北海道で雪遊び!おすすめスポットと大人も子どもも楽しめる雪遊び10選
冬は雪で遊べる季節。雪遊びには本格的なウィンタースポーツから、雪合戦のような手軽に楽しめる遊び方があります。
こちらの記事では、10個の雪遊びアイデアや雪遊びが楽しめる北海道のレジャー施設、雪遊びを楽しむための注意点を紹介します。ぜひ雪で遊ぶ時の参考にしてください。
この記事でわかること
- 北海道の雪はサラサラで軽い雪質
- すぐに楽しめる雪遊びアイデアは10個
- 国営滝野すずらん丘陵公園は無料で雪遊びが楽しめる
- 北海道では2,000チーム以上参加する雪合戦大会がある
- 楽しく雪遊びするなら服装に気をつける
北海道の雪の特徴は?軽い雪質のパウダースノー
北海道にとって雪は身近な存在です。雪は毎日降り、札幌では年間の積雪量が6mにも及びます。北海道に住む子どもたちは雪遊びが大好きで、雪だるまやかまくらをはじめ、多くの雪遊びが楽しまれており、雪合戦大会も開催されています。さらに、札幌市内にある大規模な公園ではソリやスキーの貸し出しを行っているところがあり、雪を使った遊び・レジャーが盛んです。
また、北海道の雪は、他の寒い地域と比べてサラサラとしたパウダースノーが特徴で、世界的にも軽い雪質として評されています。スキー場が有名な北海道の「ニセコ」は、真っ白でふわふわの雪が積もり、スキーをしに世界中から多くの観光客が訪れている人気リゾートとして知られています。
※ただし今回ご紹介する雪遊びの内、何かを成形するものは「べた雪」と呼ばれる雪質のほうが適しています。
べた雪(読み方:べたゆき)
水分が多く、降った後にすぐにとけて道路などでべちゃべちゃになるような雪のこと。引用元:Weblio辞書「べた雪」
子どもから大人まで遊べる!雪遊びアイデア10選
子どもから大人まで楽しめる雪遊びには以下のものがあります。
雪遊びアイデア
かまくら、スノーランタン、スノーエンジェル、雪だるま、雪合戦・雪投げ、ソリ滑り、雪の中の宝探し、色水遊び、クロスカントリースキー、スノーシュー
雪の遊び方は多岐に渡ります。スキーなどのウィンタースポーツや、ソリ・スノーシューを使ったアクティビティ、道具を使わなくても楽しめる雪合戦などさまざまです。以下では、10個の雪遊びアイデアをひとつずつ紹介していきます。
かまくら
雪がたくさん積もったら「かまくら」を作って遊びましょう。中でお菓子を食べたり、おしゃべりしたりするのがかまくらの楽しみ方です。かまくらの作り方は、まず雪を積み上げてスコップで叩いて雪を固め、大きな雪山を作ります。雪山の中をくり抜いたら出来上がりです。しっかりとしたものを作るなら、雪山を作った後に水をかけて一日置いておくとより丈夫なかまくらを作れます。
スノーランタン(スノーキャンドル)
「スノーランタン」は雪で作る照明です。ドーナッツ型に固めた雪の中央にキャンドルを入れ、雪越しに漏れる灯りを楽しむ遊び方です。作り方は簡単で、雪・バケツ(またはボウル)・ビンがあれば誰でも作ることができます。まずはバケツの中央にビンを置いて、ビンを覆うように雪をつめていきます。雪をつめたらビンを取り外し、バケツを逆さにして雪を出したら型の完成です。あとは、キャンドルを入れて灯りをつければスノーランタンを楽しめます。
スノーエンジェル
雪が積もったら「スノーエンジェル」を作りましょう。スノーエンジェルは、新雪の上に仰向けになり、手足を動かして天使型のシルエットを作る雪遊びです。腕を上下する動きで翼の形ができ、足を開閉する動きでガウンの形ができます。スノーエンジェルは子どもがよくやっている雪遊びのひとつです。
雪だるま
雪玉を重ねる「雪だるま」は雪遊びの定番です。手のひらサイズの雪玉を地面に転がしながら大きくしていけば、子どもの背丈くらいの雪だるまを作ることができます。大きな雪玉を上に乗せる時には力がいるので、大人が手伝ってあげましょう。また、小さな雪玉に葉っぱと赤い木の実をつけて、雪うさぎを作るのも楽しみ方のひとつです。
雪合戦・雪投げ
「雪合戦」「雪投げ」も雪遊びの定番です。勝ち負けのルールをつけて雪合戦をゲームにするのもおもしろいですが、友達や家族で互いに雪を投げ合うだけでも楽しめます。子どもと雪合戦・雪投げをする時、雪を強く握って作ると怪我する可能性があるので、軽めに握って安全に楽しみましょう。また、雪玉を簡単に作れる道具も市販されているので、一度試してみてもおもしろいかもしれません。
雪合戦の大会もおすすめ
本格的な雪遊びを楽しむなら、雪合戦の大会にも参加してみてはいかがでしょうか。北海道では毎年2月に、「北海道雪合戦連盟」により雪合戦の大会が開催されています。参加チームは2,000チーム以上にものぼり、最終的に全国の予選を勝ち抜いた142チームが競い合います。チームは9名の選手と1名の監督により編成されており、他では味わえない本格的な雪合戦が魅力です。詳細は公式ホームページからご確認ください。
ソリ滑り
ソリがあれば雪の斜面を滑るのも楽しいです。ソリがない場合はビニールシートや段ボールなどで代用することができます。斜面を自分たちで作るなら大きい雪山を作り、崩れないようにしっかり固めましょう。また、自宅で雪かきをしたら、ちょうどいいサイズの雪山ができるので、ぜひソリ滑りで遊んでみてください。雪かきとソリがひとつになった子ども用の雪遊びグッズもあります。
雪の中の宝探し
子どもと一緒に雪遊びするなら、雪の中の「宝探し」もおすすめです。雪の中におもちゃやお菓子などを隠して、子どもに探してもらう遊びです。複数の子どもたちと一緒に遊ぶと、競争になってより楽しくなります。雪が多く降る日は、時間が経つと雪が積もって見つかりにくくなるので時間制限を設けましょう。
色水遊び
「色水遊び」も子どもと一緒に楽しめる雪遊びです。遊び方は簡単で、水に溶かした絵の具を筆につけて雪玉に色を付けたり、雪の上でお絵描きするだけ。道具も絵の具やペットボトルの空き容器など、基本的には家にあるもので揃います。色がついた雪を子どもが口に入れてしまう可能性があるので、絵の具ではなく食紅など食用色素を使うと安心です。
クロスカントリースキー
「クロスカントリースキー」は、かかとが離れるスキーブーツを履いて、雪の上を歩くレジャー/ウィンタースポーツです。「歩くスキー」とも呼ばれ、雪原を登り降りしながら、景色と真っ白な雪を楽しめます。専用のスキーブーツが必要ですが、レジャー施設や札幌市内の大きな公園ではレンタルしていることが多いです。札幌へ訪れたら、ぜひクロスカントリースキーを試してみてください。
スノーシュー
「スノーシュー」は、ブーツや長靴に装着して雪の上を歩くレジャーです。クロスカントリースキーとは違って、雪の上を歩く・散歩することを主な目的としています。使用する道具は、日本で古くから猟師の間で用いられていた「かんじき」をもとに考案されたものです。誰も歩いていない雪の上を踏みしめる爽快感を楽しめます。また、スノーシューは札幌市内の公園やレジャー施設でレンタル可能です。
北海道で雪遊びが楽しめるおすすめスポット
北海道で雪遊びを楽しむなら、次の2カ所がおすすめです。
北海道のおすすめスポット
- 国営滝野すずらん丘陵公園
- ノース・スノーランドin千歳
本格的なレジャー施設ではなく、いずれも簡単な雪遊びが楽しめるスポットです。以下では、2カ所のおすすめスポットについて詳しく紹介します。
国営滝野すずらん丘陵公園
国営滝野すずらん丘陵公園は、札幌市南区にある北海道で唯一の国営公園です。一部の時期を除き、1年を通して開園しています。冬になると入園料が無料になり、長さ250mのゲレンデでスキーやスノーボードが遊べ、そのほか初心者~上級者向けの全6コースある歩くスキーなどを楽しめます。さらにチューブソリやプラスチックソリは無料でレンタルして遊ぶことが可能です。
国営滝野すずらん丘陵公園のアクセス情報は以下の通りです。
施設名 | 国営滝野すずらん丘陵公園 |
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住所 | 北海道札幌市南区滝野247 |
開園時間 | 9:00~16:00(季節により変動) |
閉園期間 | 4月1日〜4月19日、11月11日〜12月22日 |
入園料 | 大人(15歳以上):450円 子ども(15歳未満):無料 シルバー(65歳以上):210円 ※冬季は無料 |
アクセス | 地下鉄真駒内駅からバスで約35分 |
北海道で雪遊びをするなら、ぜひ一度足を運んでみてください。
ノース・スノーランドin千歳
ノース・スノーランドin千歳は、千歳市の支笏湖公園線沿いにあるレジャーランドです。大人から子どもまで、雪のアクティビティを楽しめます。高さ約4mの雪の坂をゴムチューブで滑り降りる「チューブスライダー」や、雪の上を歩く「歩くスキー」があります。
ノース・スノーランドin千歳のアクセス情報は以下の通りです。
施設名 | ノース・スノーランドin千歳 |
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住所 | 北海道千歳市蘭越26 |
開園時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 1月1日 |
入園料 | 大人(中学生以上):600円 子ども(小学生):400円 5歳以下:無料 |
アクセス | 新千歳空港から車で15分 |
また、氷の美術館と呼ばれる「支笏湖氷濤まつり」とコラボしており、美しい氷像や氷のオブジェを楽しめるのも魅力のひとつです。
以下の記事では「氷濤まつり」について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
楽しく雪遊びするための注意点
ここまで、大人から子どもまで遊べる雪遊びやレジャー施設を紹介しました。ただし、楽しく雪遊びするためには、以下の注意点を守ってください。
雪遊びの注意点
- 防水加工の服装で遊ぶ
- 危険な場所には行かない
- ルールを決めて楽しむ
できる限り防水加工が施されたウェアを着ましょう。服と服の間から雪が入ってきてしもやけの原因になります。靴はスニーカーではなく長靴かスノーブーツがおすすめです。雪遊びで遊んだ後は汗をかいて体が冷えやすいので、帰って必ず着替えましょう。
また、自宅付近で遊ぶ場合は危険な場所をあらかじめ確認しておくことも大切です。子どもだけで遊ぶのではなく、必ず大人もつきそってください。そして何時まで遊ぶか・移動は走らないなどのルールを決めて、あとは思いっきり楽しみましょう。
まとめ
子どもから大人まで楽しめる雪遊び。雪だるまや雪合戦など定番なものから、黒スカントリースキーといった専用道具を使った雪遊びアイデアがあります。
北海道には雪遊びが楽しめるレジャー施設が多くあるので、ぜひ家族一緒に雪遊びをしに北海道へいらしてください。