十勝連峰を背景にした山々とそれにかかる雲海や市街地を臨めるほか、「新城峠」では、緩やかな丘を小麦・じゃがいも・ソバなどの花が彩り、ヨーロッパを思わせるような田園風景を作り出しています。夜には森が浄化する澄んだ空気のなかで、満点の星空を目にすることができます。
芦別の三段滝

三段滝

森林が多く自然豊かな芦別市には、サキペンベツ川の「大滝」、月見沢川の「月見沢の滝」など大小いくつもの滝があります。なかでも独特な景観で知られる芦別川にかかる滝が「三段滝」です。雪解けの時期には豊富な水量で迫力ある光景に、秋には周囲の森の紅葉を背景に絶景が見られます。国道452号沿いにあり、駐車場が設けられているのでアクセスしやすい滝です。
芦別名物ガタタン

芦別名物ガタタン

芦別市の中華料理店から始まったとされる料理「ガタタン」は、あっさりした塩味のスープです。肉・魚介・野菜を煮込んだ具沢山で、その特徴は小麦粉や片栗粉を水で練った具と、スープのとろみです。スープから始まったガタタンですが、次第にバリエーションが増え、現在はラーメンや焼きそば、チャーハンなどがあり、市内の飲食店で名物として提供しています。日本遺産「炭鉄鉱」のなかの「炭鉄鉱めし」のひとつになっています。
芦別獅子

芦別獅子

芦別では伝統芸能の「芦別獅子」が受け継がれてます。本州からの入植者が故郷の獅子を再現し、蘆別神社(芦別神社)に獅子舞を奉納したのが始まりといわれ、何人もが同幕に入る百足獅子と天狗による舞いが特徴です。現在は芦別市指定文化財として、芦別獅子保存会などが中心となって継承しています。芦別獅子は毎年7月に開催される「星の降る里・芦別健夏まつり」や蘆別神社例大祭などで披露されます。
カナディアンワールド

カナディアンワールド

1990年に赤毛のアンの世界をモチーフとしてオープンしたカナディアンワールドは、北海道にいながらカナダのプリンス・エドワード島を感じられるテーマパークとして人気を集めた観光スポットです。現在は、市民の有志によって赤毛のアンの小説の舞台を再現した景観公園として運営されています。赤毛のアンの世界観と、カナダの自然ともよく似た北海道・芦別の自然の中ならではの物語の世界を楽しめる公園です。

芦別市の主なイベント

2月 あしべつ雪まつり
5月 芦別林産フェスティバル「元気森森まつり」
7月 星のふる里・芦別健夏まつり(健夏山笠追い山)
8月 キラキラ☆フェスタあしべつ