ブルーベリーを冷凍保存する方法は?冷凍して長持ちさせよう
フレッシュな甘酸っぱさと、美容・健康効果で人気のフルーツ、ブルーベリー。
6月から8月頃に旬を迎える生のブルーベリーを、おいしく長持ちさせるための冷凍方法をご存知ですか?ブルーベリーは冷凍することで、長期間おいしさを楽しめるだけでなく、さまざまな料理やデザートに手軽に活用できるんです。
この記事では、ブルーベリーを冷凍するメリットや具体的な手順、保存期間などについて詳しくご紹介します。手軽にブルーベリーを取り入れるためのアイデアもお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
ブルーベリーを冷凍するメリット
ブルーベリーは冷凍することで長期保存が可能になるほか、次のようなメリットがあります。
採れたての栄養をそのまま凍結!
ブルーベリーは収穫後すぐに冷凍することで、採れたての栄養を保つことができます。生のブルーベリーは鮮度が命!時間が経つにつれて栄養とおいしさが落ちてしまうため、すぐに冷凍することが大切です。
実際にイギリスの研究では、冷凍したブルーベリーの方が、抗酸化物質などの栄養成分の含有量が高いことが証明されています。
冷凍で「アントシアニン」が増加
フルーツの中には、冷凍することで栄養価が高まるものがあり、ブルーベリーもそのひとつとされています。
特に、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」という成分は、冷凍する前よりも冷凍した後の方が数値が高くなることがわかっています。アントシアニンには抗酸化作用があり、目の疲労回復や美容効果が期待できる注目の成分です。
1年を通してブルーベリーを楽しめる
生ブルーベリーの旬は6月から9月にかけての数か月ですが、冷凍保存することで1年中そのおいしさを楽しむことができます。
冷凍庫にストックしておけば、いつでも新鮮なブルーベリーを楽しむことができ、コスパも抜群。季節を問わず、料理やデザートにブルーベリーを取り入れることができますよ。
ブルーベリーの冷凍方法
ブルーベリーの冷凍方法は簡単3ステップ。ご紹介するポイントを押さえて冷凍することで、ブルーベリーのフレッシュなおいしさが長持ちしますよ。
①傷んだ実を取り除き、水洗い
ブルーベリーの冷凍保存を始める前に、まずは実の状態をしっかりと確認しましょう。ヘタに残っている枝を取り、傷んでいる実を取り除いてください。その後、優しく水洗いしましょう。
なお、ブルーベリーの表面にある白い粉状のものは「ブルーム」と呼ばれ、鮮度が保たれている証拠です。皮がピンと張っているもの、表面にブルームがあるものは、冷凍可能なブルーベリーと言えます。
ここがPOINT!
皮が破れているものや果肉が茶色っぽくなっているブルーベリーは傷んでいるため、冷凍には不向きです。最初に取り除いておきましょう。
②キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る
ブルーベリーを水洗いした後は、水気をしっかりと拭き取ります。キッチンペーパーで優しく包み、余分な水分を丁寧に吸い取りましょう。
ここがPOINT!
水分を残したまま冷凍すると、ブルーベリーがくっついてしまったり、霜がついてしまったりする原因になります。冷凍する前に、水気をしっかり拭き取っておきましょう。
③小分けにして冷凍保存袋に入れ、冷凍庫へ
水気を取ったブルーベリーは、小分けにして冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉します。
おすすめはバットやトレーを使った急速冷凍。保存袋に平らに入れたブルーベリーを、金属製のバットやトレーに乗せて冷凍すると、冷凍にかかる時間を短くすることができます。
ここがPOINT!
冷凍庫に入れた後は、温度変化を極力抑えることがおいしさを長持ちさせるポイント。小袋に分けて冷凍し、冷凍庫の奥の方で保存しましょう。
冷凍ブルーベリーの栄養
冷凍ブルーベリーの栄養は、冷凍するタイミングにもよりますが、生のブルーベリーとほとんど変わりありません。
ブルーベリーにはビタミンCやビタミンK、抗酸化物質であるアントシアニンが豊富に含まれています。中でもアントシアニンは、ブルーベリーに含まれるポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用と、目の疲労回復に効果があることがわかっています。
ブルーベリーは、美肌効果や免疫力の向上が期待できるほか、目の健康にも役立つフルーツといえるでしょう。
さらにブルーベリーは、冷凍で皮の細胞が崩れることにより、栄養成分の吸収率が高まることがわかっています。
ブルーベリーが持つ豊富な栄養を手軽に摂取できるのも、冷凍するメリットのひとつです。
冷凍ブルーベリーの解凍方法
冷凍ブルーベリーは、解凍せずにそのまま使うことができるほか、用途によって解凍時間を調整することでおいしさがアップします。
スムージーを作る時は、凍ったままのブルーベリーを使うと、シャリシャリとした食感が楽しめる、冷たいスムージーが手軽に作ることができます。
ブルーベリージャムやソースを作る場合は、常温で30分ほど解凍するのがベストです。
ケーキのトッピングとして使いたい場合は、冷蔵庫で30分ほど解凍すると、見た目もよく、ちょうど良い冷たさになります。
そのまま食べたい時は、常温か冷蔵庫でお好みの固さに半解凍してください。
解凍時間の目安
- 解凍せずそのまま〜そのままアイス感覚で、スムージーに
- 冷蔵庫で30分〜ケーキなどのトッピングに
- 常温で30分〜ジャムやソースなどの加熱調理に
冷凍ブルーベリーの保存期間
冷凍ブルーベリーの保存期間は約6か月です。
生のブルーベリーは乾燥に弱いため、常温保存には不向き。そのため保存は冷蔵、または冷凍がおすすめです。
冷蔵保存の目安は1週間ですが、冷凍することで保存期間を大幅に延ばすことができます。
冷凍保存することで食感に多少の変化があるものの、風味はそのまま。旬の味わいを長く楽しむことができます。冷凍庫に常備しておけば、いつでも必要な時に使えて便利です。
ブルーベリーの保存期間
- 冷凍保存〜約6か月
- 冷蔵保存〜約1週間
ブルーベリーのおいしい食べ方
ブルーベリーは、そのままはもちろん、さまざまな食べ方で楽しむことができます。朝食やデザート、メインディッシュのソースまで、幅広く活用できるのがブルーベリーの魅力です。
ここでは、冷凍と生のブルーベリー、どちらも手軽においしく取り入れるアイデアをご紹介します。
冷凍ブルーベリーのスムージー
ブルーベリースムージーは、朝食やブランチにぴったりなドリンクです。冷凍ブルーベリーを使用することで、ひんやりとしたスムージーを手軽に作ることができますよ。
おすすめはヨーグルトとバナナを加えること。ブルーベリーとヨーグルトの爽やかな酸味と、バナナの甘みのバランスが絶妙な味わいです。
手作りブルーベリージャム
ブルーベリーは手作りジャムにすると、市販のものとはひと味違った楽しみが味わえます。
自分好みの甘さや固さに調整できるのが、手作りジャムならではの魅力。煮込む時間を変えることで、ブルーベリーのゴロゴロとした果肉が残る食感から、形がなくなるまで煮込んだ滑らかな食感まで、お好みに仕上げることができます。
冷凍ブルーベリーで作ったジャムは、生のブルーベリーよりも火が通りやすく、サラッとした食感のジャムに仕上がります。
生のブルーベリーで作ったジャムと食べ比べてみるのもおすすめです!
加熱してソースにも
冷凍ブルーベリーは、ソースとしても活用できます。ブルーベリーを煮詰めてバルサミコ酢と合わせることで、甘酸っぱいソースに。見た目も華やかなブルーベリーソースは、お肉料理と相性バツグンです!
生のブルーベリーを楽しむには
新鮮な生ブルーベリーが手に入りやすいのは、例年6月から9月頃です。国産のブルーベリーが出回る時期は短いため、見かけたらぜひ手に入れて、フレッシュなブルーベリーの甘酸っぱさを味わってみてください。
生のブルーベリーは、そのまま食べるのも良いのですが、ヨーグルトやアイスのトッピングにもおすすめ。ブルーベリー本来の風味と味を楽しむことができます。
大量に手に入れた場合は、ご紹介した方法で冷凍保存を。ジュースやジャムなど、さまざまなアレンジに役立ちます。
まとめ
ブルーベリーは冷凍することで、新鮮な風味を長持ちさせ、いつでもおいしく食べることができます。
冷凍ブルーベリーはスムージーやヨーグルト、デザートのトッピングのほか、ジャムやソースにするのにもぴったり。美容や健康にも良いので、忙しい日の朝食や、ダイエット中の食事の強い味方になりますよ。
ご紹介した冷凍方法を活用して、ぜひ日々の食生活にブルーベリーを取り入れてみてくださいね。