北海道に移住したい人必見!北海道の住みやすい街の特徴と注意点

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雄大な自然や美味しい食べ物に恵まれている北海道。観光地としての人気はもちろんですが「生活の拠点を北海道に移したい!」と移住を検討する方や、実際に移住する家族が増えているといいます。

一方で、北海道への移住の憧れはあるけれど、実際の住みやすさについては不安や疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、北海道への移住の魅力とともに「住みやすい街」の特徴をご紹介します。移住する際の注意点についても詳しくお伝えしますので「北海道に移住したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

  • 北海道に移住した場合の居住環境や生活の変化について
  • 人気のある北海道の移住先・主要4都市の特徴
  • 実際に北海道へ移住したら必要になる知識について
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

北海道への移住の魅力

北海道への移住の魅力

北海道での暮らしの魅力は、なんといっても「豊かな自然」「新鮮で美味しい食材」です。北海道への移住を考える上で、生活環境の良さは重要なポイントといえるでしょう。

まずは、北海道移住の魅力についてみていきましょう。

四季を感じる雄大な自然

北海道の魅力といえば、四季折々に表情を変える雄大な自然です。日々の暮らしの中でも、はっきりとした季節の移り変わりを楽しむことができます。

札幌などの都市部でも緑が多く、生活圏内で自然に触れることができるのが、北海道移住の大きな魅力。特に長く厳しい冬を乗り越えた後には、草花が一斉に咲き始め、より一層「春」を体感することができます。近年は夏の気温上昇が続いていますが、木陰や朝夕には、過ごしやすい日が多いのも嬉しいところ。

そのほかにも、初夏を彩るラベンダー畑やライラック、冬の流氷やダイヤモンドダストなど、北海道ならではの自然風景も魅力的です。さらに「エゾリス」や「シマエナガ」など、北海道ならではの可愛らしい生き物も見られます!

新鮮で美味しい食材が豊富

なんといっても北海道は「食の宝庫」新鮮で美味しい食材を気軽に味わうことができるのは、北海道移住の大きなメリットといえるでしょう。

外食はもちろん、地元スーパーで手に入る野菜や海産物、魚介類、精肉類、乳製品なども新鮮で美味しく、かつ安価であるのが北海道の魅力です。また、北海道でしか見かけない珍しい魚や地物の野菜なども多く並ぶので、日々の買い物だけでも楽しむことができます。

ちなみに「北海道といえばお寿司」という方には、北海道の回転寿司はおすすめスポット。どの回転寿司店も新鮮でネタが大きく、本州では考えられないようなお手頃価格で楽しめるので、週末などは地元の家族連れにも大人気です。

充実した観光スポット

広大な面積をもつ北海道には、数多くの観光都市があります。北海道に移住することで、旅行では回りきれなかった観光スポットも、飛行機などの移動時間を気にせずに、気軽に巡ることができます。

また、北海道は国内でも有数の温泉地でもあります。観光スポットでもある「登別温泉」はもちろん、地元の人から愛されている「秘境」と呼ばれるスポットなど、様々な温泉をラフに楽しめることも移住の魅力です。

移住前に気になる!北海道住宅・環境の特徴

北海道住宅・環境の特徴

北海道に移住する際に気になるのが、冬の雪の多さや寒さではないでしょうか。北海道の住宅や施設は、優れた耐熱性と気密性を兼ね備えている建物がほとんどです。

ここでは、北海道の住環境の特徴についてみていきましょう。

冬の寒さ対策は万全!室内はポカポカ

「北海道の冬は厳しい」というイメージがあると思いますが、北海道の住宅には、長い冬の寒さや雪に備えて、様々な工夫が施されています。そのため、家や商業施設などの室内温度の高さは日本一ともいわれています。

北海道の住居の工夫として代表的なものは、二重構造の窓。隙間がない冊子の窓は外の寒い空気が入りにくく、室内の空気を逃しません。気密性が高く、優れた断熱材を使用した住宅が増えており、冬でも暖かな部屋で快適に過ごすことができます。

また、積雪量の多い地域や都市部では、雪が道路に落ちない構造である平らな「無落雪屋根」の住宅や、地中に熱線などを通して雪を溶かす「ロードヒーティング」などが整備され、雪深い地域であっても暮らしやすい住環境が整えられています。

夏は涼しく過ごしやすい環境

北海道の夏は、本州と比べて涼しく過ごしやすい気候が特徴です。地域によって気温や天候は異なりますが、ジメジメとした梅雨がないので湿度が低く、快適に過ごすことができるのが嬉しいところ。

特に、春から夏にかけては爽やかな天気が続くことが多いので、暑さや湿気が苦手な方は、北海道での暮らしは向いているといえるでしょう。日中は真夏日を超えることがありますが、朝晩は涼しくなり、熱帯夜が続くことはほとんどありません。

移住におすすめ!北海道の住みやすい街の特徴

北海道の四大都市

広大な北海道の中でも特に人気の移住先は、以下の主要4都市です。

住宅支援や移住相談窓口も充実しているので、初めての北海道移住にはぴったり。ここからは、それぞれの街の特徴について詳しくご紹介します。
家賃の相場なども併せてご紹介しますので、北海道の移住先を具体的に検討している方は、ぜひお役立てください!

北海道の住みやすい街①札幌市

札幌駅の全景

北海道の中心都市である札幌市は、日本で5番目の人口をもつ政令指定都市です。その特徴は「都市と自然の調和」。観光地としてはもちろん「住み続けたい街」としても毎年上位にランクインしている、人気の街です。

住みやすさのポイント

駅直結の商業施設やレジャー施設が数多くあり、買い物環境は良好です。夜遅くでも比較的明るい場所が多く、安心して住むことができます

中央区ではオフィスビルなどが目立ちますが、少し歩くと自然豊かな公園があるのも魅力的。特に札幌の中心部にある大通公園や中島公園は、札幌市民の憩いの場として親しまれています。

また、家族で楽しめる様々なイベントが開催されるので、外出先にも困りません。さらに札幌市は、北海道内のグルメが集結する街。新鮮で美味しい野菜や海産物、乳製品などをいつでも味わうことができます。

教育環境

札幌市は、子どもの教育に適した環境が整えられています。有名進学校が揃っているほか、幼児教育や保育施設の利用料の一部を公費で負担するなど、経済的負担を軽減する施策も取られています。

また、札幌市内の犯罪件数は年々減少しており、住民による防犯パトロールも行われています。医療機関も各区に設置されているため、安心して子育てができる街だといえるでしょう。

交通アクセス

札幌市の交通機関はJRのほか、地下鉄が3路線、市電、バスと充実しています。
主要な交通機関(アクセス)は以下のとおりです。

  • 新千歳空港までJR快速エアポートで約40分
  • JR函館本線、千歳線、札沼線が乗り入れ
  • 札幌市営地下鉄(3線)
  • 札幌市電(路面電車)
  • 北海道中央バス、JR北海道バス、道南バス、じょうてつバス、夕張鉄道バスなど

移住におすすめのエリアは地下鉄沿線。大雪が降っても遅延や運休の影響が少なく、札幌市内でも特に生活しやすいエリアです。

家賃の相場

札幌市での3~4人家族向け(2LDK~3LDK)マンション・アパートの家賃相場は以下のとおりです。

札幌市中央区 9.27万円
札幌市北区 6.74万円
札幌市東区 6.81万円
札幌市白石区 6.91万円
札幌市豊平区 7.28万円
札幌市南区 7.59万円
札幌市西区 6.74万円
札幌市厚別区 6.53万円
札幌市手稲区 6.08万円

移住支援など

「UIJターン就職移住支援事業(移住支援金)」が導入されているほか、住宅支援の一環として「次世代住宅補助制度」が設けられています。札幌市で新築戸建住宅を建てる場合には、ぜひ活用したい制度です。

北海道の住みやすい街②旭川市

旭川駅の全景

旭川市は、札幌市に次ぐ人口を誇る北北海道の中心都市です。その特徴は、大雪山連峰や十勝岳連峰など、雄大な自然が身近にある生活環境。大自然を日常の中で楽しめる移住先として、人気が高まっています。

住みやすさのポイント

旭川駅周辺を中心に、イオンモールなどの大型商業施設が充実しています。また、医療機関福祉施設>なども豊富

また旭川市には、全国的に有名な旭山動物園のほか、上質なパウダースノーが体感できるスキー場があり、季節をとおして多彩なアクティビティを楽しむことができます。

教育環境

旭川市では、小学生向けの職業体験イベント「あさひかわキッズタウン」を開催しています。また、子ども連れに優しい施設や店舗を確認できる「あさひかわこどもーる」というウェブページも開設されているなど、子育て世代には嬉しい取り組みが多い街です。

また、旭川市での犯罪件数についても毎年減少しています。教育機関も充実しているため、安心して子育てができる環境といえるでしょう。

交通アクセス

旭川市内の主な交通機関はバスとJRです。このほかに、道内各地へのアクセスが良好な旭川空港を有しています。
旭川市の主要な交通機関(アクセス)は以下のとおりです。

  • 札幌市まではJRで約2時間
  • 旭川空港から旭川駅まではバスで約35分
  • JR函館本線、宗谷本線、石北本線、富良野線が乗り入れ
  • 道北バス、旭川電気軌道、北海道中央バス、空知中央バス、ふらのバス、沿岸バス

家賃の相場

旭川市での3~4人家族向け(2DK~3LDK)マンション・アパートの家賃相場は以下のとおりです。

2DK 5.40万円
2LDK 5.96万円
3LDK 6.94万円

移住支援など

旭川市では遠方からでも相談できる「オンライン移住相談窓口」を開設しています。誰でも無料で相談できるので「少し話を聞いてみたい」という方にはおすすめです。

また旭川市では、ウィークリーマンションなどで一定期間移住生活を体験できる「移住体験住宅(ちょっと暮らし)」を導入しています。本格的な移住の前の「お試し」として、利用してみてはいかがでしょうか。

北海道の住みやすい街③函館市

函館駅の全景

函館市は、北海道南端部に位置する中核都市です。その特徴は、異国情緒あふれる街並みと美しい夜景。民間調査の「市町村魅力度」にも毎年上位にランクインしています。

また、国内外の玄関口として陸・海・空の交通網が整備され、南北海道の中心都市として発展してきた街でもあります。豊かな自然から採れる新鮮な海の幸も魅力的。移住先としておすすめしたい、住みやすい街です。

住みやすさのポイント

函館市は、ショッピングモールスーパーなどのショッピングスポットが多数あることでも知られています。毎日の買い物には不便がない環境が整っており、住みやすい環境といえるでしょう。

また函館市には、函館山や見晴公園など景観の美しい自然環境が充実しています。特に見晴公園は「日本の歴史公園100選」にも選ばれており、整えられた庭園とともに、桜や紅葉を楽しむことができるスポットです。

教育環境

函館市は、子育て支援も充実しています。函館市内の飲食店や小売店で利用できる「どさんこ・子育て特典制度」を導入しているほか、一時預かりや病児保育も整っています。

このほかにも、成績優秀な大学生・大学院生に1人あたり年額24万円を支給する「函館市育英制度」を実施しており、学生の育成にも力を入れています。

交通アクセス

函館市内の主な交通機関はバスとJRです。さらに市街地からほど近い函館空港を有しているほか、北海道新幹線の新函館北斗駅までのアクセスも良好です。
函館市の主要な交通機関(アクセス)は以下のとおりです。

  • 札幌市まではJRで約3時間半
  • 函館空港から函館市街までは車・バスで約20分
  • 北海道新幹線「新函館北斗」から函館市街まではJRで約20分
  • 青函フェリー、津軽海峡フェリーが運航
  • JR函館本線、道南いさりび鉄道が乗り入れ
  • 函館市電(路面電車)
  • 函館バス、北都交通、北海道中央バス・道南バス・北海道バス、函館帝産バス、北海道観光バス

家賃の相場

函館市での3~4人家族向け(2DK~3LDK)マンション・アパートの家賃相場は以下のとおりです。

2DK 5.10万円
2LDK 6.35万円
3LDK 8.41万円

移住支援など

函館市では、移住の相談窓口として「移住サポートセンター」が開設されています。移住に関するサポートをワンストップで行っており、電話やメールでも相談を受け付けています。

さらに特徴的なのは、『まちセン茶論(サロン)』という移住者と市民の交流の場を開設していること。移住後もしっかり支えてくれる体制が魅力的です。

北海道の住みやすい街④釧路市

釧路駅の全景

釧路市は、全国的に有名な「釧路湿原」「阿寒湖」など、豊かな自然に恵まれている街です。広大な湿原に舞うタンチョウ鶴や、阿寒湖に生息するマリモなど、特別天然記念物が見られるのは釧路だけ。また、釧路は北海道でも有数の酪農地帯でもあります。

北海道東部の中核都市でありながら、良質な食材と北海道ならではの豊かな自然を体感できる街です。

住みやすさのポイント

釧路市の特徴は、夏の過ごしやすさ。真夏でも30℃を超える日はほとんどないので、避暑地としても人気の街です。さらに秋~冬は晴れの日が多く、比較的雪が少ないので、1年を通して住みやすい地域だといえるでしょう。

また、釧路市は東北海道の中核都市として、ショッピングモールなどの買い物環境や、医療施設も充実しています。

教育環境

釧路市では、市内での子育てに関する事業や制度について紹介する「子育て家庭支援ガイドブック」を配布しています。また、市民ボランティア組織である『せわずき・せわやき隊』による、登下校での見守りや悩み相談活動など、子育て世代には嬉しい独自の取り組みがあります。

また、子どもの遊び場も屋内・屋外問わず充実しており、市内にある大型ショッピングモールでは、市が運営する子ども向けのイベントも開催されています。

交通アクセス

釧路市内の主な交通機関はバスとJRです。さらに道内のアクセスが良好な釧路空港を有しています。
釧路市の主要な交通機関(アクセス)は以下のとおりです。

  • 札幌市まではJRで約4時間
  • 釧路空港から釧路駅前まではバスで約45分
  • JR根室本線、釧網本線、花咲線が乗り入れ
  • くしろバス、阿寒バス

家賃の相場

釧路市での3~4人家族向け(2DK~)マンション・アパートの家賃相場は、以下のとおりです。

2LDK 6.19万円

移住支援など

釧路市では、一定期間移住体験ができる制度「ちょっと暮らし」を推進しており、その実績は北海道で11年連続ナンバーワン夏の避暑地として利用する方も増えているそうです。

また、釧路市役所内では移住相談をワンストップで対応しており、オンライン相談も対応しています。

北海道へ移住するときの注意点

北海道へ移住するときの注意点

北海道に移住する際には、住むエリアの特徴や、物件選びのポイントを知っておくことが大切です。特に注目したいのは「暖房光熱費」と、冬の雪への対策です。

ここからは、北海道に移住する際の注意点について解説していきます。

①暖房費など冬場の光熱費に注意

北海道移住で考慮しておきたいのは、冬の暖房費です。暖房の種類によっても金額が大幅に変わるため、必ず事前に確認し、十分に収支計画を練っておくことが大切です。

総務省の家計調査(2022年度)によると、北海道の平均的な光熱費は以下のようになります。移住の参考にしてみてくださいね。

期間 支出平均 平均灯油等代 平均電気代 平均ガス代
春(3~5月) 25万1,750円 1,270円 11,664円 5,706円
夏(6~8月) 23万8,515円 295円 8,821円 3,696円
秋(9~11月) 24万2,092円 645円 10,429円 3,274円
冬(12~2月) 24万4,569円 2,599円 11,322円 5,514円

②冬の雪・寒さへの対策は必須

北海道での生活では、冬の雪と寒さへの備えは必須といって良いでしょう。北海道内で積雪の少ない地域はありますが、防寒着防滑靴の準備は必要です。また、物件によっては自宅周辺の雪かきのために、スコップなどもあると良いでしょう。

自家用車を所有している場合は、積雪時も移動できるよう、冬用タイヤの備えも必要です。

③移住場所によってはマイカーが必要

札幌などの都心部以外の地域では、「車がないと移動に時間がかかる」もしくは「生活がしづらい」という場合があります。公共交通機関があまり発達していない地域の場合は、基本的にマイカーが必要になるでしょう。

場所によっては「食料品の調達も車がないと難しい」というケースもあるため、マイカーを持つかどうかは、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

自然豊かな北海道への移住の際は、その広大さゆえ選択肢が多いため、街の特徴や住環境を知っておくことがポイントになります。

北海道内では、移住支援や子育て支援にも力を入れている街がたくさんありますので、移住を検討している方はぜひ確認してみてくださいね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!