レモンの摂取で5つの健康効果があるって知ってた?

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料理やドリンクに酸っぱさをプラスしてくれるレモン。アクセントになりつつ、すっきりとした味わいに仕上げてくれます。レモン汁を加えたり、カットレモンを添えたりするなど、脇役的な使い方が多いですが、実は健康効果の高いフルーツです!

この記事では、レモンに含まれる栄養素や摂取することで期待できる効果をご紹介。おすすめの食べ方もぜひ参考にしてみてくださいね。

    この記事でわかること

  • ポリフェノールやカルシウムが豊富
  • 疲労回復や血圧低下など健康効果が多い
  • 効果が得やすい食べ方は、はちみつレモン
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

レモンに含まれる栄養素

レモンに含まれる栄養素

レモンの栄養というと、ビタミンCやクエン酸を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。どちらも酸っぱさの元であり、体に良い栄養素です。

他にもたくさんの栄養が含まれていて、食べることで健康にプラスに働きます。主な栄養と特徴を理解していきましょう。

クエン酸

レモンを食べると酸っぱいのは、クエン酸が多く含まれているから。酸味のある成分で、香りや味から酸っぱさを感じます。レモン以外にも、梅干しやオレンジなど酸味のある食べ物に含まれている栄養素です。

なかでもレモンのクエン酸量は群を抜いていて、クエン酸の効果を実感しやすいフルーツ。体内に吸収しにくいミネラルの吸収をサポートしたり、殺菌効果で細菌の繁殖を抑えたりするのが、主な働きです。

ビタミンC

レモンの栄養の中でも、馴染みのある方が多いのがビタミンC。「ビタミンCは酸っぱい」というイメージがあるかもしれませんが、酸っぱいの元はクエン酸です。

ビタミンCは、レモンの果汁に含まれていて、抗酸化作用を持っています。皮膚や粘膜を健康に保ったり、コラーゲンを合成して体を健康に保ってくれる栄養素です。

ポリフェノール

ポリフェノールとは、苦味や色素に関わる成分。レモンの皮をかじったときに、ちょっと苦味を感じるのは、皮にポリフェノールが含まれているからです。

ポリフェノールは自然界に5,000種類以上あると言われ、チョコに含まれるカカオポリフェノール、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどが有名です。レモンには、エリオシトリン、ヘスペリジン、ルチンといったポリフェノールが含まれています。

ビタミンCよりも強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジングなどに効果を発揮すると言われています。

リモネン

レモンの香りをかぐと、すっきりした気持ちになったり、気分が落ち着いたりすることがありませんか。これは、リモネンという成分の働きです。

レモンの皮に含まれていて、アロマや香料などにも使われています。香りでリラックスできるだけではなく、体内で血行を促進したり、免疫力を高めたりする働きもある栄養素です。

カリウム

カリウムは、ナトリウムと一緒に細胞の浸透圧の維持、臓器・筋肉の調整、神経刺激の伝達など様々な調節機能 を担っています。多くの食品に含まれているため、不足しにくいものの、欠乏が起きると脱力感を感じたり、筋力が低下したりするので注意が必要です。

レモンには、カリウムが多く含まれているので、不足しないように補給に嬉しい果物と言えます。余分なナトリウム(塩分)の排泄を促す効果もあり、高血圧予防にもぴったりの栄養素です。

カルシウム

牛乳などに多く含まれるカルシウムは、レモンでも十分に摂取できます。骨や歯を形成するために働き、丈夫な体をつくるために欠かせません。興奮を抑える働きもあるため、気持ちを落ち着けたいときにもカルシウムは効果的です。

レモンを食べることで期待できる健康効果

レモンを食べることで期待できる健康効果

レモンには多くの栄養素が含まれていて、それぞれが体に作用することで、健康効果も多く期待できます。日々の疲れやストレスはもちろん、健康維持や体づくりにも効果を発揮。自分の体や健康で気になっていることをイメージしながら、期待できる効果をチェックしてみてください。

疲労回復

レモンに含まれているビタミンCには、疲労回復効果があると言われています。運動後にはちみつレモンを食べたり、風邪を引いたときに果物を食べたりするのは、そのためです。

仕事や家事、運動などで疲れを感じたときには、レモンを食べるのがおすすめ。倦怠感や食欲不振になりやすい夏バテにも効果的で、疲労やストレスを軽減して、早く回復できるようになります。

血圧を抑えてくれる

ポリフェノールやカリウムによって、血圧や血流を整える効果を期待できます。レモンには、ルチンというポリフェノールが含まれていて、動脈硬化を予防する効果を持っています。酸味や苦味によって、食材の味を引き立てるのも特徴で、程よい味付けでもしっかりと味を感じられて、減塩を実践しやすいです。

カリウムは、腎臓が再吸収しようとする塩分を尿から排泄させる働きがあります。過剰な塩分が排出されやすくなり、高血圧予防に効果てきめんです。

骨を丈夫にしてくれる

カルシウムは、レモンよりも牛乳の方が摂取できそうですが、効率の面ではレモンも負けていません。クエン酸が持つキレート作用によって、カルシウムを腸に吸収しやすい形に変えることができます。

カルシウムは、本来体内に吸収されにくく、ほとんど排出されてしまいます。レモンなら、クエン酸と一緒に摂取でき、カルシウムが体内に残りやすいので、骨を丈夫にしてくれるのが嬉しい効果です。

免疫力アップ

ビタミンCは、ウイルスや細菌と戦ってくれている、白血球やリンパ球にも含まれています。レモンで摂取することで、免疫機能に栄養が補給され、風邪や病気に強くなりますよ。

白血球が働く際に発生する活性酵素は、多すぎると正常な細胞も攻撃してしまいます。ビタミンCには、活性酵素の働きを抑える抗酸化作用もあり、免疫によるトラブルを抑制することも可能です。

アンチエイジング・美肌

ポリフェノールやビタミンCの抗酸化作用は、皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。目に見える肌の調子を整えられるので、美肌になりたい方や維持したい方におすすめ。組織や細胞の老化を防ぐ作用もあり、アンチエイジングによっていつまでもキレイでいられるでしょう。

レモンの効果を効率よく感じるおすすめの食べ方

レモンに健康効果があるとわかっていても、そのまま食べるのはなかなか難しいですよね。酸っぱくて食べにくいレモンも、料理やドリンクに入れれば、美味しく栄養を摂取できます。

おすすめの食べ方として、メニューと簡単な作り方をご紹介します。

はちみつレモン

はちみつレモン

運動後や風邪をひいたときに食べたいはちみつレモンは、相性抜群の組み合わせ。はちみつの糖質は吸収が早く、エネルギー補給に最適です。レモンのクエン酸も働いて、スムーズに疲労を回復できます。

はちみつに含まれたビタミンやミネラルによって、体内の新陳代謝が活発になり、美肌効果も得られるかも。そのまま食べても美味しいですが、トーストやデザート、ドリンクなどにも合わせやすくて、つくっておけば飽きずに食べられます。

レモンドリンク

レモンドリンク

レモンの果汁やカットレモンをドリンクに入れると、さっぱりとした味わいに仕上がります。酸っぱすぎず、すっきりと味わえるのが魅力です。夏バテで食欲が出ないときなどに、サッと飲むだけで疲労が少し和らぐでしょう。レモンラッシーやレモンジンジャーエール、レモネードなどがおすすめです。

レモンジャム

レモンの栄養は、実や果汁よりも皮に多く含まれています。皮ごと食べるなら、レモンジャムがおすすめです!皮を細切りして、搾ったレモン果汁と砂糖で煮詰めるだけで完成。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりすると朝食からレモンを食べられます。ドリンクに入れて、レモン風味を加えるのも良いですね!

カットレモンを料理に添えるのもおすすめ

料理やドリンクに直接入れなくても、カットレモンを添えるだけでもOK!酸味が食材の味を引き立ててくれるので、塩分を抑えたメニューでも食べ応えを感じられます。お口直しで薄切りしたカットレモンを皮ごと食べれば、栄養を余さず摂取できますよ!

まとめ

レモンには、クエン酸やビタミンC、ポリフェノールなどの栄養が豊富に含まれています。それぞれの栄養が体に作用し、疲労回復や血圧の抑制、骨の強化、免疫力アップ、アンチエイジングなど、期待できる健康効果が豊富です。

レモンを摂取するなら、食べやすく加工するのがおすすめ。料理やドリンクにカットレモンを添えるだけでも栄養を摂り入れられます。レモンについて理解を深めて、ぜひ健康のために日頃から食べてみてください。

writerprof_sugawara
菅原 光拳
ライター / フリーエディター
札幌生まれ、北広島市育ち。学生時代に釧路で環境と自然教育を学んだのち、卒業後も北見を拠点に道東で7年間を過ごす。現在は北海道観光をはじめ、ライフスタイルメディアなど多様なジャンルの記事を執筆中。