どれが美味しい?カニの種類別の特徴や旬な時期を知ろう!

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「カニを食べたいけど、色々な種類があって選べない。」「どのカニが美味しいの?」と、迷っていませんか?カニは種類によって味や食べる部位、おすすめの調理方法が違います。

この記事では、カニの種類別に特徴や価格相場、購入する際の目安、おすすめの調理方法などを紹介。美味しくカニを食べるために、茹で方や焼き方などの調理方法も解説しています。

この記事のまとめ

  • 【タラバガニ】【毛ガニ】【ズワイガニ】【花咲ガニ】の日本四大ガニが人気
  • 焼きガニなら身持ちの良いタラバガニ
  • 茹でガニなら旨味の強い毛ガニやズワイガニ
  • カニ好きなら一度は食べたい!水揚げ量の少ない幻のカニ・花咲ガニ
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

特別な食卓を華やかにするカニ

特別な食卓を華やかにするカニ

特別な食卓のメインとなる高級海鮮カニ。年末年始や、お祝い御膳、自分へのご褒美としてカニを食べるという人も多いのではないでしょうか。

海の旨味をギュッと詰め込んだカニは、食べている人を虜にする美味しさ。カニの旨味の前には、どんな人でも無言になってしまうというものです。

カニの美味しさのヒントは、そのルーツにあります。まずは、カニの生態や日本でよく食べられるカニについて見ていきましょう。

カニは2種類に分かれる

カニは大きく分類するとカニ類とヤドカリ類に分かれています。今回は食材としてのカニについてお話するので難しいことはさておき、それぞれの味の違いについて紹介していきます。

カニ類として有名なのは、ズワイガニや毛ガニ、タカアシガニ、ワタリガニ、シャンハイガニなど。甘みの強い身が特徴で、しっとりとした舌触りのものが多いです。刺身やカニしゃぶ、茹でガニなどにすると美味しい種類が多いですね。

ヤドカリ類として有名なのは、タラバガニや花咲ガニなど。身がずっしりと詰まっていて強い風味を持ち、焼きガニや汁物との相性が抜群です。

日本四大カニとは

カニには多くの種類があり、食用として食べられているものも沢山あります。その中でも特に日本人が高級海鮮として好んで食べているカニは、「タラバガニ」「毛ガニ」「ズワイガニ」「花咲ガニ」の4つ。日本四大カニとも呼ばれ、圧倒的な人気を博しています。

四大カニは種類ごとに魅力や美味しい食べ方が違うので、満足できる一杯を選ぶにはそれぞれの特徴を知ることが重要。この後紹介する種類別の特徴や食べ方の以外を知って、ベストなカニを選んで下さいね。


美幌町ひでちゃん小麦 かに甲羅みそラーメン(5袋)
マルワ製麺
美幌町ひでちゃん小麦 かに甲羅みそラーメン(5袋)
2,160(税込)

本商品は一般的な味噌ラーメンではなく、‟かにみそ”の‟みそ”ラーメン。甲羅に含まれる‟かにみそ”を仕込んで作り上げた特製スープは、甲羅みそ特有の甘みとコクが感じられ、かにのエキスや旨み成分がスープに馴染んだ風味の良い一杯となっています。

【圧倒的なボリュームを持つカニの王様】タラバガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

タラバガニ

大型で圧倒的なボリューム感は正にカニの王様と呼ぶに相応しい存在。タラバガニの種類や特徴、相場、購入する目安、おすすめの食べ方をみていきましょう。

タラバガニの種類

タラバガニはヤドカリの仲間で、タラバガニ科の甲殻類です。通常、カニは4対の脚と1対の鋏を持っていますが、タラバガニは脚が3対しかありません。

これは、一番下の脚が退化して隠れてしまっているため。脚の少なさをカバーするかのように身がぎっしりと詰まっているのが特徴です。

日本では北海道近海でしか水揚げされないため、国産品は北海道産のみ。鮮度が高く、満足感の高い国産北海道タラバは、カニを語る上で欠かせない存在と言えます。

タラバガニの特徴・旬

ラバガニは旬が2回あることで有名なカニです。4~5月は若々しく甘みの強いカニが水揚げされ、11~2月は脱皮を繰り返し成熟した重厚なカニが味わえます。カニ好きなら、1年の中でタラバガニの食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。

タラバガニはオスがメスよりも一回り大きく、脱皮回数も多く味も良いと言われています。価格は高くなりますが、美味しいタラバガニを食べたいならオスのカニを選んでみて下さい。

カニの代表とも言えるタラバガニですが、カニ味噌好きな人にはおすすめできませんのでご注意下さい。タラバガニは他のカニに比べてカニ味噌が傷みやすく、流通している物の多くはカニ味噌が取り除かれています。「タラバガニとカニ味噌両方を味わいたい」という人は、別途カニ味噌を購入するのがおすすめですよ。

タラバガニの相場

タラバガニの相場価格は1kg4,000~10,000円と言われています。先ほど紹介したように、カニ味噌を取り除いて流通している上、甲羅が重いのでカットされ脚だけで売られているものも多いです。

タラバガニを購入する際の目安

タラバガニは身がギュッと詰まっていてボリュームがあるので、1肩約1~1.5kgのものが一般的なサイズです。大人2人で1肩が目安の量になります。

タラバガニのおすすめの食べ方

タラバガニのおすすめの食べ方はカニしゃぶ

甘みの強い4~5月のタラバガニは、カニしゃぶがおすすめ。薄味の出汁にくぐらせて味わうタラバガニは、絶品ですよ。カニの身を少し残して締めの雑炊を食べれば、至福の満足感を味わえるでしょう。

身が詰まった11~2月のタラバガニは、カニのエキスやプリっとした身を余すことなく頂ける焼きガニが最高です。網を乗せた卓上コンロでタラバガニがパチパチと焼けていく様子は涎必至。鼻腔を擽る磯の香りを感じながら、ホクホクの身を堪能してみて下さい。

【絶品カニ味噌が魅力】毛ガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

毛ガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

タラバガニがカニの王様なら、毛ガニはカニの女王様。濃厚な風味や絶品カニ味噌は大人だからこそ分かる魅力があります。続いて、毛ガニの種類や特徴、相場、購入する目安、おすすめの食べ方を紹介していきます。

毛ガニの種類

毛ガニはカニ類の甲殻類でクリガニ科に属します。そのため、地域によってオオクリガニと呼ばれることもあります。全身にびっしりと生えた毛が特徴のユニークな見た目のカニです。

オホーツク海や太平洋側で水揚げされ、日本で最も漁獲量が多いのは北海道枝幸町。北海道では地域によって毛ガニの漁獲時期が異なり、枝幸町周辺では3~6月にかけて水揚げされます。

毛ガニの特徴・旬

毛ガニのカニ味噌は絶品

毛ガニは通年で楽しめ、旬の時期は獲れる地域によって異なります。毛ガニはやや小振りであまり身が多くとれませんが、旨味の強さが特徴のカニです。特にカニ味噌は風味や旨味が別格。味わい深く濃厚なカニ味噌を楽しむ事ができます。

毛ガニは甲羅の大きさや脚の長さが違っても、カニ味噌の量には殆ど違いがありません。カニ味噌メインで毛ガニを楽しみたい人は、小振りなサイズでも十分楽しめるので、小さめでお得なカニを選んでみて下さい。

甲羅についている黒いぶつぶつしたものは、成熟したカニの甲羅に着くといわれているカニビル。カニビルがついている物ほど、旨味や身入りが良いと言われています。

毛ガニの相場

毛ガニの相場価格は、1kg4,000~10,000円程。身も楽しみたいなら大きめのものが良いですが、カニ味噌だけで良いなら小さなものでも十分にカニを楽しめます。

毛ガニを購入する際の目安

毛ガニの一般的な大きさは400~600g。カニ味噌をメインで毛ガニを購入するなら400g程度のものを、身もしっかりと食べたいという場合は600g程度のものを目安に選ぶのが良いでしょう。

1匹で大人1~2人分なので、カニ味噌を楽しむのか、身も楽しむのかによって大きさや何杯購入するのか検討してみて下さい。

毛ガニのおすすめの食べ方

毛ガニの甲羅酒

濃厚な風味が特徴的な毛ガニは茹でガニがおすすめです。風味が弱いカニは茹でガニにすると旨味が逃げてしまうことがありますが、毛ガニなら大丈夫。茹で上がった色鮮やかな毛ガニは、カニの甘みと風味、旨味を存分に楽しめます。

茹でガニでカニ味噌まで美味しく頂いた後は、カニ味噌を少し残した甲羅に日本酒を注いで弱火で少し温めてみて下さい。カニの風味が映った熱燗は、大人にしか味わえない贅沢な一品ですよ。

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7,980(税込)

オホーツク海で水揚げされた新鮮な毛蟹をすぐに浜茹でして冷凍。1杯丸ごと冷凍しているので、甲羅にはカニ味噌もたっぷり含んでいます。

【上品な味わいの高級カニ】ズワイガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

ズワイガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

「今まで色々な種類のカニを食べたけど、あまり違いが分からなかった」という人もいるのではないでしょうか。実はそれ、全て同じカニだったのかもしれません。

全国津々浦々で水揚げされているズワイガニは、私達の一番身近なカニと言えるでしょう。次は、ズワイガニの種類や特徴、相場、購入する目安、おすすめの食べ方をみていきます。

ズワイガニの種類

ズワイガニはケガニと同じくクモガニ科の甲殻類です。オスはメスよりも甲羅が2倍程大きいのが特徴。大きな甲羅から長く細く伸びる脚が楚(細く伸びる木の枝のこと)に似ていることから、楚蟹(ズワイガニ)と名付けられたカニです。

ズワイガニの特徴・旬

ズワイガニは太平洋側のさまざまな海で水揚げされますが。水揚げされた地域によって呼び名が変わるのが特徴で、北陸地方では越前ガニ、山陰地方では松葉ガニと呼ばれます。

さらに、メスのズワイガニはセイコガニやコウバコガニと呼ばれ、水揚げされた漁港ごとにブランド化されていることも。育った地域によって多少の違いはありますが、元は全部ズワイガニなのです。

広い範囲で水揚げされるため、旬の時期も地域によってことなります。北海道のズワイガニは4~5月頃が旬。柔らかな身と豊潤なカニの旨味を味わうことができますよ。日本海側で獲れるズワイガニは12~3月が旬といわれております。

ズワイガニの相場

ズワイガニの相場価格は、1kgあたり2,000~10,000円と幅広いのが特徴。地域ごとによってブランド化されているため、価格に差がついたのでしょう。ブランド化されていない北海道では1kg5,000円程で取引されることが多いようです。

ズワイガニを購入する際の目安

ズワイガニは3サイズに分けられていることが多く、Sサイズは約350g、Mサイズは約500g、Lサイズは約1kgが一般的。

Sサイズで大人1人分なので、2~3人の場合はMサイズ、3~4人の場合はLサイズを選ぶのがおすすめです。

ズワイガニのおすすめの食べ方

ズワイガニのおすすめの食べ方

ズワイガニは柔らかな身と旨味の強さが特徴のため、茹でても良し、焼いても良しなマルチプレイヤー。その中でも特におすすめなのは、カニの出汁を残さず頂くことのできる鍋物です。
甘く柔らかなズワイガニの身は加熱してもパサつきにくく、プリっとした触感を楽しめます。薄味の出汁でカニの旨味を感じながら食べる鍋は、最上級の美味しさ。カニの旨味が他の具材にも染み込み絶品に。

カニ雑炊

最後の締めはもちろん、カニ雑炊でカニの身や旨味を一滴残さず平らげてしまいましょう。

【一度は食べてみたい幻のカニ】花咲ガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

花咲ガニの種類・特徴・おすすめの食べ方

カニ好きな人の間では、その名前を知らない人などいないと言われる花咲ガニ。一度は食べてみたいカニのひとつです。最後に花咲ガニの種類や特徴、相場、購入する目安、おすすめの食べ方を紹介します。

花咲ガニの種類

花咲ガニはヤドカリの仲間でタラバガニ科の甲殻類です。太く短い脚まで全身に固いトゲを持っています。

花咲ガニは生息域が狭く、水産資源保護の対象品目なので漁獲量も少ないため、幻のカニと呼ばれています。味も良く貴重なこともあって、とても人気の高いカニです。茹でた時に全身のトゲまで赤く染まり、その様子が花が咲くように見えたことから花咲ガニと呼ばれるようになりました。

花咲ガニの特徴・旬

花咲ガニの特徴は独特の香りと、ねっとりと舌に残るような甘さです。カニ味噌や外子の味も格別。この美味しさこそが、花咲ガニ人気の理由です。

旬は7~9月ですが、この時期は花咲ガニを求めて北海道を訪れる人も多く、旬だからといって必ず手に入るという訳ではありません。また、メスは外子も楽しめるため、オスよりも高値で売買され希少価値が高いとされています。

花咲ガニの相場

花咲ガニの相場価格は1kgあたり6,000~8,000円程。1杯あたり0.7~1.5kgとサイズの差もあり、メスはさらに高値になるのが一般的です。

花咲ガニを購入する際の目安

花咲ガニはコンパクトに纏まっているように見えますが、短くても太い脚に身がぎっしり詰まっているので食べ応え抜群。1kg程度のもので大人2~3人前になります。

花咲ガニおすすめの食べ方

花咲ガニおすすめの食べ方は鉄砲汁

花咲ガニは、茹でても焼いてもカニ味噌も全て美味しく頂けますが、現地の人の間では鉄砲汁鍋にするのが定番です。

鉄砲汁とは、カニが入ったお味噌汁のこと。辛口ですっきりとした味わいの北海道味噌と濃厚な甘みの花咲ガニは、これ以上ないベストな組み合わせです。北海道味噌を使った鉄砲鍋にするのもおすすめ。是非、現地の味を再現してみて下さい。

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根室半島を代表する味覚のひとつ。トゲトゲとした見た目と、茹でると真っ赤な色合いになるのがその特徴です。身は油分が多く、エビのような甘味とコクがあり、濃厚な味わい。

さまざまな種類のカニをもっと美味しく料理しよう!基本の調理方法

さまざまな種類のカニをもっと美味しく料理しよう!基本の調理方法

日本四大カニを種類別に紹介してきました。しかし、お店で食べるのではない限り、美味しく頂けるのかは調理方法次第。最後に、カニを美味しく調理する方法について解説します。

カニの茹で方

カニを茹でる時は、必ずカニを仰向けにして鍋に入れて下さい。カニの腹を下にして鍋に入れてしまうとカニ味噌が流れ出てしまい、旨味が半減してしまいます。

鍋にはカニが浸るようたっぷりのお水を入れます。この時、水を軽量しながら入れていくのがポイントです。鍋を火にかけたら強火にします。

沸騰したら水100gに対して3.4gの塩を投入。水を海水程度の塩分濃度にします。この時、岩塩を使用するとさらに旨味がアップしますよ。

塩を入れたら噴き零れに注意しつつ中火で30分程茹で、火を止めた後15~20分蒸らせば美味しい茹でガニの出来上がりです。

カニの焼き方

冷凍されたカニを焼くときには、半解凍で焼くのが美味しく仕上げるポイントです。完全に解凍してしまうと、旨味が流れ出てしまうので流水で半解凍しましょう。

ガスコンロに網を敷いて焼くのが手軽でおすすめですが、しっとりホクホクな食感を楽しみたい人はホットプレートがおすすめです。

少量の水で蒸し焼きにすると、ホクホクなのにしっとりとした焼きガニを楽しむ事ができますよ。

カニの煮方

カニ鍋など、カニを煮る時には出汁作りからこだわってみてはいかがでしょうか。カニの脚は食べやすいように間接から切り離し、表面を削ぎ落し食べやすく下処理します。この時、削ぎ落した殻を出汁に投入するとカニの風味が移って豊潤な香りのカニ鍋を楽しめます。

カニを入れるタイミングは一番最後。他の食材に8割程火が通ったタイミングで投入すると、一番美味しい煮え加減で食べられます。


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甲羅みそ特有の甘みとコクが感じられる、みそとしょうゆの2つの味をご用意。「みそ味」は、かにのエキスや旨み成分、かにみそ特有のコクがしっかりと感じられる美味しさ。一方「しょうゆ味」は、かにみそのうま味成分と濃いめの醤油が合わさって、コクの深さ際立つ味わい。

まとめ

カニの種類や、それぞれの特徴、相場、おすすめの食べ方などを紹介してきました。

カニは旬の時期や、食べ方に適した種類を選ぶのがとても重要です。ぜひ自分好みのカニを選んで、一番美味しい食べ方で召し上がってみて下さいね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!