札幌観光なら北海道大学もおすすめ!広大な敷地には見どころやグルメがいっぱい!
北海道を代表する観光地として知られる札幌。札幌近郊にはさまざまな観光スポットがありますが、そのなかでも市内から気軽に足を運べる観光地として人気の北海道大学をご存知ですか?実は、北海道大学は一般客にも開放されており、構内にはさまざまな観光スポットがあります。
この記事では、北海道大学の観光スポットを紹介しています。その他、グルメスポットやモデルコース、人気のお土産も紹介しているので、ぜひ北海道大学を観光する際の参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 北海道大学は一般客も入れる
- 大学が開いている時間帯なら何時でも観光できる
- インフォメーションセンターでキャンパスマップを入手可能
観光スポットとして人気の北海道大学ってどんなところ?
学生じゃなくても入っていいの?
北海道大学は、全国有数の規模を誇る国立大学です。12学部21大学院で構成されており、敷地面積は660平方キロメートルで東京ドーム約38個分もの広さを持っています。
大学構内には、さまざまな名所があり観光客向けに開放しているスポットもあるため、札幌観光の名所としても人気です。ただし、あくまで大学なので、学生の勉強を邪魔しないよう配慮しながら観光を楽しみましょう。
北海道大学の観光可能な時間帯は?
北海道大学では、学生向けに開放されている時間帯であればいつでも観光客を受け入れています。ただし、施設によっては営業時間が限られている場合があるため、早過ぎたり遅すぎたりするとあまり観光を楽しめないかもしれません。
また、施設によっては学生のみが利用できる時間帯なども設けられていることがあるため、事前に観光したいスポットの情報収集をしておいた方がよいでしょう。本記事ではスポットごとに見学可能時間などの詳細を記載していますので、ぜひそちらも参考に。
【必需品】北海道大学のキャンパスマップを入手できる場所
北海道大学は4駅を跨ぐ広さなので、マップがなければ観光客は構内で迷ってしまう可能性が高いです。まずは、キャンパスマップを手に入れておきましょう。
キャンパスマップは北海道大学正門を入った場所にあるインフォメーションセンター エルムの森で入手できます。ちなみに、北海道大学が発行しているキャンパスマップの他、観光スポットをまとめたキャンパスガイドマップ、学生が作成した「ぐるぶら!北大キャンパスマップ」、歴史的な建造物の場所などをまとめた「歴史的資産ガイドマップ」など多種多様なマップが用意されています。
北海道大学を観光するなら、正門からスタートしてこれらのマップを手に入れてみてください。他の入口から入る場合などは、北海道大学の公式ホームページからも各種マップをダウンロードできます。
インフォメーションセンターの情報 | |
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住所 | 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 |
電話番号 | 011-706-4680 |
開館時間 | 8:30~17:00 |
施設ページ | https://www.hokudai.ac.jp/pr/shops/elm.html ※上記にてガイドマップのダウンロード可能です |
北海道大学のおすすめ観光スポット
続いては、北海道大学構内にあるおすすめの観光スポットを紹介していきます。
中央ローン
正門から直進すると見えてくる中央ローンは、豊かな自然を楽しめるスポットです。近隣住民も気軽に訪れており、春先は近隣の保育園の外遊びスポットになっていることもあります。一昨年より行われている北大白銀祭の会場にもなっており、祭の開催中は白銀の中ライトアップされる中央ローンが見られる貴重なチャンスです。
ちなみに、木々の多い中央ローンでは、北海道の人気野鳥・シマエナガが観察できることもあるんだとか。ぜひ、バードウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。
古河講堂
国の登録有形文化財である古河講堂は、レトロ感溢れる優美さが魅力の建造物です。入場禁止のため外観を見ることしかできませんが、美しい建造物はフォトスポットとしても人気で、アマチュアからプロまでカメラ好きから人気を集めています。
ちなみに、北海道大学では内閣府の提唱する「女性に対する暴力をなくす運動」に賛同しており、運動期間内に賛同を意思表示するパープル・ライトアップを古河講堂で実施しています。紫色にライトアップされたレアな古河講堂を見たいという人は、運動期間内に訪れてみてください。
北大総合博物館
子ども連れに人気の北海道大学観光スポットと言えば、北大総合博物館です。元々は理学部本館として1929年に設立された同施設ですが、現在は博物館として一般客も入館できる施設になっています。
学術標本や資料などが公開されており、施設内には体験型の仕掛けも盛りだくさんです。ニッポノサウルスやデスモスチルスの骨格標本やマンモスやヒグマの模型など見ごたえ充分。入場料無料とは思えない内容に、大人も子どもも夢中になること間違いなしです。
北大総合博物館の情報 | |
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住所 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北10条8丁目 |
電話番号 | 011-706-2658 |
開館時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 月曜(祝日は営業、翌日休み) |
入館料 | 無料 |
ポプラ並木
1903年にアメリカから運んできたポプラの木を林学科の実習として植林したポプラ並木。今や、北海道大学を代表する観光スポットとして多くの人に愛されています。青々と葉が生い茂るポプラ並木は圧巻です。
初夏の新緑も良いですが、冬のノスタルジックなポプラ並木も人気が高く、記念撮影をする観光客が多く見られます。
ちなみに、ポプラの木は初夏になると綿毛のついた種を大量に飛ばすため、近隣住民は北海道大学から飛んでくるポプラの綿毛を見て初夏を感じるんだとか。5月末から6月中旬頃にポプラ並木を訪れると、初夏限定のポプラの綿毛が見れるかもしれません。
2004年の台風被害によってポプラの木の倒壊が相次ぎ、現在も再生作業が続いています。そのため、ポプラ並木は全域を散策できる訳ではないのでご注意ください。
大野池
北海道大学構内を流れるサクシュコトニ川に繋がる大野池は、昭和40年頃に故・大野和男教授によって整備された人工池です。整備前は泥が溜まった湿地帯だったのが信じられない程、美しい池として学生や観光客の憩いの場になっています。例年、野生の鴨が飛来することでも有名で、運が良ければ5~6月に可愛い雛を連れた鴨の親子を見れるかもしれません。
紅葉シーズンには、色付いた木々が水面に映る「逆さ紅葉」を見れるスポットとしても人気です。
イチョウ並木
札幌でも有数の紅葉スポットとして人気のイチョウ並木。例年秋に行われる北大金葉祭では、黄色に色付いたイチョウ並木がライトアップされ、金色の並木路になります。幻想的な光景を一目見ようと多くの観光客が訪れるので、秋に北海道大学を観光するなら金葉祭の日程をチェックしてみるのがよいでしょう。
もちろん、ライトアップがなくても約380メートル、およそ70本ものイチョウの木が並ぶ光景は圧巻です。紅葉の見頃は例年10月下旬から11月上旬なので、ぜひ黄色く色づいたイチョウ並木を歩いてみませんか。
クラーク像
北海道大学と言えば、北海道開拓の父と言われるクラーク博士が在籍したことでも有名です。「Boys, Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)」は誰もが聞いたことのある言葉でしょう。北海道大学には、2つのクラーク博士像があることをご存知でしょうか。
1つは中央クラーク、もう1つはクラーク会館内にあります。よく「クラーク博士が空を指さしている銅像はどこ?」という観光客がいますが、知名度の高いクラーク博士の全身像は北海道大学にはありません。北海道大学にあるのは、上半身のみの銅像(胸像)なのでご注意ください。ちなみに、クラーク博士の全身の銅像は、さっぽろ羊ヶ丘展望台にあります。
クラーク会館は、講堂や集会場などが貸出されており、さまざまなイベントやサークル活動の場としても利用されています。観光客が見て回れるようなものはそう多くありませんが、会館内には食事がとれるクラーク食堂などもあるため、ぜひ立ち寄ってみてください。
クラーク会館の情報 | |
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住所 | 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西8丁目 |
電話番号 | 011-706-7467 |
開館時間 | 8:30~21:00 |
休館日 | 日曜・祝日 |
北海道大学のおすすめグルメスポット
北海道大学構内は、観光だけでなくグルメも楽しめるスポットです。ぜひ、ここでしか食べられないグルメを味わってみてはいかがでしょうか。
中央食堂
学生達に混ざって賑やかな食事を楽しみたいのなら、北大生協が運営する中央食堂がおすすめです。中央食堂は1階と2階に分かれており、それぞれ提供されるメニューが違います。一般客も利用できますが、あくまで学生のための食堂なので価格設定がリーズナブルなのも魅力です。ただし、学生優先の時間帯があるため、利用する時間帯に注意してください。
1階食堂のおすすめは、牛トロ丼。放牧牛の冷凍フレークをそのままアツアツご飯にのせた丼は、口の中で牛フレークがとろけ、病みつきになること間違いなし。甘辛いタレで、いくらでも食べられる味わいです。
中央食堂の情報 | |
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住所 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北11条西8丁目 |
電話番号 | 011-726-4780 |
営業時間 | 1階食堂
平日 10:00~20:00
土曜 11:00~19:00
日曜 11:00~15:00 2階食堂 平日 11:00~14:00 ※1階・2階ともに11:30~13:00は一般客利用不可 |
休業日 | 2階食堂 土曜・日曜 |
クラーク食堂
クラーク会館内にあるクラーク食堂も、中央食堂と同じく北大生協が運営している食堂です。そのため、中央食堂で人気の牛フレーク丼は、クラーク食堂でも食べられます。中央食堂に比べるとクラーク食堂の方が空いていることが多いため、中央食堂が混雑しているときはこちらを利用してみてはいかがでしょうか。
クラーク食堂の情報 | |
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住所 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北8条西7丁目 |
電話番号 | 011-726-4012 |
営業時間 | 平日 11:00~19:00 土曜 11:00~14:00 |
休業日 | 日曜 |
北大マルシェ
北大マルシェは北海道大学構内で作られている北大牛乳の魅力や価値の発信をコンセプトに作られたカフェです。ジェラートやパフェ、パンケーキ、プリンなど北大牛乳を使ったスイーツを味わうことができます。ランチメニューも提供しているので、観光の休憩スポットとしてもおすすめです。
プリンやジェラートなどのスイーツが美味しいと評判ですが、まず味わってみて欲しいのはシンプルにいただく北大牛乳です。濃厚で甘みのある牛乳は、これまで飲んできた牛乳と全然違うと驚く人が続出しています。北海道大学で大切に育てられた乳牛の搾りたて牛乳をぜひご賞味ください。
北大マルシェの情報 | |
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住所 | 〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西5丁目 |
電話番号 | 011-706-3213 |
営業時間 | 4~10月 10:00~18:00 11~3月 10:00~17:00 ランチタイム 11:00~14:00 |
休業日 | 火曜日 |
ミュージアムカフェぽらす
北大博物館内にあるミュージアムカフェぽらすは、遊び心あふれるメニューが観光客に人気です。博物館で行われている企画に合わせたメニューが人気で、これまで「地層パフェ」や「岩石シュークリーム」など、クスっと笑えるメニューがSNSでも話題になりました。
ちなみに、ミュージアムカフェぽらすではお酒の提供も行っており、北海道限定のサッポロクラシックやオーガニックワインも味わえます。大人旅の醍醐味として、美味しいお酒を味わってみるのも一興ですね。
ミュージアムカフェぽらすの情報 | |
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住所 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8丁目 |
電話番号 | 080-1891-8073 |
営業時間 | 8:30~19:00 (6~10月の金曜のみ22:00まで営業) |
休業日 | 月曜(祝日は営業、翌日休み) |
北海道大学のおすすめモデルコース
北海道大学には、さまざまな観光スポットやグルメスポットがありますが、ここまで敷地が広いと「どんな風に観光ルートを選ぼうかな」と迷ってしまいますよね。そこで今回は、編集部おすすめの北海道大学観光モデルコースをご紹介します。
★北大観光おすすめモデルコース★
①正門
↓
②中央ローン
↓
③クラーク像
↓
④古河講堂
↓
⑤北大博物館
↓
⑥中央食堂
↓
⑦大野池
↓
⑧イチョウ並木
北海道大学の定番スポットを巡ることができるモデルコースです。所要時間は1時間半ほど。途中、中央食堂で休憩してランチタイムをとるのがおすすめです。
北海道大学観光のおすすめ土産
札幌農学校クッキー
北海道大学と言えば札幌農学校クッキーと言われる程、人気が高い定番のお土産。北海道大学の認定商品としても有名です。札幌農学校クッキーは、濃厚なミルク味なのにホロホロサクサクの食感が好まれ、老若男女どの年代でも愛されるクッキーと言えます。
北海道大学構内のさまざまなショップで取り扱いがあるため、比較的購入しやすいのも魅力です。
博物館缶
北大博物館をモチーフにした缶を旅の記念にしませんか?小物入れにぴったりな博物“缶”は自分へのお土産にピッタリのアイテムです。缶のなかには、北大博物館の説明書とアインシュタインドームの説明書が入っており、ユニークな見た目はSNSでも「可愛い」と評判です。
博物缶は、北大博物館内の「ミュージアムショップぽとろ」で購入できます。
まとめ
北海道大学の観光スポットやグルメスポットなど、さまざまな見所を紹介してきました。今や、札幌を代表する観光スポットのひとつ北海道大学の魅力をぜひ、実際に見て回って体感してみてください。