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【2023年】北海道の秋のイベント15選!イベント情報や秋のグルメも紹介

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北海道には秋のイベントが多くあります。道内の各地から農作物・水産物が集められるグルメイベントのほか、紅葉やもまりも、イルミネーションなど秋の自然を感じられるイベントなどさまざまです。

こちらの記事では、北海道の秋のイベントと2023年の開催情報、北海道でおすすめの秋の味覚を紹介します。

この記事でわかること

  • 「さっぽろオータムフェスト」は約200万人参加するほど人気
  • 道北のご当地グルメを味わうなら「北の恵み 食べマルシェ」
  • 北海道でさんまを食べるなら「根室さんままつり」
  • 北海道でさけを食べるなら「石狩さけまつり」
  • 北海道でのみ獲れる本ししゃもは10月~11月が旬
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

【2023年】北海道の秋のイベントおすすめ15選

オータムフェスト

北海道の秋におすすめのイベントは次の通りです。

北海道の秋のイベント

  • さっぽろオータムフェスト(札幌)
  • 北の恵み 食べマルシェ(旭川)
  • 石狩さけまつり(石狩)
  • 根室さんま祭り(根室)
  • いわみざわ百餅祭り(岩見沢)
  • インディアン水車まつり(千歳)
  • 厚田ふるさとあきあじ祭り(石狩)
  • 北海道福島町 FOOD STADIUM(福島)
  • 松前城下マグロまつり(松前)
  • しんとく新そば祭り(新得)
  • まりも祭り(釧路)
  • とかちばん馬まつり(帯広)
  • はこだてMOMI-Gフェスタ(函館)
  • ふらのワインぶどう祭り(富良野)
  • さっぽろホワイトイルミネーション(札幌)

ここからは、それぞれのイベントの詳細を解説します。

さっぽろオータムフェスト(札幌)

オータムフェスト

さっぽろオータムフェストとは、「北海道・札幌の食」をメインテーマとして札幌市中央区の大通公園で開催されるグルメイベントです。道内の各地から旬の食材やご当地グルメを取り揃えているため、道内の各地域のアンテナショップとしての役割もあります。出店数は約300店舗で、海鮮や肉、カレー、ラーメン、スイーツ、お酒など幅広い種類の食事を楽しむことができます。

2008年にはじまり、例年約200万人以上も訪れる人気のイベントです。地元民はもちろん、観光客からも人気があり、北海道のおいしいグルメを一度に堪能することができます。

開催期間 2023年9月8日~9月30日
住所 北海道札幌市中央区大通公園(4丁目~8丁目・10丁目・11丁目・特別会場)
営業時間・定休日 10:00~20:30
問い合わせ先 011-281-6400
アクセス 地下鉄「大通駅」から徒歩約1分
公式サイト さっぽろオータムフェスト

北の恵み 食べマルシェ(旭川)

北の恵み-食べマルシェ

北の恵み食べマルシェは旭川市の中心市街地で開催されている北北海道(道北)の代表的なグルメイベントです。旭川市をはじめとする道北の各自治体などから、地域自慢の「食」が集まり、カレーやコロッケ、ラーメンなど道北のおいしいものを楽しむことができます。食べマルシェ発の新たなご当地グルメが誕生することも多く、新しいグルメを一足先に食べることが可能です。

また、当日は特設ステージも作られ、ステージ上では企業や自治体のさまざまなPR企画が行われます。食を楽しむだけではなく、企業や自治体の取り組みを通して、北海道の魅力を知ることもできます。

開催期間 2023年9月16日~9月18日
住所 北海道旭川市中心市街地(旭川駅前広場・平和通買物公園・七条緑道)
営業時間・定休日 10:00~18:00
(18日のみ10:00~17:00)
問い合わせ先 0166-73-9840
アクセス JR「旭川駅」から徒歩約1分
公式サイト 北の恵み 食べマルシェ|旭川市

石狩さけまつり(石狩)

石狩さけまつり

石狩さけまつりは、さけに重点をおいた石狩市三大秋祭りのひとつです。昭和31年(1956年)に始まり、例年2日間で4万人もの人が押し寄せます。イベントではさけの掴み取りやさけの即売会、千人鍋のほか、ご当地ヒーロー「サーモンファイター・ルイベ」によるヒーローショーなどが行われます。

さけの掴み取りは難しい分達成感があり、さけの即売会では、その場でさけを購入して発送も行ってくれるので、道外からの観光客にも人気です。千人鍋とはご当地グルメの石狩鍋のことで、1杯100円で食べることができるのも魅力です。また、地元の店舗が作るいくら丼もあり、さけを堪能したい人はぜひ石狩さけまつりへ足を運んでみてください。

開催期間 2023年9月23日~24日
住所 北海道石狩市弁天町1-1(弁天歴史公園一帯)
営業時間・定休日 9:00~16:30
問い合わせ先 0133-62-4611
アクセス 学園都市線「拓北駅」から車で約20分
公式サイト 石狩さけまつり|一般社団法人 石狩観光協会

根室さんま祭り(根室)

根室さんま祭り

根室さんま祭りは、さんまの水揚げ量日本一の根室市で開催されるイベントです。炉端コーナーでは来場者にさんまが無料提供され、自分で焼いて飲食ブースで食べられます。そのほかにも、さんまの掴み取り大会や箱売り即売会、特設ステージではYOSAKOIソーラン踊りや太鼓演奏などを見ることができます。

また、「とろさんま」と呼ばれるほど脂がのったさんまを味わうことができ、市内外から毎年多くの人が訪れるほど人気です。会場はさんまの焼ける香りがただよい、夜になるとさんま漁船の集魚灯で会場全体が明るく灯されます。秋の味覚のさんまを味わいたい人は餅路ん、ほかでは見られない幻想的な雰囲気を楽しみに、ぜひ根室さんま祭りへ足を運んでみてください。

開催期間 2023年10月7日・10月8日
住所 北海道根室市琴平町(根室港特設会場)
営業時間・定休日 10月7日:12:00~19:00
10月8日:8:30~14:30
問い合わせ先 0153-23-6111
アクセス JR「根室駅」から車で約10分
公式サイト 第31回根室さんま祭り|根室市

いわみざわ百餅祭り(岩見沢)

いわみざわ百餅祭り(ひゃっぺいまつり)は、北海道の岩見沢市で開催される餅を使った祭りです。岩見沢特産の餅米が使われる上、直径約2.2m、重さ約5.5トンもある世界最大級の大臼を使って行われる餅つきは圧巻です。餅を一度つく度に湧き上がる歓声と会場の盛り上がりは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。会場では、つきたての温かい餅を食べることができます。

また、会場内では「こども餅つき」という企画を行っている場所があり、子どもが気軽に餅つき体験できます。大人だけではなく子どもも楽しめるので、子ども連れの家族にもおすすめのイベントです。

開催期間 2023年9月16日・9月17日
※例年3日間開催から2日間に短縮
住所 北海道岩見沢市4条西2丁目交差点・栄通り・4条通り・3条通り
営業時間・定休日 2023年は未定
問い合わせ先 0126-22-3470
アクセス 函館本線「岩見沢駅」から車で約8分
公式サイト いわみざわ百餅祭り(2022)|岩見沢市

インディアン水車まつり(千歳)

インディアン水車まつりとは、千歳市の道の駅「サーモンパーク千歳」で開催されている、インディアン水車・さけ・千歳川をテーマとしたイベントです。インディアン水車とは、サケを捕獲するために川に設置する装置です。北アメリカ発祥のこの装置は、現在日本では千歳川で8月中旬~12月上旬までしか見ることができません。

また、インディアン水車まつり当日は、さけ鍋やいくら弁当などを食べたり、釣り堀で釣りを楽しんだりできます。そのほか、丸太切りレースなどの企画やステージイベントで千歳機甲太鼓やアイヌ古式舞踊、バンド演奏などが行われます。千歳やアイヌの文化に触れられ、おいしい料理も食べられるのでぜひ一度イベントに足を運んでみてください。

開催期間 2023年9月17日・9月18日
住所 北海道千歳市花園2丁目道の駅サーモンパーク千歳
営業時間・定休日 10:00~17:00
問い合わせ先 0123-40-6088
アクセス JR「千歳駅」から徒歩約13分
公式サイト インディアン水車まつり

厚田ふるさとあきあじ祭り(石狩)

厚田ふるさとあきあじ祭りは、海の幸・山の幸などを楽しめる石狩市厚田のイベントです。例年9月23日に開催され、さけやカボチャ、新米などをはじめとする厚田のふるさとの食を楽しむことができます。さけやカボチャなどの直売のほか、アキアジの重さ当てクイズ、宝引き、お楽しみ抽選会といった参加型の企画も行われています。

なかでもアキアジの重さ当ては人気の企画です。さけ2尾分の重さを20g単位で予想し、参加者のなかで重さが一番近かった人が優勝となり、さけ1尾が贈呈されます。また、友好都市である輪島市の特産品販売も行われており、コシのある門前そばは絶品です。

開催期間 2023年9月23日
住所 北海道石狩市厚田区望来27-7
(望来コミュニティーセンター「みなくる」多目的広場)
営業時間・定休日 9:00~14:00
問い合わせ先 0133-77-7871
アクセス 学園都市線「拓北駅」から車で約30分
公式サイト 石狩市三大秋祭り|石狩市

北海道福島町 FOOD STADIUM(福島)

北海道福島町 FOOD STADIUMは、福島町で行われる「食」をテーマとするイベントです。北海道の秋の恒例イベントである「カントリーフェスティバル」「千軒そば 新そばまつり」が合体して2022年に新しく開催されたばかりです。

会場ではご当地グルメの「あわびカレー」や「いかとんび入り和風パスタ」「千軒そば」「生マグロ漬け丼」など、さまざまな福島町の秋グルメを楽しむことができます。また、地域の特産品の販売も行われているので、イベントの参加記念に買って帰るのもおすすめです。

開催期間 2023年9月中旬(予定)
住所 北海道福島町字福島820番地(福島町役場駐車場)
営業時間・定休日 10;00~16:00(予定)
問い合わせ先 0139-47-3004
アクセス 道南いさりび線「木内古駅」から車で約40分
公式サイト 「北海道福島町 FOOD STADIUM 2022」開催のお知らせ|福島町観光協会

松前城下マグロまつり(松前)

松前城下マグロまつりは、松前のマグロを堪能できるイベントです。本マグロの即売会や本マグロの解体ショー、マグロ争奪〇×クイズなど、マグロ関係の催しものが盛りだくさんとなっており、大人だけでなく子どもも一緒に楽しむことができます。

松前本マグロは、津軽海峡の荒波にもまれて身が引き締まり、脂が乗っていることが特徴です。地元でもなかなか味わえない、松前本マグロを手ごろ価格で味わえるのが松前城下マグロまつりの魅力でもあります。また、露天ではマグロ料理や松前の旬の食材を使った海鮮料理が提供されます。マグロのサクも販売されているので、記念やお土産として買って帰るのもおすすめです。

開催期間 2023年9月17日
住所 北海道松前町松前城下通り
営業時間・定休日 9:10~16:00
問い合わせ先 0139-42-2726
アクセス 函館本線「函館駅」から車で約110分
公式サイト 第7回 松前城下マグロまつり|松前町

しんとく新そば祭り(新得)

しんとく新そば祭りは、採れたて・挽きたて・打ちたて・茹でたて新そばを味わえるイベントです。上川郡新得町で開催される新得町最大のイベントであり、最大で25,000人が参加すると言われています。

そば屋台村では、地元のそば屋や手打ちそば団体など、さまざまな店舗が出店し、一度にさまざまな種類の新そばを楽しむことができます。また、わんこそば大会も毎回行われており、男性・女性・小学生以下のそれぞれの部が開催されているので、誰でも気軽に参加可能です。

開催期間 2023年9月24日(予定)
住所 北海道新得町3条南4丁目26(新得町役場庁舎前駐車場)
営業時間・定休日 10:00~15:45(予定)
問い合わせ先 0156-64-3450
アクセス 根室本線「新得駅」から徒歩約10分
公式サイト しんとく新そば祭り|新得町

まりも祭り(釧路)

北海道の秋のイベントでは、まりも祭りに参加するのもおすすめです。まりも祭りは、絶滅危惧種で国の特別天然記念物にも指定されている「まりも」を保護する目的で10月上旬に開催されているイベントです。当日はまりもを迎える儀式・送る儀式のほか、タイマツ行進やアイヌ民族舞踊など、さまざまな行事が行われます。

まりもを送る儀式は、阿寒湖に丸木舟を浮かべ、アイヌ人によって湖水へ返す儀式で、古式的・幻想的な姿を見ることができます。また、まりもの生態についても詳しく学ぶことができるので、北海道釧路市の阿寒湖へ足を運ぶ際は、ぜひまりも祭りも見に行ってみてください。

開催期間 2023年10月8日~10月10日(毎年同日)
住所 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-19
営業時間・定休日
問い合わせ先 0154-67-3200
アクセス 根室本線「大楽毛駅」から車で約90分
公式サイト 阿寒湖 まりも祭り|釧路・阿寒湖観光公式サイト

とかちばん馬まつり(帯広)

とかちばん馬まつりは、ばん馬の文化を継承する目的で開催されているイベントです。ばん馬とは、ばんえい競馬に出走する大型馬のことです。帯広競技場で開催され、ミニ人間馬チャンピオンシップやばん馬ふれあいコーナーなどの企画が行われています。こども縁日もあるので子どもも楽しめるほか、どさんこダイニング食のBAN博では地元のグルメを楽しめます。

ミニ人間ばん馬チャンピオンシップは、ばんえい競馬で使用しているものと同じ450kgのそりを15メートル先のゴールまで引くタイムトライアルです。20チームが競い合い、優勝賞金は32万円(2022年開催時)なので、毎回白熱した戦いが繰り広げられます。

開催期間 2023年10月上旬(予定)
住所 北海道帯広市西13条南9丁目
営業時間・定休日 10:00~17:00(予定)
問い合わせ先 0155-34-0825
アクセス JR「帯広駅」から車で約7分
公式サイト 第14回とかちばん馬まつり2022|ばんえい十勝

はこだてMOMI-Gフェスタ(函館)

はこだてMOMI-Gフェスタは、函館市の香雪園(見晴公園)で開催されている美しい紅葉を見られるイベントです。イベント期間中は約100メートルほどのカエデ並木などがライトアップされ、夜のきれいな紅葉を見ることができます。香雪園は函館の紅葉の名所であり、幻想的な雰囲気で、昼とは違う紅葉の姿が魅力的です。

また、クラフト体験会も行われており、松ぼっくりなど秋の自然を使った小物を作れます。香雪園の広大な敷地に約150種類もの樹木が植栽されており、散策路が整備されているので、ぜひ並木道を歩いて日本式庭園を楽しんでみてください。

開催期間 10月20日~11月5日
住所 北海道函館市見晴町56
営業時間・定休日 16:00~21:00
問い合わせ先 0138-57-7210
アクセス 湯の川線「湯の川駅」から車で約5分
公式サイト 一般社団法人 函館市住宅都市施設公社

ふらのワインぶどう祭り(富良野)

ふらのワインぶどう祭りは、世界的に評価の高い「ふらのワイン」の原料となるぶどうの収穫を祝い、富良野で開催されているイベントです。会場は開催年によって異なりますが、2023年は清水山にあるふらのワイン工場で開催されます。

富良野はぶどうの産地でもあり、ふらのワインのほかにもぶどう果汁ジュースやチーズフォンデュなども楽しめます。ワインの製造工程のひとつである「ぶどう踏み」の実演会は、ふらのワインぶどう祭りの名物企画です。

開催期間 2023年9月3日
住所 北海道富良野市清水山(ふらのワイン工場下の駐車場)
営業時間・定休日 10:00~15:00
問い合わせ先 0167-39-2312
アクセス JR「富良野駅」から車で約5分
※シャトルバスあり
公式サイト ふらのワインぶどう祭り

さっぽろホワイトイルミネーション(札幌)

さっぽろホワイトイルミネーション

さっぽろホワイトイルミネーションは、札幌市で開催されるイルミネーションです。日本最初のイルミネーションとして1981年に始まり、74万個の電球が札幌の街並みを幻想的に彩ります。大通公演(西1丁目~6丁目)をメイン会場とし、札幌駅前通・南一条通・札幌市北三条広場「アカプラ」・札幌駅南口駅前広場で展開されます。

また、大通公演2丁目では、2002年にドイツ・ミュンヘン市との姉妹提携30周年を記念し、ミュンヘン・クリスマス市が開催され、ドイツ料理を楽しめるのも魅力です。

開催期間 2023年11月22日~3月14日
※開催場所により期間が異なる
住所 北海道札幌市中央区大通(西1丁目~6丁目)
その他、札幌市内に会場多数
営業時間・定休日 16:30~22:00
問い合わせ先 011-281-6400
アクセス 「大通駅」から徒歩約1分(大通公園まで)
公式サイト 2023 SAPPORO WHITE ILLUMINATION

北海道の秋の味覚!おすすめの海鮮4選

北海道グルメと言えば、海鮮を思い浮かべる人は多いかと思います。北海道で味わえる秋におすすめの海鮮旬の時期は次の4つです。

北海道の秋の味覚

  • さけ・いくら(9月~10月)
  • ししゃも(10月~11月)
  • さんま(7月下旬~10月)
  • ボタンえび(9月~11月)

ここからは、上記4種類の秋の味覚について解説します。

さけ・いくら(9月~10月)

サケ(切り身)の食べ方

北海道の秋の味覚といえば、さけ・いくらを思い浮かべる人は多いでしょう。旨みと脂の多い秋さけは、北海道で「石狩鍋」「三平汁」「ちゃんちゃん焼き」などにして食べられています。北海道の秋さけ漁獲量は全国の約90%に相当すると言われており、水揚げのピークは9月~10月です。11月も秋さけ漁は盛んに行われますが、11月から水揚げ量が徐々に減っていき、卵の皮質も固くなっていくので9~10月の秋さけを逃さないようにしましょう。

また、北海道のスーパーは秋になると生筋子が並びはじめ、北海道の家庭ではいくら作りが始まります。いくらは秋に水揚げされるシロサケの卵を醤油漬けにしたものです。夏にもシロサケは水揚げされますが、卵の粒が小さくていくらにはできないため、美味しいイクラを楽しむなら9月~10月がおすすめです。

ししゃも(10月~11月)

ししゃも

北海道の太平洋側にのみ生息している「本ししゃも」も北海道の秋の味覚です。一般的によく食べられている「カペリン(樺太ししゃも)」とは、味も形も違います。本ししゃもはひとまわり大きく、子持ちししゃもになるとぷりぷりの卵が絶品です。

オスの本ししゃもには卵はありませんが、旨みと脂が乗っているので子持ちししゃもよりも好きという人もいます。本ししゃもは10月~11月に産卵のために特定の河川を遡上(そじょう)し、漁も10月から開始されます。秋の北海道は、旬の本ししゃもをぜひお試しください。

さんま(7月下旬~10月)

サンマの塩焼きの食べ方

さんまは秋を代表する魚のひとつです。7月下旬~10月が食べごろで、塩焼きや煮付けにすると絶品。特に、北海道の根室や釧路のさんま刺身で食べられるほど新鮮でおいしいです。ぬか漬けや開き干し、みりん干しなどの加工品にしてもおいしく食べられます。

また、北海道東では8月末ごろからさんまの水揚げが始まり、市場に出回るのが毎年9月~10月ごろです。9月初旬に獲れたばかりのさんまは漁獲量が安定していないため高値になりやすいですが、9月中旬からは価格も安定してくると言われています。旬を逃すと脂の乗りが少なくなるので、ぜひ旬の時期に北海道のさんまを食べてみてください。

ボタンえび(9月~11月)

ボタンえびも秋が旬の食べ物です。ボタンえびは北海道沖に広く分布しており、正式名称は「とやまえび」ですが、北海道では一般的にボタンえびと呼ばれます。秋に旬を迎えると、身が甘くなり、ぷりぷりとした食感が特徴です。

刺身にしてぷりぷりとした身を楽しんだり、頭を味噌汁の出汁に取って食べたりするのもおすすめです。メスのボタンえびはぷちぷちとした卵が入っていて、刺身にしても焼いてもおいしく食べられます。

北海道のおすすめの秋野菜

じゃがいもの品種や特徴

秋野菜と言えば、さつまいもや里芋、れんこんなどの根菜類、しいたけやまつたけ、しめじなどのきのこ類があげられます。さまざまな秋野菜のなかでも、北海道でおすすめの秋野菜は次の4種類です。

北海道のおすすめの秋野菜

  • じゃがいも
  • にんじん
  • カボチャ
  • ゆり根

じゃがいもやにんじんは1年を通して食べられる野菜ですが、実は秋が旬の野菜です。じゃがいもはビタミンCとカリウムが豊富に含まれており、ビタミンCには抗酸化作用や美肌効果、カリウムには高血圧予防やむくみ改善が期待できます。にんじんは緑黄色野菜のなかでも特に「β-カロテン」が豊富に含まれており、免疫力を高める効果が期待できます。にんじの葉にはビタミンやミネラルも含まれているので、葉付きにんじんを天ぷらやおひたしにして食べるのもおすすめです。

また、かぼちゃにはβ-カロテンやビタミンE、ビタミンCが多く含まれており、免疫力の強化や生活習慣病の予防が期待できると言われています。おいしいかぼちゃは、ヘタが枯れて乾いていて、皮にツヤがあり硬いことが特徴です。そのほか、ゆり根はカリウムやマグネシウム、リンなどのミネラル類が豊富で、ほとんど北海道産と言われています。茶碗蒸しやホイル焼き、素揚げなどで食べるとホクホクしておいしく食べられます。

まとめ

北海道の秋のイベントには、「さっぽろオータムフェスト」や「北の恵み マルシェ」をはじめ、さまざまなものがあります。北海道グルメも多く楽しめるので、ぜひ北海道の秋のイベントに参加してみてください。

PREZO編集部
PREZO編集部
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