北海道でさくらんぼ狩りを満喫! おすすめの果樹園5選と旬の時期を紹介

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北海道は山形県に次いで生産量全国第2位のさくらんぼ産地。北海道原産の品種もあり、旬の時期に北海道を訪れるのであれば、ぜひ食べてほしいグルメのひとつです。

本記事では北海道のさくらんぼの旬や品種、さくらんぼ狩りができる農園を紹介。さくらんぼ狩りを楽しむコツも取り上げているので、参考にしてみてください。

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北海道産さくらんぼの旬

北海道産さくらんぼの旬

広大な土地を持つ北海道では、さくらんぼの栽培が盛んにおこなわれています。旬は、6月下旬から7月下旬にかけての1カ月間。寒冷な気候のおかげで、ほかの地域より1カ月ほど遅れています。

また、北海道はほかの地域よりも気温が上昇しにくい分、傷が少なくてきれいなさくらんぼが収穫できます。

北海道でさくらんぼ狩りができる果樹園

北海道でさくらんぼ狩りができる果樹園

新鮮な果物を、自分の手でもぎ取るのが果物狩りの醍醐味。ここでは北海道でさくらんぼ狩りができる果樹園をご紹介します。

【余市町】ニトリ観光果樹園

四季折々の果物を栽培している「ニトリ観光果樹園」。さくらんぼは贈答用で定番の「佐藤錦」や大粒の「紅秀峰」など、全11種類の食べ比べができます。

農園で採れた果物を使ったアップルパイやぶどうジュース、ジンギスカンなどをいただけるレストハウスも併設しており、一日中楽しめるスポット。

住所 北海道余市郡余市町登町1102-5
料金(団体を除く) 大人(中学生以上):2,300円
小学生:2,000円
電話番号 0135-23-6251
公式サイト https://www.fruits-yamamoto.net/

【芦別市】大橋さくらんぼ園

JR旭川駅から車で1時間ほどの芦別市にある「大橋さくらんぼ園」。60種類ものさくらんぼを栽培しており、7月上旬から8月中旬までさくらんぼ狩りができます。北海道生まれの「ゴールドキング」や黒っぽい実が特徴的な「日の出」など、珍しい品種もいただけますよ。

農園はドームに覆われており、天候に関係なくさくらんぼ狩りを楽しめます。農園独自の選定で樹の高さを低くしているので、子供でも手を伸ばせばさくらんぼを採れるのが魅力。

20名以下なら予約不要で、時間制限なしで利用できる果樹園です。

住所 北海道芦別市上芦別町469番地
料金(団体を除く) 大人(中学生以上):1,650~3,300円
小学生:1,100~2,530円
幼児:無料
※利用する時期やハウスによって異なります
電話番号 0124-23-0654
公式サイト https://www.oh-cherry.com/
さくらんぼ狩り

【仁木町】チェリーハント イン オオクボ

正式名称「チェリーハント イン&ブロイラーガーデン オオクボ」は、JR小樽駅から車で30分ほどの場所にあり、小樽運河の観光と組み合わせて訪れやすい果樹園です。15種類のさくらんぼを育てていて、特におすすめなのが「佐藤錦」と「紅秀峰」。どちらも甘味が強い品種で、採れたての味は格別です!

さくらんぼ狩りができるのは7月の上旬から下旬にかけて。品種によっては晩成で、7月下旬に最も美味しくなるものもあります。

住所 北海道余市郡仁木町北町10丁目37番地
料金(団体を除く) 大人(中学生以上):1,000円
小学生:800円
幼児:無料
電話番号 0135-32-2150
公式サイト http://www12.plala.or.jp/cherryhunt/index.html

【壮瞥町】タカシナ観光果樹園

洞爺湖温泉から車で12分のところにある「タカシナ観光果樹園」。定番の佐藤錦をはじめ、超大粒の「寿錦」や実が黄色い「月山錦」など、約10種類のさくらんぼを栽培しています。大粒かつ糖度が高い品種をメインで育てており、お腹いっぱいさくらんぼを堪能したい方におすすめ。

さくらんぼはハウスで栽培しているので、雨の日でもさくらんぼ狩りができます。さくらんぼ以外の果物も育てていて、さくらんぼのシーズンならイチゴ狩りも体験することができます。

住所 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町362番地
料金(団体を除く) 大人(中学生以上):1,100円
小学生:880円
3歳以上:660円
電話番号 0142-66-2155
公式サイト http://tk-fruit.com/

【旭川市】山中果樹園

JR旭川駅から車で約30分の場所にある「山中果樹園」。旭山動物園とのアクセスも良く、家族旅行におすすめのスポットです。夏休みシーズンの7月下旬には、北海道で生まれた「水門」や大粒の品種である「紅秀峰」が採れます。

手が届きやすい低樹で栽培しているので、小学校低学年くらいの子供もさくらんぼ狩りを楽しめますよ。10名以上の団体で、事前予約が必要。

住所 北海道旭川市神居町西丘191-1
料金(団体を除く) 大人(中学生以上):1,000円
小人(小学生以下):600円
電話番号 0166-72-2457
公式サイト http://www.y-kajuen.com/

さくらんぼ狩りをもっと楽しむ「事前準備」とは

さくらんぼ狩りをもっと楽しむ「事前準備」とは

さくらんぼ狩りは、出発前にしっかり準備しておくと、より楽しむことができます。農園選びのポイントとさくらんぼの採り方、あると便利な持ち物を把握しておきましょう。

農園選びは品種と施設をチェック

一口に「さくらんぼ農園」と言っても、栽培している品種は様々です。複数のさくらんぼを食べ比べてみたい方は、なるべく多くの品種を作っている農園を探してみましょう。

子供連れや半日以上さくらんぼ農園で過ごす方は、農園の施設も要チェック。レストランを併設しているところだと、食事をする場所へ移動する手間が省けるためとても便利。

いちごやブルーベリーなど、さくらんぼ以外の果物を採れる場所もあるので、みんなの希望を取り入れながら選んでみてください。

さくらんぼの基本的な採り方

さくらんぼ狩りでは、赤い実だけを採るのが基本の採り方。緑色の茎まで一緒に採ってしまうと、来年以降実がつかなくなってしまうためです。実を親指と人差し指で軽くつまんで、くるりと回して採ってみてください。

さくらんぼ農園でも採り方を説明してもらえますが、あらかじめ知っておくとよりスムーズにさくらんぼ狩りを楽しめます。

持っておくと便利な持ち物

さくらんぼ狩りには専用の道具が要らないため、手ぶらで訪れても問題ありません。しかし、さくらんぼ狩りのシーズンは暑い夏です。屋外でエアコンが効かない農園もあるため、タオルや飲み物は忘れずに持っていきましょう。

また、手が汚れたときのために、ウエットティッシュもあると便利です。日焼けや熱中症が気になる方は、日焼け止めと帽子もお忘れなく。サコッシュやボディバッグなどの小さいバッグにまとめておくと、さくらんぼ狩りの最中も持ち運びやすいですよ。

北海道で栽培しているさくらんぼの品種

北海道で栽培しているさくらんぼの品種

国内だけでも100種類くらいの品種があると言われるさくらんぼ。北海道でも、様々な品種のさくらんぼを育てています。

ここでは、北海道で栽培している主なさくらんぼの品種を紹介します。

佐藤錦

佐藤錦は、山形県原産のさくらんぼ。甘味と酸味のバランスが良く、「さくらんぼの最高峰」とも呼ばれています。プリっと弾力がある果肉が口の中で弾けて、果汁が出てくる食感はたまりません!

真っ赤に色づき、ルビーのような輝きがあるものが食べごろです。実が大きければ大きいほど果肉の層が厚くなります。北海道で収穫できる時期は、6月下旬から7月上旬です。

北光(水門)

明治時代に、北海道小樽市の農園で発見された北光。お尻が少しとがっており、ハート型に見えるのが特徴です。果肉は柔らかめで、少し噛むだけで甘い果汁がじゅわっと口の中に広がります。甘味の中に程よい酸味もあり、何個でもいただける品種です。

美味しい北光を選ぶときは、表面にツヤがあり、軸がきれいな緑色のものを探すのがコツ。全体的に鮮やかな赤色のものを選んでみてください。7月の上旬から中旬が収穫期です。

紅秀峰

紅秀峰は、山形県で開発されたサクランボの品種です。1粒あたりの重さが10g前後で、さくらんぼのなかでは実が大きいのが特色。果肉は固めで、弾力があります。甘い果汁をたっぷりと含んでおり、お土産にも大人気です。

新鮮な紅秀峰を見つけるポイントは、実と軸の色。実がつやつやとした赤色で、軸が鮮やかな緑色のものを探してみましょう。北海道では7月の中旬から下旬にかけて収穫できます。

南陽

南陽は山形県原産ですが、きれいに色づくことから北海道で生産量が多い品種です。重さは8〜10gで、さくらんぼのなかでは比較的大きめ。実がかわいらしいハート型で、思わず写真に収めたくなります。果肉の密度が高く、甘くてジューシーな果汁を堪能できるのが魅力です。

表面にツヤがあり、みずみずしさを感じられたら食べごろのサイン。果肉ができるだけ大きいものを選びましょう。北海道の収穫期は、7月の中旬から下旬ごろです。

ジューンブライト

品種改良により、北海道で生まれたジューンブライト。実が500円玉と同じくらいの大きさがある大玉品種です。甘さは控えめですが果汁をたっぷりと含んでおり、さっぱりとした味わいで召し上がりやすいのが魅力です。

2005年に優良品種に指定された比較的新しい品種のため、あまり市場には出回っていません。北海道でも栽培している農園は限られているので、見つけられたらラッキーです!北海道では6月下旬と、早い時期に収穫されます。

ナポレオン

ナポレオンは、明治初期にアメリカから輸入された品種です。生食でもいただけますが、缶詰やジャムなどの加工用に人気があります。濃厚な甘味のなかに程よい酸味が感じられて、甘酸っぱい味わいなのが特徴。口の中がすっきりとするので、お口直しでいただきたくなります。

ハート形の実にふっくらとしたハリがあり、全体が真っ赤に染まっているものが美味しいですよ。北海道で収穫できるのは、7月の中旬から下旬です。

ゴールドキング

北海道仁木町で生まれたゴールドキング。表面にうっすらとまだら模様が入っているのが特徴です。果肉は実が引き締まっており、弾力があります。しっかり熟すと強い甘味が出て、さくらんぼならではの味わいを堪能できるのが魅力です。

北海道で栽培したゴールドキングの食べごろは7月の中旬から下旬。収穫期の終盤になっても実が崩れにくく、シーズン中はずっと美味しくいただけます。

まとめ

北海道のさくらんぼの旬や産地、品種について紹介してきました。

北海道のさくらんぼの旬は6月下旬から7月下旬。夏休み期間中もさくらんぼ狩りができる農園があるため、家族旅行にもおすすめです。

ぜひ本記事を参考に、北海道のさくらんぼを堪能してみてくださいね!

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!