じわり人気。道の駅遠軽 森のオホーツクのローカルグルメからスキー場までを徹底レポート

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令和元年12月にオープンした、道の駅遠軽 森のオホーツク。

オープンしてからじわじわと人気を集め、今では道東で1・2を競う人気の道の駅です。地元の名産品を使った食事にショッピングは、もはや当たり前。ここではどうやら『体験性』もキーポイントとなっているもよう。

本記事では、PREZO撮り下ろしの画像とともにその魅力と楽しみ方をレビュー。道東やオホーツクにお出かけする方は、ぜひ参考にしてみてください!

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道の駅遠軽 森のオホーツクの基本情報

道の駅遠軽 森のオホーツクのエントランス

道の駅遠軽 森のオホーツクは北海道の東側、道東エリアの遠軽町令和元年12月にオープンした新しい道の駅です。旭川紋別自動車道の遠軽ICに隣接しているため、旭川市と遠軽町を結ぶオホーツクの玄関口として地域発信の役割を果たしています。

道の駅遠軽 森のオホーツクまでのアクセス

道の駅遠軽のアクセスマップ

高速道路のインターチェンジに隣接した道の駅のため、基本的には車でのアクセスがスムーズです。ただ、遠軽町中心部からさほど離れてはいないのでバスでも気軽に訪れることができます。

車で行くなら

札幌方面からは、高速を利用して3時間30分ほど。道央自動車道から旭川紋別自動車道に入り、「遠軽IC」で降りるとすぐです。旭川方面からであれば、旭川紋別自動車道で1本。約1時間40分なので、日帰りドライブの目的地としても丁度良い距離感です。

バスで行く

JR遠軽駅からは、タクシーまたはバスの2択になります。バスの場合は「北海道北見バス」の遠軽ターミナルまで徒歩で5分、そこから町営バス「遠軽丸瀬布線」に乗車して約16分で道の駅に到着します。

飛行機で行く

遠軽町へはオホーツク紋別空港が最寄りの空港となります。東京羽田から全日空(ANA)が毎日1便発着しており、空港から遠軽まで約1時間30分かかりますが無料送迎バスが運行しています。

空港からレンタカーを借りるのであれば、女満別空港からのアクセスが少し近いかもしれません。女満別空港から道の駅までは、車で1時間20分ほどです。

施設名 道の駅遠軽 森のオホーツク
住所 北海道紋別郡遠軽町野上150番地1 【 MAP
アクセス 旭紋道「遠軽IC」から車ですぐ
JR遠軽駅から車・バスで約15分
営業時間 9:00~18:00
ENGARU TERRACEは9:00~L.O 17:00(食事は10:00~)
サリーカフェは9:00~17:30
※1階トイレと休憩スペースは24時間利用可
※その他の施設・設備はそれぞれ営業時間が異なります
休館日 なし
駐車場 普通車202台(無料)
※二輪車用スペース、電気自動車急速充電器1台あり
電話番号 0158-42-4536
公式サイト https://engaru-mori-no-okhotsk.jp/

道の駅遠軽 森のオホーツクのオープン日

2019年(令和元年)12月22日にオープンしました。道内では125番目の道の駅で、遠軽町内には「まるせっぷ」と「しらたき」にも道の駅があり、次いで3カ所目の道の駅になります。

同一市町村に3つの道の駅があるのは、遠軽町だけです。

道の駅遠軽 森のオホーツクの特徴

“道の駅”と聞いてイメージするのは、地元の名産品・特産品を使ったグルメや土産品などが販売されている場所という人が多いことでしょう。ここ「道の駅遠軽 森のオホーツク」はそれだけにあらず、体験性を兼ね備えているのが他とは違う最大の特徴です。

コンセプト

道の駅遠軽 森のオホーツクのコンセプトは、「ゲレンデと遠軽とオホーツクの魅力を発信する」こと。

駅内(施設内)の1階には、オホーツク圏全体の情報がわかる大型モニターが設置されているほか、周辺観光スポットのリーフレットや地図なども充実。道東観光・旅行の拠点として、訪れる人の役に立つ情報を揃えています。

ゲレンデへダイレクトアクセス

もっとも注目すべき点は、道の駅の敷地内にゲレンデを併設していること。北海道の道の駅としては初めてのこと。

えんがるロックバレースキー場

「えんがるロックバレースキー場」は大きなスキー場ではありませんが、最大傾斜33度のチャンピオンコースや全長1,000m超えのダイナミックコース、ウサギ平コース、ユートピアコース、パノラマコース、林間コースという景色と難易度が異なる全6コースを備えています。リフトで途中下車するとファミリーゲレンデがあるほか、小さな子供が楽しめるボブスレー広場もあるので家族で満喫できるスキー場です。

スキー場にはレンタルスキーの有料サービスがあるので手ぶらでもOK。また、スキー場へは道の駅2階の「ロックバレーロッジ」から直接アクセスできるので、便利です。スキーを楽しみつつ休憩や食事は道の駅で。ゲレンデ飯に地元グルメが味わえるのもうれしい限りです。

  • 営業期間/例年12月中旬~翌4月上旬
  • 営業時間/9:00~17:00、ナイターは17:00~20:00
    3月は平日と週末で営業時間が異なります
  • リフト料金/ペアリフト1日券:一般3,900円(税込)・高校生以下2,400円(税込)ほか
  • レンタル料金/スキーセット:1日4,000円(税込)、スノーボードセット:1日4,000円(税込)

夏はジップラインとツリートレッキングができる

サマーゲレンデ

隣接するゲレンデを活用して、オホーツクの自然を全身で感じられるアクティビティが楽しめます。

ジップライン

ジップライン「森のOWL」は最大傾斜25度、全長1,135mを最速70km/hで滑り降りるスリル満点のアクティビティ。スタート地点まではスキー場のリフトに乗れるので、体力の心配は無用。気軽にチャレンジできます。

  • 営業期間/公式サイトにて告知(おもに土曜・日曜・祝日に実施)
  • 営業時間/10:00~最終受付15:30
    ※9月中旬以降は最終受付14:30
  • 体験料金/1名3,500円(税込)、付き添いはリフト利用料として1名1,000円(税込、高校生以下は600円)
  • 備考/参加には年齢や身長体重などの諸条件があります(要問合せ)

ツリートレッキング

木々に張り巡らされたワイヤーやはしごをわたって、森の中を空中散歩! 一般コースは全長約400mで、29のアトラクションが配置されています。総全長約50mのキッズコースがあるので、子供も楽しめます。

開催はゴールデンウィークから10月頃までで、土曜・日曜・祝日のみの開催。営業が変則的なので、事前に問い合わせてから訪れるのがおすすめです。

  • 営業期間/GW~10月の土曜・日曜・祝日
  • 営業時間/9:00~最終受付15:30
    ※9月下旬以降は最終受付14:30
  • 体験料金/一般コース1周:中学生以上2,800円(税込)・小学生1,500円(税込)、キッズコース30分:小学生以下1,000円(税込)
  • 備考/参加には年齢や身長体重などの諸条件があります(要問合せ)

ジップライン、ツリートレッキングのほかに、特殊なマットで夏でもスキーやスノーボードが楽しめるサマーゲレンデも必見。雪に近い感覚で、夏なのにウィンタースポーツを楽しめて青空と深緑を感じられる不思議な体験ができますよ。

お楽しみは、やっぱりローカルグルメ

テラスやカフェでグルメをいただく

道の駅の醍醐味と言っても過言ではないのが、その土地・その場所ならではのローカルグルメ。館内にはフードスペースの「ENGARU TERRACE」と「サリーカフェ」の2カ所があり、ロングドライブや旅行の途中で食事をしたり、ひと息ついたりするのにぴったり。木の温かみを感じる清潔感のある空間で、落ち着いた時間を過ごせます。

カツカレーやステーキ丼などのがっつりメニューも気になりますが、ご当地ならではのおすすめはこちら!

名産のじゃがいもを使った野菜カレー

野菜カレー

ENGARU TERRACEの人気メニュー「1日分の野菜カレー」は、遠軽町の名産品でもあるジャガイモ「白滝じゃが」を使った絶品カレー。地元で採れた野菜がたっぷり入っていて、じゃがいももホクホクとして食べ応えがあります。

つい手が出る丸揚げインカ

丸揚げインカ

遠軽町白滝にある「えづらファーム」で作られた「インカのめざめ」を、その名の通り丸ごと揚げたポテトフライがたまりません。

見た目に驚き! 黒いソフトクリーム

黒ごまソフト

真っ黒の見た目が衝撃的なソフトクリーム「ジオ」は、香ばしさとミルクのまろやかさが口に広がる黒ごまソフト。日本最大の産地とも言われる遠軽町白滝地域の黒曜石をイメージしているそう。濃厚だけど後味すっきりな、とっても美味しいソフトクリームです。

ショップでご当地食材&お土産探し

ショップでご当地食材やお土産探

ショップ「select・forêt」には、つい買って帰りたくなるご当地食材やお土産が目白押し。

遠軽町は2005年に合併するまで遠軽・丸瀬布・生田原・白滝に分かれており、このショップには各地域の魅力がわかる商品が一堂に集まっています。

アスパラ「遠軽にょっきーず」やじゃがいも「白滝じゃが」をはじめとして、食材や加工食品、お菓子、工芸品などが陳列されていて、どれを購入しようか迷ってしまいます。立ち寄った記念や思い出に、気になるものを購入してみましょう。

足湯に体験メニューまで過ごし方いろいろ

外遊びにお腹を満たしてくれる地元グルメと魅力満載ですが、まだまだ紹介したいポイントがあります。

体験プログラムで作品づくり

屋外で遊べないときは、屋内体験プログラムでものづくりにチャレンジ! スノードームやキャンドル、ソーラーランタンなど、大人も子供も楽しめるクラフト体験メニューが用意されています。作品は持ち帰ることができるので、夏休みの自由研究やお出かけの思い出になること間違いなし。

  • 開催日/公式サイトにて告知(おもに土曜・日曜・祝日に開催)
  • 受付時間/9:00~最終受付17:00
  • 体験料金/ストームグラス1,900円(税込)、お守りヒンメリ1,000円(税込)など
  • 備考/お支払いは現金のみ

無料の足湯でじっくり温まる

足湯でじっくり温まる1 足湯でじっくり温まる2

本館から少し離れたところに、足湯が設置されています。

シュワシュワした炭酸の温泉が張られていて、ゆっくりと足元から体を温められます。冬に立ち寄ったときやゲレンデで遊んだ後に、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

ワンちゃん大喜びのドッグラン

サマーゲレンデのすぐ近くには、小型・中型犬がリードなしで遊べる無料のドッグランを併設。

体高45cm以下かつ体重15kg以下のワンちゃんのみに限定されていますが、愛犬と一緒に訪れることができるスポットがあるのはうれしい限りです。

道の駅遠軽 森のオホーツク周辺の人気スポット

太陽の丘えんがる公園のコスモス

豊かな自然に恵まれた遠軽町とその周辺には、花めぐりにぴったりの場所が2カ所あります。1つは、10ha(ヘクタール)の敷地に1,000万本ものコスモスが彩る「太陽の丘えんがる公園」。日本最大級のコスモス園で、8月中旬から9月下旬にかけて多くの観光客で賑わいます。

かみゆうべつチューリップ公園

もう1カ所は、隣町の湧別町にある「かみゆうべつチューリップ公園」。5月~6月にかけて200種類100万本のチューリップが色とりどりに咲き誇ります。花めぐりドライブの休憩ポイントやお土産選びに、「道の駅遠軽 森のオホーツク」に立ち寄ると良いでしょう。

まとめ

北海道・オホーツクならではの豊かな自然を生かし、夏はツリートレッキングやジップライン、冬はスキーなどのアクティビティが楽しめる道内でも無二の道の駅。

地元グルメにショッピング、足湯までと1日をここで過ごせそうなほど楽しみが充実しています。周辺観光とも組み合わせて、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。

PREZO編集部
PREZO編集部
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