新得町の紹介

新得町

Shintoku

新得町のそばの歴史は120年以上あります。開拓時代、荒れた土地でも栽培できて、2カ月で収穫できるそばは、人々の貴重なエネルギー源でした。
そして新得の人たちは、そばを大切に育てあげて、磨き上げて、見事に観光資源にまで高めました。
新得といえばそば、道内のそばどころといえば新得、といって納得しない道民はいないでしょう。
新得のそば店では【玄穣】【コマクサ】【みなとや】【新得そばの館】【せきぐち】などが、地元の人にも観光客にも愛されています。
でも、そばを食べる前に、思いっきり遊んでください。

新得はアクティビティとアウトドア遊びの聖地で、キャンプやバーベキューはいうに及ばず、ラフティング、カヌー、渓流釣り、スノートレッキング(雪上歩き)、乗馬が楽しめます。乗馬は、山のなかに入っていくホーストレッキングができます。

全国の岳人の憧れであり、間違いなく北海道の宝である【トムラウシ】(標高2,141m)は、新得町のトムラウシ温泉から登ることができます。ただし、相当険しい山で、夏でも遭難することがあるので、日帰りでも本格的な登山装備が必要です。

新得町ってどんなところ?

新得そば

新得そばをおいしくしているのは歴史と厳しい気候と優れたマーケティング

北海道民が道外の人から「北海道のそばの名産地は?」と聞かれたら、十中八九「新得」と答えるでしょう。
新得のそばがおいしいのは、歴史があるからです。明治時代の開拓時代からそばを栽培していました。
そばは冷害に強く、山間部や丘陵地でも栽培できるので、開墾で大木を切り倒したあと、すぐに植えることができました。
しかもそばは2カ月くらいで収穫できるので、とにかく食べ物が必要だった時代、非常に重宝されました。
そして、そばは、昼夜の寒暖差が10度以上になる場所で栽培されるとよりおいしくなり、その条件は新得にピッタリ。

新得のそば事業はマーケティングも優れていて、国鉄時代に新得駅で提供したのがヒットの切っ掛けになりました。新得そばを食べた人はすぐに鉄道に乗って全道に散らばり、そのおいしさを伝えたのです。
さらに新得町内に製粉工場や製麺工場ができて、そばビジネスは飛躍していきました。
ラフティング

体を使って遊びまくろう

新得の町民たちは、遊びの提供の天才です。

【TACとかちアドベンチャークラブ】と【TOM十勝アウトドアメイツ】は、激流を下るラフティングやカヌー、渓流釣り、スノートレッキング(雪上歩き)などをサポートしてくれます。

乗馬をしたい人は【ヴィレッジ432】と【ウエスタンビレッジサホロ】がいいですよ。どちらも馬に乗って山のなかに入っていきます。そうです、コース内をぐるぐる回るだけではないんです。とてもワイルドでアメリカンです。
どちらも宿泊施設があるので、腰を据えて遊んでください。

キャンプ場は【サホロ湖キャンプ場】【狩勝高原キャンプ場】【十勝ダムキャンプ場】【ライダーの館くったり】【トムラウシ野営場】があります。

※画像はイメージです
農園体験

農園体験、乳しぼり体験もできます

新得町は農園観光と牧場観光にも力を入れています。北海道の農業を体験したい人は、新得へGOです。

【ひら農園】は低農薬栽培を行なっている現役の農家さんで、農村ホームステイを受け入れています。7月下旬から10月にかけて野菜の収穫を体験することができます。

【友夢牧場】は900頭の乳牛を飼育していて、観光客には搾乳(乳しぼり)や仔牛の哺乳を体験してもらっています。「牛が恐い」という人には、バターづくりやアイスクリームづくりを用意しています。

【金田ベリー園】では、ベリー摘みをさせてもらえます。金田さんは自家製の有機肥料でベリーを栽培しています。ここで販売しているベリージャムの甘みは、十勝のてん菜の糖分だけでつけています。

【ヨークシャファーム】は羊牧場で、農村ホームステイを受け入れています。レンガ造りの建物がオシャレで、レストランを併設しています。羊毛を使った、手紡ぎ、草木染め、オリジナルの毛糸づくり、フェルトのポーチづくりを体験できます。

新得町の主なイベント

5月 新得神社山桜まつり
5月 狩勝トレイルランニング
9月 しんとく新そば祭り
10月 大雪まつり