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花の庭園「ゆにガーデン」へ。春はハナモモ、秋はコキアを愛でる

花の庭園「ゆにガーデン」へ。春はハナモモ、秋はコキアを愛でるの画像

新千歳空港からほど近い由仁町には、イングリッシュガーデン「ゆにガーデン」があります。広大な敷地に広がる庭園を散策しながら、春・夏・秋、それぞれの季節を感じる見事な花の風景を楽しめるスポットです。

本記事では園内の見所や美しい花々、気になるグルメなどを余すことなくご紹介します。

この記事でわかること

  • 春・夏・秋を15の庭園とスポットで楽しめる
  • レストランとカフェテリアでオリジナルランチあり
  • 特産品「由栗いも」のソフトクリームがおいしい
  • 地元のお土産や雑貨が揃うショップが充実
  • お得に楽しむなら、シーズンパスポートとセットチケット
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

空港から30分の立地に広がるイングリッシュガーデン

由仁町にある「ゆにガーデン」は、札幌から車で約50分、新千歳空港からは車で約35分ほどでアクセスできる観光スポットです。馬追(まおい)丘陵に位置するイングリッシュガーデンは、森に囲まれた広い敷地に咲き乱れるさまざまな花を楽しめます。

ピクニック気分で巡る花園

ピクニック気分で巡る花園

敷地内は、歩いて1周するなら1時間はみておくとよいでしょう。ただ、どのガーデンも映えスポットなので、立ち止まって写真を撮りたくなります。撮影タイムを考慮し、滞在時間に余裕をもって計画を立てるのが「ゆにガーデン」を楽しむコツです。

ランチやカフェタイム、ショッピングを楽しむなら、2時間くらいは滞在時間を見込んでもよいでしょう。

花の見ごろは、公式サイトでチェック!

「ゆにガーデン」は、毎シーズン、4月下旬頃から10月下旬まで休まずオープン。この期間、いつでもお花を楽しめますが、お花の見ごろを事前に知るには、「ゆにガーデン」の公式サイトがとても便利です。

春・夏・秋、季節ごとに代表的な見頃のお花や、「現在のお庭の様子」として、直近の開花状況を確認できます。「ゆにガーデン」のお花のようすが気になったら、まずは開花状況をサイトででチェックしてみましょう。

英国風ガーデン
スポット名 ゆにガーデン
住所 北海道夕張郡由仁町伏見134-2
アクセス 札幌から車で約50分
新千歳空港から約35分
駐車場 800台(無料)
身障者用駐車スペース7台
電話番号 0123-82-2001
公式サイト https://yuni-garden.co.jp/

個性が異なる15の庭園&チェックポイント

個性が異なる15の庭園&チェックポイント

ゆにガーデンの敷地は、東京ドーム3個分以上の広さがあり、それぞれ名前がついたガーデンやチェックポイントが15あります。

時間に余裕があるときは、庭園内をぐるりと1周したり、また、滞在スケジュールに合わせて気になる庭園を重点的に見たり。スケジュールに合わせて「ゆにガーデン」を堪能しましょう。

ここでは「ゆにガーデン」の気になるスポットと季節ごとのおすすめポイントをご紹介します。

ガーデン名 特徴
ノットガーデン 柘植の垣根・花・ハーブで作った英国伝統のガーデン
フルーツガーデン いろいろなフルーツが実るガーデン
スペシャルガーデン 身近なハーブのガーデン
アジサイの小路 400株のアジサイを楽しめるガーデン
ホワイトガーデン 白やシルバーの花や葉を集めたガーデン
幸せの鐘・幸せの階段 102段の幸せの階段を上って鳴らせる幸せの鐘
ウォーターガーデン 白樺林を抜けると池と水辺の花を楽しむガーデン
コキアの丘・展望エリア 北海道最大規模、コキア32,000株のコキアガーデン
フレグランスガーデン 香りが楽しめるハーブなどを触れて香りも楽しむガーデン
ヒースガーデン 可憐な薄いピンク色の「エリカ」が咲くロックガーデン
ローズガーデン バラとバラ科のハマナスのガーデン
リナリアの丘 リナリアのガーデン
ベジタブルガーデン 鮮やかな色の野菜ガーデン
屋内ガーデン バラとバラ科のハマナスのガーデン
ブロードウォーク 160メートル続く象徴的英国風ボーダーガーデン

ピックアップ① ブロードウォーク

ブロードウォーク

広々とした芝生が160メートルまっすぐ続くボーダーガーデンは、両脇に花が咲く木や花が咲き乱れるガーデンです。ボーダーガーデンは、幸せの階段、幸せの鐘へと続いています。

ピックアップ② フレグランスガーデン

フレグランスガーデン

チャペルの前にある色とりどりの花が咲くガーデンですが、直接、手で触れられる花もあります。赤いレンガの塀伝いに咲く鮮やかな花の色とのコントラストや、ミントやタイムなどのハーブの香りが印象的です。初夏にはラベンダーも開花。ステンドグラスが印象的なチャペルは、2階からの眺望も見ておきたいポイントです。

ピックアップ③ 幸せの鐘

幸せの鐘

ブロードウォークからまっすぐ伸びた102段ある「幸せの階段」の先、小高い丘に「幸せの鐘」はあります。階段での道のりは、ちょっとしたハイキング気分ですが、上り切って鳴らす鐘は達成感も感じる音色です。また、ここから眺めるブロードウォークとチャペル、その背景の山並みは、102段を上り切ったご褒美と思える光景です。

ピックアップ④ 春のアジサイの小路

春のアジサイの小路

「ゆにガーデン」でのアジサイの見ごろは夏、8月ですが、大きな樹木に囲まれたアジサイの小路には、春にもちょっとした楽しみが。アジサイの若葉がにょきにょきと芽吹くなか、小さなお花があちこちに咲いています。

そして周りでは、にぎやかに囀る小鳥の声が聴こえます。葉が茂り切っていないので、木の梢に目を凝らしていると、枝から枝へ飛び交う「ホオジロ」などの野鳥が見えます。運がよければ、小さな「シマエナガ」を目撃することも

季節ごとのおすすめポイント

Spring(春)~紅白の源平咲き・ピンクのクラブアップル・イエローな菜の花

Spring(春)

サクラやチューリップが終わる頃、センターハウス前の階段を降りた辺り、コキアの丘へ続く通路沿いに「ハナモモ」が美しい花を咲かせます。ハナモモは紅・白あり、なかには白い花の木に交じって紅い花が咲く“源平咲き”も見られます。

また、センターハウス前のシンボルツリーにもなっている「クラブアップル」は、ガーデン内でもかわいい花をたわわにつけた光景を目にすることができます。

目の覚めるようなイエローの「菜の花」畑も必見。

「ゆにガーデン」の春は、札幌中心部よりも少し遅めなので、一度見納めた春の花をもう一度見られる楽しみがあります。

Summer(夏)~ホワイト・ローズ・ブルー

Summer(夏)

北海道の花でもある“ハマナス”を見るなら初夏の「ゆにガーデン」へ。「ホワイトガーデン」では真っ白なハマナスも咲いています。また、初夏にはシャクヤク・ルピナス・バラなど、ピンク色のより鮮やかでゴージャスな花も咲き始めます。

そして北海道の夏といえば、アジサイ。ゆにガーデンの「アジサイの小路」には、8月、400株のアジサイが花をつけます。森の中の小道ともいえる「アジサイの小路」は、まるで物語のなかから出てきた風景のよう。ブルーのアジサイのほか「ブロードウォーク」などの白いアジサイ「アナベル」もきれいです。

Autumn(秋)~コキアの紅葉グラデーション

Autumn(秋)

2021年にオープンした「コキアの丘展望エリア」は、注目を集める秋最大の目玉ガーデンスポットです。「ゆにガーデン」では、コキアの紅葉に向け、春からコキアを育てています。その規模は32,000株。9月頃、展望エリアがオープンし、見渡す限りに並んだコキアを見られるようになります。

そして9月中旬からコキアの紅葉がスタート。10月初旬頃、真っ赤に染まったコキアの丘の展望を楽しめます。紅葉シーズンには、夜間の「コキアライトアップ」営業期間(2021年実績)も実施するなど、閉園シーズンに入る直前までコキアの紅葉を楽しめます。

なお、コキアの丘展望エリアは、センターハウスから一番離れたエリアにあるので、歩きやすい靴と服装で行くことをおすすめします。

ガーデンめぐりのあとは、由仁グルメ♪

「ゆにガーデン」には、食事や軽食を楽しめる入園者専用のレストランとカフェがあります。近隣で採れる野菜や北海道産の食材を使った料理も多く、由仁や北海道の味を楽しめます。

レストラン「チャイブ」でビュッフェランチ

センターハウス2階にある「チャイブ」は、“和・洋・中”のメニューが並ぶビュッフェスタイルのレストラン。常時40種類もの料理が並びます。由仁町をはじめ、北海道産野菜や食材などを主に使っています。時期によっては、ゆにガーデンの「ベジタブルガーデン」で栽培している野菜を使っていることもあります。なお、ゆにガーデン入園者のみ利用できるレストランです。

「チャイブ」バイキング料金
大人(中学生以上) 1,700円(税込)
*別途入園料
シニア(65歳以上) 1,600円(税込)
*別途入園料
小学生 800円(税込)
3歳~未就学児 300円(税込)
シーズンパスポート会員 1,500円(税込)

カフェテリア「バジル」で手軽なテイクアウト&コーヒーブレイク

自然やガーデンのお花を感じながら食事をするなら「カフェテリア バジル」がおすすめ。

メニューは、そのままテイクアウトできる4種類あるランチボックスやお子様メニュー、サイドメニュー、ソフトクリーム、ドリンクなど。

カフェテリア
    バジル

カフェテリアのほか、特にお天気がよい日は、ガーデンを見渡せるセンターハウスのオープンテラスでランチをするのがおすすめです。

「カフェテリアバジル」のオリジナルスープカレース

メニューの中で1番人気の「スープカレーランチボックス」(980円・税込)は、「カフェテリア バジル」のオリジナルスープカレー。スパイスが香る本格的な風味のスープカレーです。特にチキンやじゃがいも、カボチャ、ナス、人参、ブロッコリーと、ゴロゴロ入った大ぶりの具材がおいしく、北海道の澄んだ空気の中で食べたい逸品です。

オリジナル「由栗いもソフトクリーム」がおすすめ

由栗いもソフトクリーム

ゆにガーデンのソフトクリームといえば、これまでリナリアソフト、プルーンソフト、ブルーベリーソフトなど、多様なフレーバーのソフトクリームが名物になってきましたが、現在のオリジナルソフトクリームは「由栗いもソフト」(2022年発売)。

由仁町と栗山町で栽培するブランドさつまいも「由栗いも」のソフトクリームで、さつまいものやさしい甘みはソフトクリームのなめらかな口当たりにぴったりです。

さつまいもの風味をより強く感じたいなら「由栗いもソフトクリーム」(400円・税込)を、バニラと由栗いもの両方を欲張りたいなら「ミックスソフトクリーム」(380円・税込)を。

フラワーモチーフの雑貨や美味しいお土産

ゆにガーデンでショッピングを楽しめるスポットは2カ所。テイストが異なる2つのショップでお気に入りのお土産をみつけましょう。

フラワーモチーフ雑貨が揃う「フレグランスショップ」

センターハウスの1階、「カフェテリア バジル」の向かいにあるショップです。店内はお花やハーブをモチーフにした雑貨で溢れ、並んだ商品はまるでお花畑のよう。ファブリック製品や食器、ステーショナリーなど、英国を思わせるパターンの雑貨が豊富にあります。

また、ガーデン散策の暑さ・寒さ対策に便利な帽子やストールも販売しているので、散策前にチェックしてみるのもよいです。

オリジナル商品から北海道土産まで「ファーマーズマーケット」

ファーマーズマーケット

ゆにガーデンの駐車場に面し、入園者以外も利用できるショップです。ショップ前にはお花の苗が並び、地元の人が買いに来ることも。スタイリッシュなガーデニング雑貨も販売しています。 ショップ内には、スイーツをはじめお土産が数多くあり、目移りするほどのバリエーションです。

ゆにおはぎ

ゆにガーデン銘菓として由仁産あずきを使った“ゆにおはぎ”が人気ですが、ガーデン内の人気スポット「コキアの丘」にちなんだ「コキアおはぎ」も販売しています。緑(ずんだ)と紅(白あん)の2種類のコキアおはぎは、それぞれ紅葉前と紅葉したコキアをイメージしています。

由栗いも甘納豆

また、ゆにガーデンオリジナルのジャムや由仁町特産のさつまいもと使った「由栗いも甘納豆」のほか、地元のワインや地酒、由仁町産新鮮野菜も並んでいます。

コキアで作ったおしゃれな“ミニほうき”などの雑貨もあるので、ショップ内をくまなくチェックして、お気に入りのお土産をみつけましょう。

ゆにガーデンを楽しむための“あれこれ”

四季折々に「ゆにガーデン」を楽しむためのおすすめポイントです。

リピート予定ならシーズンパスポートがおすすめ

「ゆにガーデン」は、通常の大人入園料が4月~8月は700円、9月~10月は850円ですが、入会料金1,200円のシーズンパスポート会員になると、シーズン終了までの入園料金が無料に。

また、シーズンパスポート会員は、レストラン「チャイブ」のランチバイキング料金割引特典を受けられます。春・夏・秋、とそれぞれの季節にお花を楽しむなら、シーズンパスポートがお得です。

天然温泉と一緒に楽しむセットチケット

近場おすすめスポットに、車で1分・徒歩約10分でアクセスできる天然温泉「ユンニの湯」があります。美人の湯として知られるコーヒー色の温泉です。

「ゆにガーデン」の入園料券売機では、「ゆにガーデン・ユンニの湯セット券」(1,200円・税込 / 通常日帰り入浴料800円・税込)を販売しているので、ガーデン散策のあと、ユンニの湯で日帰り入浴をする場合は、「ゆにガーデン」でセットチケットを購入するとお得です。

まとめ

北海道空知エリアののどかな由仁町に広がる夢のような英国風ガーデン。北海道の広い大地と空を感じながら、四季折々のお花を鑑賞できる「ゆにガーデン」は、ぜひおすすめしたい観光スポットです。

writerprof_ichinomiya
市之宮 直子
フォトライター / コミュニケーション・アテンダント
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住の「どさんこ」。取材記者時代には、釧路で道東ライフを満喫。近年は食と観光を中心に、北海道の魅力発信をライフワークとしている。Facebookページ“Photogenic Hokkaido”主宰。