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フライドポテトは何種類ある?それぞれの名称・製法・美味しさの違いについて

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カリカリの食感や香ばしい香り、親しみやすい味わいが多くの人に愛されているフライドポテト。実はフライドポテトにはさまざまな種類があり、それぞれに独特の製法や美味しさの違いが隠されていることをご存知でしょうか?

この記事では、誰もが一度は口にしたことのあるフライドポテトを深掘り!どんな種類があるのか、その特徴や美味しさを含めてご紹介します。主要ファーストフード店やコンビニで出会えるフライドポテトの特徴についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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そもそもフライドポテトとは?

フライドポテト

フライドポテトとは、じゃがいもを様々な形に切って油で揚げた料理です。そのシンプルな調理法と、多様な食感や形状、味付けが楽しめるのが特徴で、世界各地で愛されています。

なお、日本では一般的な「フライドポテト」という名前ですが、実は和製英語。アメリカやカナダでは「フレンチフライ」、イギリスでは「チップス」と呼ばれています。

フライドポテトの種類

フライドポテトには、様々なカットの仕方や製法があります。代表的なフライドポテトのスタイルである「シューリングカット」から皮付きの「ウェッジカット」、ハッシュドポテトまで、それぞれ独特の食感や風味を楽しむことができます。 ここでは、フライドポテトの種類とその特徴についてみていきましょう。

シューストリングカット

シューストリングカット

シューストリングカットとは、じゃがいもを細く切りそろえて揚げたフライドポテトです。ファーストフード店や居酒屋などで目にする機会が多いのが、このスタイル。サイドメニューにも軽食にもぴったりです。

シューストリングカットの特徴は、なんと言ってもその細さ。じゃがいもを細切りに揃えて切ることで表面積が増え、外はサクサク、中はやわらかく仕上がります。

また、揚げ時間が短いため、素早く提供できることも魅力のひとつ。味付けもシンプルな塩味のほか、チーズやガーリックなど、さまざまなフレーバーでバリエーションを楽しむこともできます。

ストレートカット

ストレートカット

ストレートカットとは、シューストリングカットよりもやや太めにじゃがいもをカットしたフライドポテトです。外はカリッと、中はホクホクとした食感と、じゃがいも本来の味わいを感じられるのが特徴です。

ストレートカットは、太さが均一であることから、揚げる際にも調理がしやすいため、家庭用やファミリーレストランなどで多く用いられています。

ウェッジカット

ウェッジカット

ウェッジカットとは、じゃがいもを三日月形にカットして、皮をつけたまま揚げたフライドポテトです。じゃがいも本来の風味を存分に味わえるのが、ウェッジカットの魅力。皮の香ばしさも楽しむことができます。

カジュアルな食事から、少し贅沢な時間にも合う万能なカットスタイルのフライドポテト。塩味のほか、ハーブやスパイスを効かせた味付けも人気です。

クリンクルカット

クリンクルカット

クリンクルカットは、波状の刃を使ってカットしたフライドポテトです。表面の独特なカットにより表面積が増えるため、外はカラッと、中はふんわりとした食感に仕上がります。一部の冷凍フライドポテトでも、クリンクルカットが採用されており、自宅でも簡単に調理できるのも嬉しいところ。

また、見た目の楽しさもクリンクルカットの魅力のひとつです。ソースやディップとよく絡むので、お子様向けやパーティー料理にも人気があります。

トルネードカット(トルネードポテト)

トルネードカット

トルネードカット(トルネードポテト)は、じゃがいもをスパイラル状にカットしたフライドポテトです。見た目の華やかさやインパクトだけでなく、食べ応えも十分。
長い棒に巻きつけて揚げるスタイルもあり、お祭りやイベントでの食べ歩きスナックとしても知られています。

ラティスカット

ラティスカット

ラティスカットは、じゃがいもを格子状にカットしたフライドポテトです。他のカットスタイルとは大きく異なる見た目と、ボリューム感が魅力。外側のサクサクとした食感と、内側の柔らかさのバランスも特徴のひとつです。
家庭用ではあまり見かけないカットスタイルですが、専門店などで味わうことができます。

ハッシュドポテト

ハッシュドポテト

ハッシュドポテトは、じゃがいもを細かく刻み、調味料と混ぜてから成型して揚げる、もしくは焼くスタイルのフライドポテトです。朝食メニューでお馴染みのハッシュドポテトは、独特の食感と、香ばしい味わいが魅力。食べ応えもあり、子どもから大人まで人気の高いメニューです。

コーティング

フライドポテトの中には、表面を味付きバターなどでコーティングして揚げたスタイルもあります。コーティングされているため、時間が経ってもサクサクとした食感が楽しめるのが特徴。チーズやスパイスなど、多彩なフレーバーを楽しむことができるため、スナックやおつまみにもぴったりです。

その他にも「アコーディオンカット」「スペシャルカット」「X型カット」。マッシュポテトを俵状にして揚げた「テイタートッツ」やラグビーボールのような形にして揚げた「ポムピン」、笑顔の型になっている「スマイルポテト」など様々なタイプがあります。

主要ファーストフード・コンビニのフライドポテトの種類や美味しさ

ファーストフード

フライドポテトは、ファーストフードやコンビニでも人気のメニュー。店舗やチェーンによって、さまざまな味や食感を楽しめるのが魅力です。ここでは、日本の主要なファーストフード店とコンビニのフライドポテトの種類や特徴を掘り下げてみましょう。

ファーストフード編

日本にフライドポテトの名を広めたと言っても過言ではない、ファーストフード店。誰もが一度は聞いたことのあるチェーン店のフライドポテトの種類や特徴に迫ります!

マクドナルド

マクドナルドのフライドポテト「マックフライポテト」は、フライドポテトの王道とも言える存在です。細長いシューストリングカットが特徴で、揚げたては外はカリッと、中はホクホクとした食感が魅力。塩加減も絶妙です。

揚げ時間や使用する油など、徹底的な工夫やこだわりにより、多くのファンを魅了しているフライドポテト。「色々と食べ比べてみたけれど、結局はマックのフライドポテトに戻ってしまう」と言う声も少なくありません。一度食べ始めると、ついつい手が伸びてしまうフライドポテトです。

モスバーガー

モスバーガーのフライドポテト「フレンチフライポテト」は、マクドナルドよりも2回りほど太いストレートカットが特徴です。やや浅めに揚げられており、ジャガイモ本来のほくほくとした食感を味わうことができます。

外は軽くカリッ、中はもっちりしており、その食感のギャップもまた楽しい一品。じゃがいもの自然の甘みや味わいを感じながらも、くどくない塩加減が絶妙です。

ロッテリア

ロッテリアのフライドポテト「フレンチフライポテト」は、シューストリングカットが特徴です。マクドナルドに似ていながらも、塩味が際立ち、しっかりとした歯応えが楽しめます。

また、ロッテリアといえば「ふるポテ」。フレーバーパウダーを振りかけて食べるロッテリア独自のフライドポテトは、バター醤油風味が定番メニュー。まろやかな口当たりがクセになる味わいです。

ケンタッキーフライドチキン

ケンタッキーフライドチキンのフライドポテトは、皮なしのストレートカットで、やわらかめの食感が特徴です。

味はコンソメ風味で、ほんのりとした塩気と優しい味わいが人気のサイドメニュー。フライドチキンとも相性抜群で、一緒に食べるとさらにおいしさが引き立ちます。

サブウェイ

サブウェイのフライドポテト「コロコロポテト」は、皮つきのじゃがいもがひと口サイズにカットされています。外側の衣には米粉が配合されており、カリッとした食感で、中はホクホクしっとりとした口当たり。じゃがいも本来のおいしさを引き立てています。

フレーバーはシンプルな味わいの「オリジナル」のほか「ハーブソルト」と「トリプルチーズ」と特徴的。他のフライドポテトにはない独特の風味を楽しむことができます。

コンビニ編

フライドポテト

いつでもどこでも手に入るのが嬉しいコンビニエンスストアでも、フライドポテトが販売されています。ここでは冷凍食品ではなく、レジ横にある「ホットスナック」にフォーカスしてご紹介します。

なお、店舗によっては取り扱いがない場合や、地域によっては未発売の場合があります。商品についての詳細は公式HPなどでご確認ください。

セブンイレブン

セブンイレブンのフライドポテト「ギザギザポテト」は、太めのクリンクルカットが特徴です。外はカリッとしていながらも、内部はホクホクで食べ応え抜群。塩加減も絶妙で、最後まで手が止まらない味わいです。
購入時には、オリジナルのケチャップが無料でついてくるので「味変」も楽しめますよ。

ローソン

ローソンのフライドポテト「ホクポテ」は、皮を残したウェッジカットで、ホクホクなめらかな食感が特徴です。素材には北海道産の「インカのめざめ」を使用し、じゃがいもの甘みを生かしたうす塩、うす衣にこだわった一品。うまみが感じられるフライドポテトです。

ファミリーマート

ファミリーマートのフライドポテト「ころじゃが」は、ウェッジカットの一口サイズが特徴。時間が経ってもしっかりした食感を楽しむことができます。味付けはまろやかな風味が特徴の「うま塩味」など、時期によって様々。ファミリーマートならではの個性的なフライドポテトを味わうことができます。

セイコーマート

北海道ならではのコンビニ、セイコーマートにもフライドポテトがあります。その名も「道産のポテトフライ」。「ホットシェフ」というセイコーマートオリジナルのホットメニューのひとつで、皮付きのウェッジカットが基本形です。

その特徴は、北海道産じゃがいもの甘みとホクホク感。素材を引き立たせるシンプルな塩味も魅力です。北海道のコンビニならではの味わいで、観光客にも人気の一品です。

フライドポテトの種類比較表

フライドポテトの種類

これまでご紹介してきたフライドポテトの種類を以下の表にまとめてみました。
皆さんのお好みはどんなフライドポテトですか?ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

種類 店名 商品名 フライドポテトの種類
ファーストフード マクドナルド マックフライポテト シューストリングカット
モスバーガー フレンチフライポテト ストレートカット
ロッテリア フレンチフライポテト
ふるポテ(バターしょうゆ風味)
シューストリングカット
ケンタッキーフライドチキン ポテト ストレートカット
サブウェイ コロコロポテト ウェッジカット
コンビニ セブンイレブン ギザギザポテト クリンクルカット
ローソン ホクポテ ウェッジカット
ファミリーマート ころじゃが ウェッジカット
セイコーマート 道産ポテトのフライ ウェッジカット

まとめ

細切りから太切り、ユニークな形状のものまで、様々な種類があるフライドポテト。お馴染みのファーストフード店やコンビニでも、それぞれに特色あるフライドポテトが提供されています。
どのフライドポテトも製法や種類によって独特の味わいがあり、それぞれ魅力があります。この記事を参考に、ぜひお気に入りのフライドポテトを見つけてみてくださいね。

writerprof_honma
本間 幸乃
ライター
北海道浦河町生まれ、札幌育ち。北海道の生産者・事業者にまつわるストーリー、食やカルチャー情報など「暮らしがちょっと豊かになる」記事を執筆中。好きな六花亭のおやつは『霜だたみ』。