東神楽130年記念クラフトビール“美味しさの秘密”とは?
東神楽町は旭川市に隣接する、自然が豊かで農業が盛んな町。「花のまち」としても知られ、1894年に当時の「御料地」の貸し下げを受けてから2023年で130年を迎えました。これを記念して造られた、東神楽町産のホップを使ったオリジナルクラフトビールが今、巷で注目を集めています。
本記事では、「東神楽130年記念クラフトビール」について詳しくご紹介します!
この記事でわかること
- 記念クラフトビールには東神楽町産ホップを使用
- 記念クラフトビールは柑橘系で爽やかさが魅力
- 大雪地ビール株式会社が醸造
東神楽130年記念クラフトビールとは?
「東神楽130年記念クラフトビール」は、東神楽町が1894年に「御料地」の貸し下げを受けてから2023年で130年を迎えたことを記念して造られたオリジナルビールです。製造は北海道有数のブルワリー「大雪地ビール株式会社」が担当し、東神楽町産のホップを使って醸造されました。収穫したてのフレッシュホップを使うことで、クラフトビールならではの爽やかな味わいに仕上げられています。
廃校になった小学校の校舎を利用した、地域の複合施設「東神楽大学」の「学園祭」にて、2023年10月15日にお披露目となりました。
商品名 | 東神楽130年記念クラフトビール |
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価格 | 1本990円(税込) 3本箱入3,180円(税込) |
製造数 | 2,400本 |
製造元 | 大雪地ビール株式会社 |
販売店 | ・東神楽大学購買部 ・東神楽町地域商社 ・林商店 ほか |
爽やかな柑橘系で飲みやすい「ゴールデンエール」
クラフトビールは、味はもちろん香りや色合いもさまざま。淡い黄色のものから、金色、薄いブラウン、濃いブラウン、黒に近い色まで。その中でも美しい金色をしたものが「ゴールデンエール」と呼ばれます。柑橘を思わせる爽やかな香りとすっきりした味わいが特徴でエールが初めてという方にも好まれるのがゴールデンエールです。
エールとビール、という呼び名の違いについてですが、これは正しくはエールビールとラガービールと呼ばれ、日本においてビールというと一般にラガービールのことを指しますが、エールとビールは酵母の違いによるものです。エール酵母が常温帯で上面発酵するのに対し、ラガー酵母は低い温度で下面発酵します。一般的にエールのほうが香り高く味わい深いのに対し、ラガーはすっきりとした香りで日本人好みのキレの良さがあると言われています。
エールのほうが歴史は古いですが、ラガーにピルスナーが登場したことで、ラガーが世界に広まりました。ピルスナーの特徴は、すっきりとした苦みがあり、淡い金色で純白の泡が立つこと。日本人が親しむビールそのものですね。ラガーは低い温度で発酵するため雑菌が繁殖しにくく、一定の品質を保って大量生産するのに向いてるので、世界中で普及しています。日本でも大手メーカーのビールはほとんどがラガー(ピルスナー)タイプです。エールもビールも、麦芽・ホップ・酵母・水が主原料。エール、ビールと呼び分ける時には酵母の違いに着目されます。
ちなみに最近注目されているIPAもエールのひとつ。正式名称は「India Pale Alle」といって、通常よりもホップを多く使っているため独特の香りが強いのが特徴です。アルコール度数も5.5〜7.5%と、やや高めになっています。クラフトビールを選ぶ時にはそういった名称の違いも意識してみてはいかがでしょうか。
HARVEST BREW(ハーベストブリュー)だから美味い!
ハーベストブリューという言葉を聞いたことはありますか?ハーベストは「収穫」、ブリューは「醸造」です。ハーベストブリューとはその名の通り、収穫後すぐに醸造されること。
ビールやエールにおける苦みや香りのもととなるのはホップです。醸造にホップを使う際には、フレッシュホップ、ホールホップ、ペレットホップのいずれかを使いますが、なかでも収穫後24時間以内のフレッシュホップを使うのがハーベストブリューです。
東神楽町産のホップを贅沢に使っている
東神楽はホップ栽培も盛んな町です。町内では無農薬のオーガニックホップも多く栽培されており、その爽やかな香りを生かしたクラフトビールも造られています。もちろん、「130年記念クラフトビール」は東神楽町産のホップを100%使用!
ラベルデザインについて
「130年記念クラフトビール」のラベルは可愛らしくふんわりと心和む印象です。大雪の山並みや花畑が優しく穏やかなタッチで表現されています。
デザインされたのは「ゆい・ゆい本舗」メンバーの青山雄一さん。「ゆい・ゆい本舗」さんは障がいのある方への支援をするNPO法人「ゆい・ゆい」さんによる就労継続支援B型事業所です。ビールとともに、ラベルの素敵なデザインにも注目してみてください。
クラフトビールって何?
クラフトビールは、小規模の醸造所(ブルワリー)で造られる個性的なビールのことです。以前は「地ビール」の名で親しまれていましたが、2000年代に入ってアメリカでクラフトビールブームが起こった頃、日本の地ビールもクラフトビールとして注目を浴びました。なので、呼び方が違うだけでクラフトビールも地ビールも同じものです。
クラフトビールはブルワリーによってまったく味わいが異なります。色合い、香り、味わい、それぞれのブルワリーの特徴を楽しんでみてください!
大雪地ビール株式会社について
北海道、とくに大雪山周辺の原材料にこだわり、郷土の風味を生かしたクラフトビールや発泡酒を造っている会社です。こちらの醸造所はジャパン・ビア・グランプリ受賞をはじめ、国内最大規模のビールコンペティションでも毎年数々の賞を受賞している実力派。2001年「ジャパン・ビア・カップ」、2003年「全国酒類コンクール」で受賞した「大雪ピルスナー」や、「男山」の仕込み水で造ったクラフトビールなども販売しています。
ビール業界は、大麦麦芽・小麦麦芽などの原料の多くを輸入に頼っているのが現状です。麦の国内生産量や、麦を麦芽にするための施設が少ないことが原因ですが、小規模ブルワリーも、地場産の麦を原料にすることが困難だと言われています。大雪地ビール株式会社では、自社で精麦技術を開発し、これを設備のある農家に譲渡することで、地場産の麦を使うことに成功しています。
北海道の恵みといえば農産物、海産物などがすぐに思い浮かびますが、その農産物から造られるビールもまた、北海道の大地からの恵みです。北海道産の大麦・小麦と北海道産のホップ、そして大雪山の水。ここから生み出される地ビールをぜひ味わってみてください。
東神楽130年記念クラフトビールは購入するには
現在「東神楽130年記念クラフトビール」を購入できるのは、数店舗のみ。お取り寄せで購入したい場合は、「東神楽大学購買部」にて電話やFAXによる注文が可能となっています。この記事を読んで、飲んでみたい!と思った方はぜひ注文してみてはいかがでしょう。
東神楽130年記念クラフトビールのお取り寄せ購入 | |
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販売店 | 東神楽大学購買部 |
問合せ先(TEL) | 050-8885-9373 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
まとめ
東神楽の豊かで美しい自然の中で育ったフレッシュホップを100%使った「130年記念クラフトビール」。ハーベストブリューならではの爽やかな香りと豊かな味わいをぜひ楽しみたいですね!