初めての北海道旅行にバスツアーがおすすめ!観光バス会社のツアープランをご紹介

北海道旅行をするならバスツアーに参加するのも選択肢のひとつです。北海道は土地面積が広いため、観光地を巡る際に移動に時間がかかることも少なくありません。しかし、バスツアーなら移動に手間や心配がなく、電車で乗り継ぎする必要もないため、移動を気にせず旅行を思う存分楽しめます。
こちらの記事では、北海道のバスツアーの魅力や季節ごとの北海道の魅力、日帰りバスツアーのメリット・デメリットを紹介します。
この記事でわかること
- 北海道は土地が広いので旅行するならバスツアーが楽
- 北海道はどの季節でも必ず楽しめる
- バスツアーはお得に観光スポットを巡れるのがメリット
- バスツアーなら自分で計画を立てないでいいので楽
- バスツアーの欠点は滞在時間や行動の自由度が低いこと
北海道のバスツアーの魅力

北海道は南北約400km、東西約500km、83,450平方kmもの広大な面積を誇ります。土地が広い北海道内には各所に観光スポットが点在していますが、観光スポットを巡るには移動に多くの時間がかかります。さらに、冬場は積雪量が多いため、雪道の運転に慣れない人であれば、できる限り運転での観光を避けたいと思うでしょう。北海道旅行の計画は、移動時間を考慮したうえで旅行スケジュールを立てることが非常に大切です。その点、バスツアーは旅行会社が厳選した観光スポットを巡ることができ、運転する必要がないうえにお得に北海道を旅行することができます。北海道は春夏秋冬どの季節に訪れても、食・景色・体験などができるので、北海道旅行するならバスツアーも選択肢のひとつとしておすすめです。
春夏秋冬異なる!季節ごとの北海道バスツアーの特徴
北海道のバスツアーは、季節ごとに魅力が変わるので、特定の季節に限らずどのタイミングに訪れても楽しめます。ここからは、季節ごとに異なる北海道バスツアーの特徴について解説します。
春|桜や甘えびが楽しめる

春の北海道のバスツアーは、桜や甘えびが魅力です。北海道はお花見の季節が全国でも遅く、通常ソメイヨシノの見頃は3月下旬〜4月上旬ですが、北海道は4月下旬〜5月上旬が見頃です。北海道のお花見ツアーは人気が高く、特に約7kmも桜並木が続く「二十間道路桜並木」や源義経の御神木が祀られている神社「義経神社」が桜の名所として知られています。お花見シーズンは車が混み合うため、自家用車やレンタカーで向かうのは苦労しますが、バスツアーなら運転を気にすることなく、お花見を楽しめるのがポイントです。北海道は春に甘えび漁が解禁され、各地で甘えびのイベントも開催されます。
夏|青い池やラベンダーなどの絶景が見られる

北海道の夏のバスツアーは、青い池やラベンダー畑が魅力です。美瑛町にある青い池は北海道の名観光スポットとして知られており、夏の青い池はひときわ美しいライトブルーの水面が見られます。また、同じ美瑛町には「白ひげの滝」があり、落差約30メートルの力強い自然を感じることができます。
北海道のなかでも、富良野・美瑛エリアの夏はラベンダー畑も人気で、特に7月上旬〜下旬は「ファーム富田」や「四季彩の丘」といった人気施設は人が混み合うことが少なくありません。移動や駐車に時間がかかりますが、バスツアーなら気にせず北海道の夏を堪能できるでしょう。
秋|紅葉狩りや脂がのった魚を楽しめる

北海道の秋のバスツアーは、紅葉狩りや脂がのった魚が見どころです。北海道は国内で最も紅葉狩りの時季が早く、通常は11月上旬〜下旬が紅葉狩りシーズンですが、北海道は10月上旬〜下旬が紅葉狩りの最盛期です。特に、紅葉と高山植物を楽しめる大雪山の「旭岳」が人気の紅葉狩りスポットとして知られています。
また、北海道の秋は鮭やホッケをはじめとする脂がのった魚がおいしく食べられる時季です。温泉でゆっくりとした時間を過ごし、おいしい食事を楽しむのがおすすめです。
冬|流氷クルーズが人気

北海道の冬のバスツアーは、流氷クルーズが目玉です。流氷クルーズは、観光用の砕氷船に乗り、海面の氷を破りながらクルーズを楽しむ観光ツアーです。道東の網走や紋別で開催されるほか、知床でもツアーが開催されています。また、冬の青い池を巡るバスツアーも人気です。冬の青い池はライトアップされ、光が雪に反射して青白く輝く景色を見ることができます。冬の北海道は積雪量が多く、雪道の運転に不安があるなら運転の心配がないバスツアーがおすすめです。
日帰りバスツアーのメリット

北海道旅行を楽しむなら、日帰りのバスツアーの参加を検討してみてください。日帰りバスツアーには、次のようなメリットがあります。
日帰りバスツアーのメリット
- 運転する必要がない
- お得に観光できる
- プロ厳選の人気スポットに行ける
- 細かな計画を立てる手間がない
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
運転する必要がない
日帰りバスツアーは、運転する必要がないのがメリットのひとつです。特に北海道は土地が広大で同じエリア内でも各観光スポット同士が離れているので、レンタカーなど車で移動することが一般的です。車の運転に慣れている人でも、長時間運転することになればどうしても疲れてしまいます。運転のことも気にしながら観光する必要があるため、全力で楽しめないという人もいるでしょう。
しかし、日帰りバスツアーなら運転の苦労や心配が必要なく、思いっきり観光を楽しむことができます。また、観光スポットでお酒を飲めるのも、お酒好きにはメリットのひとつと言えるでしょう。
お得に観光できる
日帰りバスツアーは、お得に観光できるのもメリットのひとつです。自分で計画した旅行は、日帰りバスツアーよりもトータル費用が高くなることがほとんどです。しかし、日帰りバスツアーは団体で観光するため、各施設の入場料や入園料が団体料金になり、お得に観光できます。また、大勢が乗れる観光バスは一人あたりのガソリン代や交通費が安くなるのも、お得に観光できる理由です。
プロ厳選の人気スポットに行ける
日帰りバスツアーは、プロ厳選の人気スポットに行けるというメリットがあります。現代ではテレビや雑誌、インターネットから観光スポットの情報を集めて、旅行を計画している人も多いかと思いますが、その情報が必ずしも信用できるとは限りません。実際に行ってみたら「情報とは違った」「思っていたものとは違った」と感じ、せっかくの旅行が台無しになる可能性があります。しかし、日帰りバスツアーで訪れるのは、人気のある観光スポットばかりです。バスツアーの評価は旅行会社にとって売上に直結するため、プロが厳選したイチオシの観光スポットにいけるのがメリットです。
細かな計画を立てる手間がない
細かな計画を立てる手間がないのも、日帰りバスツアーのメリットです。無計画で旅行を楽しむ方法もありますが、旅行をする際は事前に細かく計画を立てる人も少なくないかと思います。たとえば、行き先や観光スポットの営業時間、車のルートや高速道路の料金、電車・バスの乗り換えといった移動手段など、さまざまな要素を踏まえて計画する必要があります。しかし、日帰りバスツアーなら、好みのツアーに申し込んで支度をして当日出発地に向かうだけです。細かく計画を立てるのが面倒に感じるなら、日帰りバスツアーをぜひ検討してみてください。
日帰りバスツアーのデメリット

日帰りバスツアーには、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
日帰りバスツアーのデメリット
- 行き先が決められている
- 朝早くに出発するケースが多い
- 人数不足で中止になることがある
- 知らない人と旅をしないといけない
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
行き先が決められている
行き先があらかじめ決められているのは、日帰りバスツアーのデメリットです。日帰りバスツアーは訪れる観光スポットだけでなく、どこに立ち寄るのか、何分滞在するのかなどがあらかじめ決められています。気になる観光スポットで満足するまで長時間滞在したくても時間が来れば強制的に離れなければならないうえ、常に時間を気にしながら旅行することになります。旅行の自由度が下がってしまうため、自由に移動・滞在したい人にとってはデメリットに感じるでしょう。
朝早くに出発するケースが多い
朝早くに出発するケースが多いのも、日帰りバスツアーのデメリットのひとつです。ツアープランにもよりますが、日帰りツアーは短い時間で多くの観光スポットを訪れるため、8時〜9時出発で、その15分前には集合する必要があります。なかには、朝が苦手な方や早朝に出発できない方、早朝は交通手段が限られるという方もいるかと思います。個人旅行なら柔軟に時間を調整できますが、日帰りバスツアーはツアープランに合わせる必要があるのがデメリットです。
人数不足で中止になることがある
日帰りバスツアーは人数不足で中止になることがあるので注意が必要です。個人旅行であれば、仮に参加メンバーが急に来られなくなっても、自分たちの判断で中止するかどうか決められます。しかし、バスツアーの場合は参加人数が不足していることが原因で中止になることがあり、中止するか続行するか自分たちで判断できません。楽しみにしていた旅行が突然中止され、予定がなくなる可能性があります。バスツアーのなかには、最低1人でも催行するプランもあるので、最低催行人数はチェックしておきましょう。
知らない人と旅をしないといけない
日帰りバスツアーは、知らない人と旅をしないといけないのもデメリットです。大勢の乗客と一日過ごす必要があり、自分と合わない人がいれば旅行が楽しくなくなる可能性があります。いい出会いに巡り合う可能性もありますが、あくまでも運次第になります。また、家族や友人だけと行く旅行とは違い、周囲への配慮を求められるのも息苦しく感じるかもしれません。
北海道中央バスの人気おすすめバスツアープラン
北海道中央バスは、北海道最大規模のバス会社です。本社は小樽にあり、北海道の道央圏を中心にバス事業を行っています。ここからは北海道中央バスのおすすめバスツアープランを2つ紹介します。(調査日:1月30日)
支笏湖・洞爺湖周遊コース

北海道を代表する2つの湖「支笏湖」「洞爺湖」と「有珠山」を一日で見学するバスツアープランです。支笏湖(しこつこ)は、千歳市にある日本で2番目に大きいカルデラ湖で、環境庁から「全国一きれいな水」に選ばれるほど高い透明度を誇ります。洞爺湖(とうやこ)は洞爺湖町にあり支笏湖に次いで日本で3番目に大きいカルデラ湖で、有珠山(うすざん)は世界ジオパークにも認定された、洞爺湖の南にある標高737mの活火山です。ツアーでは支笏湖を観光した後、洞爺湖湖畔にある「洞爺湖畔亭」で昼食をいただき、その後ロープウェイに乗車して有珠山を見学します。
運行期間 | 2025年1月5日~1月10日、1月25日~3月31日 |
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所要時間 | 約10時間 |
乗車地 | 札幌駅 |
出発・到着 | 8:20発/18:18着(3/6・7は8:20発/18:08着) |
料金 | 大人:9,300円 小人:5,900円 |
詳細 | 支笏湖・洞爺湖周遊コース |
※調査日:1月30日
冬の旭山動物園日帰りコース

日本最北端の動物園「旭山動物園」が楽しめる日帰りコースです。旭山動物園内には、動物を間近で観察できる「あざらし館」「ほっきょくぐま館」があり、動物本来の生活を見ることができます。ツアーでは札幌を出発して旭川へ向かう長い道のりの最中、景色や目的地に合わせて、ガイドの楽しい話を聞くことができます。乗り換えなしで旭山動物園へ直行でき、見学地は旭山動物園のみなので時間たっぷり楽しめるのが魅力です。
運行期間 | 2024年11月11日〜2025年3月31日 |
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所要時間 | 約10時間 |
乗車地 | 札幌駅 |
出発・到着 | 9:00発/18:53着 |
料金 | 【入園券付】大人6,000円、小人2,600円 【入園券なし】大人・中学生:5,200円 |
詳細 | 冬の旭山動物園日帰りコース |
※調査日:2025年2月4日
クラブゲッツ札幌の人気おすすめバスツアープラン
クラブゲッツは、札幌通運株式会社が運営する旅行代理店です。北海道を中心としたバスツアーのほか、沖縄や九州、中国、四国など日本全国のパッケージツアーを取り扱っています。ここからはクラブゲッツのおすすめバスツアープランを2つ紹介します。(調査日:2025年2月4日)
冬の旭山動物園&ライトアップ青い池欲張りプラン

隠れた名瀑「白ひげの滝」や「青い池」「旭山動物園」を観光するツアープランです。白ひげの滝は、美瑛町白金温泉郷にある滝で、十勝岳連峰の地下水が白ひげのように流れ落ちる姿から「白ひげの滝」と名付けられました。また、冬場の青い池は凍結した湖面に雪が降り積もり、白銀の雪原となっている姿が見られます。冬場の旭山動物園の見どころは、ペンギンやほっきょくぐまで、「ペンギンパレード」ではペンギンが散歩する愛らしい姿を見ることができます。
運行期間 | 2025年1月3日~3月30日 |
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所要時間 | 約12時間 |
乗車地 | 札幌ビューホテル大通公園、ANAクラウンプラザホテル札幌 |
出発・到着 | 9:45発/21:30着(3月は22:30着) |
料金 | 大人:7,000円 |
詳細 | 冬の旭山動物園&ライトアップ青い池欲張りプラン |
※調査日:2025年2月4日
夜の幻想的な2025千歳・支笏湖氷濤まつり

夜の支笏湖氷濤まつり(ひょうとうまつり)を観光するツアープランです。氷濤まつりとは、北海道千歳市の支笏湖温泉で開催される氷の祭典で、北海道を代表する冬の一大イベントのひとつです。高さ13mを超えるブルータワーをはじめさまざまな氷のオブジェが30基並び、ライトアップされる姿はまさに幻想的と言えます。バスツアーなので雪道の運転を心配する必要がなく、さらに16時発のツアーのため余裕を持って準備・参加しやすいのが特徴です。
運行期間 | 2025年2月1日〜2月24日 |
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所要時間 | 約5時間30分 |
乗車地 | ANAクラウンプラザホテル札幌、札幌ビューホテル大通公園 |
出発・到着 | 16:00発/21:40着 |
料金 | 大人:5,700円 |
詳細 | 夜の幻想的な2025千歳・支笏湖氷濤まつり |
※調査日:2025年2月4日
旭川まるうんトラベルの人気おすすめバスツアープラン
旭川まるうんトラベルは、旭川・札幌エリアの観光を中心とし、国内旅行や海外旅行などのパッケージツアーを取り扱う旅行代理店です。ここからは旭川まるうんトラベルのおすすめバスツアープランを2つ紹介します。(調査日:2025年2月4日)
富良野・美瑛物語 雪景色編

ライトアップされた「青い池」や白銀の「ファーム富田」を観光するツアーです。ファーム富田は夏場に見られるラベンダー畑が有名ですが、冬場は輝かせながら雪が舞い落ちる白銀の世界を見られます。温室でラベンダー観賞ができるほか、日本最大級のドライフラワー展示スペースの見学、ラベンダーソフトクリームを食べられます。ツアーでは、「富良野チーズ工房」や「ニングルテラス」、「白ひげの滝」にも足を運び、食・景色・体験を思う存分楽しむことが可能です。毎週金・土曜日は1名催行なので、急なツアー中止の心配もありません。
運行期間 | 2025年1月8日〜3月31日 |
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所要時間 | 約11時間 |
乗車地 | JR札幌駅北口 |
出発・到着 | 8:50発/19:00着 |
料金 | 10,800円 |
詳細 | 富良野・美瑛物語 雪景色編~一度は見たい雪化粧の絶景と地産地消レストランでランチ付コース |
※調査日:2025年2月4日
【旭山動物園バス】旭山動物園と冬こそ見たい美瑛の絶景!

旭山動物園バスや青い池、白ひげの滝、道の駅を回り冬の北海道を満喫できるツアープランです。旭山動物園で動物の野生的な姿や愛らしい姿を見た後、道の駅びえい「白金ビルケ」で休憩・お土産を購入、その後白ひげの滝と青い池を観光します。白金ビルケは2018年5月にオープンした道の駅で、ここでしか買えないオリジナルの青い池土産が人気です。1名催行で、雪景色を見ながら人気の観光地を巡りたい人にはおすすめのバスツアーです。
運行期間 | 2025年11月11日〜2月28日 |
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所要時間 | 約10時間30分 |
乗車地 | JR札幌駅北口 |
出発・到着 | 10:30発/21:00着 |
料金 | 8,800円〜9,800円 |
詳細 | 旭山動物園と冬こそ見たい美瑛の絶景! |
※調査日:2025年2月4日
札幌観光バス株式会社の人気おすすめバスツアープラン
札幌観光バス株式会社は、札幌市清田区に本社を置く貸切バス事業者です。観光バスの運行のほか、旅行の手配やバス整備などの事業を行っています。ここからは札幌観光バス株式会社のおすすめバスツアープランを2つ紹介します。(調査日:2025年2月4日)
【札幌発バスツアー】2025 千歳・支笏湖氷濤まつり

北海道の冬を代表する氷の祭典「千歳・支笏湖氷濤まつり」の入場券付きバスツアーです。先着350名限定でイベントのオリジナルポストカードがもらえるほか、他社と比べてスマートの所要時間なのが道外からの旅行者に評判。15時に札幌を出発して、現地到着後はライトアップ前後の両方を楽しめるのがポイント。札幌到着も21時前なので、そこからさらにススキノ等に出かけられるのも喜ばれています。
運行期間 | 2025年2月1日~2月24日 |
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所要時間 | 約5時間30分 |
乗車地 | ANAクラウンプラザホテル札幌 |
出発・到着 | 15:00発/21:00着 |
料金 | 大人:5,900円 子ども:5,400円 |
詳細 | 【札幌発バスツアー】2025 千歳・支笏湖氷濤まつり|日帰り |
※調査日:2025年2月4日
まとめ
北海道旅行をするならバスツアーは選択肢のひとつです。北海道は土地面積が広く観光スポット同士が離れているので、バスツアーなら移動や運転を気にすることなく、観光スポットを巡ることができます。春夏秋冬どの季節でもそれぞれ違った旅行を楽しめるので、ぜひ一度北海道のバスツアーをお試しください。