ウインナーは焼く・ゆでる・レンジ、どれが良いの?生でも大丈夫?おいしい焼き方や湯で時間も調査

ウインナーは焼く・ゆでる・レンジ、どれが良いの?生でも大丈夫?おいしい焼き方や湯で時間も調査の画像

おかずやおつまみとしても人気で、幅広い年代に愛されるウインナー。家庭で食べる際、どのような調理方法でウインナーを調理しますか?焼く派、ゆでる派、電子レンジ派、なかには生で食べる派も。

この記事では、ウインナーの調理方法による味わいの違いや、フライパン、ボイル、電子レンジの各調理方法などを紹介しています。合わせて、ウインナーは生で食べられるのかについても解説しているので参考にしてみてください。

    この記事でわかること

  • ウインナーは焼き・ボイル・レンジなどさまざまな調理方法で食べられる
  • 加熱食肉製品の表示があるウインナーは生でも食べられる
  • ウインナーは冷凍保存可能
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

【ウインナー】焼く派・茹でる派・レンジ派?調理方法によって変わる食感

手軽に調理して美味しく食べられるウインナーですが、どの調理方法を選んでも同じ味わいになるという訳ではありません。ウインナーは調理方法によって、違った味わいや食感を楽しむことができます。

最初に、調理方法によって変わるウインナーの味わいや食感などの特徴についてみていきましょう。

油をまとったジューシーな味わい!焼いたウインナーの特徴

油をまとったジューシーな味わい!焼いたウインナーの特徴

ウインナーは牛や豚のひき肉を塩漬けにし、香辛料を混ぜ込んでケーシング(主に動物の腸)に詰めたものです。そのため、本来たっぷりと肉の脂を含んでおり、加熱することでジューシーな味わいになります。

フライパンで焼くと、ウインナーから滲み出た油により表面がカリッと焼けるのが特徴です。カリッと焼いた皮の食感や、噛んだ時に溢れる肉の旨味が楽しめます。香ばしさを楽しみたい人や、こってりとしたウインナーを楽しみたい人には焼いて調理するのがおすすめです。

皮のパリッと食感が最高!茹でたウインナーの特徴

皮のパリッと食感が最高!茹でたウインナーの特徴

ウインナーのケーシングは非常に繊細で、加熱し過ぎると割れてしまうこともあります。割れた部分から、肉の脂や旨味が流出してしまうため、一般的に売られているウインナーの多くは強く加熱し過ぎない方がよいでしょう。

そんな繊細なウインナーを簡単に、美味しさを閉じ込めて調理できるのがボイルです。茹でたウインナーは、ケーシングのなかに脂をしっかりと留めるため、ウインナー本来の味わいを堪能できます。茹でたウインナーは脂が流出せずに溜まっていき、水風船のように膨らみます。噛んだ時に肉汁が、ドバッと溢れでるのは茹でたウインナーならではの味わいです。

皮の弾ける食感を楽しみたい人には、茹でたウインナーがぴったりでしょう。

手軽にさまざまな食感が楽しめる!レンジ調理したウインナーの特徴

手軽にさまざまな食感が楽しめる!レンジ調理したウインナーの特徴

フライパンも鍋も用意するのが面倒なときや、調理している時間がない場合に便利な電子レンジ。スイッチひとつで、調理ができるのはありがたいですよね。

ウインナーを電子レンジで調理すると、加熱時間によってさまざまな食感を楽しめるのが特徴です。電子レンジは食品に含まれる水分を振動させることで加熱します。そのため、電子レンジでは調理時間によってウインナーの水分量がコントロールできます。

短時間で加熱すると、肉の脂がしっかり出る茹でたウインナーに近い食感を味わえ、じっくり時間をかけて加熱すると皮が破れて脂が流出し焼いたウインナーのようなカリっとした食感を味わえます。

さらに時間をかけて加熱すると、水分が飛びきって肉の旨味だけが残る電子レンジ特有のウインナーの食感を楽しむこともできます。同じ調理方法でも、さまざまな味わいを楽しめるのが電子レンジで調理する際の魅力です。

初心者でもできる美味しいウインナーの焼き方

ウインナーはさまざまな調理方法で味わうことができます。続いては、初心者でも簡単に美味しいウインナーを作れる調理方法について紹介していきましょう。

焼く・ボイル・電子レンジなど、さまざまな調理方法を紹介しているので、ぜひお好みの調理方法で美味しくウインナーを味わってみてください。

フライパンで焼く方法

フライパンで焼く方法

フライパンでウインナーを焼く際には、基本的に油を引かずに焼きましょう。油を使うと、ウインナーから出る脂も加わり、こってりし過ぎてしまいます。ただし、皮をカリカリにしたい場合には、あえて油を加えて焼くのもよいでしょう。

バターなどを使うと、バターの風味を加えつつ豊富な油でウインナーの皮が揚げたようにカリカリに仕上がります。

焼きとボイル両方の美味しさを堪能できるハイブリッド

ただフライパンで焼くだけでもウインナーを美味しく食べられますが、今回はさらに旨味を引き出す特別な調理方法を紹介します。

焼きとボイル両方の美味しさを堪能できるハイブリッド
  1. フライパンに油を引かずウインナーを置く
  2. 少量の水(ウインナーが少し浸かるくらい)を入れて中~強火で加熱する
  3. 水が沸騰し蒸発したら弱火にして、ウインナーを転がしながら皮に焼き目を付ける

最初に水を入れてボイルして皮のなかでたっぷりと肉の油と旨味を引き出し、皮に焼き目を付けカリカリの食感も楽しめます。まさに、焼きとボイル両方の美味しさを堪能できるハイブリッドな調理方法です。

鍋で茹でる方法

皮のパリッと食感が最高!茹でたウインナーの特徴

鍋で茹でる際には、温度管理が重要です。ウインナーは、短時間の加熱が推奨されています。あまりに長い時間加熱してしまうと、皮が破れてしまい脂や旨味が流出してしまう他、皮のパリッとした食感が失われてしまう原因にもなるでしょう。

肉の脂は豚の場合30~40度、牛の場合は40~50度で溶けると言われています。つまり、沸騰したお湯でグツグツ煮るよりも、低温でじっくり加熱する方が、ウインナーの旨味を引き出すことができます

そこでおすすめなのが、以下の方法です。

  1. 鍋にたっぷりとお湯を沸かす
  2. 火を止めて、冷蔵庫から出した冷たいウインナーを鍋に入れ、蓋をする
  3. そのまま10分放置する

沸騰した鍋に冷たいウインナーを入れて放置することで、じっくりと脂や旨味を引き出すことができます。火を止めているため、料理が苦手な人でも失敗することなく美味しいウインナーを茹でることができるでしょう。

電子レンジで加熱する方法

手軽にさまざまな食感が楽しめる!レンジ調理したウインナーの特徴

ウインナーを電子レンジで調理する場合には、お好みの食感や自宅の電子レンジの性能によって加熱温度や時間の調整が必要です。

焼いたよう食感にしたい場合

  1. ウインナーに爪楊枝などで穴を空ける
  2. 耐熱皿にウインナーを置いてふわっとラップをかける
  3. 500W30秒~1分を目安に加熱する

最初に穴を空けた部分からウインナーの脂が流れ出ますが、脂に浸された状態で加熱するため、皮がパリッとした食感に仕上がります。

ボイルしたような食感にしたい場合

  1. 耐熱容器に水を入れてウインナーを入れる
  2. ラップをせずに電子レンジに入れる
  3. 500W1分30秒~2分を目安に加熱する

水の量が多いほど、加熱に時間がかかります。簡単に加熱するのであれば、マグカップなどを使う方法もおすすめです。

ウインナーの茹で時間は何分がいい?

今回はおすすめのウインナーの茹で方を紹介しましたが、基本的にはメーカーの推奨する茹で時間を守ることで、美味しい仕上がりになります。

多くのメーカーでは茹で時間を3分前後に設定しているものが多いです。

また、加熱し過ぎて皮が破けてしまうことを防ぐためにも、沸騰したら火を弱めることを推奨しているメーカーが多い傾向にあります。

ウインナーを焼くときの注意点

ウインナーを焼くときの注意点

ウインナーを調理する場合には、さまざまな注意点があります。美味しくウインナーを味わうためにも、以下の点に注意してウインナーを調理してみてください。

切れ目はいれない

ウインナーは基本的に火が通りやすいため、切れ目などを入れる必要がありません。大きいウインナーで、生焼けがにならないか気になる場合は、一度ボイルしてから焼くとよいでしょう。

また、切れ目を入れた部分から、ウインナーの脂や旨味が流出してしまうこともあります。ウインナーを調理する時には、切れ目を入れないよう注意してください。

電子レンジで加熱し過ぎると破裂することがある

ウインナーは加熱し過ぎると、内部に脂を留めておくことができずに皮が裂けてしまうことがあります。フライパンや鍋で調理している場合は、加熱のし過ぎに充分注意しましょう。

フライパンや鍋で調理している場合は、皮が破れてしまっても大きな問題にはなりませんが、電子レンジで調理している場合には注意が必要です。

電子レンジの場合、加熱しすぎるとウインナーが破裂してしまう危険があります。旨味や脂が流出し過ぎないよう、爪楊枝などで小さな穴を空けておき、破裂を予防しておく方法がおすすめです。

ウインナーは加熱食肉製品の表示があるものなら生で食べられる

ウインナーは加熱食肉製品の表示があるものなら生で食べられる

加熱食肉製品とは、製造過程で中心温度63度30分以上もしくは同等の加熱によって殺菌されている食品のことです。ハムやウインナーは、加熱食肉製品に当たるものが多いため、加熱せずに食べられるものも少なくありません。

ウインナーが生で食べられるかどうかは、加熱食肉製品の表示の有無で判断するとよいでしょう。

ただし、加熱食肉製品だからといって絶対に雑菌などが繁殖しないという訳ではありません。賞味期限が近いものや、高温多湿の環境で長時間置かれたものなどは、しっかりと加熱調理して食べる方がよいでしょう。雑菌などが繁殖したウインナーをそのまま食べてしまうと、食中毒の原因になってしまいます。

ウインナーは冷凍保存できる?

ウインナーは冷凍保存できます。未開封の場合は、袋のまま冷凍してしまいましょう。ウインナーは、品質を維持するために袋の内部を真空にしたり、窒素を入れたりしている製品も少なくありません。開封せずに冷凍してしまう方が、美味しい状態をキープしやすいです。

既に開封しているものの場合は、1本ずつラップに包んで冷凍保存袋に入れて冷凍するのがおすすめです。また、ウインナーは加熱後のものも冷凍保存できます。一度加熱し、味付けをしてから冷凍しておくと、解凍後すぐに食べられるので便利です。

一度冷凍したウインナーは皮のパリッとした食感が失われてしまうため、スープや煮物、ソテーなどに使うと美味しく食べられます。

シャウエッセンの電子レンジ解禁宣言も話題に

シャウエッセンの電子レンジ解禁宣言も話題に

シャウエッセンと言えば、スーパーなどで見かける「ちょっといいウインナー」として広く知られています。そんなシャウエッセンですが、これまで電子レンジでの調理が禁止されていたことをご存知でしょうか。

シャウエッセンの販売元である日本ハム株式会社は、これまで電子レンジで加熱するとウインナーが破裂してしまう恐れがあるとして、電子レンジによる加熱を禁止していました。

しかし、電子レンジを使った手軽な調理方法が消費者に求められている時代背景から、社内でも充分な実験を重ねた結果、大々的にシャウエッセンの電子レンジ調理が解禁されました。

▶シャウエッセンの「電子レンジ解禁宣言」はこちら

日本ハムはシャウエッセンの電子レンジによる調理を以下のように推奨しています。

500w 600w
3本の場合 約30秒 約20秒
6本の場合 約1分 約40秒

電子レンジを使うことで、これまでとは違ったシャウエッセンの美味しさを堪能できます。ぜひ、電子レンジの調理も試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ウインナーの調理方法による違いやおすすめの調理方法を紹介してきました。老若男女問わず愛されるウインナーをさまざまな調理方法で、これまでよりも美味しく召し上がってみてください。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!