夏バテ対策におすすめの飲み物はこれ! 症状別のドリンク

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気温が高く汗をかきやすい夏には、水分補給が大切。とはいっても、何でもいいから飲み物をいっぱい飲めばよいというわけではありません! 飲みすぎると、かえって夏バテになりやすくなるドリンクもあるので注意が必要です。

本記事では、夏バテ対策におすすめのドリンク、なるべく避けたいドリンクをご紹介。夏の水分補給の知識を身につけて、暑さを乗り切る準備をしていきましょう!

    この記事でわかること

  • スポーツドリンクで塩分とミネラルを補給
  • ビタミンC・クエン酸ドリンクで疲労・ストレス軽減
  • 自律神経の不調には紅茶が効果的
  • ココアや甘酒が意外と夏バテ対策になる!
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夏バテはなぜ起きるの?

夏バテはなぜ起きるの?

夏バテ対策ドリンクをご紹介する前に、夏バテの仕組みを理解しておきましょう。気温が高い夏は、他の季節よりも汗をかきやすく、水分補給を心がけていないと脱水症状になってしまいます。活動に必要な水分が失われることで、普段より力が出なくなってしまうのです。

とはいえ、水分補給や暑さを和らげるために、冷たい飲み物や食べ物を摂取しすぎるのもNG。冷たいものを過剰に摂取すると、消化器官の機能が低下してしまい、食欲が落ちやすくなります。食欲不振によって栄養を摂取できず、力が湧いてこなくなるのも原因です。

また、暑い屋外とエアコンが効いた屋内の温度差も夏バテの原因のひとつ。自律神経が乱れやすく、倦怠感など不調を感じやすくなります。

夏バテ対策には水分補給が重要

夏バテ対策には水分補給が重要

汗をたくさんかくと体内の水分が失われ、脱水症状を起こしやすくなります。水分は、血液やリンパの流れにも関わっているので、倦怠感のほかに、頭痛や食欲不振など嫌な影響が出やすいです。

特に、近年当たり前になっているマスクの着用によってマスク内の湿度が上がるため、喉が渇いていることに気づかない人が多いそう。「隠れ脱水」にならないように、喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給する必要があります!

水分補給には、栄養を摂取する役割も。色々なドリンクがあり、含まれている栄養は様々。夏バテに効果的な栄養を水分と一緒に摂取すれば、一石二鳥です! 食生活で夏バテを乗り切るというイメージがあるかもしれませんが、実はドリンク選びも大切。飲み物にもこだわれば、夏バテ知らずで快適に生活できるはずです。

夏バテ対策のおすすめドリンク

夏バテ対策に飲みたいドリンクを紹介。どれも身近で購入できて、自宅にある方も多いはずです。含まれている栄養によって効果が異なるので、症状に合わせて選ぶと効果てきめん。おすすめのドリンクをチェックしていきましょう。

スポーツドリンク

スポーツドリンクには、塩分やミネラルが適度に含まれているので、体力が落ちやすい夏にぴったり。「大塚製薬」の“ポカリスエット”、「日本コカ・コーラ」の“アクエリアス”などが有名です。気温の影響を受けやすい外仕事の方、運動をする方は、普段よりスポーツドリンクを意識的に飲むようにしましょう。

ビタミンC・クエン酸ドリンク

ビタミンC・クエン酸ドリンク

酸っぱいドリンクに入っているビタミンCやクエン酸は、夏にこそ摂取したい栄養素。ビタミンCはストレスの軽減、クエン酸はエネルギーの生成や食欲増進、消化のサポートなどの役割を果たします。フルーツやレモンを使ったドリンクは、効率よくビタミンやクエン酸を摂取可能。水にカットしたレモンを入れるだけでも、夏バテ対策になります。

ハスカップ美ネガー
VOGUE合同会社
驚異のビタミンC含有量!
ハスカップ美ネガー
4,500(税込)

りんご酢の発酵パワーと北海道で「不老長寿の実」とも呼ばれる果物・ハスカップの高い栄養成分と同時に取り入れられるビネガーです。ガラクトオリゴ糖も含まれており、ビフィズス菌を増加させて整腸作用が期待できるので健康志向の方にもおすすめ。お水や炭酸水で割ってドリンクにすれば、すっきりとして夏バテにも◎

紅茶

紅茶

夏バテの原因である自律神経の乱れを解消するなら、紅茶を飲むのがおすすめ。紅茶の香りや紅茶ポリフェノールが体をリラックスさせ、副交感神経の働きを優位にしてくれます。体が落ち着くため、睡眠もとりやすくなり、疲れやすい夏にしっかりと体力を回復できるのも紅茶の魅力です!

麦茶

麦茶

麦茶は、汗とともに流れてしまうミネラルを補給できるドリンクです。カフェインが含まれていないことも多く、体外への排出を抑えて、水分とミネラルをしっかり摂取できます。同じくノンカフェインの水、黒豆茶、コーン茶なども、夏バテ対策におすすめ!

ココア

ココア

意外にも夏バテに効果的なのがココア!冬に暖をとるときに飲むイメージがありますが、ミネラルやポリフェノールは夏バテ対策に効果を発揮します。汗を多くかいた日や疲れを感じたときに飲むのがおすすめ。真夏にホットは飲みにくいかもしれないので、冷やしすぎない程度にアイスで飲んでみてはいかがでしょうか。

甘酒

甘酒

ココアと同じく、冬やお正月に飲むイメージのある甘酒ですが、実は古くから夏バテ対策に飲まれているドリンクです。江戸時代にも夏に飲まれていたそう。

発酵してつくられることで、体をつくるアミノ酸やブドウ糖を多く含んでいるのが特徴。夏バテで疲労感を感じたり、食欲不振で栄養不足になったりしたときに飲むと、点滴のようにエネルギーを補給できます!お肌や腸内環境にも良く、夏の間の肌ケアやお腹の調子を整える効果も期待できますよ。

夏バテ対策で飲むのを避けたいドリンク

夏につい飲みたくなるドリンクの中には、実は夏バテになりやすくなるものもあります。適度に飲むのは問題ありませんが、飲みすぎには気を付けなければいけません。もしその中に好きなドリンクがあったら、夏の間はいつもより控えたり、夏バテに良いドリンクとバランスよく飲んだりする工夫が必要です。

カフェインを含むドリンク

コーヒーやコーラ飲料などに含まれているカフェインは、利尿作用のあるドリンク。お手洗いに行きたくなる回数が増えるので、せっかく補給した水分が排出されてしまいます。緑茶や紅茶にも含まれていて、飲みすぎには注意が必要です。

ただ、朝のコーヒーが欠かせない方やコーラ飲料をぐいっと飲みたい方も多いはず。水分を補うために、水も一緒に飲むようにすれば、適度なカフェイン飲料の摂取は問題ありません。暑い夏でも集中したいときは、水と一緒にカフェインを適量摂取するのがポイントです。

糖分の高いジュースや炭酸飲料

ジュースや炭酸飲料は、糖分が多く含まれている場合があります。糖分が悪さをするわけではなく、糖分を吸収するために水分の吸収が遅くなるのが気を付けたいポイント。水分が上手くエネルギーに変換されず、夏バテにつながりやすくなります。

甘いジュースや炭酸飲料の飲みすぎはNG。すっきりしたいときに飲むようにして、対策に良いドリンクとバランスよく飲みましょう!

お酒

お酒

お酒に含まれるアルコールはカフェインと同じく、利尿作用があります。アルコールを多く摂取したときに、トイレが近くなる経験は多くの人に覚えがあるのではないでしょうか。

夏にビールを思いっきり飲みたい気持ちもありますよね。アルコールを飲むときにも、水を摂取する意識が大切。同じ量の水を飲めば、体内に水分を残しやすくなります。お冷やチェイサーと一緒に、真夏のお酒を楽しみましょう!

まとめ

夏バテ対策には、水分補給と一緒に栄養をしっかり摂取するのがポイント。塩分やミネラルを摂取できるスポーツドリンク、ビタミンやクエン酸を摂取できるビタミン飲料、ポリフェノールを含むココア、紅茶などがおすすめです。

体にいいからといって、飲みすぎはダメ。消化機能が弱まり、夏バテを加速させてしまいます。カフェインやアルコールも摂りすぎに気を付けましょう。ドリンク選びで水分補給の質を高めて、夏バテを退治しましょう!

writerprof_sugawara
菅原 光拳
ライター / フリーエディター
札幌生まれ、北広島市育ち。学生時代に釧路で環境と自然教育を学んだのち、卒業後も北見を拠点に道東で7年間を過ごす。現在は北海道観光をはじめ、ライフスタイルメディアなど多様なジャンルの記事を執筆中。