まいたけの賞味期限はいつまで?日持ちの目安や保存方法を紹介
まいたけは、その食感の良さと豊かな風味から「きのこの王様」と呼ばれるほどの食材です。しかし意外と知られていないのが、その賞味期限や保存方法。正しく保存されていないと、すぐに鮮度が落ちてしまうことも。まいたけの適切な保存方法を知っておくことで、そのおいしさを最大限楽しむことができます。
この記事では、まいたけの賞味期限について、どのくらい日持ちするのか、その理由から保存方法まで、詳しく解説します。賞味期限切れのまいたけの見分け方もご紹介しますので、ぜひおいしさを長持ちさせる参考にしてみてくださいね。
まいたけの賞味期限
まいたけは生鮮食品に分類されるため、野菜や果物と同じように賞味期限は明確に設定されていません。そのため、購入時の状態や保存方法によって賞味期限を自分で判断する必要があります。
新鮮なまいたけは、軸の部分がしっかりしており、カサの部分に光沢があるのが特徴。購入後のまいたけは、なるべく早く使用することをおすすめします。
保存方法は冷蔵が基本ですが、すぐに使いきれない場合は、冷凍や乾燥、オイル漬けといった保存も可能です。なお、常温保存はすぐに品質が劣化してしまうため避けましょう。
保存方法別の賞味期限の目安は以下の通りです。
まいたけの保存方法 | 日持ちの目安 |
---|---|
冷蔵 | 3日〜5日 |
冷凍 | 1か月 |
乾燥 | 1か月 |
オイル漬け | 1週間〜1か月 |
まいたけの賞味期限は保存方法によっても変わります。購入したまいたけをすぐ使わない場合は、保存方法を工夫してみてくださいね。詳しい方法については、後ほどご紹介します。
おすすめのまいたけ保存方法
まいたけの鮮度を長持ちさせるためには、適切な保存方法を実践することが大切です。冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬けなどの方法がありますが、それぞれちょっとした工夫をすることで、より長く、まいたけのおいしさを保つことができますよ。それぞれの保存方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
まいたけの冷蔵方法・保存期間
まいたけを冷蔵庫で保存する時のポイントは、水で濡らさないこと。キッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋や保存袋に入れ、野菜室で保管しましょう。まいたけの汚れは水洗いせず、キッチンペーパーなどで優しく拭き取るだけでOK。まいたけ本来の風味と鮮度を保つことができますよ。
上記の場合だと、まいたけの乾燥や水分過多を防ぐことできるため、3日〜5日の保存が可能です。なお、まいたけを購入した時のパックや袋のまま冷蔵保存した場合は、2日ほどで使い切る必要があります。
また、軸を包丁で切り落とすなどの切り口を作らないことも、まいたけを長く保存するポイントのひとつ。まいたけの乾燥を防ぎ、品質低下を最小限にすることができます。
【冷蔵】まいたけの賞味期限の目安
- 3日〜5日
- パックのまま冷蔵した場合は約2日
まいたけの冷凍方法・保存期間
まいたけをまとめ買いした時など、大量のまいたけを長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。まいたけは洗わずに食べやすい大きさにカットし、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。このときのポイントは、袋の空気をしっかり抜いて、薄く平らにして密閉すること。まいたけの風味と栄養をより長く保つことができます。
上記の方法により冷凍したまいたけは、約1か月保存が可能です。冷蔵よりも約4倍長く保存することができますよ。
また、使用する際は解凍せず、そのまま調理に利用できるのも便利なところ。料理の下準備の時間が短縮できる上に、食品ロスを防ぐことにも繋がります。
【冷凍】まいたけの賞味期限の目安
- 約1か月
まいたけの乾燥方法・保存期間
少し時間はかかりますが、まいたけを乾燥保存すると、旨みと栄養価がアップします。
乾燥方法はいたってシンプル。食べやすいサイズにカットしたまいたけを、ざるに並べて天日干しするだけです。完全に乾燥したものを密閉できる容器や保存袋に移して冷蔵します。
乾燥させることで、まいたけの栄養と旨みが凝縮されることが大きな特徴。使う際に水につけて戻すことで、まいたけの豊かな風味を楽しむことができますよ。
完全に乾燥させたまいたけは、常温で約1か月、冷蔵で約2か月保存することができ、料理の幅も広がります。
【乾燥】まいたけの賞味期限の目安
- 常温で約1か月
- 冷蔵で約2か月
まいたけのオイル漬け・保存期間
まいたけはオイル漬けにすると、味わい深く、さまざまな料理に応用できる食材になります。
保存方法は、オリーブオイルと少量のにんにくを熱し、まいたけを加えて火を通した後、密閉容器に移すだけ。清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存することで、開封前であれば1か月ほど日持ちします。サラダやパスタなどに加えることで、まいたけの豊かな風味を楽しむことができます。
開封後は冷蔵庫で保管し、1週間ほどで使い切ってくださいね。
【オイル漬け】まいたけの賞味期限の目安
- 未開封で約1か月
- 開封後は約1週間
※どちらも要冷蔵
賞味期限切れのまいたけの見分け方・特徴
まいたけを長く、おいしく楽しむためには、適切な保存方法を実践するとともに、食べられないまいたけの状態を知っておくことが重要です。
ここでは、賞味期限切れのまいたけの見分け方について、外見、触感、匂いの3つのポイントに分けてご紹介します。
外見
まいたけの外見で最もわかりやすい賞味期限切れのサインは、カビの発生です。緑や青、黒カビが見られた場合は食べるのを避けましょう。
さらに、まいたけの色にも注目してみましょう。新鮮なまいたけのカサは均一な濃い茶色をしていますが、鮮度が落ちてくると変色が始まります。
カサがくすんだ灰色になっていたり、軸の白色が茶色っぽくなっていたりするものは避けた方が良いでしょう。
なお、まいたけ特有のふわふわした白い糸状の部分は「気中菌糸」と呼ばれるきのこの一部です。カビではありませんので、食べても問題ありません。
触感
まいたけの賞味期限切れを判断する際には、触感を確かめることも有効です。新鮮なまいたけはふっくらとしており、弾力があることが特徴です。一方で、鮮度が落ちているまいたけは、表面が湿っており、触ると水っぽく感じることがあります。
また、触った時にベタつきやぬめりがあるのも、鮮度が落ちている証拠です。細菌が増殖し、安全性が低下している状態ですので、食べるのは避けましょう。
さらに、まいたけが柔らかくなりすぎて、形が崩れてしまっている場合も、賞味期限を過ぎている可能性が高いでしょう。
匂い
新鮮なまいたけは、木や土のような香りが感じられます。しかし、この香りが酸っぱい匂いやカビ臭い匂いに変わったときは、賞味期限切れのサインです。
異臭がするまいたけは、消化不良や健康障害を引き起こす恐れがあるため、食べることは避けましょう。
もし賞味期限の判断が難しい場合は、先述した外見や触感に加えて、他の新鮮な食材の匂いと比べてみることで、より判断しやすくなります。
まいたけの美味しい食べ方・料理
まいたけは、その独特の食感と風味から、多くの料理に利用できます。炊き込みご飯やスープはもちろん、炒め物や揚げ物までバリエーション豊かに楽しむことができますよ。ここではまいたけの美味しさを引き出す、おすすめの食べ方をご紹介します。
風味が引き立つ!まいたけの炊き込みご飯
まいたけの炊き込みご飯は、その香りと風味を存分に味わえる定番の一品です。まいたけを適当な大きさにカットして、醤油、みりん、出汁などで味付けしてお米と一緒に炊き上げるだけで、おいしい炊き込みご飯が完成します。
冷凍まいたけを使用する場合は、解凍せずにそのまま炊飯器に加えてOK!まいたけの風味豊かな、香ばしい炊き込みご飯が出来上がります。
冷凍まいたけを加えるだけ!まいたけのスープ
冷凍しておいたまいたけを使ったスープや味噌汁は、旨みと栄養がギュッと濃縮された一品です。にんにくやたまねぎ、人参などの野菜と一緒に煮込むと、まいたけの旨みがスープに溶け出し、深みとコクのある味わいが楽しめます。
冷凍したまいたけは栄養価も高まり、体を温めるのにもぴったりの一品。和洋中、どの味付けでも楽しめるのもまいたけの魅力です。
なお、まいたけを加えるとスープが黒くなることがありますが、まいたけの色素によるものですので問題ありません。気になる場合は、一度湯通しすることで色素が抜け、黒くなりにくくなりますよ。
まとめ
まいたけはさまざまな料理に使える便利な食材です。賞味期限が記載されていなくても、正しい知識のもと鮮度を確認し、適切な保存方法を実践することで、まいたけのおいしさを長く楽しむことができます。
保存する際は清潔な容器やラップを利用し、日持ちの目安以内に食べ切ることが大切です。賞味期限を過ぎたかどうかは、まいたけの見た目や匂いでチェックしてくださいね。
毎日の食卓に手軽に取り入れられるのも、まいたけの嬉しいところ。ぜひこの記事を参考に、まいたけを上手に保存・活用し、安全なおいしさを楽しんでください。