衝撃！青いカレーって知ってる？ オホーツク流氷カリーの特徴や歴史背景などを解説

歴史ある北見の名店「クリシュナ」が考案

オホーツク流氷カレーは、北海道内に2店舗を展開する「クリシュナ」というインド料理店（1995年開業）で提供されているメニューです。

グルメコミュニティアプリ『SARAH』が開催する「ジャパンメニューアワード2019」で、クリシュナはカレー部門の2つ星を受賞。カレーのおいしさに加え、清潔感のある店舗やホスピタリティも評価されているお店です。

オホーツク流氷カレーは、クリシュナ総料理長であるマクスード・アラムさんが考案。

ドバイでインド料理シェフのトレーナーとしても大活躍したマクスード・アラムさん。北海道で見たオホーツク海の美しさに魅了され、この海をカレーで表現できないかと考えたのが始まりと言われています。4カ月の試行錯誤を重ねた末にオホーツク流氷カレーが完成。オホーツク海の青さをカレーで表現する奇抜な発想と、その考えをカタチにした総料理長の思いがたくさん詰まったカレーです。

オホーツク流氷カレーの特徴

オホーツク流氷カレーは、オホーツク海をイメージした青いカレーの上にチキンが乗ったシンプルなメニュー。チキンのにさらに白いカレーを加えることで、より流氷らしさを表現しています。

クリシュナの店舗には「オホーツク流氷カリーセット」があり、クリオネの形をしたナンとミニサラダ、バトラー（インド伝統の揚げパン）が付いたお得な内容。同店を訪れた際は、セットで楽しむのをおすすめします。

見た目のインパクトは強いが、味は？

オホーツク流氷カレーは、見た目の青さと流氷の白さのコントラストが強いカレーです。パッと見て、味が心配になりますが、その心配は無用。

生みの親であるクリシュナ総料理長・マクスード・アラムさんは、五つ星ホテル出身の料理人。時間をかけて炒めたタマネギを使って甘みを調整するなど、全体的にまろやかな口当たりに仕上げられています。

合成着色料は未使用

通常の料理では、化学的に合成された色素である合成着色料を使うケースがあります。

しかし、オホーツク流氷カレーは、合成着色料を一切使っていません。オホーツク流氷カレーの青色は、天然由来の色素「クチナシ青色素」によるもの。クチナシ青色素は、インドに生息する植物（クチナシ）から抽出されたものです。水溶性で熱や光に強い特徴があり、熱に強いためカレーを調理するのにピッタリだったというわけです。

また、オホーツク流氷カレーは化学調味料不使用というのもうれしいポイントです。

クリシュナの北見本店または札幌店へGO

オホーツク流氷カリーは、北海道内にあるクリシュナの2店舗で食べることができます。クリシュナ北見本店は、JR北見駅から車で約3分という好立地。2019年に移転したばかりなので、店舗も清潔感が高くてキレイです。屋外テラス席もあるので、青空の下でカレーを楽しめます。

また、札幌市中央区にあるクリシュナ札幌店は地下鉄大通駅のすぐ近く。駅から徒歩圏なので、気軽に利用できると人気です。

クリシュナの店舗では、辛さを調節するサービスがあります。こちらは実店舗のみのサービスとなっており、選べる辛さはノーマルと辛口の2種類。ノーマルは辛口ながらマイルドな味わい、辛口はスパイシーで少し刺激的な味わいです。

網走市の道の駅でも食べられる

クリシュナの店舗以外でオホーツク流氷カレーを食べられる唯一の場所が、網走市にある道の駅「流氷街道網走」です。オホーツク海や知床半島を一望できる人気の道の駅で、2階のレストランでクリシュナと同じカレーが提供されています。

オホーツク海を実際に見ながら、流氷カレーを味わえるのは「流氷街道網走」にしかない魅力とも言えます。

通信販売も人気

クリシュナの実店舗や道の駅に行けないという方は、オンライン販売でもオホーツク流氷カレーを楽しむことができます。

お店の味をそのままに、便利なレトルトカレーとしてパッケージ。クリシュナの実店舗や道の駅はもちろん、空港など北海道内でも販売されているお土産として人気の商品です。残念ながらPREZOでの取り扱いはありませんが、複数のオンラインショッピングサイトで取り扱いがあるようなので、気になった方は検索してみてくださいね。