北海道で人気の有名チョコレート店10選 ~ おすすめ&イチオシも ~
メイドイン北海道のチョコレート菓子といえば?と人に聞いたら、きっと様々な返事が返ってくるはず。新千歳空港のお土産ランキングベスト10でも必ず2〜3種類はチョコレート関連のお土産です。しかし、北海道は食の宝庫ですが、カカオが採れるわけではないのです。はたして原産地でもないのに、なぜここまでたくさんのチョコレート商品が生まれ、愛されているのか。
北海道にどんなチョコレートのお店があるのか有名店からおすすめ店までご紹介しながら、ちょっとだけ北海道とチョコレートの歴史も眺めてみましょう。
ROYCE’(ロイズ)
ロイズといえば「生チョコレート」。子どもから年配の方まで幅広く喜ばれる、北海道を代表するスイーツです。シルクのようななめらかな口当たりのチョコレートは1995年の発売当時、まだまだ一般的な食べ物ではありませんでした。さらに直営店が北海道にしかない、賞味期限が短いということもあり、口コミでどんどん人気に。「オーレ」など通年販売のものから、季節限定販売のフレーバーまで幅広いラインアップから選べるのも魅力です。季節限定品は見かけてしまうと「もう来年は発売されないかもしれない」と私はついつい買ってしまいます。
2011年にはチョコレートのミュージアムも併設した「ロイズ チョコレートワールド」が新千歳空港にオープン。2022年3月12日にJR学園都市線「ロイズタウン駅」が開業。2022年冬には「ふと美工場」に見学施設や店舗を兼ね備える予定とのこと。見て、味わって、楽しんでと、これからも大注目の「ロイズ」です。
店舗情報
店舗名 | ふと美工場直売店 |
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住所 | 北海道石狩郡当別町ビトエ640-15 |
電話番号 | 0570-015-612 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
公式サイト | https://www.royce.com/brand/ |
ルタオ
チーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」で有名なルタオですが、実はルタオはチョコレート専門店として1998年に創業しました。「ロイヤルモンターニュ」はルタオを代表するチョコレート。魔法のようにすっと消えるような口溶けの秘密は「21.9度」に設定した融点。粉砕したダージリンの茶葉を使用し、花咲くような紅茶の香り高さが人気のポイントです。
他にも「プチショコラアマンドショコラ」、ラングドシャクッキー「テノワール」、テリーヌショコラの「サンサシオン」、ドゥーブルフロマージュにクーベルチュールチョコレートを加えた「ショコラドゥーブル」など、チョコレート商品に関しては充実のラインアップ。
オンライン通販も利用できますが、小樽にいけば教会のようなロマンチックなルタオ本店、ブティックのようなパトス店など店舗ごとに装飾の違いを楽しめます。ぜひ一度足を運んでみて。
店舗情報
店舗名 | 小樽洋菓子ルタオ本店 |
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住所 | 北海道小樽市堺町7-16 |
電話番号 | 0120-31-4521 |
営業時間 | 9:00~18:00 ※喫茶はLO17:30 |
定休日 | なし ※年末年始は休業 |
公式サイト | https://www.letao.jp/ |
石屋製菓
誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか?ラングドシャクッキーにホワイトチョコレートをサンドした石屋製菓の「白い恋人」は1976年生まれ。現在、年鑑販売数は約2億枚! 業界紙が選んだ「20世紀を代表する土産品」では白い恋人が堂々1位になったそう。そんな超ロングセラー商品を生み出した石屋製菓でチョコレート専門のブランド「ISHIYA CHOCOLATE」が2018年に誕生しました。このブランドから生まれた「恋するチョコレート」は、国際的なチョコレートコンクール「ICA(インターナショナルチョコレートアワード)2018」の世界大会で5品種が銀賞と銅賞を受賞。チョコレートへの並々ならぬ情熱が感じられますね。
「白い恋人パーク」ではイシヤの歴史とチョコレートの知識を学べる「イシヤミュージアム」や利きチョコレートができる「スタディベース・ココアポッド」など、チョコレートのアミューズメントになっています。
店舗情報
店舗名 | 白い恋人パーク |
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住所 | 北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36 |
電話番号 | 011-666-1481 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | なし |
入館料 | 大人800円、4歳~中学生以下400円、幼児無料 ※札幌市民は割引あり |
公式サイト | https://shop.ishiya.co.jp/ |
ショコラティエ・マサール
チョコレートの専門店がまだまだ国内で珍しかった1988年。ヨーロッパで食べたチョコレートの美味しさを、緯度の近い故郷の北海道で再現しようと始まったのが「ショコラティエ・マサール」です。ショコラティエ・マサールをまだ食べたことがない方に最初におすすめするのがショコラティエ・マサールのスペシャリテ「マリアテレサ」。ショコラ生地とムースショコラを丁寧に10層積み重ねたケーキは、重厚な味わいながらくどくない上品さ。
プレゼントにするならぜひ「パレットショコラ」を。文字通りパレットのような色とりどりの模様が描かれたショコラです。創業者がヨーロッパで見かけた「ボタン専門店」の美しさをモチーフにしたのだとか。
店舗情報
店舗名 | ショコラティエ マサール 本店 | 住所 | 北海道札幌市中央区南11条西18丁目1-30 |
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電話番号 | 011-551-7001 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
公式サイト | https://www.masale.jp/ |
サタデイズ チョコレート ファクトリー&カフェ
チョコレートをカカオの生豆から作る Bean To Bar Chocolateの専門店、「サタデイズ チョコレート ファクトリー&カフェ」。できるだけカカオの産地まで足を運び厳選し、仕入れするというこだわりのチョコレートです。
世界の様々なカカオを、個々のカカオの個性を生かした味話にするため、一つひとつ異なるレシピでチョコレートを仕上げているそう。シングルオリジン(カカオの産地を混ぜない)の板チョコタブレットから、北海道の食材を生かしたチョコレート菓子まで商品はさまざま。
カフェではインスタ映えするアイスチョコレートドリンクが人気です。二条市場の近くにあり、散歩をしながら味わえるのもいいですね。JR札幌駅内にはスタンド形式のカフェ「SATURDAYS Stand(サタデイズスタンド)」もありますよ。
店舗情報
住所 | 北海道札幌市中央区南2条東2丁目7-1 |
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電話番号 | 011-208-2750 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://www.saturdayschocolate.com/ |
ボン・ヴィバン
緑豊かな中島公園から徒歩数分の路地に佇むパティスリー&ショコラティエ「ボン・ヴィバン」。大阪のフランス菓子の名店「なかたに亭」でスーシェフを務めたシェフが作り出すお菓子とショコラの数々はまさに「大人のとっておきのお菓子」。自分へのご褒美に、特別な人への贈り物にぴったりです。
人気商品のケーキ「グラッパ」やショコラに使われている洋酒「グラッパ」はイタリアの蒸留酒。アルコール度数が30度から60度とちょっと高めですが、その分他では味わったことのないスイーツ体験ができるでしょう。
もちろんグラッパを使わないケーキとショコラも揃っています。おすすめは季節のフルーツが彩る「ミルフィーユ」。パイとバタークリームとフルーツの絶妙な味わい、食感、思わずパーフェクトと言いたくなる美味しさです。
店舗情報
住所 | 北海道札幌市中央区南11条西1丁目5-23 |
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電話番号 | 011-521-3433 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 月曜・火曜日 ※祝日は営業、翌平日休み |
公式サイト | https://bon-vivant22.com/access.html |
Pâtisserie Chocolaterie Liberté
店内に入ると、まるでパリの専門店に迷い込んだような気持ちになる「パティスリー ショコラトリー リベルテ」。ショーケースには宝石のように輝くボンボンショコラ、そしてショコラをたっぷり使ったガトー(ケーキ)の数々。見た目の美しさだけではなく、正直、どれを食べてもハズレはありません。
ボンボンショコラは柚子や抹茶など和風フレーバーや余市ウイスキーなど道産の食材を使ったものも。ガトーで迷ったらリベルテのスペシャリテ「リベルテ」か「クリオロ」がおすすめです。
北海道の発酵バターを使った焼き菓子も豊富で、贈り物やお土産にもぴったり。大人の本格派な贅沢をしたいと思ったら、迷わずリベルテへ。
店舗情報
住所 | 北海道札幌市中央区北1条西8丁目2-7 |
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電話番号 | 011-211-1432 |
営業時間 | 10:30~19:00 |
定休日 | 月曜日、その他不定 |
公式サイト | https://www.liberte-2015.com/ |
SWITCH FLAVOR(旭川)
さまざまな飲食店がひしめく旭川の小さな路地「パリ街」で営業する夜カフェ「スイッチフレーバー」。ブックカフェでもあり、落ち着いてゆったりとした時間を過ごしたい人におすすめです。
コーヒーのお供にはぜひ「カフェチョコ」を。自家製の割れチョコにナッツ&ドライフルーツ、ナッツ&ラズベリー、ストロベリー、抹茶などが入ったMIXチョコです。
他にもホットチョコレートや、チリペッパー、ジンジャーなどが入ったチリスパイスホットチョコレートなどチョコレートとじっくり楽しめるカフェですよ。カフェチョコはテイクアウト商品もあり。
店舗情報
住所 | 北海道旭川市4条通6丁目825番地 パリ街 |
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電話番号 | 080-3234-8424 |
営業時間 | 18:00〜22:00 ※金曜・土曜日は~23:00、LO各30分前 |
定休日 | 水曜・日曜・祝日 ※金曜・土曜日が祝日の場合は営業 |
公式サイト | https://switchflavor.net/index.html |
オホーツクショコラッティエ(美幌町)
オホーツク海から30km程度内陸にある美幌町のショコラ工房「オホーツクショコラッティエ」。オホーツクの食材を素材にしたプラリネを芸術的なデザインで作り続けるショコラティエです。
「果物のみずみずしさ、花のやわらかな香り、塩や砂糖のミネラル感など日本人の好む味わいを、オホーツクの食材を通して発信」と謳う同店のフレーバーは個性的。ほおずきやラベンダーのトリュフ、すみれの花びら、希少な和種ミントとエスプレッソの「あやなみ」など独創的な品々ばかり。逃げ水、北氷洋など、由来を尋ねたくなるネーミングも心がくすぐられます。
大量生産が難しく、公式サイトを見ても在庫切れの表示がたびたび。目にすることがあったら迷わず購入をおすすめします。
店舗情報
住所 | 北海道網走郡美幌町青山北1-1 |
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電話番号 | 0152-73-0360 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
公式サイト | https://www.okhotsk-chocolatier.jp/ |
六花亭
道民のおやつ代表店のひとつ、「六花亭」。マルセイバターサンドで有名ですが、実はチョコレート商品も豊富。特に「ホワイトチョコレート」は六花亭の原点と銘打たれています。なんと、1968年、日本で一番最初に発売されたホワイトチョコレートは六花亭からなんだそう。水と空気がきれいでさらに湿度が低い北海道・帯広はチョコレートづくりに最高の環境。良質なココアバターと北海道のミルクをたっぷり使って六花亭のホワイトチョコレートは生まれました。
他にも抹茶ホワイト、モカホワイト、ミルク、ビタスィート全5種類のラインアップ。私が一番おすすめしたいのは「ストロベリーチョコホワイト」。サクサクのフリーズドライのいちごにホワイトチョコレートをコーティングしてあるのですが、ちょっと酸っぱいいちごとホワイトチョコの相性が抜群。あとひとつ、もうひとつと手が止まりません。
店舗情報
店舗名 | 帯広本店 |
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住所 | 北海道帯広市西2条南9丁目6 |
電話番号 | 0155-24-6666 |
営業時間 | 9:00~18:00 ※喫茶室は11:00~LO16:00 |
定休日 | なし(喫茶室のみ水曜日定休) |
まとめ
いかがでしたか? カカオの産地なわけではないのに、チョコレートへの熱い思いがあふれている北海道。調べてみると北海道でなぜチョコレート作りがここまで発展してきたのか、わかってきた気がします。
チョコレートが愛されてきた地・ヨーロッパと近い緯度、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートに欠かせない良質な乳製品が手に入るなど、様々な条件が揃っていたからのようです。でも、例え条件がいくつか揃っていたとしても、ここまでの規模に到達するには並大抵の努力ではなかったはず。北海道の先人達に大感謝ですね。
チョコレートは本当に多くの人々から愛されています。冬のスキー授業の時に、ポケットに忍ばせておくチョコレート。ストーブの前であたたかい飲み物と楽しむチョコレート。誰かと分け合ったチョコレート。ひとかけらの中にいろんな思い出を詰め込めて、食べた時に思い出せる。海外の高級ショコラもおいしいですが、ぜひ北海道でみなさんの思い出と過ごせる「ごひいきチョコレート」を見つけてみてくださいね。