ふっくらジューシーに!ハンバーグがおいしくなる焼き方と保存方法を紹介

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お肉の旨味とふっくらした食感が魅力のハンバーグは、好きな食べ物として挙げられることも多い人気のメニューです。しかし、家庭で作ると焼き加減が難しく、表面を焦がしてしまったり、生焼けにしてしまったりする人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ハンバーグの焼き方について徹底解説。成形のポイントや、基本の焼き方、おすすめの焼き方、生焼けの際の対処方法、保存方法まで紹介します。ハンバーグを自宅で美味しく焼きたいという人はぜひ参考にしてみてください。

    この記事でわかること

  • ハンバーグの成形は「手早くこねる」「空気を抜く」「中央に凹みをつける」がポイント
  • フライパンで焼くときは蒸し焼きがおすすめ
  • オーブンを使うと生焼けになりにくい
  • ハンバーグを保存するときは焼いてから冷凍するとよい
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ハンバーグの焼き方って意外と難しい!

ハンバーグの焼き方って意外と難しい!

子どもから大人まで、幅広い年代に愛される定番料理ハンバーグ。ふっくらジューシーで肉汁溢れるハンバーグは、そのまま食べるのはもちろん、カレーやシチュー、パスタなどにも合います。

みんな大好きなハンバーグですが、家庭で作る際に焼き方について悩む人も多いのではないでしょうか。ハンバーグは中までしっかりと火を通さなければいけないことが多く、焼き過ぎてパサパサになったり、中まで火が通らず生焼けになってしまうこともあります。

美味しいハンバーグを家庭で食べるには、上手なハンバーグの焼き方をマスターする必要があるでしょう。

ハンバーグを上手に焼く成形の3つのポイント

ハンバーグを上手に焼くためには火加減が重要です。しかし、実はハンバーグが上手に焼けるかどうかは、フライパンにタネを乗せる前に決まっています。

上手に焼けるハンバーグは、成形の3つのポイントを押さえることが大切です。最初に、ハンバーグの成形で気を付けたいポイントについて紹介します。

しっかり素早くこねる

ハンバーグを上手に焼く成形の3つのポイント:しっかり素早くこねる

ハンバーグを成形する際に、しっかりひき肉をこねることが大切です。味を全体に均一に馴染ませるだけでなく、ねばりを出して割れにくくするためにもしっかりこねましょう。

ただし、ひき肉をこねる際に時間をかけてしまうと、室温や手のひらの体温で肉の脂が溶け出してしまいます。肉の脂が溶け出してしまうと、肉汁が少なくパサついた仕上がりになってしまうことがあります。
ボウルの下に氷水を張ったり、こねる前に冷水で手のひらを冷やすなど、ひき肉を温めてしまわないように注意して短時間でこね終えるのがポイントです。

叩いて空気を抜く

ハンバーグを上手に焼く成形の3つのポイント:叩いて空気を抜く

ひき肉をこねている段階で、ハンバーグの中にはたくさんの空気が含まれます。このまま焼いてしまうと空気の入っている部分からひび割れが起こり、焼いている途中にハンバーグの形が崩れてしまうことがあるでしょう。
ハンバーグのひび割れを防ぐために、成形した段階で左右の手でポンポンと叩いて中の空気を抜くことが大切です。
この時、手のひらにサラダ油を薄く塗って叩くと、ミンチ内の水分が蒸発するのを防ぎながら成形できるのでおすすめです。

真ん中をへこませて火の通りをよくする

ハンバーグを上手に焼く成形の3つのポイント:真ん中をへこませて火の通りをよくする

ハンバーグでもっとも火が通りにくいのは厚みが出やすい中央部分です。そのため、成形の際には中央を指で軽く押してへこませて、火が通りやすくしておきましょう。
火の通りにくい中央部分の厚みを減らしておくことで、生焼けを防ぎやすくなります。

ハンバーグに火が通っているか確認する方法

ハンバーグに火が通っているか確認する方法

ハンバーグでとても多いのが、見た目はこんがり美味しそうに焼けているのに、ナイフを入れると中心部だけが生焼けになっている失敗です。
特に、牛豚あいびきミンチを使っている場合、生焼けで食べると食中毒の危険性などもあるでしょう。

焼けたハンバーグは必ず事前に中まで火が通っているか確認しましょう。
ハンバーグに火が通っているか確認したい場合は、ハンバーグの一番厚みがある部分に竹串を刺してみてください。竹串を引き抜いた後に、透明の肉汁が溢れてきたら中まで火が通っている証拠です。肉汁に赤みがかっている場合は、中まで火が通っていないので注意しましょう。

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旨みの強い十勝エゾ鹿肉の赤身肉に十勝池田産黒豚の脂を加えた、肉汁溢れるジューシーなハンバーグです。ソースにも町の特産品でもある『池田町ブドウ・ブドウ酒研究所』のワインを使用。じっくり煮込んで、メード・イン・池田のハンバーグに仕上げました♪

ハンバーグの基本の焼き方【フライパン編】

ハンバーグの基本の焼き方【フライパン編】

家庭ではフライパンを使ってハンバーグを焼くことが多いでしょう。フライパンでハンバーグを焼くときには、以下の焼き方で生焼けを防ぎ美味しいハンバーグを焼くことができます。

  1. フライパンにハンバーグを乗せて中火で約3分間加熱する
  2. ハンバーグをひっくり返す
  3. 少量の水もしくは料理酒を加えて蓋をし、弱火で約3分間蒸し焼きにする
  4. 再びハンバーグをひっくり返して強火にする
  5. フライパンに残った水もしくは料理酒が全て蒸発したらできあがり

テフロン加工されているフライパンや脂身の多いミンチを使ったハンバーグであれば、油などを挽かなくてもフライパンにお肉がくっついてしまうことはないでしょう。
しかし、元々くっつきやすいフライパンや、脂身の少ないミンチを使っている場合は、事前にサラダ油などをフライパンにひいてから焼き始めてください。

焼き始めたら、なるべくハンバーグを触らないことも大切です。火を通そうとフライ返しなどで押しつぶしてしまうと、肉汁が流出してパサパサに仕上がってしまうので注意しましょう。

【大きいサイズも失敗なし】ハンバーグのおすすめの焼き方【フライパン&オーブン編】

オーブンがある家庭では、オーブンを使ってハンバーグを焼くのもおすすめです。フライパンで焼くよりも焦げつきにくく、生焼けになりにくいですよ。

  1. フライパンにハンバーグを置いて、強火で約1分間焼く
  2. 焼き色がついたらひっくり返して反対も同じように約1分間焼く
  3. 両面に焼き目がついたら、天板にうつして180度に予熱しておいたオーブンに入れる
  4. 200度10分で加熱してできあがり

取手が外れるタイプのフライパンの場合、ハンバーグに焼き色を付けた後もフライパンのままオーブンに入れることができます。フライパンがオーブンの加熱に対応できるか確認してみるのがおすすめです。

【番外編】ハンバーグはこんな焼き方もおすすめ【もはやミートボール!?】

【番外編】ハンバーグはこんな焼き方もおすすめ【もはやミートボール!?】

ハンバーグと言えば、小判型や俵型が一般的です。しかし、ハンバーグは球体にして周りをこんがりと焼き上げるほど、中に肉汁を閉じ込めて美味しく焼き上げることができるんだとか。
そこでおすすめなのが、たこ焼きプレートを使った焼き方です。

サイズは小さくなってしまいますが、肉汁を逃すことなく均一に焼けるたこ焼きプレートはハンバーグを焼くときに最適です。
たこ焼きプレートに収まるサイズのタネを丸く成形して加熱し、あとはたこ焼きを焼くようにコロコロと転がすだけ。全面にこんがり焼き色がついたらアルミホイルなどで蓋をして蒸し焼きにするとよいでしょう。
今まで食べたことのない、ジューシーな肉汁あふれるハンバーグを味わうことができます。

氷を使ってさらに美味しくハンバーグを焼く方法

氷を使ってさらに美味しくハンバーグを焼く方法

ハンバーグを焼く際、氷を包んで成形すると美味しく焼けるという方法を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ハンバーグがパサパサになってしまう原因は、加熱をし過ぎてしまうからです。
お肉の種類などによって異なるものの、多くの場合お肉は中心部分が60度に加熱されればしっとりと美味しい状態に焼きあがります。一方、肉の表面にカリっとした焼き色をつけるには150度の温度が必要です。

そこで考えられたのがハンバーグに氷を包む方法です。氷を包むことで、周りにしっかりと焼き色をつけつつ中心部の温度が上がり過ぎるのを防げます。
また、氷が溶けた水が熱せられることで中からしっとりと蒸し焼きにすることもできます。氷を使えばふっくらジューシーなハンバーグを焼き上げることができるでしょう。

中に入れる氷に一手間加え、コンソメスープで作った氷を入れるとさらにコク深いハンバーグを焼くこともできます。ぜひとも一度、タネの真ん中をへこませたところに氷をのせ、包み込むように埋め込んで焼いてみてください。

【お取り寄せにもおすすめ】冷凍ハンバーグの焼き方

【お取り寄せにもおすすめ】冷凍ハンバーグの焼き方

家庭で作るハンバーグもいいですが、有名店の絶品ハンバーグやブランド肉などを使ったハンバーグをお取り寄せして家庭で楽しむ人も増えています。多くの場合、お取り寄せハンバーグは冷凍状態で配送されるため、適切な解凍や加熱で美味しく頂きたいものです。

続いては、冷凍ハンバーグの焼き方を「解凍してから焼くタイプ」「冷凍のまま焼くタイプ」に分けてみていきましょう。

解凍してから焼くタイプの場合

加熱前に解凍するタイプのハンバーグは、解凍方法がポイントです。電子レンジなどで急速に解凍してしまうと、せっかくの肉汁が流出してしまったり、火が通ってしまいパサパサになることもあるので注意してください。

冷凍ハンバーグを解凍する場合は、冷蔵庫に移して半日ほどおきましょう。じっくりと解凍していくのがポイントです。半日ほどおいて半解凍くらいになったら、後は冷蔵庫から出して自然解凍します。

焼き方は基本のハンバーグの焼き方で焼きましょう。

冷凍のまま焼くタイプ

冷凍ハンバーグの中には、解凍せずにそのまま焼くことを推奨している商品もあります。冷凍のまま焼き上げることで、内部の焼き過ぎやパサつきを防ぐ目的などもあるでしょう。

一方、冷凍のまま焼くタイプは温度が上がりにくく生焼けになりやすいため注意が必要です。生焼けを防ぐためにも、冷凍のまま焼くタイプのハンバーグは蒸し焼きで焼いてみましょう。

プライパンに冷凍状態のハンバーグをのせたら、30~100ccの水を加えます。蓋を閉めて弱火で約8分間加熱すれば、じっくりと蒸し焼きされ中まで火が通ります。最後に強火で表面に焼き色をつけてください。外はカリっと中はジューシーなハンバーグを楽しめます。

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紋別の山海の幸を、贅沢に組み合わせた人気商品。ほたて貝柱ステーキと地元で牛乳や生乳を使ったスイーツ、家畜を行う「オホーツクファーム喜多牧場」の牛と豚の2種類のハンバーグを用意(各2枚入り)。喜多牧場では、ストレスフリーに育てる放牧豚方式を採用。餌にもこだわっているので、精肉は柔らかくジューシーな食感と味わいに。ハンバーグは1つ120gと食べ応えも十分です。

ハンバーグが生焼けになってしまったときの対処法

基本的には今回紹介している焼き方で、生焼けを防いで美味しくハンバーグを焼き上げることができるでしょう。しかし、火加減やオーブンの性能などによっては微調整が必要です。微調整に失敗してしまうと、ハンバーグが生焼けになってしまうこともあるかもしれません。

そんなときのために、生焼けハンバーグをリカバリーする方法を紹介します。

電子レンジで再加熱する方法

生焼けのハンバーグは、再びフライパンで加熱すると表面が焦げついてしまうこともあります。そこでおすすめなのが、電子レンジを使った再加熱方法です。

生焼けのハンバーグを耐熱皿にうつし、ラップをふんわりとかけて500w30秒加熱しましょう。30秒加熱後、まだ生焼けだった場合はもう一度30秒加熱します。一度に長時間加熱すると肉汁が流出してパサついた仕上がりになってしまうため、火の通りを確認しながら30秒ずつ加熱していくのがおすすめです。

別の料理にリメイクする方法

別の料理にリメイクする方法

ハンバーグが生焼けだった場合、他の料理にリメイクするのもよいでしょう。特に簡単にリメイクできるのは煮込みハンバーグです。ハンバーグを焼いていたフライパンにトマト缶を入れて、ソースや砂糖、塩、コンソメなどで味を整えれば完成。煮込んでいる間にハンバーグにもしっかりと火が通ります。

ハンバーグの保存方法

ハンバーグの保存方法

たくさん作り過ぎたハンバーグは保存しておくと、ランチやお弁当などにも使えて便利です。しかし、ハンバーグはどうやって保存すればいいのか悩む人も少なくありません。

最後に、ハンバーグを美味しく保存する方法について紹介していきましょう。

ハンバーグは焼いてから冷凍する?生のまま冷凍する?

ハンバーグは一般的に焼いてから冷凍するのがおすすめです。その理由は、手でこねたり成形したりする際に雑菌が付き、繁殖しやすいためです。一度焼いたハンバーグを冷凍した際、約1ヶ月はもつと言われているのに対し、焼かずに生のまま冷凍したものは約2週間しかもちません。

また、生のまま冷凍したものは、解凍時に肉汁が流出してしまったり、凍った状態で加熱するため焼き過ぎてパサパサになってしまうことも多いです。

これらの理由から、一般的にハンバーグは焼いてから保存した方が、長持ちし手軽に解凍して美味しい状態で食べられるといわれています。

ハンバーグを焼いてから冷凍する方法

ハンバーグを焼いてから冷凍する場合は、焼きあがって冷めたものを1つずつラップで包みましょう。なるべく空気が入らないようラップで包むのがポイントです。

ラップで包んだハンバーグは、そのまま冷凍保存袋などに入れて冷凍してもよいですが、金属トレイなどに並べて冷凍するのもおすすめです。金属トレイに置くことで急速に冷凍され、より風味や旨味を逃がすことなく冷凍できます。金属トレイで冷凍させた後は、しっかり凍ったものを冷凍保存袋にしまっておくことも忘れないようにしましょう。

解凍する際は1つずつ、600wの電子レンジで解凍していきます。小さいものなら1分、大きくても1分半に設定し、後は30秒ずつ追加していくと加熱のし過ぎによるパサつきを防ぐことができます。
また、凍ったままフライパンに乗せて水や料理酒などで蒸し焼きにして解凍するのもおすすめです。よりしっとりふっくらと仕上がるでしょう。

ハンバーグを焼かずに生で冷凍する場合

作り置きなどを目的に生でハンバーグを冷凍したい場合は、作り始めがポイントです。特に、ミンチをこねる際は、少しでも雑菌がつかないようビニール手袋を使って調理するのがおすすめです。

成形したハンバーグは、1つずつラップで包んで冷凍しましょう。解凍して食べる際には「【お取り寄せにもおすすめ】冷凍ハンバーグの焼き方」で紹介している「冷凍のまま焼くタイプ」の焼き方を参考にすると、ぱさつきや生焼けを防いで美味しく焼き上げることができます。

まとめ

今回はハンバーグを美味しく焼く方法について紹介してきました。どんなハンバーグでも生焼けや焼き過ぎだと、美味しさは半減してしまいます。反対に、上手に焼けたハンバーグは肉本来の旨味や肉汁のコクを感じられることでしょう。特に、ブランド肉などを使った有名店のお取り寄せハンバーグなら、お店で食べる味を家庭で再現することもできます。

今回紹介したさまざまなハンバーグの焼き方を実践して、ぜひ絶品ハンバーグをご家庭で味わってみてください。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!