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ぼたんそばとは?「幻のそば」と言われる理由や味わいを紹介

ぼたんそばとは?「幻のそば」と言われる理由や味わいを紹介の画像

北海道で古くから愛されているそば「ぼたんそば」。90年以上前から北海道で栽培されていましたが、現在はぼたんそばを栽培する農家がほとんどなくなり、希少性が高まったことから「幻のそば」とも呼ばれています。

こちらの記事では、ぼたんそばの歴史や味わい、旬の時期などを詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • ぼたんそばは希少性の高い「幻のそば」
  • ぼたんそばは北海道で90年以上前から栽培されている
  • ぼたんそばは栽培が難しく収穫量も少ない品種
  • 現在はぼたんそばを栽培する農家が限られている
  • ぼたんそばの生産地は北海道の新得町や浦臼町
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ぼたんそばとは?

ぼたんそばの冷たいそばイメージ

ぼたんそばとは、主に北海道で栽培されている蕎麦粉の一種です。90年以上前の北海道ではぼたんそばの栽培が主流で、数多くの農家に育てられ、道民に愛されてきた品種です。

しかし、より栽培しやすく収穫量の多い別の品種が現れたことにより、ぼたんそばを栽培する農家は減少し、生産量が少ないことから今では「幻のそば」と呼ばれています。

ぼたんそばの実

ぼたんそばの実は黒褐色の色味をしており、麺もほんのり茶色いのが特徴です。他とは異なる香りと味わいの良さからファンも多く、ツウの間ではよく知られているそばです。

ぼたんそばの歴史

そば畑

ぼたんそばの歴史は90年以上前に遡ります。大正末期、北海道農業試験場によって北海道の伊達・紋別地方の在来種から選別された品種で、1930年ごろに奨励品種に指定されました。長年にわたって栽培されてきたぼたんそばですが、交雑が進み、1989年に開発された品種「キタワセソバ」が登場してから生産量が減少していきました

ぼたんそばを生産する農家はほとんどなくなりましたが、当時から栽培し続けている農家もあります。また、1993年には青森県黒石市の「ふるさと研究会」が、北海道のぼたんそばを絶滅させたくないという思いから、黒石市厚目内地区でぼたんそばの栽培が開始され、今も続いています。

参照:そば生産組合「牡丹」|まごころふるさと便

ぼたんそばが幻のそばと言われる理由は?

温かいぼたんそば

ぼたんそばは「幻のそば」と呼ばれています。その理由は栽培する農家が少なく、希少な品種とされているためです。収穫前のぼたんそばは背が高い植物で、倒伏・脱粒しやすいことが特徴です。雨風が強ければすぐにダメになってしまいやすい上、育てた後に収穫できる量も多くありません。

ぼたんそばは古くから北海道で栽培されている品種ですが、より栽培しやすく収穫量も多い改良品種「キタワセソバ」が登場してから、栽培する農家が少なくなりました。

現在では北海道内で栽培・販売されるそばの原料はキタワセソバがほとんどを占めています。さらに、その後2000年代には「キタノマシュウ」「レラノカオリ」などの栽培しやすい品種が登場し、ぼたんそばは希少な品種となりました。

ぼたんそばの味わい

手打ちそば

ぼたんそばは他の品種と比べて、香りと風味が強く、特有の甘みを感じられる品種です。石臼挽きで製粉して作られるぼたんそばはのど越しがよく、しっかりした歯応えを感じられます。

そのおいしさからそば職人やそばツウに高い人気があります。

ぼたんそばの主な生産地

ぼたんそばは北海道・青森県を中心に栽培されています。主な生産地には以下があります。

ぼたんそばの生産地

ぼたんそばの生産地

  • 北海道 浦臼町
  • 北海道 新得町
  • 青森県 黒石市

浦臼町は道内有数の穀倉地帯で、稲作を中心として農村として発展してきた地域です。ぼたんそばの生産地として知られているほか、メロンやばれいしょ、アスパラガスなどの栽培も行われています。

新得町は東大雪と日高山脈の恵みを受ける自然豊かな町で、風味よく香り高いそばやエゾ鹿の肉、チーズ、ヨーグルトなどおいしいものがたくさんある地域です。新得町の「ワカハラ農場」で、ぼたんそばの栽培が行われています。また、黒石米や黒石りんごの産地として知られる、青森県の黒石市でもぼたんそばの栽培・生産が行われています。

ぼたんそばの旬

ぼたんそばは夏が旬のそばです。通常、そばは夏から秋に収穫されるもので、種をまく時期によって「夏そば」「秋そば」に分けられます。そばは他の農作物と比べて収穫までの期間が短いことが特徴で、種をまいて4〜5日で発芽し、70~80日で収穫できます。

ぼたんそばは夏の高温下でもよく成熟・結実する品種で、5月中旬~6月に種をまいて夏に収穫する「夏そば」のひとつです。

【おすすめ】ワカハラ農場でおいしく育ったぼたんそば

挽きぐるみのぼたんそば

北海道十勝地方の新得町のワカハラ農場(株)は、90年以上もぼたんそばを生産している農家です。「ワカハラ農場でおいしく育ったぼたんそば」は、そばの実のうち殻以外をすべて挽きこむ「挽きぐるみ」の製法で作られています。挽きぐるみはそばの香りや味わいを感じられる製法なので、香りと味に優れているぼたんそばを最もおいしく楽しむことができます。

また、そばはポリフェノール成分やビタミンB1・B2などの栄養素も含まれている栄養豊富な食べ物です。

ワカハラ農場のぼたんそば

パッケージは高級感があるのでお中元・お歳暮のギフトのほか、帰省時の手土産や引っ越しの挨拶などの贈答用としても利用することができます。「ワカハラ農場でおいしく育ったぼたんそば」は、本格蕎麦屋のような味わいと香りを楽しめるのでぜひ一度お試しください。


ワカハラ農場でおいしく育ったぼたんそば(太麺) 6束
合同会社みのり ファームインワカハラ
ワカハラ農場でおいしく育ったぼたんそば(太麺) 6束
3,900(税込)

ワカハラ農場のぼたんそば、すべて挽きぐるみ。 原料となるそば粉を作る際に、そばの実のうち、そば殻以外をすべて挽きこんでいることを「挽きぐるみ」と言います。この製法を採用しているのは、ぼたんそばの「香り」や「味わい」を一番感じられるから。また、そばが持つポリフェノール成分も丸ごと入っているのも特徴のひとつです。

まとめ

ぼたんそばは「幻のそば」と呼ばれる希少な品種です。味と香りが優れていることが特徴で、さらにしっかりとした歯応えとのど越しを楽しめます。

そば好きの方やおいしいそばを求めている方は、ぜひぼたんそばを食べてみてはいかがでしょうか。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!