遠軽町の紹介

遠軽町

Engaru

平成17年10月1日、遠軽町・生田原町・丸瀬布町・白滝村の4町村合併により、新たな「遠軽町」として誕生しました。
町を貫流する湧別川の上流側に位置し、支湧別川・武利川・丸瀬布川・瀬戸瀬川・生田原川・サナブチ川のほか多数の支流が合流、そこに広がる肥よくな大地は、開拓当初から農耕地に適した環境として繁栄してきました。梅雨や台風の影響を受けることがあまりなく、例年7~8月は晴天の日が長く続くため、キャンプなどアウトドアにもおすすめです。
東西47km・南北46kmにわたる緑豊かなこの町で、コスモス園や迫力の滝、北海道自然百選に選出された「瞰望岩(がんぼういわ)」など、お気に入りのネイチャースポットを探してみてください。

遠軽町ってどんなところ?

太陽の丘えんがる公園

日本最大級のコスモス園 1,000万本が風にそよぐ 

例年4月頃オープンの「太陽の丘えんがる公園」は、平成15年の開園以来、地元の企業や高校を始めとした町民ボランティアの活動によって維持され、日本観光協会主催「花のくにづくり大賞」フラワーツーリズム賞を受賞しました(平成17年)。春夏は桜やシャクヤク、秋は品種も多彩な1,000万本ものコスモスが華やかに咲き誇り、時間をたっぷりとって散策したくなる美しさ。360度の大パノラマで一望できる展望台も人気です。
遠軽町のSL

キャンプも楽しめる森林公園を、守り継がれたSLが走る 

「丸瀬布森林公園いこいの森」にある「雨宮21号」は、昭和4年から木材の運搬に活躍した蒸気機関車。煙突からはモクモクと煙を上げ、足回りのピストンからは白い蒸気を出しながら、園内に敷設された2kmの軌道を走ります。国内唯一の“動く森林鉄道蒸気機関車”であり、貴重な財産として引き継がれ、平成16年10月に北海道遺産に選定されました。
園内の橋を渡ると、林間・渓流といった自然環境を生かしたキャンプサイトもあります。遠軽には他にもキャンプ場が点在し、例年多くのキャンパーが訪れます。
遠軽町の山彦の滝

音を立て流れ落ち、冬の厳しさに凍る、荘厳な滝

成田不動尊を祀る「山彦の滝」は、丸瀬布市街から上武利方面に16kmの場所にあり、さらに駐車場から200mの山道を上ると出現。高さ28mから流れ落ちる滝は裏側からも見られることから「裏見の滝」とも呼ばれます。厳冬期には、滝が1本の柱となって結氷し、その神秘的な様は圧巻の一言。例年1〜3月には「山彦の滝ナイトツアー(ライトアップ)」や日中の「山彦の滝観察会」を開催しています。
「山彦の滝」から山道を奥に500m行くと見えるもう一つの滝は、周辺に鹿が多く生息し水を飲みに来ることから「鹿鳴の滝」と名付けられました。滑らかな岩肌をすべるように流れ落ちる様子に心癒されます。
遠軽町の瞰望岩(がんぼういわ)

見上げて、見下ろして、町の魅力を体感

地上から約78mにそびえる瞰望岩(がんぼういわ)は町のシンボル的な存在で、町のあらゆる所から望むことができ、その場所ごとに表情が変わります。アイヌの人々の古戦場となったドラマチックな伝説も存在。登り口から頂まで登ってもわずか数分。素晴らしい眺望が広がり「北海道自然百選」にも選出されました。また平成23年2月、国指定名勝「ピリカノカ」の構成資産として、オホーツク管内で初めて指定。「ピリカノカ」(アイヌ語で美しい・形)とは、アイヌの物語や伝承・祈りの場・言語に彩られた、道内の良好な自然の風致景観を持つ優秀な景勝地をあらわす統一名称です。岩の下ではSLなど鉄道車両を静態保存展示しています。
黒曜石

「黒曜石がつむぐ地球と人の物語」を白滝で発見

遠軽町は、2010年に「白滝ジオパーク」として日本ジオパークに認定。白滝地域に位置する「日本最大の黒曜石産地」をはじめ地球の活動が作り出した見どころがたくさんあります。黒曜石ができるまでをまとめた展示室や、2面スクリーンの体感型映像シアターを備えた「白滝ジオパーク交流センター」で、町の大地の成り立ちを学んだり、ガイドツアーに参加してみましょう。

遠軽町の主なイベント

5月 道の駅「遠軽森のオホーツク」GWイベント
6月 まるせっぷ藤まつり
7月 遠軽がんぼう夏まつり、安国野外音楽祭
8月 まるせっぷ観光まつり、いこいの森盆踊り大会、コスモス開花宣言花火大会
9月 えんがる物産まつり
10月 えんがぁる愛食フェア、街なか賑わい創出事業(ハロウィンイベント)
12月 SAJ公認白滝北大雪クロスカントリースキー大会
2月 湧別原野オホーツクCCスキー大会