ジワリ、人気を集める函館発の甘酸っぱいイチゴ♪ 『はこだて恋いちご』とは?

ジワリ、人気を集める函館発の甘酸っぱいイチゴ♪  『はこだて恋いちご』とは?の画像

いちごと言えば「春から初夏に収穫を迎える果物」と思われがちですが、季節に関係なく栽培されるいちごがあります。函館で作られる「はこだて恋いちご」です。自然の恵みをいっぱいに受け、大きく真っ赤に育ついちごは甘さとジューシーさが自慢です。

この記事では1年を通して変わらない美味しさを保つ、四季なり「はこだて恋いちご」の秘密をご紹介します。

  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

はこだて恋いちごについて

はこだて恋いちごについて

はこだて恋いちごは1年を通して楽しむことができるいちごとして、関係業界で話題となっています。名前の通り、北海道函館市で栽培されているいちごです。北海道土産のスイーツにも使われる、はこだて恋いちご。いちごの特徴や、注目される理由はどんな点なのでしょうか。

はこだて恋いちごの特徴

最大の特徴は、甘くて大きな粒であること。一般的ないちごの糖度が10度前後なのに対して、はこだて恋いちごの糖度は最大15度(メロンが15度前後)もあります。その理由は、いちごを摘み取るタイミングなのだそう。

いちごは収穫した時期で甘さが決まります。はこだて恋いちごは完熟した状態で収穫されるため、他のいちごより糖度が高いようです。また、一粒の大きさは他の品種よりも2倍〜3倍になります。重さにすると30g〜60gあり、平均的ないちごは10g〜15gなので重量感もたっぷりです。

はこだて恋いちごの旬は夏

いちごの本来の旬は夏。しかし、暑さに弱いいちごを夏に出荷するには品質を保つことが難しいと言われています。そのため、日本で栽培される多くは「一季なりいちご」です。一季なりいちごは、栽培されるシーズンが限定されているので、ほとんどのいちごが収穫できるのは涼しい季節のみとなります。

ただ、はこだて恋いちごは四季を通して収穫できる「四季なりいちご」。1年中収穫できる品種なので、旬と言われる夏の時期に収穫することができます。そのため、他のいちごより糖度が高く、甘いと言われるようです。

函館のいちごが美味しい理由とは?

函館のいちごが美味しい理由とは?

この項目では、函館のいちごが美味しく育つ3つの理由を解説します。

丁寧な手入れと人の目による管理

はこだて恋いちごは、一株ずつ丁寧に手入れ・管理されて育てられます。古くなった葉や雑草を取り除き、花をつけすぎないように間引きされます。そうすることで、一粒に栄養がしっかりと行き渡り甘く大きいいちごになります。

いちごは「高設栽培」で育てられます。これは腰の高さで栽培する方法で、立ったまま作業できるので株や実のチェックが良くできるという利点があります。いちごの状態をしっかりと見極めてしっかり完熟した最高のいちごを収穫することができます。

温暖な気候と日当たりのよさ

北海道の中でも、函館は温暖な気候で日照時間も長いことで知られています。はこだて恋いちごが栽培される恵山町(えさんちょう)は、広大な土地で降雪量も少ない好立地。高台に設置された温室では遮るものが何もないため、朝から夕方までたっぷりと太陽の光を浴びます。たくさんの陽の光をあびたいちごは、甘く大きく育ちます。

温泉熱を利用した栽培方法

温泉熱を利用した栽培方法

はこだて恋いちごが栽培されるのは、「恵山(えさん)」のふもとに設置された温室の中です。4万年以上前に噴火が始まり、現在も活発に活動を続ける活火山の「恵山」。近くには恵山の熱を利用した温泉施設もあり、はこだて恋いちごはこの温泉熱を有効活用し栽培されています。

日当たりのよさに加え、温泉熱による室温と湿度の管理が可能なので外気の影響を受けにくい環境で育てられます。これが1年を通して変わらない品質を保つことができる、はこだて恋いちごの秘密です。

はこだて恋いちごの美味しい食べ方

はこだて恋いちごの美味しい食べ方

大粒で真っ赤に完熟したはこだて恋いちごの美味しい食べ方をご紹介します。

夏は冷たくひやして

はこだて恋いちごは、1年を通して変わらない美味しさを楽しめる特徴があるので、本来の旬と言われる夏に冷たくひやして召し上がってみてください。

いちごのヘタはすぐに取らないで

いちごを洗うときに気を付ける点は、ヘタを取ってしまう前に流水にさらすことです。ヘタを取ってから水で流すとそこから栄養分が流れてしまい、水っぽい食感になってしまうので注意が必要。

また、大きな粒が特徴のはこだて恋いちご。一度に食べきれない、なんてこともあるかもしれません。そんなときは、ヘタは付けたままにしてとっておきましょう。また、いちごが重ならないようにヘタを下にして平らなお皿などに並べ、ラップをかぶせて冷蔵庫で保存します。完熟したいちごは痛むのが早いので、2〜3日を目安に食べきるようにしてください。

以上のポイントが、はこだて恋いちごを美味しくいただくコツです。

はこだて恋いちごを栽培している会社はどこ?

はこだて恋いちごを栽培しているのはリュドフレイズという会社です。自らが栽培したいちごを使っていちごスイーツ専門店「はこだて恋いちご洋菓子店」を展開しています。酸味を抑えた優しい甘みが特徴のはこだて恋いちごは、その他のスイーツ店や加工業者からも注目されています。

はこだて恋いちご洋菓子店の人気商品

はこだて恋いちご洋菓子店の人気商品

リュドフレイズ自らが手がける「はこだて恋いちご洋菓子店」では、はこだて恋いちごを使ったお土産品が人気。お店の商品は、「見た目」「食感」「味」全てにこだわり、いちごの魅力を余すことなく楽しんでもらいたいという想いが込められています。

その中でも最も人気なのが、「いちごミルクぷりん」です。一番下がなめらかなプリンで、その上にいちごミルク味、最上層にいちごジュレが乗った3層プリンとなっています。いちご以外の素材も函館産のものを使うなど、こだわりがうかがえる逸品です。見た目も可愛らしく、女性を中心に人気の商品です。

はこだて恋いちご洋菓子店ではイートインスペースも設けており、店内で召し上がることができるメニューもあります。お店に立ち寄った際は、お気に入りの逸品を探してみてはいかがでしょうか。

名称 はこだて恋いちご洋菓子店
住所 北海道函館市末広町15-1 ルネッサンス広末1F
営業時間 10:00~18:00
電話番号 0138-86-7616
アクセス 市電「十字街」停から徒歩約5分
JR函館駅から徒歩約20分、車で約4分
公式サイト https://hakodate-koi-ichigo.com/

まとめ

春のフルーツというイメージのいちご。しかし、函館には1年を通して味わうことのできる「はこだて恋いちご」という四季なりのいちごがあります。はこだて恋いちごが安定した収穫ができるのには、函館の恵まれた気候と豊かな自然による恵みのおかげということが分かりました。

スイーツや加工品として使用されても酸味と甘みのバランスが良く美味しいと、業界からも評判のはこだて恋いちご。函館に行った際には、ぜひ味わってみたい一品ですね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!