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余市のワインが有名な理由。至極の1本を生み出すワイナリーに注目

余市のワインが有名な理由。至極の1本を生み出すワイナリーに注目の画像

札幌からほど近い、ウイスキーの町としても知られる余市町ですが、近年はワインが注目を浴びていることはご存じでしょうか?

ワイン用のぶどう生産量は、年々拡大し、現在では生産量で道内シェアの約5割、栽培面積でも約3割を占め、ともに1位を獲得しています。ぶどう栽培農家だけではなく、ワイン醸造まで手がける「ドメーヌ」も多く、そのワインの味わいには世界から注目が集まっています。

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余市町ってどこ? どんな町?

余市町フォーカスマップ

札幌から近い観光都市として有名な小樽、そこから山をひとつ挟んで隣町になるのが余市町です。

余市町の特徴

余市町の景色

北海道開拓が始まってから早い段階で町が作られ、当時は小樽と並んでニシン漁で栄えました。明治初期からは、道内では比較的温暖な気候と雨が少ないことから果樹栽培も盛んになります。

現在ではりんご、ぶどう、梨、桃などの生産では全道一を誇る町でもあります。

これまでの余市町のイメージ

朝の連続テレビ小説でも知られた「ニッカウヰスキー」の蒸留所がある町としても知られ、ニッカウヰスキー蒸留所内には蒸留棟や乾燥塔などいくつもの重要文化財が残されています。

余市町に訪れた変化

余市町のワイン用ぶどう

そんな余市に変化が始まったのは1980年頃です。この頃からりんごやぶどうの価格が下がり始め、生産者たちは新たな道を模索し始めました。

仁木町(余市に隣接した町で、余市と同じく果樹栽培で有名な町)と余市町の農業試験地でも100を超える品種のワイン用ぶどう栽培を始め、やがて試験栽培地であった仁木町にワイン醸造会社が訪れるようになり、1983年にはサッポロワインから余市町の農家へ600本の苗木が送られます。これを始まりとして、その後も続々と北海道や本州のワイン醸造会社が町内の生産者との契約栽培を結ぶようになりました。

余市町のワイン用ぶどう

現在ではワイナリーが増え、ワインツーリズムも盛んです。

ワインツーリズムとは?
ワイナリーやブドウ畑など現地を訪れ、その土地ならではの自然や文化、歴史、暮らしにふれて地元の生産者と交流し、ワインとその土地の料理を味わう旅行のことです。

ワインを味わうために、そのワインが作られた地域まるごとを味わうこのスタイルは、1980年代から、欧米やオーストラリアで流行し始めましたが、ワイン文化の歴史が浅い日本では、当時はあまり一般的ではありませんでした。本格的な国産ワインを造るワイナリーが余市に増えたことによって、ワインツーリズムも一般旅行者に普及しつつあります。

また、2020年9月にはワイン醸造用のぶどう畑の丘に囲まれた場所でアウトドアキャンプが楽しめる「余市ヴィンヤードグランピング」がオープンするなど、町そのものの楽しみ方の幅が広がっています。

余市町のワインが有名な理由

余市町は、今ではワイン用のぶどう生産量・栽培面積で全道一を誇っています。もちろん量だけではなくその品質も高く評価され、日本全国のワインメーカーに出荷されているほどです。

余市町のワイン生産量

2011年の調査によると、北海道でのワイン用ぶどうの栽培面積は407ha(ヘクタール)。余市町の栽培面積は約130haで約3割に相当します。また、生産量においては北海道の総生産量1,929t(トン)に対し、余市町はその約半分以上もの生産量を誇っています。

ワイン造りへ

栽培だけにとどまらず、ワインの醸造を手がけたいという声も高まりましたが、ワイン醸造には酒税法の許可が必要であり、最低製造数量基準として年間6,000リットル(ボトル約8,000本)を超える生産が必要など、新規参入者への高いハードルとなっていました。

そこで余市町では、ワイン醸造を希望する生産者が参入しやすくなるよう、国の構造改革特別区域法を活用し、2011年11月に道内で初のワイン特区となる「北のフルーツ王国よいちワイン特区」の認定を受けました

このワイン特区認定により、町の特産品を原料に製造するワインやその他の果実酒・リキュールについて、最低製造数量基準が年間2,000リットル(ボトル約2,700本)に緩和されるなど、新規参入が比較的容易となりました。

余市町のワイン用ぶどう栽培農家とワイナリーの推移

現在では、余市のワイナリーは15軒にまで増えています(2022年9月現在)。

また、こうした生産からワイン造りまで一貫して行う生産者のことをフランスでは「ドメーヌ」と呼びます。よく耳にするのは「シャトー」のほうかと思いますが、これらは同じ意味です。自分でぶどうの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う生産者のことをブルゴーニュ地方では「ドメーヌ」と呼び、ボルドー地方では「シャトー」と呼びます。

「ドメーヌ・タカヒコ」の躍進

ドメーヌ・タカヒコ

余市町のワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」が「日本ワイナリーアワード」で2018年・2019年と2年連続で最高賞となる5つ星を受賞しました。

また2020年2月よりデンマークのコペンハーゲンにある世界的レストラン『noma(ノーマ)』のワインリストに掲載されています。「noma」はイギリスのWilliam Reed Business Media社による「世界のベストレストラン50」で4度の世界一を獲得している名高いレストランで、このワインリストに日本産のワインが入ったのは初めての快挙となります。

ミシュラン二つ星のフレンチシェフ、ドミニク・ブシェには「ドメーヌ・タカヒコのピノ・ノワールは世界のトップレベル」との評を受けています。そしてここから、余市町の名が世界に知られていくことになりました。

ワイン用ぶどうの栽培に適した余市町

ワイン用ぶどうの栽培に適した余市町

余市町は北海道では比較的温暖な気候で、昼夜の寒暖差が大きく、夏に雨が少ないことから、ワインぶどうの栽培に適していると言われています。この恵まれた気候と、古くから果樹栽培を手がけていた生産者たちの技術により、良質なワインぶどうが栽培されます。もちろん、北海道という広大な大地だからこそ、栽培面積がたっぷりと確保できることも影響しているでしょう。

このことから国内外で既に実績のある生産者が、理想のワイン造りの地として余市を選び移住しています。加えて、初心者でも研修制度や生産者同士の横のつながりにより技術の向上を図ることができるので、優秀な生産者が余市に集います。比較的規模の大きな観光型ワイナリーから、自然派ワインを追求する小規模なワイナリーまで、さまざまなタイプの生産者が集うことで、地域全体として互いに切磋琢磨してぶどう栽培・ワイン造りともに技術が向上していきます。

余市町の街並みとワイン

また、地球温暖化により、ワインぶどうの産地が変化していくことが見込まれています。

ワインぶどう以外の果樹も冷涼な気候を求めて北上しつつあることが知られていますが、それによってワインぶどうの主産地が北海道に移ると言われています。なかでも余市町はぶどう育成のための基盤が整っており、各方面から期待されているようです。特に、これまでは日本での栽培が難しいと言われていたフランス系品種のピノ・ノワールが余市では栽培されています

「リーデル・ジャパン」と包括連携協定

北海道余市町とリーデルの包括連携協定締結

2022年3月、余市町はオーストリア発の老舗グラスメーカー「リーデル・ジャパン」と、自治体として世界初となる包括連携協定を結びました。

リーデル社は、同じワインでも形状の異なるグラスで飲むと、香りや味わいが変わることに着目しました。世界で初めてブドウ品種ごとの理想的な形状を開発し、ワインの個性や造り手の想いを再現するグラスとして、ワインの世界に驚きを与えたことで知られています。

今回の提携により、8月にはリーデル・ジャパンの銀座店に「余市ワインツーリズム ポップアップコーナー」が開設され、ここから余市のワインに関する情報が発信されていきます。

余市町で栽培されているワインぶどう

余市のピノ・ノワール

余市ではワイン用ぶどうの栽培農家は約50軒。さまざまな品種が栽培されています。

オーストリア系のツヴァイゲルトレーベやスイス系のミュラー・トゥルガウ、ドイツ系のケルナーなどがありますが、なかでも人気なのはフランス・ブルゴーニュ生まれのピノ・ノワールです。冷涼な気候を好む品種で、弱めの渋味、繊細なアロマとフレーバーが特徴と言われています。

ワインジャーナリストの石井氏は「香りが華やかで清涼感溢れる味わいのケルナー、和食に最適な酸と渋みの調和がとれたツヴァイゲルトレーベ、そしてピノ・ノワールと、余市のブドウが北海道産ワインの評価を高めてきた」と語ります。(余市町参考資料より)

余市産のぶどうは余市町内のみにとどまらず、北海道内、日本国内へと出荷されていきます。

余市で至極の1本を作るワイナリー

優良な地で上質なワインぶどうの栽培と、個性豊かな1本を作り出す余市のワイナリー12軒をご紹介します。

余市のワイナリーマップ

余市ワイナリー

余市ワイナリー

レストランやギャラリー&アトリエ、カフェ&ベーカリーも併設されたワイナリーです。

余市葡萄酒醸造所の敷地内にあり、1974年から「余市ワイン」の醸造を開始しました。渋みをおさえ、ふんわり甘口に仕上げたキャンベルアーリーの赤ワインや、ツヴァイゲルトレーベを古樽で2年熟成させた、複雑な味わいと重厚なボディ、華やかな余韻を持つ「樽熟ツヴァイゲルトレーベ」などがおすすめです。

名称 余市ワイナリー
住所 北海道余市町黒川町1318番地
アクセス JR余市駅から車で約5分
電話番号 0135-21-6161
公式サイト https://yoichiwine.jp/

ドメーヌ・タカヒコ

ドメーヌ・タカヒコのワインイメージ

オーナーの曽我貴彦さんは2009年に余市に移住し、翌年ワイナリーを設立し、「ドメーヌ」を営んでいます。

ビオロジック(有機栽培)で管理されたぶどう畑には、栽培が難しいといわれる赤ワイン品種のピノ・ノワールのみを植えています。醸造では除梗をせず、房ごと野生酵母で発酵させて、酸化防止剤は「おまじない」に入れる程度。

おり引きやろ過もせず、ストレスの少ない醸造方法です。世界的なレストランに認められた「ドメーヌ タカヒコ ナナツモリ ピノ・ノワール」は、やや淡い色合いと優しい口当たり、果実味と森のような香りが特徴です。

名称 ドメーヌ・タカヒコ
住所 北海道余市町登町1395番地
アクセス JR余市駅から車で約13分
電話番号 0135-22-6752
公式サイト http://www.takahiko.co.jp/

リタファーム&ワイナリー

リタファーム&ワイナリー

ご夫妻で営むワイナリーは、余市ワイン特区制度活用第1号のワイナリーとして2013年に誕生しました。

野生酵母でゆっくりと自然発酵させた、「身体になじむナチュラルなワイン」が特徴です。妻の菅原由利子さんは、フランス・シャンパーニュ地方で修行を積んだ女性醸造家。

ワインのラインナップも、辛口のスパークリングワインが多く並びます。夫の菅原誠人さんがデザインしたラベルも魅力的です。

名称 リタファーム&ワイナリー
住所 北海道余市町登町1824番地
アクセス JR余市駅から車で約8分
電話番号 非公開
公式サイト http://www.rita-farm.jp/

ランセッカ

ランセッカ

オーナーの山川惇太郎さんは、2015年に余市に移住した後、2016年から「ドメーヌ・タカヒコ」で曽我さんの門下生として研修を受け、2018年に農地を取得、2020年秋にワイナリーとしてスタートしました。

2022年8月には、ナイアガラ100%のスパークリング「早花咲月」をリリース。2023年春にはピノ・ノワールやツヴァイゲルトレーベを使ったワインもリリース予定です。

名称 ランセッカ
住所 北海道余市町登町612番地2
アクセス JR余市駅から車で約8分
電話番号 非公開
公式サイト http://lanseqqua.jp/

登醸造

小西史明さんは2009年に移住。2011年からぶどう栽培を初めて、2014年には醸造免許を取得しました。

1.9ヘクタールの畑ではツヴァイゲルトレーベを栽培し、1.5ヘクタール分は他のワイナリーへ出荷して、残りの0.4ヘクタール分で自家醸造のロゼワインを造ります。

野生酵母を使用するワインは、旨みと豊潤さが年々増していると評判です。

名称 登醸造
住所 北海道余市町登町718番地
アクセス JR余市駅から車で約7分
電話番号 非公開
公式サイト http://noborijozo.com/

ドメーヌ アツシ スズキ

2012年に移住し、「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我さんのもとで研修を受けた鈴木淳之さんが営む、家族経営のドメーヌです。

自然派のワインを目指し、農薬を極力使わずに栽培し、自然酵母で発酵させて古樽で熟成させます。広大な畑の一画には、化学農薬を使用していない区画があり、「ドメーヌ アツシ スズキ」のワインはその区画から収穫したブドウで醸造しています。

「Tomo Rouge」はしっかりした味わいで、黒い果実感が特徴のワインです。

名称 ドメーヌ アツシ スズキ
住所 北海道余市町登町1732番地
アクセス JR余市駅から車で約9分
電話番号 0135-48-6340
公式サイト http://atsushi-suzuki.jp/

平川ワイナリー

平川ワイナリー

オーナーの平川敦雄さんは、フランスで12年にわたり、ぶどう栽培やワイン醸造の技術者として働いた経験の持ち主です。

同時に、南仏やアルザスのミシュラン三つ星店で国家認定のソムリエとして経験を積みました。「最高のワイン造りは、ぶどうが育つ自然環境や風景そのものを香りや味わいの中に映し出すこと」と語る平川さんが造りだすワインは果実味が豊かで、豊潤なアロマを持ちます。

「l’Aube Grande Cuvée(ローブ グランド キュベ)2016」や「Dualité Grande Cuvée(デュアリテ グランド キュベ)2017」は質感を追求した、優良年のみ生み出されるワインです。

名称 平川ワイナリー
住所 北海道余市町沢町201番地
アクセス JR余市駅から車で約6分
電話番号 非公開
公式サイト http://hirakawawinery.jp/

ドメーヌ・モン

ドメーヌ・モン

茨城出身の山中敦生さんが「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我さんのもとで学び、2016年に独立したワイナリーです。

農地を取得した当初は15年以上耕作放棄されていた土地を開墾する作業から始まったそうです。現在では、その畑で「ピノ・グリ」のみを栽培し、野生酵母で発酵させてワインを造っています。

どんぐりの森に囲まれて育ったピノ・グリを100%使った「Dom Gris(ドングリ)」はあんずのようなフルーティーな香りを持ち、プレス前に軽く醸している為、見た目はオレンジ色をしています。

名称 ドメーヌ・モン
住所 北海道余市町登町898番地
アクセス JR余市駅から車で約9分
電話番号 0135-22-5330
公式サイト https://domainemont.com/

ワイナリー夢の森

ワイナリー夢の森

「夢の森幼稚園」を設立した大下さんご夫妻が、子どもたちへの保育環境の提供を目的として畑を購入し、さまざまな果物を栽培。そこからワイン造りに着目し、2016年に「ワイナリー夢の森」を設立しました。

子どもたちもぶどうの栽培から収穫までの過程を間近で見たり、実際にぶどうを足で踏んでつぶすといった作業を通じて、自然の営みについて学んでいます。

オーナーの大下聡さんは「自家醸造したぶどうで作ったワインを卒園式の時に子どもたちにプレゼントして、大人になったら子どもたちに飲んでもらうのが夢」と語ります。

名称 ワイナリー夢の森
住所 北海道余市町豊丘町59番地3
アクセス JR余市駅から車で約7分
電話番号 0135-48-5736
公式サイト http://winery-yumenomori.com/

キャメルファーム

キャメルファーム

キャメル珈琲グループの農業法人として設立されたワイナリーです。当初は山梨で行われていたワイン造りですが、2014年、余市で新たなプロジェクトとしてスタートしました。直売所も併設され、見学ツアーも行われています(有料・要予約)。「ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ」は紫がかったガーネット色を持ち、ベリーを煮詰めたような心地良いアロマが特徴。肉料理などに合う、ミディアムボディのエレガントなワインです。

名称 キャメルファームワイナリー
住所 北海道余市町登町1728番地
アクセス JR余市駅から車で約10分
電話番号 0120-934-210(お客様相談室)
公式サイト http://camelfarm.co.jp/

モンガク谷ワイナリー

循環型の、「古くて新しい農業の姿」を目指す家族経営のワイナリーです。2022年、「日本ワイナリーアワード」にて四つ星を受賞しました。1つの畑で採れた数種類のぶどうを混醸して造るフィールドブレンドの白ワインは、野生酵母による自然発酵で、複雑で繊細な風味を持っています。ピノ・ノワ-ル主体の「栃」やシャルドネ主体の「栢」など、ワインにはどんぐりの木の名前がつけられているのも特徴です。

名称 モンガク谷ワイナリー
住所 北海道余市町登町1982番地1
アクセス JR余市駅から車で約10分
電話番号 0135-22-1533
公式サイト https://mongakuwinery.com/

ドメーヌユイ

ドメーヌユイ

2020年秋にスタートした新しいワイナリーです。ナイアガラやキャンベルアーリー、ポートランドなどの品種を無農薬で栽培しており、亜硫酸などの添加物を加えず、野生酵母で発酵させています。繊細な口当たりと自然の個性を味わえるワインが特色となっています。

名称 ドメーヌユイ
住所 北海道余市町登町812番地
アクセス JR余市駅から車で約7分
電話番号 非公開
公式サイト https://www.facebook.com/domaineyui/

OcciGabiワイナリー

ドメーヌユイ

7ヘクタールのぶどう畑を持つワイナリーです。レストランも併設されており、醸造蔵の周囲はぶどう畑に囲まれ、レストランから望む敷地は美しい緑に包まれています。レストランでは地元食材を多く使った料理が提供され、ワイナリーのツアー付き食事プランも設定されています(要予約)。

名称 OcciGabiワイナリー
住所 北海道余市町山田町635番地
アクセス JR余市駅から車で約7分
電話番号 0135-48-6163
公式サイト https://www.occigabi.net/

余市のワインを活用した新たな試み

ワイナリーを訪れて、ワインと地元の食材を使った料理など、その土地の文化そのものを楽しむワインツーリズム。余市では宿泊も含めて力を入れています。

余市ヴィンヤードグランピング

余市ヴィンヤードグランピング

ぶどう畑でグランピングするという、新しい試みです。

緩やかな丘陵地帯、周囲には美しいぶどう畑が広がり、余市の食材を使った贅沢なBBQとワインを楽しめます。

札幌市内からは車で1時間ほど、新千歳空港からは車で1時間半ほどという、気軽に出かけられる立地も魅力です。ワイナリーめぐりはもちろん、季節によってはフルーツ狩りなども楽しめます。

名称 余市ヴィンヤードグランピング
住所 北海道余市町登町1399番地-1
アクセス JR余市駅から車で約8分
電話番号 050-3131-4075
公式サイト https://yoichivineyard.jp/

YOICHI LOOP

YOICHI LOOP

“ワイナリーの空き部屋に泊まる”イメージの、ワインを楽しむホテルです。

木や鉄、コンクリートなど素材の風合いを活かしたモダンな造りで、シンプルで無機質な仕上げが独特でありながら、心を落ち着かせるようなお部屋です。レストランでは余市産の豊富な魚介や肉、野菜やフルーツをワインとともに楽しめます。

その日の料理に合わせたワインペアリングもあるので、ぜひソムリエに相談してみてください。

名称 YOICHI LOOP
住所 北海道余市町黒川町4丁目123番地
アクセス JR余市駅から徒歩で約1分
電話番号 0135-21-7722
公式サイト https://yoichiwine.co.jp/

まとめ

余市ワインの歴史からドメーヌの成り立ち、現在の余市町の取り組みなどをご紹介しましたが、いかがでしょうか? 余市ワインを味わってみたくなったでしょうか。

余市を訪れて楽しむのが一番かとは思いますが、ワイナリーやドメーヌによってはネット販売や、酒販店での取扱いがあるワインもあります。まずは余市のワインの美味しさを知ってみてください。

writerprof_minagawa
皆川 今日子
札幌在住。旅行誌を中心に、観光・グルメ系メディアにて執筆中。趣味は料理とゲーム。長年、掃除を苦手としていることで悩んでいたが、「掃除に必要な才能を生まれ持たなかった」と割り切ることで気が楽になった。