【道南編】夏の北海道旅行におすすめの観光スポット11選!函館・松前・江差方面

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北海道の南西部にある道南。道南の代表的な観光地は函館ですが、道南の魅力は函館だけではありません。七飯や北斗、松前など自然豊かなエリアで、トラピスト修道院の並木道、きじひき高原の展望から見渡せる景色は絶景です。

こちらの記事では、夏の北海道旅行におすすめの道南の観光スポットを11カ所厳選して紹介します。

この記事でわかること

  • 道南は一年を通して過ごしやすいエリア
  • 函館を中心に七飯や北斗、松前が道南に属する
  • 函館山の漁火公園は絶景が見られる穴場スポット
  • 道南のモデルコースは函館から七飯、大沼、八雲への道
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

道南はどんなとこ?自然や歴史文化を楽しめるエリア

道南エリアの地図

道南は北海道南西部に位置する地域で、本州へ突き出た渡島半島が主に道南エリアにあたります。北海道の他の地域と比べて、道南エリアは積雪が少なく比較的過ごしやすいことが特徴です。

海に囲まれた水産基地で、日本海から水揚げされた新鮮な海の幸を楽しめるのも道南エリアの特徴のひとつです。道南エリアは以下の地域が該当します。

道南に属する地域

  • 渡島地方(函館市・松前町・七飯町など)
  • 檜山地方(江差町・奥尻町・上ノ国町など)

北海道内でも観光地として人気の「函館」や、自然豊かな風景が楽しめる「七飯」「大沼」、さらに日本最北の城下町がある「松前」などがあります。北海道グルメを楽しむほか、自然や歴史文化も体験できるのが道南の特徴です。

ちなみに、檜山地方が二つに分かれている理由は、旧・熊石町が渡島地方に位置する八雲町との合併によって渡島市庁へ移管したため、現在のような地域分けとなりました。

【道南】夏の北海道旅行におすすめの観光スポット11選

夏の北海道旅行で道南へ行くなら、以下11カ所の観光スポットがおすすめです。

おすすめの観光スポット

  1. 函館山(函館)
  2. 五稜郭(函館)
  3. 金森赤レンガ倉庫(函館)
  4. 湯の川温泉(函館)
  5. 松前神社(松前)
  6. トラピスト修道院(北斗)
  7. きじひき高原(北斗)
  8. 薬師山(木古内)
  9. 大沼国定公園(七飯)
  10. 奥尻島(奥尻)
  11. 噴火湾パノラマパーク(八雲)

道南といえば、函館山や金森赤レンガ倉庫、湯の川温泉をはじめとする観光スポットが多く点在する函館が有名です。しかし、函館以外にも七飯の大沼国定公園や木古内の薬師山など、自然を感じられる観光スポットも多くあります。以下では、それぞれの観光スポットの魅力を解説します。

函館山(函館)|漁火公園は人が少ない穴場スポット

函館山

函館山は、函館市を代表する観光スポットのひとつです。函館山の屋上展望台から見える夜景は、扇形の特異な地形をしており、「100万ドルの夜景」とも称されています。

さらに、外国人観光客向けの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、三ツ星で掲載され、国内外で高い評価を得ています。展望台からの北東方面の眺望も絶景ですが、西方面の「漁火公園(いさりびこうえん)」は人が少なく、穴場スポットです。

函館山は標高334mで、頂上の展望台まではロープウェイを使用して登る方法が主流ですが、車で登ることも可能です。また、日没から約20~30分後は「トワイライトタイム」と呼ばれ、空に青みが残った美しい景色が見られるため、函館山で夜景を鑑賞するのにおすすめの時間帯です。

住所 北海道函館市函館山
電話番号 0138-23-3105
ロープウェイ営業時間 10:00~20:50
(下りは最終21:00)
定休日 年末年始
ロープウェイ料金 中学生以上:往復1,500円
中学生未満:往復700円
幼児(0~2歳):無料
アクセス 「函館空港」から車で約30分
「函館駅」から市電で約25分
公式サイト 函館山ロープウェイ株式会社

五稜郭(函館)|五稜郭タワー空の景色は春夏秋冬楽しめる

五稜郭

五稜郭(ごりょうかく)は国内初の西洋式城郭で、函館で人気の観光スポットです。1864年に築城された五稜郭は星型をしており、敵が攻めて来ても死角のないつくりになっています。幕末の時代に戦争の舞台となっていた場所ですが、現在は市民に親しまれる憩いの場として利用されています。春は桜、夏は緑、秋は紅葉が楽しめ、冬には雪が積もるため、春夏秋冬どの季節でも楽しめるのも特徴です。

また、1964年には五稜郭の築城100年を記念して、五稜郭の近くに高さ60mの「五稜郭タワー」が建造されました。その後、2006年に高さ107mの新タワーが建てられオープンしました。五稜郭タワーからは星型の城郭はもちろん、函館市の街並みを眺望でき、タワー内には五稜郭の歴史が学べる「歴史回廊」があり、歴史好きにもおすすめのスポットです。展望1階の「シースルーフロア」では、強化ガラスの床があり、86mの高さから真下の景色を見ることができます。

住所 北海道函館市五稜郭町44番地
電話番号 0138-31-5505(管理事務所)
営業時間 なし
(城郭内は5:00~18:00)
アクセス 市電「五稜郭公園前」から徒歩で約15分
公式サイト 五稜郭公園

金森赤レンガ倉庫(函館)|函館の代表的な観光スポット

金森赤レンガ倉庫

函館にある金森赤レンガ倉庫は、明治に建てられたレンガの倉庫群です。函館のショッピングスポットとして知られており、お土産や雑貨のほか、カフェで休んだりレストランでグルメを楽しんだりできます。函館駅近くのベイエリアに位置しており、夏は心地よい海風を感じながら散策できます。

また、金森赤レンガ倉庫は異国の情緒を楽しめるだけでなく、夜はライトアップされるためロマンチックな雰囲気を感じることが可能です。敷地は4つに分けられており、「BAYはこだて」「金森洋物館」「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」があります。函館を1日楽しむなら、午前中に朝市とイカ釣りを楽しんだ後、金森赤レンガ倉庫でショッピングし、その後「旧函館区公会堂」で洋風建造物を楽しむのがおすすめです。

住所 北海道函館市末広町14番12号
電話番号 0138-27-5530
営業時間 物販店|10:00~19:00
函館ビヤホール|11:30~21:30
定休日 年中無休
アクセス 函館空港から徒歩で約25分
函館駅から徒歩で約15分
公式サイト 金森赤レンガ倉庫

湯の川温泉(函館)|八月の盆明けごろには花火大会がある

湯の川温泉

湯の川温泉は「日本一空港に近い温泉街」とも言われ、函館空港から車で約5分の場所に位置する温泉街です。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、無色透明・無臭・さらさらとした肌ざわりのお湯です。地下約100mで温泉が湧き出ることから井戸が掘れなかったという過去もあり、湯量が豊富なことがわかります。お湯だけではなく、趣のある雰囲気も湯の川温泉街の魅力で、グルメや神社仏閣、植物園などを巡って楽しむのも可能です。

夏期の八月盆明けごろには、湯の川温泉の松倉川河口で花火大会が開催されます。また、花火大会の時期はイカ漁が盛んに行われているため、沿岸に並ぶ漁船の幻想的な漁火も同時に楽しむことができます。道南を旅行するなら、ぜひ湯の川温泉で癒されてみてはいかがでしょうか。

住所 北海道函館市湯川町2丁目7番6号
電話番号 0138-57-8988
営業時間 6:00~24:00(旅館により異なる)
定休日 旅館により異なる
料金 旅館により異なる
アクセス 函館空港から車で約5分
公式サイト 函館湯の川温泉旅館協同組合

松前神社(松前)|日本最北の城下町にある神社

松前神社

松前神社は、松前公園内にある神社です。松前藩の祖である武田信広を祭神とする神社で、明治14年に建てられてから大正12年に現在のヒノキ造りに再建されました。豊臣秀吉から拝領したとされる彫刻や、来国俊の刀剣、安政の松前市街図などが見られます。

また、松前神社がある「松前公園」は桜の名所としても知られており、4月~5月に開催される「松前さくらまつり」は人気のイベントです。広い敷地内には松前神社のほかに、松前城や松前藩主松前家墓所、松前藩屋敷など見どころ満載です。7月には松前藩屋敷で水路にあじさいを浮かべる「浮き紫陽花」を見られ、8月中旬には「松前城下時代まつり」が行われ、甲冑を身にまとったライダーを見ることができます。

住所 北海道松前郡松前町松城145番地
電話番号 0139-42-2032
アクセス 松城バス停から徒歩で約10分
公式サイト 松前神社|北海道神社庁のホームページ

トラピスト修道院(北斗)|ポプラの並木道は絶景

トラピスト修道院

トラピスト修道院は、1896年に創設された日本最初の男子修道院です。修道院の中を見ることも可能ですが、内部見学ができるのは男性のみで、事前予約が必要なので注意しましょう。

トラピスト修道院の魅力のひとつが、修道院へと続くポプラの並木道です。夏は青々としげる美しい景色を見ることができ、ドライブルート・花見スポットとしても人気です。

売店にはバター飴やバタークッキーなどのお土産が販売されており、トラピストクッキーが練り込まれている特製のソフトクリームも観光客に人気があります。

住所 北海道北斗市三ツ石392
電話番号 0138-75-2108
営業時間 8:30~16:30(売店)
定休日 なし
料金 外観見学は自由
アクセス 渡島当別駅から徒歩で約20分
北海道函館空港から車で約40分
公式サイト トラピスト修道院

きじひき高原(北斗)|函館や大沼などの広大な景色を一望できる

きじひき高原

きじひき高原は北斗市にある展望スポットです。函館駅から車で約1時間、新函館北斗駅から車で約15分の場所にあり、函館山や津軽海峡、大沼、駒ヶ岳まで道南の景色を一望できます。

晴れた日であれば、通称「蝦夷富士」と呼ばれる「羊蹄山(ようていざん)」も見ることができます。2015年には屋根付きの展望台がオープンしたため、気温を気にすることなく景色を楽しむことが可能です。

また、道中にあるさまざまな観光スポットを巡るのもおすすめです。函館駅からきじひき高原への道中、国道227号線沿いにある農産物直売所「あぐりへい屋」では、併設されたフードコーナーで地元小麦のラーメンや北斗産の黒毛和牛を楽しめます。地元産牛乳を使用したソフトクリームに、地元で採れたトマトを加工し練り込んだ「ゆいっこソフトアイス トマトミックス味」も人気です。

展望台から20分ほどの場所にある「谷観光農場」では、6月~10月にかけて野菜・果物の収穫体験ができ、夏ならトマトやトウモロコシの収穫体験がおすすめです。

住所 北海道北斗市村山
電話番号 0138-73-3111(北斗市役所)
定休日 冬季閉鎖
アクセス 新函館北斗駅から車で約15分
函館駅から車で約1時間
公式サイト きじひき高原|北斗市

薬師山(木古内)|山中の遊歩道を散策して自然を楽しめる

薬師山

薬師山は木古内町の中心部にある、標高72.9mの里山です。隣接する萩山と並び、「ふるさとの森」として親しまれています。遊歩道が整備されているので、気軽に散策することができます。

薬師山は例年5月上旬から美しい芝桜を見られることが魅力です。山の中腹部にあるピンク色の芝桜は、青い海との対比が美しく訪れる人々を魅了します。

夏は芝桜が見られませんが、美しい緑の山と青い海の展望を楽しむことができます。道南を旅行する際、函館から松前などに行く前に、木古内の薬師山で景色をゆっくりと楽しむのもおすすめです。

住所 北海道木古内町木古内
電話番号 01392-6-7357(木古内町観光協会)
アクセス 木古内駅から徒歩で約20分
木古内駅から車で約5分
公式サイト 薬師山・萩山|木古内町観光協会

大沼国定公園(七飯)|小島巡りしながら駒ヶ岳を楽しむ

大沼国定公園

大沼国定公園は、「駒ヶ岳」の火山活動によりできた3つの沼と126の小島で構成される国定公園で、七飯町の自然豊かなビュースポットです。園内は散策路が整備され、小島には橋がかけられているため、橋を渡って小島を巡ることができます。

夏場には、大沼をめぐる定期遊覧船やボートに乗船して、湖の上から園内の美しい景色を見て回ることもできます。さらに、周囲約14kmの湖畔をサイクリングして夏場の涼しい風を感じるのもおすすめの楽しみ方です。

園内には活火山である駒ヶ岳を見られるスポットが多く点在しており、さまざまな角度から駒ヶ岳を楽しむことができます。また、大沼周辺はさまざまなアクティビティが行われており、夏場のキャンプやカヌーのほか、冬には氷上のワカサギ釣りやスノーモービルなどを遊べます。

住所 北海道亀田郡七飯町大沼町
電話番号 0138-67-3020(大沼国際観光コンベンション協会)
アクセス 函館空港から車で約30分
公式サイト 大沼ップ|大沼国定公園の観光情報サイト

奥尻島(奥尻)|奥尻ブルーが美しい北海道の離島

奥尻島

奥尻島は北海道南西部にある離島で、自然と海の幸を楽しめる道南の観光スポットです。透明度の高い澄んだ青い海は「奥尻ブルー」と呼ばれており、夏はカヤックやサップなどのマリンスポーツを楽しめます。奥尻島の見どころは、日本海の荒波により形成された奇岩「なべつる岩」で、鍋の取っ手のような見た目の変わった形の岩を見ることができます。

奥尻島へのアクセス方法は2通りあり、江差港からフェリーで約2時間10分の道か、函館空港から飛行機で約30分の道です。島内の移動は路線バスやレンタカー、レンタサイクルを利用する手段があり、夏場なら涼しい風を感じながら自転車で島を回るのがおすすめの楽しみ方です。

また、うにやあわび、ホッケなどの海の幸、奥尻ワインといったグルメを味わえるのも奥尻島の魅力のひとつです。

住所 北海道奥尻郡奥尻町
電話番号 01397-2-3456(奥尻島観光協会)
営業時間 8:30~17:15(奥尻島観光協会)
料金 3,020円~5,950円
(小学生は半額、小学生未満は無料)
アクセス 江差港からフェリーで約2時間10分
函館空港から飛行機で約30分
公式サイト 奥尻島観光協会

噴火湾パノラマパーク(八雲)|大人から子どもまで楽しめる道立公園

噴火湾パノラマパーク

噴火湾パノラマパークは、噴火湾を見渡せる丘陵地につくられた道立公園です。海と山に囲まれ、自然体験ができるテーマパークで、さまざまな施設・エリアがあります。

無料で遊べる「まきばの冒険広場」は子どもが楽しめる遊具があるほか、噴火湾を眺めながらゴルフを遊べる「パークゴルフ場」、フライングディスクを投げてバスケットに入れる「ディスクゴルフ場」などが楽しめます。敷地内には花畑もあり、夏は一面ひまわりが咲き誇る絶景スポットです。子どもも大人も楽しめるアクティビティが満載で、家族のキャンプにもおすすめです。

住所 北海道二海郡八雲町浜松368-8
電話番号 0137-65-6030
営業時間 10:00~18:00(施設により異なる)
定休日 月曜日
料金 パークゴルフ場:560円
(施設により異なる)
アクセス 函館から車で約1時間30分
公式サイト 噴火湾パノラマパーク

道南観光のモデルコースは?おすすめの絶景ドライブスポット

道南観光のドライブ

道南をドライブ観光する際のおすすめのモデルコースは、函館から北上する次のルートです。

道南のモデルコース

  1. 函館(1日目)
  2. 七飯~大沼(2日目)
  3. 八雲(3日目)

1日目に函館のさまざまな観光スポットを巡り、2日目に七飯・大沼で自然豊かなスポットを散策、3日目に八雲のアクティビティを楽しむコースです。

函館では金森赤レンガ倉庫や五稜郭、函館山を巡って湯の川温泉で宿泊するのがおすすめです。七飯・大沼には大沼国定公園があるので、自然豊かな公園を散策したり遊覧船に乗って湖畔巡りしたりして絶景を楽しめます。八雲には噴火湾パノラマパークがあるので、絶景を見ながらゴルフや遊具で1日遊んで過ごすことも可能です。

また、函館から西方向へ車で移動するコースでは、北斗のトラピスト修道院から、木古内町の薬師山や松前町の松前公園を巡ることもできます。

まとめ

道南は北海道の南西部にあたる地方です。代表的な観光地の函館を中心とし、七飯や松前など自然豊かな観光スポットが多く点在するのが道南の特徴です。

夏場は各地でお祭りや花火大会、マリンスポーツが楽しめるので、ドライブ・旅行にぜひ道南を選んでみてはいかがでしょうか。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!