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カヌレの正しい食べ方とは? 焼きたて食感を復活させる方法とアレンジも紹介

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カヌレが最近ブームですね。日本では1990年代にもブームがありましたが、本場フランスでは、ボルドー地方の伝統的な焼き菓子として定番スイーツのひとつです。ワインで有名なボルドー地方ではワインの澱(おり)を取り除く過程で卵白を使用していたため、大量に余る卵黄の利用法として考え出されたものと言われています。

今回は、カヌレをよりおいしく食べる方法を探っていきます!

この記事でわかること

  • カヌレの正しい食べ方はナイフとフォーク
  • カヌレは温めても冷やしても美味しい
  • 意外と知られていないカヌレのトッピングアレンジ
  • カヌレは冷凍保存できる
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

カヌレってどんなお菓子?

カヌレ

カヌレは、フランス語で「溝のある」を意味します。側面に溝がある、あの形状からの由来ですね。正式名称は、カヌレ・ド・ボルドー。フランス、ボルドー地方の焼き菓子です。

2022年は「カヌレ」が若者のトレンドに!

株式会社SHIBUYA109エンタテイメントによる「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2022」のカフェ・グルメ部門で「カヌレ」が1位を獲得。最近では、カフェやスイーツ店だけではなく、パン屋さんやコンビニでも売られており、手軽に食べられるスイーツのひとつになりました。また、こだわりのカヌレ専門店もよく見かけるようになりました。

「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞」とは・・・

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社:東京都渋谷区)が運営する若者マーケティング研究機関『SHIBUYA109 lab.』において、2018年から毎年発表しているトレンド調査結果。調査対象はaround20(15~24歳)の女性で、この結果は各メディアでも大きく注目されています。

2023年は「カヌレ」から「パヌレ」に!?

「パヌレ」とは“カヌレの型を使ったパイ菓子”のこと。こちらは本場フランスの伝統菓子ではなく、近年のカヌレブームを受けて独自に誕生したもの。パイ生地なので外はパリパリの食感で、中にはクリームチーズやベリーソースなどが入っているのだそう。2023年のトレンドになるのではないか、と言われているのでカヌレと合わせてチェックしておきたいですね。

カヌレの正しい食べ方-本場フランスではどう食べる?

カヌレの外側は焼きたてだとカリカリ、冷めてもしっかりしているのでちょっと食べにくいと思う方もいるかもしれません。外側の固い部分は、フランスの伝統製法では蜜蝋が使われていますが、日本で作られる最近のものはバターを使っていることが多いようです。

カヌレ

外側がしっかりしているので、フォークだけで食べるのはちょっと難しいです。正しい食べ方はナイフとフォークを使います。溝に沿って縦にナイフをいれるとカットしやすいですよ。もちろん、自宅などカジュアルな場であれば、そのままかじりついても!

本場フランスでは、カヌレのてっぺんにある、丸くへこんだところに両手の親指を当て、そのまま縦に引き裂いて、ちぎって食べるそうです。

カヌレ

プレーンなカヌレであればもちろん手で食べても大丈夫ですが、カフェなどでデコレーションされているカヌレなら、見た目や手の汚れの観点からも、やはりナイフとフォークを使うのが良いようです。

カヌレをおいしく食べる方法

濃厚なプリンをギュッと焼き締めたような、素朴な焼き菓子・カヌレは常温でそのままかじりついてももちろんおいしいですが、ちょっと温めると焼きたてのようなふんわりとしたおいしさが楽しめます。そして実は、逆に冷やして食べても独特のおいしさが楽しめます。

トースターでカリカリに

カヌレ

常温のカヌレをトースターに並べ、3~5分焼くと外側のサクサク&カリカリ食感がアップして、バターの香りも際立ちます。カヌレの表面が焦げやすいので、時々カヌレを転がして、熱の当たる部分を調整しながら温めるのがコツです。トースターから取り出したあと、少し時間をおくと表面がよりカリカリになります。

冷凍カヌレの場合は、中まで温まる前に焦げてしまうので、常温で解凍してから焼くのがおすすめですよ。

電子レンジでしっとりと

カヌレ

手早く温めたい時には電子レンジがおすすめです。1個あたり、30秒~1分ほどで温まります。ただし、トースターで焼いた時に比べ、表面のカリカリ感はあまり復活しません。

電子レンジは中心部から温まるので、中のしっとり感はトースターで焼いた時よりも増すようです。全体を温めることによって、バターやバニラの香りが立ってくるので、手軽に温かいカヌレを食べたい方には電子レンジがおすすめです。

カヌレを電子レンジで温める際の注意点

加熱しすぎたり、加熱した後に時間をおいてしまうと、カヌレの水分が飛んで固くなってしまうので、加熱時間には注意しましょう。

冷やしカヌレもあなどれない

常温のカヌレを冷蔵庫で30分ほど冷やすと、中の生地がひきしまり、しっとりとした食感が増します。一度トースターで表面をカリッとさせてから、粗熱を取り、1個ずつラップに包んで冷蔵庫で冷やすと、カリカリ感としっとり感の両方を味わえます。ラップに包む際にはなるべく空気が入らないようにしましょう。

カヌレはプラストッピングで格段においしくなる

カヌレ専門店などでは、プレーンなカヌレの他に、チョコ味や抹茶味なども売られています。また、中にクリームやフルーツを入れているお店もありますね。でも、コンビニやスーパーなどではまだまだプレーンなカヌレが多いです。ということで、プレーンなカヌレをおいしくアレンジしちゃいましょう!

生クリーム+フルーツ

ブリュレ

定番アレンジですね! もちろん、クリームだけでもおいしいのですが、クリームをのせた上にお好みのフルーツをあしらうと、おもてなしスイーツとしてもランクアップ!

大きめのカヌレなら、底(平たい部分)から少し中身を取り出して、そこにクリームとフルーツを詰め込んでも。カヌレにかじりつくと、クリームとフルーツがあふれ出してくるので、プレーンな見た目ながら、実はアレンジカヌレだったというサプライズにもなります。

アイスクリームと合わせて

カヌレ

トースターで温めたカヌレに冷たいアイスクリームを添えて。温かいスイーツにアイスを添えるのは、アップルパイやパンケーキなどでも定番ですが、もちろんカヌレにも合います。カヌレの外側はほろ苦いカラメルの味がするので、それもアイスクリームと合うポイントです。

トッピングも楽しめる

カヌレ

カヌレのてっぺんにある丸いくぼみにチョコクリームなどを詰めて、その上からナッツやドライフルーツ、パウダーシュガー、ココアパウダーなどをふりかけると一気におしゃれスイーツに変身! おすすめはオレンジマーマレードです。表面がほろ苦いカヌレにすっきりした甘さのマーマレードが絶妙ですよ。

カヌレでカフェタイム

カヌレ

もちろん、お好みのドリンクを合わせていただいて大丈夫ですが、カヌレは外側がほろ苦く、中がしっとり甘いスイーツなので、コーヒーやカフェオレ、紅茶やミルクティーなどがよく合います。コーヒーや紅茶に、普段は砂糖を入れるという方も、カヌレ自体がしっかり甘いものが多いので、普段よりも砂糖を控えめにするといいかもしれません。

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カヌレの保存方法

カヌレ

カヌレは基本的に常温でいただく食べ物ですが、これは賞味期限内の話です。季節や部屋の温度によって、カヌレの常温での賞味期限は変わってしまいます。かといって冷蔵庫で冷やすと少し食感が変わってしまうので、冷やしカヌレを楽しみたいという時以外は常温で保管したいお菓子です。もちろん、クリームなどでデコレーションされているカヌレは冷蔵庫に入れてくださいね。

カヌレは、卵の黄身を使った焼き菓子です。クッキーなどと違い、カヌレはしっとり系のスイーツなのであまり日持ちはしません。秋冬であれば1~2日、夏であれば買ってきた当日には食べきってしまうのが理想的です。

複数個をまとめて買ってしまって、当日中に食べるのが難しければ、冷凍保存がおすすめです。

カヌレを冷凍保存・解凍する際のポイント

  • 空気を入れないように1個ずつラップに包んで冷凍する
  • 解凍する時は常温で自然解凍(1時間前後)
  • すぐに解凍したい場合は電子レンジで30秒温めて、さらにトースターで表面を焼く

まとめ

最近の第二次カヌレブーム、第一次を知っている身としてはちょっと懐かしく、また当時好きだったお菓子なのでブーム再来を嬉しく感じています。プレーンなもの以外が多く出てきたのも嬉しいですね。ブームの再来で、カヌレ型も入手しやすくなっているので、お菓子作りが趣味の方であれば自宅で焼くのも楽しいと思います。

香ばしい外側と、内側のしっとり&もっちりした食感のギャップが楽しいカヌレ。大型スーパーでは冷凍のものも売られているので、今回紹介したアレンジでいろいろ試してみてくださいね!

writerprof_minagawa
皆川 今日子
ライター
札幌在住。旅行誌を中心に、観光・グルメ系メディアにて執筆中。趣味は料理とゲーム。長年、掃除を苦手としていることで悩んでいたが、「掃除に必要な才能を生まれ持たなかった」と割り切ることで気が楽になった。