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たらこと明太子の違いは辛さだけ?それぞれの特徴やおすすめレシピも紹介

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独特な触感と味わいが人気のたらこと明太子。よく似ていますが、その違いをご存知ですか?中には、「どっちがどっちか分からない」という人もいるのではないでしょうか。
この記事では、たらこと明太子の違いについて解説します。合わせて原材料やそれぞれのルーツ、違いについて分かりやすく紹介しています。たらこと明太子、どっちがどっちか分からないという人は是非参考にしてみて下さいね。

この記事のまとめ

  • たらこと明太子はどちらもスケトウダラの卵巣からできている
  • 辛味調味料で味付けされているのは明太子
  • 塩漬けになっているだけのものがたらこ
  • たらこや明太子の旬の時期は12月頃
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

たらこと明太子の違い

たらこと明太子の違い

たらこと明太子は見た目もよく似ており、味以外の違いを明確に説明できる人はそう多くないでしょう。まずは、たらこと明太子のさまざまな違いを紹介していきます。

原材料が違う

スケソウダラ

たらこと明太子の原材料は同じスケトウダラの卵巣。しかし、たらこと明太子には原材料に微妙な違いがあります。

明太子はスケトウダラの卵巣を使った時にのみ使用できる名称なのに対し、たらこはスケトウダラ以外の魚(マダラなど)でも作ることができます。

原料となる魚の種類に違いがあることも、たらこと明太子を区別するポイントです。

加工方法が違う

たらこはタラの卵巣を塩漬けしたもの

たらこと明太子は製造方法にも違いがあります。

たらこはスケトウダラの卵巣を塩蔵したものです。しかし、明太子はスケトウダラの卵巣を塩蔵し、さらに唐辛子などの辛味調味料で味付けしたものを指します。

加工方法に味付けがあるかどうかも、たらこと明太子の大きな違いです。

たらこと明太子の名前の由来とは

たらこと明太子は、それぞれにルーツが異なり名前の由来も違います。続いては、なぜ「たらこ」「明太子」と呼ばれるようになったのかを紹介していきましょう。

たらこの名前の由来

たらこは、スケトウダラをはじめとしたタラの魚卵を使って作る加工食品。そのため、「たらの子」としてたらこと名付けられたと言われています。

地域によっては違う呼び名があり、「紅葉子(もみじこ)」と呼ぶ地域もあります。

紅葉子という名前のルーツは北海道にあり、北海道の一部の地域で高品質なたらこを呼び分けるために使われてた言葉だそうです。現在では、石川県の方言とされ北陸方面では今でも、たらこのことを紅葉子と呼んでいます。

明太子の名前の由来

明太子という名前の由来は、韓国にルーツがあります。
韓国では、スケトウダラのことを「明太魚(ミョンテ)」といいます。
そこから日本では、「明太(スケトウダラ)の子ども(卵)」という意味で「明太子」と呼ばれることになったようです。

たらこの代用品に明太子は使える?

たらことは

同じスケトウダラの卵巣から作られているたらこと明太子ですが、それぞれに代用することはできるのでしょうか。

食感は両方とも同じなので、代用しても変わりません。しかし、明太子には調味液による辛味がつきます。そのため、辛い物が苦手な人や子供が食べる物を作る場合、たらこの代用品として使うのは難しいでしょう。

反対に、辛味が好きな人が食べる物を作る場合には、たらこの代用品として明太子を使うことができます。

辛味を少しでも抑えたいのであれば、クリームチーズやマヨネーズなどで和えるとまろやかで優しい味わいになるでしょう。

たらこと明太子の旬

明太子とは

たらこと明太子も保存性に優れた食品なので、1年中流通しています。スーパーなどでも年中購入できますよね。
しかし、スケトウダラの卵巣が一番美味しく育っている旬の時期に作られた、たらこや明太子は特別に美味しいと言われています。

特に美味しい旬の時期は12~4月

スケトウダラは12~4月頃に産卵を迎えます。そのため、最もスケトウダラの卵巣が成熟しているのは12月頃。旬の時期は、卵巣の中に魚卵がびっしりと詰まり通年のものと一味ちがうたらこや明太子を味わうことができます。

外国産は1年中食べられる

スーパーなどで手軽に購入できる外国産のたらこや明太子は、一度冷凍しているため旬の時期はありません。1年中変わらない味で食べられるでしょう。

しかし、1度冷凍するため国産品とは異なり口当たりがパサパサしていたり、風味が損なわれていたりすることもあるため注意が必要です。

【豆知識】明太子が博多名物になっている理由

明太子はなぜ博多の名物なのか

スケトウダラは冷たい海域に生息する魚。しかし、明太子と言えば福岡の博多を連想する人が多いでしょう。スケトウダラが水揚げされる訳でも無いのに、明太子が博多の名物となったのには理由がありました。

明太子で有名なお店と言えば博多に本店を構える「ふくや」。博多で明太子の製造を始めたのは、ふくや創業者の川原俊夫氏と言われています。戦前に韓国で暮らしていた川原氏が博多で明太子の製造・販売を始めたことから、今なお博多の名物として有名です。

博多は日本の明太子発祥の地。だからこそ、「博多=明太子」という程、歴史の古い明太子店なども多くあり、博多の名物となっています。

美味しいたらこ・明太子を選ぶポイント

美味しいたらこ・明太子を選ぶポイント

店頭などでたらこや明太子を購入する場合は、商品をよく観察してより新鮮なものを選ぶのがポイントです。

美味しいたらこ・明太子の特徴

  • 皮が薄くて透き通っているもの
  • 卵巣全体の皮がピンと張っている
  • たらこの場合、黒ずみがなく綺麗なピンク色をしている

切り身で販売されているものの場合、魚卵の粒がしっかりしているかどうかもチェックしてみて下さい。

たらこや明太子を選ぶ時の注意点

たらこや明太子を選ぶ時には、成分表示もチェックしてみてください。

本来、たらこはスケトウダラの卵巣や真鱈の卵巣などを使用し、明太子はスケトウダラの卵巣のみを使用します。

しかし、粗悪品の場合トビウオやシシャモなど、別の魚の卵を混ぜて作っている事があります。

他の魚の卵が混ざったものは、スケトウダラや真鱈で作ったたらこや明太子に比べて、食感や風味が劣ります。購入する際には、原材料をチェックしてスケトウダラや真鱈以外の魚卵が含まれていないか確認してみましょう。

たらこ・明太子のおすすめレシピ

だし巻き卵たらこ入り

最後にたらこや明太子のおすすめレシピを紹介します。そのまま食べても美味しいですが、一手間加えてもっと美味しく食べてみてください。

たらことじゃがいものバター和え

たらことじゃがいものバター和えの作り方は以下のとおりです。

  1. じゃがいもを蒸かす
  2. 蒸かしたじゃがいもを一口大にカットする
  3. 解したたらことバターをじゃがいもに和える
  4. 醤油を少しだけ垂らす
  5. 完成

じゃがいもは皮ごと蒸かした方が美味しく仕上がります。アツアツの内にたらこやバターを和えてくださいね。
お好みで、醤油をかけずにブラックペッパーなどを加えるのもおすすめです。

たらこ入り出汁巻き卵

たらこ入り出汁巻き卵の作り方は以下の通りです。

  1. 溶き卵に白だし、醤油少々を加えて卵液を作る
  2. 卵焼き用のフライパンを熱してサラダ油を引く
  3. 卵液を流し込み、たらこを一腹のせる
  4. 卵液が固まってきたら、たらこをま包むように巻いていく
  5. 完成

出汁巻き卵の中心にたらこがある豪華な仕上がりになります。お弁当などに入れる場合は、たらこを解して卵液に混ぜ込むと良いでしょう。

明太子とちくわのバター焼き

明太子とちくわのバター焼きは以下のとおりです。

  1. ちくわを約1cmの輪切りにカットする
  2. フライパンにサラダ油をひいて、ちくわを炒める
  3. 解した明太子とバターを加える
  4. バターが完全に溶けたら塩胡椒で味を整える
  5. 完成

濃厚なバターとピリッと辛味を感じる明太子は相性抜群です。大人のおかずやお酒のつまみに最適な一品になりますよ。

明太子タルタルフランス

明太子タルタルフランスの作り方は以下のとおりです。

  1. 茹で卵を作って、みじん切りにする
  2. みじん切りにした卵にマヨネーズを加える
  3. ほぐした明太子を加えてタルタルソースを作る
  4. 適度な厚さにカットしたフランスパンに、タルタルソースを塗ってトースターで焼く
  5. 完成
お好みでチーズをかけて焼いても美味しいですよ。マヨネーズで明太子の辛味がマイルドになるので、子供でも食べやすい味わいになります。

まとめ

たらこと明太子について、それぞれの違いや旬の時期、美味しいものの選び方について紹介してきました。

どちらも保存食であり、原材料もほぼ同じですが「辛味のある味付けがされているものが明太子、塩漬け加工だけされているのはたらこ」と覚えると良いでしょう。

たらこと明太子。どちらもそれぞれの魅力があるので、ぜひ二つの違いを知った上で、一番美味しい旬の時期のたらこと明太子を味わってみて下さい。

PREZO編集部
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