氷濤(ひょうとう)まつりは千歳市の支笏湖で行われる氷の祭典!見どころを解説

氷濤(ひょうとう)まつりは千歳市の支笏湖で行われる氷の祭典!見どころを解説の画像

「千歳・支笏湖 氷濤(ひょうとう)まつり」は、北海道千歳市の支笏湖で行われる氷のイベントです。支笏湖(しこつこ)は水質が良く、透き通った鮮やかな湖水から「支笏湖ブルー」とも呼ばれます。そんな湖水を使って作られた氷のオブジェが立ち並ぶ氷濤まつりでは、神秘的で圧巻の景色を楽しむことができます。

本記事では氷濤まつりの詳細やアクセス情報、見どころ、楽しみ方について紹介します。

この記事でわかること

  • 氷濤まつりは氷のオブジェが立ち並ぶ氷の祭典
  • 例年1月末~2月下旬に開催(2024年は1月27日~2月25日
  • 開催場所まで新千歳空港からバスで約55分
  • 2024年の氷濤まつりは飲食ブースや花火が中止
  • 周辺スポットではウインタースポーツや温泉を楽しめる
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

氷濤まつりとは? 北海道千歳市の氷の祭典

支笏湖

「千歳・支笏湖 氷濤まつり」とは、北海道千歳市の支笏洞爺国立公園で開催される氷を使ったお祭りのことを言います。迫力のある巨大な氷のオブジェが特徴的で、冬の北海道を代表するイベントのひとつです。同じようなイベントに層雲峡温泉の「氷瀑まつり」がありますが、こちらは「ひょうとう」です。

会場となっている支笏湖は、国内で2番目に大きいカルデラ湖で、水質が非常に良いきれいな湖。氷のオブジェはその支笏湖の湖水を使って作られており、濁りのない美しい色味は「支笏湖ブルー」とも呼ばれます。氷濤まつりは毎年開催されていて、敷地内のオブジェの配置はほとんど同じですが氷のオブジェは新しく作られており、毎年同じ見え方とは限らないので特別な思い出を作ることができます。

氷濤まつりの昼の様子

2024年に開催される氷濤まつりは、スケートリンクや滑り台など体験型のアクティビティが行われません。売店も中止となっており、お祭りの要素は少なくなっていますが、例年とは違うスタイルの氷濤まつりを楽しむことができます。

また、レジャースポットの「ノース・スノーランド in 千歳」とコラボしており、ミニスノーモービルなどウインタースポーツを楽しむことは可能です。子どもから大人まで楽しめるお祭りで親子に人気のイベントなので、ぜひ足を運んでみてください。

氷濤まつりは「氷の美術館」がおすすめ!氷のオブジェは圧巻

氷の美術館

氷濤まつりでも代表的な催し物が「氷の美術館」です。氷の美術館では、支笏湖の湖水を凍らせて作り上げた氷のオブジェが立ち並びます。展示されている氷のオブジェは大小さまざまで、中には高さ十数メートルにおよぶものも。迫力があると同時に美しさも相まって圧巻です。

また、期間中の土曜・日曜・祝日には有料で「氷の美術館ガイドツアー」を実施。氷濤まつりや山線鉄橋などの歴史に加え、氷像の骨組みや壁の裏側など、普段は見ることのできない氷濤まつりの姿を解説つきで楽しむことができます。個人参加の場合は当日に会場内アナウンスを受けてから本部棟前に集合し受け付け。団体で参加したい場合は、3日前までの事前予約制で開催期間中の全日で申込み可能です。いずれも所要時間は約1時間。詳細は専用ページにてご確認ください。

夜間はライトアップ!神秘的な雰囲気に

ライトアップ

昼間の氷のオブジェは透明度の高いコバルトブルーに美しく輝いていますが、夜間になると色とりどりにライトアップされて、違う楽しみ方ができます。七色に照らされた氷のオブジェによる演出で神秘的な雰囲気となります。

さらに氷で作られた展望台からの景色は絶景で、美しく光り輝く氷のオブジェが水辺に浮かんでいるような姿を見ることができます。親子連れはもちろん夜のデートにも相性が良く、ライトアップされたオブジェを背景に写真撮影するのがおすすめです。

氷濤まつりの会場は?アクセスと料金を紹介

2024年氷濤まつりのアクセスや料金などの詳細は次の通りです。

開催日 2024年1月27日(土)〜2月25日(日)
※暖冬により2月14日をもって終了(中止)となりました
開催時間 10:00〜20:00(ライトアップ 16:30〜20:00)
開催場所 千歳市支笏湖温泉 【 マップ
アクセス 新千歳空港から車・タクシーで約40分、バスで約55分
入場料金 高校生以上は1名500円(税込)
中学生以下は無料
問い合わせ 0123-23-8288
支笏湖まつり実行委員会 (一社)千歳観光連盟内
公式サイト https://hyoutou-special.asia/

氷濤まつりにはツアーも開催されています。公式サイトでも「千歳・支笏湖氷濤まつり 氷の美術館 ガイドツアー」の告知がされています。ツアーを利用すれば氷濤まつりや山線鉄橋などの歴史、普段見ることができない氷像の骨組みや壁の裏側なども解説つきで楽しむことが可能です。

中には入場料とバス代がセットになった日帰りバスツアーを開催している業者もあります。ツアーを利用すればグループや家族での予約が楽になり、当日のスケジュールを決めてもらえるのでより気楽に楽しみたい方はツアーの参加もご検討ください。

氷濤まつりの見どころ6選

千歳支笏湖氷濤まつり2024の敷地内マップ

氷濤まつりにはさまざまな見どころがあります。

氷濤まつりの見どころ

  1. ウェルカムゲート
  2. ブルータワーとレッドタワー
  3. 氷濤神社
  4. 苔の洞門
  5. 氷の水族館
  6. ビッグマウンテン

そのほかにも「ブルーシャトー」や「支笏湖ブルーの池」など、紹介しきれないほど多くの見どころがあります。2024年の氷濤まつりは滑り台などの体験型の氷像を中止としているため、シンプルな氷像の美しさを楽しみましょう。ここからは、それぞれの見どころについて深掘りして解説していきます。

1.ウェルカムゲート

ウェルカムゲート

ウェルカムゲートは氷濤まつりの会場入口です。十数メートル続く洞窟となっており、中は支笏湖の湖水で作られた鮮やかなブルーの氷壁がお出迎えしてくれます。ウェルカムゲートの中にも、小さな氷の彫刻作品が作られています。
※2024年からウェルカムゲートの位置とデザインが変更となっています

2.ブルータワーとレッドタワー

昼のブルータワーとレッドタワー

ウェルカムゲートを出ると、目の前にそびえ立つブルータワーとレッドタワー。昼間は大きな氷のモニュメントですが、夜間になるとそれぞれ赤色と青色に照らされて、幻想的な景色になります。タワーは空洞になっているので中に入って、タワーの中身を見ることができます。
※2024年はレッドタワーはなく、ブルータワー2塔の構成です

夜のブルータワーとレッドタワー

3.氷濤神社

氷濤神社

氷濤神社はブルータワー・レッドタワーのそばにある、氷でできた神社です。中央に向かって放射線状に出入口が設置されている形状で、中央には賽銭箱などが設置されています。壁には無数の小銭が貼り付けられていて、お賽銭の代わりに氷壁に小銭を貼り付けるのが慣習となっています。

4.苔の洞門

苔の洞門

「苔の洞門」はもともと、支笏湖の有名な観光スポットのひとつです。氷の洞窟では、その苔の洞門を再現して作られた空間があり、針葉樹の枝を氷漬けにして壁や天井に張り巡らせています。グリーンに美しく輝く景色は何とも神秘的です。

5.氷の水族館

氷の水族館

苔の洞門の先には、氷漬けの魚が展示されている「氷の水族館」があります。支笏湖ブルーの壁の中に、支笏湖の透き通った水で氷漬けにされたヒメマスやニジマス、ブラウントラウトなどを見ることができます。

6.ビッグマウンテン

ビッグマウンテン

ビッグマウンテンは氷の水族館のそばにある、最も大きな氷像です。中は大きな空洞となっていてまるで氷の壁のよう。外側には氷で作られた階段があり、階段を上がると高い位置から氷のモニュメントを見渡すことができます。

氷濤まつりを楽しむための注意点!飲食ブースや花火はない

2024年の氷濤まつりを楽しむために、例年とは異なる注意点を事前に把握しておきましょう。

2024年の氷濤まつりは、三密を防ぐためにステージや売店、その他イベントなどは中止して開催されます。会場への人数制限と検温も実施されます。会場内には飲食するスペースがないので、温かい飲み物を事前に購入して持参しておくのがポイントです。食事は湖沿いにあるレストランやカフェを利用しましょう。

また夜の花火も三密を避けるために中止されます。例年であれば土日祝の18時30分ごろから打ち上げ花火がありましたが、2024年は実施されないのでご注意ください。

氷濤まつりと一緒に楽しみたい周辺スポット

氷濤まつりは氷の美術館がメインの催し物です。しかし周辺スポットもおさえておくことで、氷濤まつりの当日をより楽しむことができます。

一緒に楽しみたい周辺スポット

  • ウインタースポーツ
  • 支笏湖温泉

ウインタースポーツ

ノース・スノーランド

氷濤まつりのコラボ会場「ノース・スノーランド in 千歳」では、さまざまなスノーアクティビティを楽しむことができます。ノース・スノーランド in 千歳のおもな体験には以下のものがあります。

ミニスノーモービル ミニスノーモービルで雪の上を滑走するアクティビティ。ゴーカートのような感覚で、自分で運転することができます。
子どもは小学生以上から体験可能です。
四輪バギー 四輪バギーを運転して、雪上に設営されたコースを駆け抜けます。バギーレースのように、パワフルなスピードを楽しめます。
子どもは中学生以上から体験可能です。
スノーラフティング ゴムボートに乗って、大型のスノーモービルに引かれながら雪上を周回します。雪上のラフティングのようなアクティビティです。
子どもは小学生以上から体験可能です。
歩くスキー 雪上を歩いたり滑ったりするアクティビティ。スキー板を履いて、雪上を散歩するような感覚で楽しめます。
子どもは小学生以上が対象です。
チューブスライダー 雪の坂をゴムチューブで滑るアクティビティ。スキーやソリとは
違う楽しさがあります。小学生以下の子どもも体験可能です。

ノース・スノーランド in 千歳のアクティビティは一部有料となっています。料金の詳細は、公式サイトの「入場料とオプションについて」をご確認ください。

支笏湖温泉

支笏湖周辺には、さまざまな温泉旅館があります。氷濤まつりを楽しんだ後は、ぜひ支笏湖の温泉で1日の疲労を癒してください。

支笏湖周辺の温泉旅館

  • 丸駒温泉旅館
  • しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
  • しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座
  • 支笏湖第一寶亭留 翠山亭
  • 支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣
  • 休暇村支笏湖
  • オーベルジュ 支笏湖翠山亭倶楽部
丸駒温泉旅館のイメージ

なかでも人気なのが「丸駒温泉旅館」です。肌がつるつるになる入浴感で、対岸の支笏湖を楽しめる露天風呂が魅力です。

日帰りが利用できる温泉施設もありますが、氷濤まつりを思う存分楽しむなら支笏湖温泉での宿泊をおすすめします。天然温泉と美味しい料理を心ゆくまで堪能されてはいかがでしょう。

まとめ

氷濤まつりは北海道千歳市の支笏湖で行われるイベントです。氷のオブジェが立ち並ぶ「氷の美術展」が特徴的で、幻想的な景色に触れることで特別な思い出を作ることができます。


さらに氷濤まつりのコラボ会場となっている「ノース・スノーランド in 千歳」では、ウインタースポーツを楽しめるほか、支笏湖周辺には人気の温泉施設がいくつもあります。ぜひ氷のオブジェと支笏湖の周辺スポットで、氷濤まつりを思う存分楽しんでください。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!