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牡蠣の旬な時期はいつ?牡蠣の種類や産地、効能・栄養素についてご紹介!

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プリプリの身と濃厚な味わいの牡蠣は、夏過ぎから春先にかけて食べられる季節の絶品食材。お酒片手に熱々の牡蠣をいただく瞬間は、他に変えられない大人だけが味わえる至福の時間です。

今回は牡蠣について旬の時期や産地を紹介。知っている様で知らない牡蠣について解説します。牡蠣の種類や特徴、産地による違いや牡蠣の選び方を知ると、今すぐ牡蠣を食べたくなること間違いなしですよ。

この記事のまとめ

  • 日本でメジャーな食用牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」がある
  • 牡蠣の旬は夏の終わりから春先にかけて
  • 北海道には牡蠣の三大生産地がある
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

牡蠣の種類と特徴

牡蠣の種類と特徴

牡蠣はウグイスガイ目イタボガキ科・ベッコウガキ科の二枚貝。さまざまな種類がありますが、日本で主に食用とされているのは真牡蠣と岩牡蠣の2つです。
最初に、それぞれ違った魅力を持つ真牡蠣と岩牡蠣の特徴を紹介していきます。

真牡蠣

日本で食べられている牡蠣の多くは真牡蠣です。その理由は、全国で広く養殖されており流通が安定しているから。天然ものはほとんどないと言われています。
生食以外にも、加熱用や冷凍ものとしても販売されており、スーパーなどで見かける牡蠣の多くは真牡蠣です。

真牡蠣は、拳よりも一回り小さく小振りですが、クリーミーで濃厚な味わいが特徴。その滑らかな口当たりと栄養を豊富に含んでいることから「海のミルク」とも呼ばれています。

岩牡蠣

旬の時期にだけ流通するのが岩牡蠣です。岩牡蠣は天然ものが多く、現在でも海女さんが手作業で水揚げしています。

掌に収まりきらない程大きな貝や、それに見合った大粒の身が特徴で食べ応え抜群。真牡蠣とは違った風味や渋みがあり、「海のチーズ」と呼ばれることも。天然ものが多いことから、比較的高価な牡蠣としても知られています。

牡蠣の旬の時期は?

牡蠣の旬の時期は?

牡蠣は旬の時期が一番身付きも良く、味も濃厚です。しかし、種類によって旬の時期が異なります。
真牡蠣と岩牡蠣、それぞれの一番美味しい旬の時期を知り、ベストなタイミングで絶品牡蠣を味わいましょう。

真牡蠣の旬は冬から春

真牡蠣は初夏に産卵を迎えるため、産卵を終え次の産卵に向けて身を大きくしていく冬から春にかけてが旬の時期になります。

特に、産卵を間近に控える4~5月の牡蠣は味も濃厚で身がパンパンに育っているのが特徴。ただし、水温が上がるとノロウイルスなどのリスクが上がるため生食で食べるなら2月や3月初旬がおすすめです。4~5月は焼き牡蠣にすると、ホクホクでジューシーに味わえますよ。

岩牡蠣の旬は夏

初夏に一斉に産卵を迎える真牡蠣に対して、岩牡蠣は長い期間をかけて徐々に産卵します。そのため、産卵をしたからといって栄養が抜けきってしまうことがなく、産卵時期の6~8月が旬と言えます。

はち切れんばかりに育ち切った牡蠣は食べ応え抜群。旬の時期には味・風味・大きさが最高クラスの岩牡蠣が出回ります。

牡蠣に含まれる栄養

牡蠣に含まれる栄養

栄養価が高いことで知られている牡蠣。濃厚でまろやかな味わいだけでなく、牛乳と同じ位豊富な栄養がバランス良く含まれていることから「海のミルク」という別名がついたそうです。
牡蠣に含まれる主な栄養はビタミンB1、B2、B12、鉄、亜鉛、アミノ酸、タウリン、グリコーゲン等。牡蠣は、人間の体を支える栄養素が多く含まれています。

ビタミンB1 糖質を燃やしてエネルギーに変換する働きを持つ栄養素
ビタミンB2 成長促進に欠かせない栄養素
ビタミンB12 血液細胞を正常に保つために必要な栄養素
赤血球の材料となり、全身に酸素を運ぶために欠かせない栄養素
亜鉛 味覚を正常に保つために必要な栄養素
タウリン 神経の伝達機能を維持するのに必要な栄養素
グリコーゲン エネルギー源。体内に蓄積して必要な時に使われる

牡蠣を食べてはいけない「R」のつかない月って何?

牡蠣は世界中で食用とされています。しかし、英語圏では「Rのつかない月は牡蠣を食べてはいけない」と言われている事をご存知でしょうか。

1月 January 7月 July
2月 February 8月 August
3月 March 9月 September
4月 April 10月 October
5月 May 11月 November
6月 June 12月 December

Rがつかない月とは5月から8月のこと。これには2つの理由があります。

1つ目は、昔の保存技術では夏の時期に牡蠣の鮮度を保つことができなかったからです。食中毒などの被害を抑えるために夏場は牡蠣を食べるのを避けていたのでしょう

2つ目は、5~8月は牡蠣の産卵時期にあたり食用にするには水っぽい牡蠣が水揚げされるからです。単純に、美味しくないからRのつく月には牡蠣を食べないということですね。

牡蠣にあたる原因

牡蠣にあたる原因

牡蠣と聞くと、腹痛や嘔吐などあたってしまうことを心配する人もいます。これは、ノロウイルスや腸炎ビブリオなどが原因。
水温が上がると海水中にもウイルスが発生しやすくなります。牡蠣が海水中のプランクトンと一緒にノロウイルスや腸炎ビブリオを取り込み蓄積、その牡蠣を生食すると感染してしまいます。

ただし、ノロウイルスや腸炎ビブリオは低温の海水には生存しない上、十分に加熱することで予防できるので、心配な人は生食なら寒さの厳しい時期にし、温かくなってきたら牡蠣フライなどしっかりと加熱して食べると良いでしょう。

美味しい牡蠣の選び方

美味しい牡蠣の選び方

牡蠣を購入する時には、殻付きかむき身をまず選びます。

殻付きの方が鮮度を保たれたものが多いです。しかし、殻をはずすのが大変なので慣れていない人はむき身を選ぶのがおすすめ。

殻付きを選ぶ際には、殻に厚みがありずっしりと重みを感じるものを選びましょう。むき身の場合は、身がふっくらとしていて白い部分光沢のあるものを選びます。
また、黒い部分の色が濃く、ひだが縮んでいるものは鮮度が高く成熟した牡蠣だと言われています。

牡蠣の生産地

牡蠣は日本の沿岸部で広く水揚げされていますが、特に生産地として盛んな場所もあります。続いては、牡蠣の生産地についてみていきましょう。

有名なのは広島や岡山・東北三陸海岸など

牡蠣といえば広島や岡山の他、東北3県を跨ぐ三陸海岸なども生産地として有名です。特に広島は、全国の水揚げ量の半分以上を占める一大生産地でもあります。牡蠣小屋や牡蠣船、牡蠣の食べ放題など産地では鮮度の高い牡蠣を味わえます。

北海道にも三大牡蠣生産地がある

北海道の三大牡蠣生産地

実は北海道でも牡蠣が水揚げされることをご存知でしょうか。北海道には、厚岸(あっけし)・佐呂間(さろま)・知内(しりうち)という三大牡蠣生産地があります。

サロマ湖と知内でとれる牡蠣の旬は11~3月頃ですが、厚岸では1年を通して旬の牡蠣を味わうことができます。厚岸では低い水温を利用して、養殖牡蠣の時期を調整。牡蠣は水温が低いと成長スピードが遅くなる特徴があるため、この性質を利用して1年中出荷できるよう養殖のコントロールを行っています。
厚岸の牡蠣はゆっくりじっくりと成長するため、身が大きく栄養も豊富だと人気を集めています。

北海道で水揚げされるブランド牡蠣

牡蠣にもさまざまな品種があり、中には希少価値の高いブランド牡蠣などもあります。続いては、北海道で養殖されているブランド牡蠣について紹介します。

マルえもん

真牡蠣の一種である丸牡蠣マルえもんは、小振りながらも引き締まった身と濃厚な甘みが特徴です。じっくりと時間をかけて育ったまるえもんは、他の生産地では味わえないクリーミーでこく深い旨味を味わうことができます。

カキえもん

身が大きく厚みもあるボリューミーな牡蠣として人気を集めているのが、カキえもんです。シングルシード方式という養殖方法で手間をかけて育てられたカキえもんは、臭みがほとんどなく生食で食べるのがおすすめ。関東のオイスターバーなどにも出荷されているブランド牡蠣です。

弁天牡蠣

弁天牡蠣は、身がふっくらとして甘みの強いブランド牡蠣です。牡蠣が本来もつクセがないので、初めて生牡蠣を食べる人や普段は牡蠣を食べないという人にもおすすめ。希少価値が高く、見つけたら必ず食べてみて欲しい牡蠣の一種と言えます。

北海道厚岸町では牡蠣のお祭りが行われる

焼き牡蠣

北海道の中でも特に牡蠣の養殖が盛んな厚岸町では、毎年秋になると牡蠣をふんだんに楽しめる「あっけし牡蠣まつり」というお祭りが開催されます。
牡蠣をはじめとする海産物の販売や、その場で炭火焼にして食べられるよう焼き台の貸し出しなども行われます。
お祭りは約10日間にかけて行われ、連日多くの人が足を運ぶそう。開催期間中に行われる牡蠣のつかみどりは特に人気のイベントです。

まとめ

牡蠣について種類や旬、ブランド牡蠣や関連するイベントなどについても紹介してきました。牡蠣は種類ごとに特徴や旬が異なるため、食べるタイミングや好みで選ぶのがおすすめ。特に、生牡蠣を食べたい場合は旬で新鮮なものを選ぶ必要があります。

ぜひ生産地で水揚げされた新鮮な牡蠣を美味しく食べてみて下さいね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!