北海道はかぼちゃ生産量日本一!メジャーなかぼちゃの種類や特徴をご紹介

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ホクホクした食感と甘みが魅力のかぼちゃ。かぼちゃは栄養豊富な上に、料理からスイーツまでさまざまなシーンで活躍する野菜として知られています。

身近な野菜のひとつであるかぼちゃですが、北海道が生産量No.1だということをご存知ですか?実は、北海道はかぼちゃへ並々ならぬ情熱を注ぐかぼちゃ大国なのです。

この記事では、かぼちゃの基本情報や旬をはじめ、北海道のブランドかぼちゃ、かぼちゃを使った郷土料理や銘菓、かぼちゃに関するイベントなども紹介。北海道のかぼちゃについて詳しく知りたい人はぜひ最後まで読んでみて下さいね。

この記事のまとめ

  • かぼちゃの旬は秋~冬
  • 美味しいかぼちゃはヘタが枯れていて皮が厚くツヤツヤしている
  • かぼちゃの最大生産地は北海道
  • 北海道ではかぼちゃはさまざまな郷土料理や銘菓に使われている
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

かぼちゃの基本情報

かぼちゃの種類比較

かぼちゃはウリ科かぼちゃ属の野菜です。蔓性の植物で、大きくずっしりとした実をつけるのが特長。世界中にさまざまな種類のかぼちゃがあります。その中でも日本で主に生産されているのは「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類です。

まずは、これら3種類の特徴について紹介していきます。

日本かぼちゃ(東洋かぼちゃ)

日本かぼちゃ(東洋かぼちゃ)

日本かぼちゃは1541年に日本に伝わってきたとされる品種のかぼちゃです。表面の凹凸が深く特徴的な形をしています。皮の色は黒っぽいものから白っぽいものまで、さまざまなバリエーションがあります。高温多湿に強く病気などにも強いため日本で多く栽培されてきました。

ねっとりとした食感であっさりした甘さが特長の日本かぼちゃ。淡泊な甘みは日本料理によく合うため、煮物などにしてよく食べられています。

西洋かぼちゃ

西洋かぼちゃ

西洋かぼちゃはアメリカ原産のかぼちゃで、日本かぼちゃより少し遅く1863年に日本に伝わったと言われています。現在は日本かぼちゃよりも生産量が多く、つるっとした皮で丸みを帯びたおなじみのかぼちゃです。

日本かぼちゃに比べると甘みが強く、ホクホクした粉っぽい食感が特長。甘みが強いため、料理だけでなくスイーツの材料となることも多いです。

ペポかぼちゃ

ペポかぼちゃ

別名「おもちゃかぼちゃ」とも呼ばれ、まるでかぼちゃの玩具のような可愛らしい見た目が特長。一部の品種以外は食用にもならず、ハロウィンなどの飾り用として流通していることもあります。

かぼちゃの旬

かぼちゃの旬

スーパーなどで見かけるかぼちゃは、時期に関係なく店頭に並んでいますよね。これは、日本でかぼちゃの旬となる時期以外は海外から輸入しているからです。

旬のかぼちゃは、品種ごとの長所が特に強く感じられ美味しく食べられます。

かぼちゃの旬は夏と秋~冬にかけて。1年に2回旬の時期を迎えます。とは言え、収穫の最盛期は夏。そこから追熟をかけて最も美味しいかぼちゃになるのが秋~冬にかけての時期なのです。

つまり、国産のかぼちゃが美味しく食べられるのは秋~冬にかけてということになります。


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すでに加熱された状態でパッケージされているので、かぼちゃそのものの甘みをダイレクトに感じられ使いやすくオススメです。

かぼちゃの追熟とは

かぼちゃの追熟とは

かぼちゃの栽培では、収穫したものをより美味しく食べるために「追熟」という工程をかけます。

収穫の最盛期である夏のかぼちゃは、水分が多くあっさりとした味わいが特長。甘みもそれほど強くはありません。むしろ、粉っぽさが強く青くさいと感じる人もいるようです。

そこで、収穫したかぼちゃを2カ月程おき、水分量を減らし甘みを強く感じられるようにする工程を追熟と言います。この追熟を経て、かぼちゃは甘みやコクが増し、ますます美味しくなるのです。

かぼちゃの栄養素

かぼちゃは昔から滋養強壮に良い野菜だと言われていますよね。その理由は、多くの栄養分がバランスよく含まれているからです。かぼちゃに含まれている栄養分は、ビタミン、ミネラル、カロチン、食物繊維など。中でも、βカロチンの含有量が多いのもポイントです。βカロチンは体内でビタミンAに変えることができます。しかも、体内で不足している分だけをビタミンAに変えることができるため、バランス良く取り入れることができます。

また、冬至にかぼちゃを食べるという習慣からも分かるように、かぼちゃに含まれるビタミンEには毛細血管を広げ、血流を良くする作用があります。冷え性対策にもおすすめの食材です。

良いかぼちゃの選び方

良いかぼちゃの選び方

店頭に並んでいるかぼちゃを見て「どれにしようかな」と考えることってありますよね。かぼちゃにも、味の良いものを選ぶための目利きが必要。良いかぼちゃを選ぶには次のようなポイントに注目してかぼちゃを選んでみて下さい。

ヘタが枯れている

ヘタが枯れていると「あまり新鮮じゃないのでは?」と思うかもしれませんが、かぼちゃは新鮮じゃない方が美味しいのです。追熟をしっかりしたかぼちゃは水分が抜けてヘタも乾燥し枯れています。

つまり枯れたヘタこそが、丁寧に追熟されてコクと甘みが増したかぼちゃである証拠なのです。

皮が硬くてツヤツヤしている

店頭に並んだかぼちゃの中から選ぶ時は、皮がツヤツヤしているものを手に取ってみて下さい。触ってみて皮が硬いものは、特にしっかりと追熟できている証拠です。

皮が硬くてツヤツヤしているかぼちゃは、甘みが強いものが多いですよ。

種が詰まっている

1/2や1/4などにカットされているかぼちゃを選ぶ場合は、種の詰まり具合をチェックしましょう。

種がしっかりと詰まっているかぼちゃは、よく成熟してから収穫されたもの。反対に、種が少ないものは未成熟のまま収穫された可能性があります。未成熟のかぼちゃは、追熟しても甘くなりにくいため、カットされているものを選ぶ際には種の多く詰まっているもの選んでみて下さい。

かぼちゃの最大生産地は北海道

かぼちゃの最大生産地は北海道

国内で流通している輸入品のかぼちゃはニュージーランド産が殆ど。一方、国産かぼちゃはどの都道府県で生産量が多いのかご存知でしょうか?

実は、国産かぼちゃの約50%を生産しているのは北海道です。特に、上川管内和寒町は道内でも最も多くの収穫量を誇り、作付け面積は日本最大級。その他、富良野市、上富良野町、美深町、名寄市、中富良野町、士別市なども、かぼちゃ作りが盛んなことで有名です。

参考:農林水産省 令和2年度 作物統計調査 作況調査(野菜)

北海道の有名ブランドかぼちゃ

北海道の有名ブランドかぼちゃ

北海道で多く生産されているかぼちゃ。中には、手間暇を惜しまず育てた一級品のブランドかぼちゃも存在します。続いては、北海道で作られている、ブランドかぼちゃの種類や特長について紹介します。

栗マロンかぼちゃ

国内では甘くしっとりした味わいの西洋カボチャ(栗かぼちゃ)が多く生産されています。その中でも、栗のようにホクホクとして甘いということで「栗」と「マロン」の名前を付けられたのが「栗マロンかぼちゃ」。

通常のかぼちゃよりもでんぷん量が多く、甘さ、コク、ほくほく感のバランスが絶妙です。料理やスイーツにしても勿論美味しいですが、まずはそのまま食べてみるのがおすすめ。電子レンジでチンして食べると、その美味しさに驚くことでしょう。

くりりんかぼちゃ

北海道の渡島半島で生産されている「くりりんかぼちゃ」も、ブランドかぼちゃとして知られています。栗マロンかぼちゃのように甘みやコク、ホクホク感が強く感じられるだけでなく、大玉なのも特長のひとつ。

1つの株から2玉だけを育てるため、1玉が3.5kg以上になることも。しっかりと生育したかぼちゃをしっかりと追熟ため糖度が20度を超えるそうです。

黄金色のくりりんかぼちゃは1玉6,000円もの値段が付けられることもある高級かぼちゃです。

大浜みやこ

手稲山口地区で生産されている「大浜みやこ」は、全国的にブランドかぼちゃとして有名。ホクホクとした食感が特に強く、子どもから大人まで愛される味が人気を集めています。

手稲山口地区では、冷害に強い作物としてサッポロスイカの生産が盛んだと知られていましたが、スイカ栽培のノウハウを活かして育てられたのが大浜みやこ。水はけが良い砂地で育てられた大浜みやこは普通のかぼちゃの1.5倍も甘くなるんだとか。

茹でるだけでも甘みが強く感じられ、そのままオヤツとして食べるのにもおすすめです。

えびすかぼちゃ

えびすかぼちゃ

オレンジ色のように見える鮮やかな果肉と甘みが特長的なえびすかぼちゃは、恵庭市で広く栽培されているかぼちゃのひとつ。特に、ホクホクした食感が強く関西の人に好まれているとの声もあります。

早くから道外へ積極的に出荷していたこともあり、今では全国的に名前が知られ大人気のブランドかぼちゃとなりました。シンプルに甘みを感じられる、天ぷらなどにして食べるのがおすすめです。

雪化粧かぼちゃ

雪化粧かぼちゃ

かぼちゃと言えば緑の皮を連想する人が多いですよね。そんな常識を覆す白いかぼちゃをご存知でしょうか?北海道で生産されているブランドかぼちゃ「雪化粧かぼちゃ」は名前の通り、雪化粧をしたような白い皮が特徴的。加熱するとやや緑がかった色に変化します。

皮はやや硬めですが、その分荷崩れしにくいので煮物などに最適です。しっかり火を通すと皮も柔らかくなり、普通のかぼちゃより青臭さが無いため皮にも甘みを感じることができます。

北海道では旭川周辺で多く栽培されていて、コク深い味わいで家庭料理によく使われる定番かぼちゃとなっています。

かぼちゃを使った北海道の郷土料理&銘菓

栄養豊富で好まれやすいかぼちゃは、昔から郷土料理や銘菓などの材料としても使われてきました。

今回は、北海道の郷土料理や銘菓の中からかぼちゃを使ったものを紹介。古くから人々に愛されるかぼちゃを使った郷土料理や銘菓は「お取り寄せしたい!」と道外の人を魅了する程人気のものばかりです。

かぼちゃだんご(かぼちゃもち)

かぼちゃだんご

子どものおやつとしても良く知られている「かぼちゃだんご」。潰したかぼちゃに片栗粉を混ぜて焼くだけなので簡単に作ることができます。

潰したかぼちゃに砂糖や蜂蜜を混ぜて甘みやコクを追加するレシピも多いですが、北海道産のかぼちゃなら味付けは一切不要。しっとりと焼き上げるために少量のバターを混ぜるだけで、甘みもコクもあるかぼちゃ団子になります。

北海道のかぼちゃ団子は、焼く時に醤油を塗って香ばしく仕上げることも。甘しょっぱい味が病みつきになる一品です。

かぼちゃ汁粉

北海道で冬至に食べる定番郷土料理として有名なかぼちゃ汁粉。北海道は小豆の生産量も多く、特産物を贅沢に使ったかぼちゃ汁粉は道民のソウルフードとも言えるでしょう。

かぼちゃ汁粉は、小豆で作った汁粉の中にかぼちゃだんごを入れたもの。甘い汁粉にもちもちのかぼちゃだんごが入っています。小豆もかぼちゃも体を温めてくれる野菜なので、寒さの厳しい北海道でも体がポカポカに温まります。

かぼちゃパイ

北海道の老舗菓子店でも販売されているかぼちゃパイは、サクサクのパイ生地に甘いかぼちゃを包んだ銘菓です。かぼちゃの甘みとコクが、パイ生地にマッチし北海道土産などに選ばれることも多いです。

北海道のさまざまなお店で、独自のかぼちゃパイが売られているので食べ比べてみるのもおすすめですよ。

かぼちゃプリン

かぼちゃプリン

北海道に限らず、全国津々浦々のスイーツショップで目にすることもあるかぼちゃプリン。優しい甘みで小さなお子さんからお年寄りまで、多くの人に好まれていますよね。

そんなかぼちゃプリンも、かぼちゃの名産地である北海道のものは一味違います。旬の甘みとコク、ほくほく感の強いかぼちゃを使用することで、口当たりは滑らかなのにしっかりと食べ応えのあるスイーツに。

「かぼちゃプリンは北海道以外でも食べられるし…」と思っている人にこそ一度食べて欲しいスイーツです。

北海道で行われるかぼちゃに関するお祭り

北海道の中でも、特にかぼちゃの特産地とされてる地域では、かぼちゃに関するお祭りが行われることもあります。今回は特に有名なものを紹介。北海道に訪れた際には、美味しくて楽しいかぼちゃのお祭りに参加してみてはいかがでしょうか。

パンプキンフェスティバル

パンプキンフェスティバルは和寒町で行われるお祭りです。かぼちゃの作付け量が日本一である和寒町。1年に1度かぼちゃの収穫を祝うイベントで、かぼちゃ料理やランタンづくりなども楽しめるお祭りです。

▶パンプキンフェスティバルの詳細はこちら

シンデレラ夢まつり

シンデレラ夢まつりは、佐呂間町で毎年9月の第1土曜日・日曜日に行われるお祭りです。町を挙げた大々的なお祭りで、前夜祭には1,000人以上の人が集まることもあるんだとか。花火ショーや仮装パレードなど、かぼちゃをテーマにさまざまな催し物も開催されます。

▶シンデレラ夢まつりの詳細はこちら

国際友好ジャンボかぼちゃ祭り

芦別の秋の大イベントと言えば、国際友好ジャンボかぼちゃまつりです。巨大なかぼちゃの重量を当てるコンテストでは子どもからお年寄りまで大盛り上がり。芦別市の姉妹都市であるカナダ・シャーロットタウンもかぼちゃの特産地として有名な町です。そこで、共通の特産物であるかぼちゃを使って外国の方と親交を深めることを目的とした国際的なお祭り。

国際交流の絆をかぼちゃが結んでくれるなんて、何だか素敵ですよね。

▶国際友好ジャンボかぼちゃ祭りの詳細はこちら

まとめ

かぼちゃの基本的な情報や旬の時期、特産地などを紹介してきました。私達の身近にあるかぼちゃですが、深く知っていくと美味しくするために追熟という工夫をしたり、豊富な栄養を持っていたりすることが分かりましたよね。

普段は外国産のかぼちゃを食べることが多いという人も、一度北海道産の旬のかぼちゃを食べてみてはいかがでしょうか。「いつも食べているかぼちゃと全然違う!」と甘さやコク、ホクホク感に感動することでしょう。北海道産のかぼちゃは店頭以外に、お取り寄せすることもできます。

ぜひ本場の味を体験してみて下さいね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!