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小学校が大学に!? 旭川の隣町にオープンした東神楽大学ってどんなところ?

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北海道に、廃校した小学校を活用した「大学」があることをご存知でしょうか?

少子化や人口減少による市町村合併により、全国で学校施設の統合や廃校が相次いでいます。廃校した学校施設の有効活用は、自治体によっての大きな課題のひとつ。そのようななかで今注目を集めているのが、北海道上川郡東神楽町にある「東神楽大学」。廃校した学校施設を活用し、オリジナリティ溢れる取り組みを行っています。

本記事では、東神楽大学とはどんな施設なのか?その内容や特徴、楽しみ方について詳しくご紹介します。特に地方でのワーキングに興味がある方や、普段創作活動をされている方は、ぜひチェックしてみてください。

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「東神楽大学」は、働く・学ぶ・遊ぶの複合施設

東神楽大学

東神楽大学とは、北海道上川郡東神楽町にある「働く」「学ぶ」「遊ぶ」の要素を取り入れた複合施設です。2021年3月に121年の歴史に幕を下ろした旧忠栄(ちゅうえい)小学校を利活用し、2022年12月に開校しました。

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施設内には、小学校らしさを残したコワーキングスペースやレンタルオフィスのほか、シェアキッチンやゲストハウス、学食や売店などが整備されています。

複合施設として企画・運営しているのは、株式会社AgriInnovationDesign(アグリイノベーションデザイン)。「地方に都会以上のきっかけをつくる」をコンセプトに、マルシェの運営や農業に関するセミナーを行う同社の代表・脇坂真史さんが中心となって、多様なコンテンツを生み出しています。

利用者同士や入居企業、地元事業者や農業者との接点が生まれる東神楽大学は、地方創生の拠点として、現在注目を集めています。

東神楽大学はどこにある?

東神楽大学

東神楽大学は「北海道第二の都市」と呼ばれる旭川市に隣接する、東神楽町にあります。町内には旭川空港があり、道内外からのアクセスは良好。観光地として有名な美瑛町、「街の住みここちランキング」で1位となった東川町にも隣接しています(大東建託「いい部屋ネット」発表/2022年、2023年北海道版)。

東神楽町は人口1万人ほどの小さな町ですが、田園風景が広がる自然豊かな地域。町内から雄大な大雪山の山々を眺めることもできます。また、東神楽町は「子どもの多い町」としても知られています。人口に占める子どもの割合は15年連続で北海道内1位!活気のある町であることがうかがえます。

そんな東神楽町のほぼ中心に位置する東神楽大学。夏場は旭川空港から車で約5分の好立地にあります。車で10分圏内に役場、温泉、市街地があり、仕事にも観光にも便利な場所です。

東神楽大学の基本情報
住所 北海道上川郡東神楽町19号南5
交通アクセス ・札幌から車で約2時間30分
・JR旭川駅から車・バスで約30分
・旭川空港から車で約5分
お問い合わせ先 050-8885-9373(9:00~17:00)

東神楽大学でできること

カフェ

東神楽大学では、具体的にどんなことができるのでしょうか? ここからは実際に体験できるコンテンツについて、詳しくご紹介します。

東神楽大学のコンテンツ一覧

東神楽大学には5つの「学部」があり、それぞれ多種多様なコンテンツを提供しています。現在体験できるコンテンツは以下のとおりです。

①教育学部 ・クリエイターカレッジ
・セミナー、ワークショップ
②働くを自由に学部 ・オフィス
・コワーキングスペース
③はじめの一歩学部 ・シェアキッチン
・シェアスタジオ
・シェアライブラリー
・DIYベース
④東神楽満喫学部 ・ゲストハウス
・キャンプ場、グランピング
・RVパーク
⑤休み時間学部 ・観光農園
・ボッチャ
・雪合戦場
・ボルダリング
その他 ・学食(カフェ)
・購買部(売店)

東神楽大学のコンセプトでもある「きっかけ」を得るためには、コンテンツの「掛け算」がおすすめです!たとえば「ゲストハウス×コワーキング」「シェアキッチン×カフェ」など。 様々なコンテンツを自由に掛け合わせて利用することで、ワクワクが膨らむのが東神楽大学の魅力です。

次からは、特にプレゾ編集部が注目するコンテンツをピックアップしてご紹介します!

コワーキングスペース

コワーキングスペース

東神楽大学のコワーキングスペースは、校舎2階にある元理科室を改装した、ユニークな作りが特徴です。2時間単位でのドロップイン利用と、月単位での利用から選ぶことができます。

席数は最大20席で、電源とフリーWi-Fiはもちろん完備。ゲストハウスやキャンプ場に滞在しながらのワーケーション利用はもちろん、出張帰りの空港までの時間など、ちょっとした空き時間の活用にもピッタリです。

設備 テーブル
椅子(席数最大20席)
電源
フリーWi-Fi
鍵付きロッカー(別料金)
利用時間 月額利用者/9:00〜21:00
ドロップイン/9:00〜19:00
※要予約
利用料金 月額利用(1席)/1カ月8,400円
鍵付きロッカー(1個)/1カ月1,000円
※鍵付きロッカーは月額利用者のみ
ドロップイン(1席)/2時間800円

レンタルオフィス

オフィス

「東神楽町にオフィスを構えたい」という企業向けに、旧普通教室、校長室、保健室などをレンタルオフィスとして提供しています。旭川空港からほど近い場所に位置しており、札幌や旭川は日帰り圏内。ビジネスの拠点としても、サテライトオフィスの利用にもおすすめです。

旧小学校ならではの明るく開放感のある空間も魅力的。オフィスに入居した企業は、東神楽大学の全サービスが町民割引価格で利用できるのもうれしいところ。他事業との掛け合わせで、ビジネスチャンスが広がりそうです!

標準設備 デスク
チェア
延長コード
プリンター
モニター
ハンガーラック
空き状況と料金を見る

シェアキッチン

シェアキッチン

東神楽大学では、給食室を改装したシェアキッチンを3時間単位でレンタルすることができます。業務用の大型ガスオーブンが設置されているため、本格的なお菓子やパンづくりが可能です。

さらにこのシェアキッチンの大きな特徴は、菓子製造業免許を取得していること。初期投資にかなりの金額がかかってしまうお菓子やパンの製造販売が、施設の利用料金だけでできてしまいます。

また、完成した製品は、東神楽大学の購買部で委託販売も可能です。「趣味で作っているお菓子やパンを販売してみたい」「製品を売る場所が見つからない」という方にとって、ビジネスのきっかけにもなっています。

標準設備 大型ガスオーブン
パン発酵機
電子レンジ
ガスコンロ
シーラー
真空パックシーラー
ブレンダー
フードプロセッサー
ミキサー
ラベルプリンターなど
利用時間 9:00〜21:00
※要予約
利用料金 会員/3時間3,000円
※別途月額会員費10,000円
一般/3時間6,000円
設備・料金の詳細はこちら

シェアスタジオ

東神楽大学の撮影スタジオ

「誰もが気軽に動画を撮影・投稿できるようになった今だからこそ、より本格的な動画配信をしてみたい!」という方におすすめしたいコンテンツが、旧音楽室を活用したシェアスタジオです。

高性能のカメラやマイク、照明など、動画配信に必要な機材一式が完備されているスタジオを、3時間単位でレンタルできます。自分で一から揃えるにはハードルが高い設備を「初期費用なし」で利用できるのが大きな魅力。本格的な動画配信やYouTubeなどの番組作成を行うことができます。

設備 ビデオカメラ
デジタルカメラ
ワイヤレスマイク
三脚
ライブストリーミングミキサー
スイッチャー
オーディオインターフェイス
ヘッドホン
撮影用ライト
ソフトボックス
リングライト
プロジェクターなど動画配信に必要なもの一式
利用時間 9:00〜21:00
※要予約
利用料金 日中(9:00〜18:00)3時間/6,000円
夜間(18:00〜21:00)3時間/7,800円
設備・料金の詳細はこちら

ゲストハウス(クリエイターハウス)

ゲストハウスの外観

東神楽大学には、元教職員住宅をDIYしてリノベーションしたゲストハウスが2棟あります。

1棟目は校長先生が実際に住んでいたという「校長室(個室)」タイプ。リビングには校長室で使っていた、重厚感溢れる家具が設置されています。洋室3部屋、定員6名のコンパクトな作りで、グループ旅行や仲間とのワーケーションにぴったりです。

ゲストハウス

2棟目はかつて先生方が住まれていた「学生寮(ドミトリー)」タイプ。「クリエイターズカレッジ」の滞在場所にもなっています。男女共同部屋2室、女性専用部屋1室、定員6名の全室ドミトリー・相部屋での利用。リビングには学校に残っていた家具を設置しています。

またゲストハウスの一角には、なんとテントサウナがあるとのこと!4人用のサウナが2時間1万円で、誰でも利用できるそうです。

東神楽大学の使い方

ワーキングやシェアオフィス、スタジオ、キッチン、ゲストハウスなど、様々なコンテンツが揃う東神楽大学。 「ぜひ使ってみたい!」という方は、以下の利用方法をチェックしてくださいね。

  1. 予約して使う〜東神楽大学のほとんどのコンテンツは予約制。PCやスマートフォンサイトから予約・決済後、当日は暗証番号式スマートロックでの開錠・施錠を行います。
  2. いつでも使える〜構内にある売店、カフェは予約不要でいつでも利用可能です。東神楽町の特産である夏いちごを使った「ひがしかぐらジャム」もここでゲットできますよ!
  3. イベントなどに参加する〜東神楽大学では主催イベントなどの催し物も行っています。最新情報は公式LINEアカウントから入手してくださいね。
  4. オフィスに入居する

2023年10月には学園祭も!

フェス

「大学」のお祭りといえば、年に一度開催される学園祭!東神楽大学でも2023年10月15日に学園祭を行ったそうです。

「大学全体を使った1日限りの遊び場」をテーマに、マルシェ、プロレス興行、交流都市・長島町(鹿児島県)協力による映画上映会など、盛りだくさんなプログラム。校内全体がお祭り会場へと変わりました。

フェス

校庭マルシェでは、町内の新米や全国のレトルトカレーが並んだほか、2023年収穫の東神楽産ホップを使った「東神楽130周年記念クラフトビール」を限定販売。

校内では、未来のパティシエによるスイーツカフェやシュークリーム作り体験が行われるなど、バラエティに富んだ内容に、参加者の皆さんは大満足だったそうですよ!

まとめ

働く・学ぶ・遊ぶをテーマにした、地方創生の拠点である東神楽大学。 多種多様なコンテンツを提供している東神楽大学は、町内外の人や事業の繋がりを生み出し続けています。 北海道を訪れる際には、東神楽大学で「都会以上のきっかけ」を体験してみてはいかがでしょうか?

PREZO編集部
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