3,900円以上で送料無料!会員登録で対象

コーヒー粉・豆の正しい保存方法。最後まで美味しく飲むポイントは「密閉」にあり

コーヒー粉・豆の正しい保存方法。最後まで美味しく飲むポイントは「密閉」にありの画像

コーヒー豆や挽いた粉は、一度に飲み切れない場合には適切な方法で保存することが重要です。保存方法を間違ってしまうと、味や風味が落ちてしまったり、傷んでしまうこともあります。

長く美味しくコーヒーを楽しむために、本記事ではコーヒー豆と粉の保存方法を解説します。

    この記事でわかること

  • 豆よりも粉の方が劣化するのが早い
  • 容器に密閉し空気に触れさせないことが重要
  • 涼しくて乾燥している場所に保管しよう
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

コーヒー豆・粉は保存の仕方に注意

コーヒー豆・粉は保存の仕方に注意

コーヒー豆・粉を保存するとき、何となく空いているスペースに置いたり、輪ゴムでくくったりしていませんか?

何気なくしている保存方法が間違っていると、豆や粉の質が落ちてしまいます。保存の仕方に気を付けなければならない理由を正しく理解しましょう。

粉にすると劣化するスピードが速い

コーヒー豆や粉は、コーヒーの木から採れる農作物で、様々な野菜や果実と同じように劣化していきます。保存が利くと思いがちですが、劣化するものと覚えておきましょう。

豆の状態に比べて、粉は劣化するスピードが速いというのも特徴のひとつ。

豆を砕いた状態になるため、表面積が広くなり、空気や直射日光などの影響を受けやすくなるためです。保存環境や期間によっては傷んでしまい、気づかず飲むと身体の悪影響があるので、保存の仕方には気を付けなければいけません。

味が変わることがある

コーヒー豆・粉は、外部の環境に影響を受け、次第に劣化していきます。

細かい条件は後述しますが、味に影響を与えるのが酸素です。空気に触れる機会が多いと、酸化が進み、酸味が強くなるなど味わいのバランスが崩れてしまいます。

コーヒー豆・粉それぞれに味や香りに特徴があるので、保存の仕方次第で「いつもと味が違う」となりかねません。長くお気に入りのコーヒーを楽しむなら、保存の仕方はとても大切です。

コーヒー豆・粉の保存方法

コーヒー豆・粉の保存で意識したいのは、温度、湿度、光、酸素。これらは豆・粉に影響を与える要素で、触れやすい環境だと劣化が早くなってしまいます。ポイントを参考にして、正しくコーヒー豆・粉を保存しましょう。

温度に気をつけて保存する

コーヒー豆・粉は、常温、冷蔵、冷凍すべてに対応しています。1週間程度で飲み切る場合は、常温保存でも問題ありません。より長く保存するなら、冷蔵保存または冷凍保存が適しています

1カ月以上保存する場合は、冷凍保存がおすすめです。1カ月以内で飲み切れるなら、冷蔵庫で十分保存できます。容器に入れれば、冷蔵庫や冷凍庫に入っているものへの臭い移りはほとんど起きません。

密閉して保存する

コーヒー豆・粉の保存方法

コーヒー豆・粉が空気に触れると、酸化が進んで味が変わってしまいます。劣化を最小限にするなら、容器に入れて密閉するのがポイントです。

ジッパー付きのビニールバッグやアルミバッグ、キャニスターなどが便利。密閉性が最も高いのはキャニスターや保存ビンです。可能であれば、パッケージのまま容器に入れるのがおすすめ。移し替えるときに空気に触れる心配がないので、より劣化を抑えることができます。

直射日光が当たらず涼しい場所に置く

日光の紫外線は、コーヒー豆・粉に影響を与える要素のひとつ。紫外線はもちろん、日光によって容器内の温度が上がるのもコーヒー豆・粉には大敵です。

直射日光が当たらない、かつ涼しくて乾燥している場所に置くのがおすすめ。この条件がそろっているのは、冷蔵庫や冷凍庫。日光や温度の心配はなく、劣化することなく長く保存できます。

冷蔵庫以外で保存するときは、遮光性のある容器が便利。ステンレス、ホーロー、木などは遮光性が高いので、ぜひ容器選びの参考にしてみてください。

コーヒー豆の粉はどのくらい保存できる?

コーヒー豆・粉の保存期間は、商品によって異なります。商品のパッケージに記載されている賞味期限の範囲であれば、保存が可能です。

ただし、これは正しく保存した場合の期限であり、常に直射日光が当たったり、空気に触れたりしていると、美味しく飲める期間は短くなります。

コーヒー豆の粉はどのくらい保存できる?

お店で購入する場合は、スタッフやバリスタに保存期間を聞いておくと安心です。保存に慣れていないなら、保存のコツも聞いてみると良いかもしれません。

保存方法によっても、期間は変わってきます。一般的に、冷蔵保存は開封後2~3週間、冷凍保存は約1カ月が目安です。正しく保存していても、徐々に劣化は進んでいるので、なるべく早く飲み切るのがおすすめです。

豆の状態に比べて、粉は劣化スピードが早いので注意が必要。豆よりも面積が広い分、温度や湿度などの影響を受けやすくなります。コーヒー豆を粉の状態で保存する際は、豆よりも早く使い切るようにしましょう。

コーヒー豆の粉を長く保存するテクニック

温度や湿度、直射日光に気を付けて保存する以外にも、長く保存するテクニックがあります。ちょっとした工夫で、美味しく楽しめる期間が伸びますよ。ここでは、3つのテクニックを紹介します。

乾燥剤を入れておく

コーヒー豆の粉を長く保存するテクニック

必須ではありませんが、容器に粉だけで保存するよりも、乾燥剤を入れるのがおすすめ。わずかな湿気でもコーヒー豆・粉が湿気る原因になるところを、乾燥剤が水分を吸ってくれます。

最近は、珪藻土を活用したスティックやタブレットがあるので、そちらを利用するのも良いでしょう。

水滴をこまめに取り除く

容器を取り替えるときに、内側に水滴がついていることがあります。

そのまま新しいコーヒー豆・粉を入れてしまうと、水分が劣化を早めてしまうので注意が必要。コーヒーの油脂や洗った後の水気はしっかりふき取り、水分を最小限にした環境にしましょう。

こまめに購入して飲み切るのも一つ

ここまで保存方法を解説してきましたが、一番美味しくコーヒーを味わう方法は早めに飲み切ること。どんなに保存に気を配っても、徐々に劣化してしまいます。

お気に入りのコーヒーは、つい買い置きしたくなるところですが、飲み切れる分だけこまめに購入するのがおすすめです。

それでも、ある程度まとめ買いをしたいときは、購入してから1日分ずつ小分けして保存するなど、早めに飲めるようにしましょう。

まとめ

コーヒーの味や風味を維持するためには、コーヒー豆・粉の保存が重要。温度、湿気、紫外線、空気はコーヒー豆・粉の大敵なので、涼しくて乾燥している、直射日光に当たらない、空気に触れないといった条件をがそろった環境で保存しましょう。

PREZOでは、コーヒーの効能やお湯の温度、ペーパーフィルターについても解説しています。合わせて、チェックしてみてくださいね。

writerprof_sugawara
菅原 光拳
ライター / フリーエディター
札幌生まれ、北広島市育ち。学生時代に釧路で環境と自然教育を学んだのち、卒業後も北見を拠点に道東で7年間を過ごす。現在は北海道観光をはじめ、ライフスタイルメディアなど多様なジャンルの記事を執筆中。