ビネガードリンクとは？人気の理由やダイエット効果、飲み方を紹介
健康志向や美容志向の方を中心に人気を集めているビネガードリンク。健康や美容にいいけど直接は飲みにくいお酢ですが、果実や穀物などを原料として飲みやすく加工されているので、おいしく飲めて健康も目指すことができます。ビネガードリンクにはダイエット効果が期待できるほか、体の疲労回復にもつながります。ただし、飲みすぎると体に悪影響なので、毎日飲む場合は適量を守ることが大切です。
こちらの記事では、ビネガードリンクが人気の理由からダイエット効果、カロリー、飲むタイミングなどを解説します。
この記事でわかること
- ビネガードリンクは果物や穀類から作られる
- 見た目がおしゃれでSNS映えしやすい
- 体脂肪の減少を助けるのでダイエットに向いている
- 飲みすぎるとカロリーを過剰摂取する可能性がある
- 適量なら毎日飲んでも大丈夫
ビネガードリンクとは？
ビネガードリンクとは、お酢を飲みやすく加工した飲み物です。お酢には健康や美容の効果が期待できるため、果汁などを加えたビネガードリンクは、飲みやすくて健康にもよい食品と言えます。ビネガードリンクには、果物や穀類を醸造してできる「果物酢」「穀物酢」のほか、お酢に果物を漬け込んで作る「フルーツビネガー」などがあります。また、飲み方も幅広く、原液タイプのビネガードリンクは水や炭酸水、牛乳などで割って飲むのが一般的です。
健康志向の人たちに親しまれてきたお酢は、今や調味料としてだけでなく、飲み物として新たなジャンルを確立しました。
ビネガードリンクが人気の理由
近年ビネガードリンクが人気を集めています。
ビネガードリンクが人気の理由
- お酢が健康・美容にいい
- 作り方が簡単で自宅でできる
- SNS映えする
ビネガードリンクが人気の理由は健康や美容効果が期待できるだけでなく、SNS映えしやすいなどがあげられます。また、食欲増進や疲労回復の作用も期待できるため、夏バテ対策にもビネガードリンクがおすすめです。以下では、上記3つの理由について深掘りして紹介します。
1.お酢が健康・美容にいい
お酢は健康や美容にいい食品・調味料です。お酢には、「酢酸（さくさん）」と呼ばれる成分が含まれており、酢酸には高血圧を抑制する作用があり、高血圧によるさまざまな病気のリスクを下げることが期待できます。そのほか、脂肪の合成を抑制したり脂肪の分解を促進したりする作用があり、脂肪燃焼に役立てることが可能です。
もちろん、お酢を原料とするビネガードリンクにも酢酸が多く含まれています。そのため、ビネガードリンクは健康や美容に対する意識が高い方を中心に、ヘルシーな食品として人気を集めていると考えられます。
2.作り方が簡単で自宅でできる
作り方が簡単なので、自宅で作りやすいのも人気を集めている理由のひとつです。「健康を意識して丁寧な生活を心がけたいけど、時間がかかる料理は頻繁にできない」という方でも、無理なくビネガードリンクを取り入れられます。
原液タイプであれば、水や炭酸水、牛乳などで割っておいしく飲めますし、そのまま飲めるストレートタイプのビネガードリンクもあります。また、生または冷凍のフルーツと氷砂糖をお酢に漬け込んで、自作することも可能です。
自宅での健康管理が求められるようになった昨今では、自宅で手軽に作れるビネガードリンクは健康食品として非常に便利な飲み物です。
3.SNS映えする
SNS映えしやすいのもビネガードリンクが人気を集めている理由です。市販されているビネガードリンクの中には、飲みやすいものだけでなく、色鮮やかできれいな見た目の商品も増えています。自宅などで飲む際に、おしゃれなグラスに注いでフルーツを添えれば、写真映えするドリンクを作れます。健康にもよくおいしい上に簡単に作れるので、TwitterやInstagramをはじめとしたSNSへ気軽に投稿しやすいのも人気を集めている理由でしょう。
ビネガードリンクは痩せる？お酢の2つのダイエット効果
「ビネガードリンクはダイエットにいい」という噂を耳にしたことがある方もいるかと思います。お酢には大きく2つのダイエット効果が期待できます。
お酢のダイエット効果
- 体脂肪と内臓脂肪を減少させる
- 血糖値の急激な上昇を抑える
以下では、それぞれの効果について詳しく解説します。
1.体脂肪と内臓脂肪を減少させる
ビネガードリンク（お酢）には体脂肪と内臓脂肪を減少を助ける作用があることがわかっています。お酢の主成分の酢酸には、脂肪の合成を抑制するとともに分解を促すはたらきがあります。脂肪が合成されなくなれば蓄積もされにくくなるため、内臓脂肪が減少する仕組みです。
また、多くのビネガードリンクには「クエン酸」や「アミノ酸」が入っています。クエン酸は代謝（脂肪をエネルギーへ変換するはたらき）を促進する作用があり、アミノ酸は筋肉の疲労回復や脂肪燃焼のサポートといった作用があります。そのため、ビネガードリンクを飲むことでダイエットを目指すことが可能です。
2.血糖値の急激な上昇を抑える
ビネガードリンクに含まれる酢酸には、血糖値の急激な上昇を抑える作用があります。血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことです。血糖値は空腹時に低下し、食後に上昇します。
食べ物によって血糖値の上昇の仕方は異なりますが、特に多くの糖を摂取すると、食後に血糖値が急激に上昇するため注意が必要です。血糖値が急激に上昇するとインスリンが過剰に分泌されます。インスリンは血糖値を下げるはたらきがあるほか、脂肪合成を高めるはたらきがあるため脂肪が蓄積されやすくなります。
ビネガードリンクを飲むと血糖値の急激な上昇を抑えられるため、インスリンの過剰分泌、および脂肪が蓄積するのを妨げることが可能です。また、血糖値の上昇をゆるやかにするために、ビネガードリンクを飲むタイミングは食中か食後が適しています。
ビネガードリンクはカロリーが高い？飲み過ぎに注意
ビネガードリンクはダイエットに向いている飲み物なので、ヘルシーな印象を持っている方もいるかと思いますが、摂取カロリーに気をつけましょう。ビネガードリンクのカロリーは商品により異なりますが、100mlあたり40〜60kcalが相場です。コーラのカロリーが100mlあたり45kcalなので、ビネガードリンクはコーラと比較するとカロリーがやや高い飲み物です。
大量に飲むとカロリーを過剰摂取する可能性があるため注意しましょう。ビネガードリンクを飲む量は、原液タイプで1日大さじ1〜2杯が目安です。毎日適量を守ると、健康・美容・ダイエットによい影響があるので、ぜひ日々の食事にビネガードリンクを取り入れてみてください。
ビネガードリンクはいつ飲むべき？摂取タイミングと飲み方
ビネガードリンクを飲むタイミングに決まりはありませんが、ダイエットを目的として飲む場合は食中または食後に飲むのがおすすめです。ビネガードリンクには食後の血糖値の上昇をゆるやかにする作用があるため、食事から近いタイミングに飲むのが適しています。
そのほか、筋トレや運動の後に飲むのもおすすめです。酢酸には疲労物質の「乳酸」の代謝を促す作用もあるので、筋肉や体の疲労回復にもつながります。一方で、空腹時に飲むと胃に強い刺激がかかりやすいため空腹時は避けましょう。
また、ビネガードリンクの酸っぱさが苦手な方は、牛乳や豆乳で割ると酸味がまろやかになって飲みやすくなります。ほかにもジンやウイスキーなどで割ってカクテルにする、原液をサラダに直接かけるなどの摂取方法もあります。
ビネガードリンクは毎日飲んでも大丈夫？
ビネガードリンクは適量であれば毎日飲んでも問題ありません。ビネガードリンクを飲む時は以下の3点に注意が必要です。
ビネガードリンクの過剰摂取の注意点
- 歯のエナメル質を傷つけることがある
- 胃腸の炎症を起こしやすくなる
- カロリーの過剰摂取につながる
ビネガードリンクは酸性なので、飲みすぎると歯のエナメル質を傷つけたり胃腸に負担をかけたりする可能性があります。健康や美容を目的としてビネガードリンクを毎日飲む場合は、適切な量を守りましょう。
まとめ
ビネガードリンクは健康や美容に対する意識が高い方を中心に人気を集めています。体脂肪の減少や脂肪蓄積の防止をサポートしてくれる飲み物です。
おいしくて飲みやすいので、ぜひ日々の生活にビネガードリンクを取り入れてみてください。
