玄米と白米を混ぜて、おいしく炊く方法。ポイントは水加減と浸水時間!

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食物繊維やビタミンB1を含む玄米は、近年注目されている栄養価の高い食材。ただ、白米に慣れている方にとっては、玄米だけだとあまり美味しくなくて続けられないこともあります。

そこでおすすめしたいのが、玄米と白米を混ぜて食べる方法です! 食べやすくて栄養もしっかり取れるテクニックですが、2種類のお米の割合や水加減などいくつかのポイントがあります。本記事では、玄米と白米を混ぜて炊くコツを詳しくご紹介します。

    この記事でわかること

  • 食べやすくて栄養を摂りやすいのは「白米2:玄米1」
  • 浸水時間は1~2時間が目安
  • 水加減は白米を基準に
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玄米と白米を混ぜるときの割合はどのくらい?

玄米と白米を混ぜるときの割合

玄米と白米の割合にルールはありませんが、それぞれをどのくらい入れるかによって、栄養や食べやすさが変わってきます。健康効果は続けることで感じやすくなるので、続けられるかが大切。とはいえ、玄米が少なすぎても玄米食の効果を得られにくいのが難しいところです。

おすすめの割合をご紹介しますので、自分に合いそうな割合を試してみてください。

「白米2:玄米1」が美味しくて続けやすい

食べやすさと玄米の栄養のバランスを取るなら、白米2:玄米1の割合がおすすめ。白米を玄米の倍入れることで、食べ慣れている白米に玄米をプラスする形で炊くことができます。玄米のちょっと硬めな食感がアクセントになって、普段の白ご飯とは違ったご飯がクセになる方もいるかもしれません。

玄米もしっかり入っているので、玄米の栄養素を摂取しやすいのもメリットです。これから長く玄米食を続けたい方は、こちらの割合を試してみましょう。

玄米初心者向けは「白米4:玄米1」

「玄米だけだとちょっと・・・」「白米も食べたい」という方は、白米4:玄米1の割合から始めてみましょう。白米多めの割合なので、ほとんど白ご飯感覚で食べることができます。玄米は、一口にちょっとだけ入る程度なので、それほど気になることはなく、玄米に慣れるきっかけになるはず。

ただし、おすすめの白米2:玄米1に比べると、玄米の健康効果は低くなりやすいです。どうしても玄米の量が減ってしまうので、玄米に慣れてきたらちょっとずつ割合を増やしていくのがおすすめ。

玄米と白米のミックスは慣れてから

玄米にあまり抵抗がなかったり、慣れてきたりした場合は、白米1:玄米1の割合でも良いでしょう。どちらの食感もありつつ、玄米の栄養もしっかり摂取できます。

また、玄米は冷めると風味が悪くなって、あまり美味しくないことが多いです。そのため、お弁当に玄米を入れたいときは白米を混ぜるのがおすすめ。冷めても美味しく食べやすく、毎日の食事に玄米を取り入れやすくなります。

玄米と白米を混ぜて美味しく炊く方法

玄米と白米を混ぜて美味しく炊く方法

玄米と白米を美味しく食べるためには、割合はもちろん、炊き方も重要です。白米だけの場合と同じでも炊けますが、しっかり準備をしたり、ちょっとした調整をしたりするだけでも、美味しさが変わってきます。

炊く前の下準備や水加減など、ポイントをご紹介します。

1~2時間しっかり浸水させる

白米と玄米を好みの割合で計量したら、白米を炊くときと同じように、冷水でとぎます。といだ後すぐ炊くのではなく、1~2時間水に浸けた状態にするのがポイントです。

この作業は「浸水」または「浸漬」と呼ばれています。お米に水を吸わせることによって、ふっくら炊き上がりやすくなるテクニックです。約2時間でお米の水分は飽和すると言われているので、長くても2時間を目安にしましょう。

ご飯が柔らかいと浸水時間が長い、硬めだと短い可能性があるので、好みに合わせて時間を調整するのがポイントです。また、浸水に必要な時間は水温が高いと早くなるため、温かい季節は短め、寒い季節は長めにすると良いでしょう。

水加減は白米の基準に合わせる

浸水が終わったら、一度ざるにあけて、水を捨てます。炊飯のための水は、白米の基準に合わせましょう。合計で2合であれば、白米で2合のラインまで水を入れれば、問題なく炊き上がるはずです。

水加減に慣れてきたら、好みの食感になるように、微調整してみましょう。

白米を炊くモードで炊飯する

白米を炊くモードで炊飯する

炊飯器によっては、玄米モードが備わっている機種もあります。混ぜた場合、玄米モードでも白米モードでも炊飯できますが、おすすめは白米を炊くモードです。

玄米モードは、硬めの玄米をしっかり炊く仕様なので、白米がかなり柔らかくなります。白米モードであれば、白米をほどよく炊きつつ、玄米も食べやすく仕上がるのがうれしいポイント。

玄米と白米を混ぜて食べるメリット

玄米と白米を混ぜて食べるメリット

「玄米の栄養価が高いなら、混ぜずに食べたい」という方も多いかもしれません。玄米だけで食べることもできますが、白米を混ぜることにメリットがちゃんとあります。玄米食がちょっと辛くなってきた方やこれから始めたい方は、メリットをチェックしていきましょう。

玄米だけよりも食べやすい

玄米は、白米よりも食べにくさを感じやすいです。ぼそぼそしたり、食感が硬かったり、美味しく炊くのが難しかったりするなどの理由で、途中で挫折してしまうケースがあります。家族の健康を思って玄米にしたものの、なかなか食べてくれないということもあるかもしれません。

そこで、白米を混ぜると、いつもの白ご飯に玄米をプラスする形で、食べやすくなります。はじめは割合を少なめにすると、徐々に慣れることも可能です。玄米に抵抗がある方や、初めて玄米食を始める方には、白米と混ぜる方法がおすすめ!

ビタミンやミネラルを摂取できる

玄米は、白米の状態で取り除かれているぬかや胚芽が残ったもののことを言います。それらには、ビタミンB群やミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているので、健康への良い影響を期待できます。

玄米だけを食べるのと比べると、摂取できる栄養は少なくなりますが、白米と混ぜると美味しく続けやすいのがメリット。食べ慣れた白米と一緒に食べることで、無理なく体に良い栄養を摂取できるようになります。

まとめ

白米と玄米を混ぜて炊くときは、割合と浸水時間、水加減が重要です。玄米に慣れていないときは白米を多めにして、徐々に玄米の割合を増やしていくのがおすすめ。

浸水時間は2時間以内を目安にし、炊くときの水加減は白米基準がベター。どちらも炊き上がりを研究しながら、自分好みに微調整すると良いでしょう。玄米に興味がある方は、まずは白米と混ぜて炊く方法で食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

writerprof_sugawara
菅原 光拳
ライター / フリーエディター
札幌生まれ、北広島市育ち。学生時代に釧路で環境と自然教育を学んだのち、卒業後も北見を拠点に道東で7年間を過ごす。現在は北海道観光をはじめ、ライフスタイルメディアなど多様なジャンルの記事を執筆中。