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【道東編】夏の北海道旅行におすすめの観光スポット12選!釧路・知床・網走方面

【道東編】夏の北海道旅行におすすめの観光スポット12選!釧路・知床・網走方面の画像

北海道の中でも、特に自然が多い道東。道東エリアは「日本最後の秘境」と言われるほど、まだ手がつけられていない大自然が広がっています。原生林のほか、道東でしか見られない希少な生態系、眺望が美しい温泉地が魅力です。

こちらの記事では、夏の北海道旅行におすすめの道東の観光スポットを12カ所厳選して紹介します。

この記事でわかること

  • 道東は北海道らしい大自然が魅力
  • 網走や帯広、釧路、根室などが道東に属する
  • 釧路湿原は日本最大級の湿原
  • 屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖
  • 神の子池は道内のパワースポットのひとつ
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

道東はどんなとこ?広大な湖や海を感じられる観光地

道東エリアの地図

道東は広大な湖や海など、北海道らしい雄大な景色を味わえるエリアです。多くの動植物が生息する日本最大の湿原「釧路湿原」や、観光地として人気の「阿寒湖」「摩周湖」「屈斜路湖」をはじめ、道東にはまだ手がつけられていない大自然が多く残されています。

日本最東端の知床半島は世界自然遺産に登録されており、ほかのエリアでは見られない希少な生態系が魅力です。道東エリアは以下の地域が該当します。

道東に属する地域

  • オホーツク地方(網走市・美幌町・斜里町など)
  • 十勝地方(帯広市・池田町など)
  • 釧路地方(釧路市・厚岸町・弟子屈町など)
  • 根室地方(根室市・羅臼町・中標津町など)

オホーツク地方の網走や美幌町のほか、十勝地方の帯広市や根室市や釧路市も道東に分けられます。夏場の道東は涼しく過ごしやすいため、青空と緑の草木といった自然を感じる観光スポットがおすすめです。

【道東】夏の北海道旅行におすすめの観光スポット12選

夏の北海道旅行で道東へ行くなら、以下12カ所の観光スポットがおすすめです。

おすすめの観光スポット

  1. 釧路湿原国立公園(釧路)
  2. 阿寒湖(釧路)
  3. 屈斜路湖(弟子屈)
  4. 神の子池(斜里)
  5. 知床五湖(斜里)
  6. カムイワッカ湯の滝(斜里)
  7. 知床国立公園(斜里)
  8. 納沙布岬(根室)
  9. 博物館網走監獄(網走)
  10. メルヘンの丘(網走)
  11. 真鍋庭園(帯広)
  12. ワイン城(池田)

夏の道東観光は、自然を感じられる観光スポットを巡りましょう。以下では、それぞれの観光スポットの魅力を解説します。

釧路湿原国立公園(釧路)|日本最大級の湿原

釧路湿原国立公園

釧路湿原国立公園は、1万8,290ヘクタールの広さを持つ日本最大級の湿原・湿地です。湿原内には展望台が5カ所あり、東側にある「細岡展望台」では大きく曲がりくねった釧路川や湿原の広がりを眺望できるほか、「雄阿寒岳(おあかんだけ)」「雌阿寒岳(めあかんだけ)」を見ることができます。湿原内には、特別天然記念物に指定されている「タンチョウ」「キタサンショウウオ」など、希少な動物が多く生息しているのも釧路湿原の魅力です。

また、季節により異なる景色を楽しむことができ、6月~7月は青々と生い茂る草花を見ながらトレッキングや植物観察が行えます。夏場は大自然の中をゆったりと川下りできるカヌー体験ができ、エゾシカやオジロワシなどの野生生物に出会えることもあります。冬場はワカサギ釣りや氷上トレッキングも人気です。

住所 北海道釧路市北斗6-11
電話番号 0154-32-7500
(釧路自然環境事務所)
アクセス 釧路駅から車で約40分
公式サイト 釧路湿原国立公園|環境省

阿寒湖(釧路)|天然記念物のマリモが生息

阿寒湖

阿寒湖は国の天然記念物「マリモ」が生息していることで有名な湖です。阿寒湖の楽しみ方は、湖畔から湖を眺めるほか、遊覧船に乗って湖上から景観を眺めることです。阿寒湖には離島がいくつか浮かんでおり、なかでもマリモ展示観察センターがある「チュウルイ島」は阿寒湖に訪れたらぜひ上陸したい島です。マリモの生態環境を再現した水槽が設置されており、大きいサイズで30cmを超えるマリモをはじめ、多くのマリモを見学することができます。

また、阿寒湖のほとりにはアイヌ人が実際に生活している「阿寒湖アイヌコタン」や、アイヌの伝統舞踊を見られる「阿寒湖アイヌシアターイコロ」などがあり、アイヌの文化に触れられます。そのほか、火山ガスとともに地下から熱い泥が吹き出す「ポッケ自然探勝路」なども見どころのひとつです。夏はカヌーやトレッキングなどもでき、北海道の雄大な自然を感じられる阿寒湖は、特に夏の時期におすすめの観光スポットです。なお、夏に道東観光で釧路市を通るなら、「釧路湿原~阿寒湖~阿寒摩周国立公園」を巡るルートがおすすめです。

住所 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
電話番号 0154-67-3200
(阿寒観光協会まちづくり推進機構)
アクセス 釧路駅から車で約80分
公式サイト 釧路・阿寒湖観光公式サイト

屈斜路湖(弟子屈)|日本最大のカルデラ湖

屈斜路湖

屈斜路湖(くっしゃろこ)は、北海道の弟子屈(てしかが)にある自然湖で、日本最大のカルデラ湖です。ほとりの砂地は少し掘っただけで温泉が湧き出てくる「砂湯」で知られており、湖畔には多くの温泉が点在しています。屈斜路湖は白鳥が飛来することでも有名で、冬にはシベリアからオオハクチョウが飛来します。冬でも湖の端が凍らないため、砂浜で羽を休める白鳥を見られるのが屈斜路湖の魅力です。

また、各所に展望台が設置されており、道東で最も周囲を見渡せる「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」では、屈斜路湖を眺望できるだけでなく、遠くに摩周岳や斜里岳、知床連峰などの山並み、さらにオホーツク海などを一望することができるおすすめスポットです。

住所 北海道弟子屈町
電話番号 015-483-2670
(川湯温泉観光案内所)
アクセス 川湯温泉駅から車で約10分
公式サイト 屈斜路湖|弟子屈なび

神の子池(斜里)|神秘的な池が見られるパワースポット

神の子池

神の子池は、摩周湖の北東の山奥にある池です。摩周湖の伏流水からできており、透明に澄み切ったコバルトブルー(またはエメラルドブルー)の池は、見る人を圧倒させます。水温は年間を通して8℃に保たれているため池が凍ることはなく、さらに池の中に倒れた木が腐らずに沈んでいる光景が何とも神秘的です。

大量の水が湧き出ることから、先人たちは「神からの贈り物」と称し、また摩周湖はアイヌ語で「山の神の湖」という意味から「神の子池」と呼ぶようになりました。神の子池はパワースポットとしても知られており、阿寒湖や摩周湖を訪れたら、ぜひ一緒に見ておきたい絶景スポットです。

住所 北海道斜里郡清里町清泉
電話番号 0152-25-4111
(きよさと観光教会)
アクセス 清里町緑駅から車で約20分
公式サイト 神の子池|きよさと観光協会

知床五湖(斜里)|知床国立公園内の絶景スポット

知床五湖

知床五湖は、原生林に囲まれた5つの湖のことです。「カムイワッカ湯の滝」「知床岬」などと並ぶ知床八景のひとつで、大自然を感じるとともに幻想的な景色を目にすることができます。青く澄んだ湖面に、周りの知床連山や樹林を映しながら静寂な姿はまさに絶景です。

知床五湖はヒグマが出没するエリアですが、「高架木道」を利用すれば安全で自由に散策することができます。折り返し地点の展望台からは第一湖と知床連山を見渡せます。

そのほか、地上遊歩道で見て歩くこともでき、時期により散策条件が異なりますがネイチャーガイドにヒグマの痕跡や知床五湖の自然を解説してもらいながら散策を楽しむことも可能です。また、知床五個はヒグマをはじめとする多くの野生動物の生息地で、知床の豊かな自然を実感できるおすすめの観光スポットです。

住所 北海道斜里町知床国立公園内
電話番号 0152-24-3323
(知床五湖フィールドハウス)
アクセス 斜里町ウトロから車で約20分
公式サイト 知床五湖|環境省

カムイワッカ湯の滝(斜里)|沢登り感覚で楽しめる

カムイワッカ湯の滝

カムイワッカ湯の滝は、温泉が流れ落ちる滝です。活火山の「知床硫黄山」から湧き出る温泉が川に流れ込んでいるため、川自体が温泉のようになっています。水温は30℃と低いため真夏の気温が高い日に行くのがおすすめです。夏場には水着で入浴する人を多く見られますが、強酸性の泉質なので敏感肌の人はできる限り入浴を控えた方が良いかもしれません。

また、カムイワッカ湯の滝へ行くには、傾斜のある川を登る必要があり、道中は滑りやすいため注意が必要です。ロープや手すりなどの整備もされていないため、滑りにくい水中用のサンダルなどを着用して登りましょう。現在は落石の危険性があるので、立ち入りできるのは「一の滝」までとなっているほか、8月はマイカー規制期間があります。沢登り感覚で楽しめると同時に、道中苦労した後に見られる美しい景色は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

住所 北海道斜里郡斜里町遠音別村
電話番号 0152-24-1114
(知床自然センター)
アクセス 知床五湖から車で約25分
知床斜里駅からシャトルバスで約120分
公式サイト カムイワッカ湯の滝|知床斜里町観光協会

知床国立公園(斜里)|知床半島の半分を占める公園

知床国立公園

知床国立公園は、知床半島の北半分を占める広大な国立公園です。さまざまな観光スポットがあり、主な見どころは原生林の中に点在する「知床五湖」や、知床半島の先端にあるオホーツク海に面した「知床岬」、斜里町と羅臼町を道路の最高地点にある「知床峠」などです。知床半島の絶景を望める「羅臼岳」のふもとには、羅臼岳が水面に映る美しい「羅臼湖」があります。

また、流氷を見る場所として人気の「プユニ岬」は、夏場であれば美しい青色のオホーツク海とウトロの街並みを眺望できる絶景スポットです。

観光名所だけでなく、ほかでは見られない原生生物も知床国立公園には多く生息しています。特に冬の時期は、絶滅の恐れのある大型の猛禽類「オオワシ」や、白いくさび型の尾が特徴的な「オジロワシ」が見どころです。また、知床と択捉島、国後島だけに分布する高山植物「シレトコスミレ」は、6月ごろに知床連山で見ることができます。道東を観光するなら、知床国立公園は必ず足を運びましょう。

住所 北海道斜里郡斜里町 目梨郡羅臼町
電話番号 011-299-1950
(北海道地方環境事務所)
アクセス 中標津空港から車で約75分(羅臼まで)
公式サイト 知床国立公園|環境省

納沙布岬(根室)|北方領土を望める日本最東端の岬

納沙布岬

納沙布岬(のさっぷみさき)は、「日本で一番早く朝日と出会える場所」で知られるように、離島を除いて日本の最も東にある岬です。北方領土「貝殻島」まで約3.7kmの場所に位置しており、岬から北方領土を目にすることができます。北海道で最古の洋式灯台が立ち並んでおり、貝殻島の向こうの水晶島や国後島も望めます。

また、納沙布岬にある北方館では「北方領土視察証明書」を無料発行してもらえ、北方領土資料館では「最東端の踏破証明書」を無料発行してもらうことができ、観光の記念として持ち帰ることが可能です。そのほか、岬周辺には「望郷の岬公園」があり、公園内にある「四島のかけ橋」は、平和に北方領土が返還されることを願って建造された納沙布岬を代表するモニュメントです。

住所 北海道根室市納沙布
電話番号 0153-24-3104
(根室市観光協会)
アクセス 根室駅からバスで約40分
中標津空港から車で約2時間
公式サイト 納沙布岬|根室市観光協会

博物館網走監獄(網走)|刑務所の生活を学び・体験できる

博物館網走監獄

博物館網走監獄は、明治23年から昭和59年まで実際に使われていた網走刑務所を移築させたものです。現在は歴史博物館として保存公開されています。各所に設置されているリアルなマネキン囚人やシアターを見て、当時の受刑者の過酷な暮らしを見学できます。さらに、足に鉄球をつけたり監獄食を食べたり、房の中に入ったりなど当時の生活を体験することも可能です。

敷地内には庁舎や網走刑務所二見ヶ岡刑務支所などがあり、重要文化財が8棟、登録有形文化財が6棟あります。重要文化財の「舎房及び中央見張所」は、囚人の部屋が並び、すべての廊下が見渡せるような設計となっており、舎房が放射状に広がる姿は見どころのひとつです。併設されているミュージアムショップや物産館では、網走監獄でしか購入できないグッズが販売されており、お土産におすすめです。

住所 北海道網走市字呼人1-1
電話番号 0152-45-2411
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休
料金 大人:1,500円
高校生:1,000円
小中学生:750円
アクセス 網走駅から徒歩で約40分、車で約7分
公式サイト 博物館網走監獄

メルヘンの丘(網走)|7本のカラマツが並ぶ絶景スポット

メルヘンの丘

メルヘンの丘は、7本のカラマツが並ぶ風景が特徴的なビュースポットです。特に夏の晴れた日は、美しい青空の背景にそびえ立つカラマツがまるで絵本の景色のよう。さらに、パッチワークのような広い畑の向こうには、オホーツク海や知床連山が見られます。道路は約3kmにわたって真っ直ぐな道が続いており、北海道らしい広大な丘陵地帯を肌で感じることができます。

また、女満別空港から網走方面へ車で10分ほどの場所にあり、道中の広大な丘陵地帯では、夏に満開のヒマワリ畑を見ることも可能です。周辺には「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」があるので、特産品のしじみやさくら豚を購入するほか、フードコーナーで北海道グルメを楽しむことができます。夏の道東ドライブにおすすめのスポットです。

住所 北海道網走郡大空町女満別昭和96-1
電話番号 0152-75-6165
営業時間 9:00~18:00
(メルヘンの丘めまんべつ)
定休日 年末年始
料金 -(施設内に店舗あり)
アクセス 網走駅から車で約15分
公式サイト 道の駅 メルヘンの丘めまんべつ

真鍋庭園(帯広)|おとぎの国のような雰囲気が魅力

真鍋庭園

真鍋庭園は、3つの庭園からなる日本初の洋風コニファーガーデン(針葉樹庭園)です。60年以上かけて世界中から集められた、数千品種の植物を見ることができ、まるでおとぎの国の景色かのような独特の雰囲気があります。園内にはゆったりとした時間を過ごせるカフェテラスやガーデンセンターが併設されており、珍しい園芸品種を購入することも可能です。

回遊式の園内は大きく3種類の庭園を散策することができ、入り口から近い「日本庭園」では武家屋敷風の建物「真正閣」や鯉の池が見られます。「ヨーロッパガーデン」では展望デッキや芝生の広場があり、「風景式庭園」にはオリビンの滝やはまなすの丘などが見どころです。例年4月下旬~11月下旬に開園されており、夏場はアメリカテマリシモツケやハニーサックルといった美しい花々を見られます。

また、北海道の十勝を舞台としたNHK連続テレビドラマ「なつぞら」(2019年4月~9月まで放送)に登場した「山田天陽の家」「馬小屋(アトリエ)」を、こちらの真鍋庭園に移設して公開されたことも大きな話題となりました。

住所 北海道帯広市稲田町東2-6
電話番号 0155-48-2120
営業時間 8:30~17:30
(入園締切17:00)
開園期間 4月下旬~11月下旬
(期間外は休園)
料金 大人:1,000円
子ども(小中学生):200円
団体20名以上:800円
年間パスポート大人:2,200円
年間パスポート子ども:500円
障害者料金(併用不可):800円※障害者手帳を提示
アクセス 帯広駅から車で約15分
公式サイト 真鍋庭園

いけだワイン城(池田)|十勝ワインが楽しめる古城

ワイン城

いけだワイン城は、小高い丘の上に建てられたワインの研究所です。正式名称は「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」と言い、外観がヨーロッパ中世の古城に似ていることから「ワイン城」と呼ばれるのようになりました。ワイン城ではワインの熟成を見学できるほか、十勝ワインの試飲、レストランで軽食やワインを楽しむことができます。夏場は屋外にある収穫前のブドウ畑が見られます。

地下2階の「地下熟成室」では樽熟成・ビン熟成のワインのほか、年代物のワインの数々を見ることが可能です。さらに、ワインに関する図書がある「ライブラリ」や、十勝ワインの知識を深められる「廊ミュージアム」、蒸留器と熟成の様子が見られる「ブランデー蒸留室」などさまざまなフロアがあります。1階のショッピングエリアには、ここでしか購入できないワインもあるためワイン好きならぜひ訪れたい観光スポットです。ワイン好きではない方でも、古い洋式の外観を見るだけでも訪れる価値があります。

住所 北海道池田町字清見83
電話番号 015-572-2467
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
料金 入場無料
アクセス 池田駅から徒歩で約10分
道東道池田ICから車で約15分
公式サイト ワイン城観光|十勝ワイン

まとめ

道東は北海道の中でも特に自然が豊かなエリアです。まだ手つかずの自然も多く、日本最後の秘境とも言われます。

夏場は涼しく過ごしやすいので、夏に道東へ足を運んで北海道の大自然を感じてみてはいかがでしょうか。

PREZO編集部
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