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紅茶に期待できる11の効果!飲む時の注意点や効果的な飲み方も紹介

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120カ国以上で愛飲されている紅茶は、世界中で親しまれている茶葉です。紅茶には、たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミンなど主要な栄養素はほとんど含まれていません。しかし、テアニンやカフェイン、カテキン(ポリフェノール)など注目したい成分が豊富に含まれています。

    この記事でわかること

  • 紅茶は血糖値の上昇を穏やかにしてくれる
  • 悪玉コレステロールを抑制するのでダイエット向き
  • 1日3杯~4杯を目安に楽しむ
  • 北海道ご当地ラーメン
  • スープカレー特集

紅茶に含まれる主な成分

テアニンは紅茶に含まれるアミノ酸の一種

紅茶とはカメリア・シネンシスという茶樹から採れた葉を酸化させたものから淹れたお茶です。お茶を入れる過程で、茶葉からはさまざま風味や味わい、成分などが流出し紅茶に含まれます。

茶葉の種類によって含まれる成分は異なりますが、一般的な紅茶に含まれる主な成分には以下のものがあります。

テアニン

紅茶にはリラックス効果があるテアニンが含まれており、休憩する際などにおすすめです。テアニンは紅茶に含まれるアミノ酸の一種で、爽やかな旨味と甘味を引き出す役割を担っています。

テアニンの含有量は茶葉に寄って異なり、少ない物で約200mg、多い物で800mg程度です。血圧の上昇を抑えたり、脳・神経機能の調整に効果があるのではと言われています。リラックス効果の他、集中力を高める効果、睡眠の質を上げることで免疫力を上げる効果も期待されています。

カフェイン

紅茶には200ml(コップ一杯)あたり約60mgのカフェインが含まれています。これはコーヒーに含まれているカフェインの半分ほどの量にあたります。カフェインは眠気の原因になる物質の働きを抑制する効果が期待できる事でも有名です。

その他、カフェインには抗アレルギー作用、偏頭痛解消作用、脂肪燃焼効果などが期待できると言われています。カフェインには消化酵素を活性化させて、脂肪を燃焼させる働きや心臓の筋肉の収縮力を強化させる効果もあるので、適度に摂取することで心臓病、糖尿病、認知症などを予防できる可能性についても研究が行われています。

カテキン

カテキンは主に紅茶に含まれるポリフェノールの一種で、お茶の特有の苦み、渋み成分のもとになっている物質です。カテキンは抗酸化作用がある他、抗菌作用も期待されています。

抗酸化作用とは、体内の活性酸素の働き(=体内のサビ付き)を抑える効果のことです。活性酸素は皮膚や粘膜の老化や劣化を促す作用があるため、カテキンの持つ抗酸化作用によって肌や血管などの老化・劣化を防ぐ働きが期待できます。

紅茶から期待できる11の効果

紅茶は血糖値の上昇を抑える

紅茶にはテアニンやカテキンなど、さまざまな効果が期待できる成分が含まれています。続いては、紅茶を飲むことで期待できる効果についてみていきましょう。

1.集中力の向上効果

紅茶に含まれるカフェインには、覚醒作用が期待できます。眠気が強い時や気が散ってしまう時に紅茶を飲むことで、カフェインによって中枢神経が刺激され集中力の向上効果が期待できるでしょう。

カフェインは過剰摂取を控えたい成分でもありますが、紅茶に含まれるカフェインはコーヒーの約半分と言われています。普段からコーヒーをよく飲むという人の場合、紅茶に替える事でカフェインの過剰摂取を抑えることもできます。

2.血糖値の上昇抑制効果

紅茶にはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールにはでんぷんが単糖に分解するスピードを緩やかにする働きがあるため、血糖値の急上昇を抑制する効果が期待できます。

ポリフェノールの多い紅茶は、水色が濃かったり渋みを持っていたりします。血糖値の上昇抑制効果を期待して紅茶を飲むのであれば、紅茶のなかでも特にポリフェノール含有量が多い種類を選ぶとよいでしょう。

ポリフェノールが多く含まれる紅茶の種類には、アッサムやダージリンなどがあります。

3.高血圧の予防効果

紅茶に含まれるカフェインには、血管の拡張作用があります。カフェインを摂ることで、血流が良くなり血圧の上昇を抑制する効果も期待できるでしょう。

世界的にも、紅茶は血圧に影響を与える効果があるというエビデンスも発表されており、心血管系疾患予防として、紅茶の有効性が謳われています。

※参考:Cochrane Library|心血管系疾患予防を目的とした緑茶と紅茶

4.脂肪の吸収抑制効果

紅茶に含まれるポリフェノールには、脂肪の吸収を抑制する効果が期待できます。なかでも、カテキンには脂肪の吸収を抑制する効果だけでなく、脂肪の消費量を増やす効果も期待できます。

ストレートの紅茶は、ダイエットをしたい人に最適な飲み物です。

5.リラックス効果

紅茶に含まれるテアニンを摂取すると、α波と呼ばれる脳波の一種が増加することが分かっています。α波は、リラックスしている時に発せられる脳波であり、緊張を解す効果が期待できます。

その他、テアニンには神経伝達物質の分泌抑制効果もあると言われており、睡眠の質の向上なども期待できるでしょう。

6.病気や食中毒の予防効果

紅茶に含まれるカテキンには、殺菌効果があります。そのため、紅茶を飲むことで、口や喉、胃などの菌を殺菌する効果が期待できるでしょう。

その他、カテキンには抗ウイルス効果も期待できることが分かっており、インフルエンザの予防効果にも注目が集まっています。

7.のどの炎症抑制効果

紅茶に含まれるカテキンやテアニン、フラボノイド、カフェインなどの成分には、炎症の抑制効果も期待できます。

風邪の引き始めなど喉が痛いと感じる時には、温かい紅茶を飲むのがおすすめです。

温かい紅茶を少しずつ飲むことで、喉の乾燥予防にも繋がるでしょう。

8.美肌効果

紅茶に含まれるカテキンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。ポリフェノールの持つ抗酸化作用によって、しわやたるみなど肌の老化を促す活性酸素を除去し、美肌効果が期待できるでしょう。

その他、紅茶に含まれるハイドロキノンという成分には、メラニン色素の生成を抑制する効果が期待できます。メラニン色素の異常増殖によってできるシミにも作用すると考えられているため、しみ、しわ、たるみなどを予防し、美肌になりたいという人は紅茶を飲んでみてください。

9.口腔ケア効果

紅茶にはフッ素も含まれているため、紅茶を飲むことで虫歯の予防効果も期待できるでしょう。その他、抗菌作用の強いカテキンも含まれるため、紅茶は口腔ケアにぴったりの飲み物と言えます。

虫歯の他にも、口臭や歯周病、口内炎の予防・改善効果も期待できるため、口腔トラブルでお悩みの方には紅茶がおすすめです。

10.癌を始めとする死亡リスクの低減効果

ある研究によると、紅茶を多く飲む程、癌、心血管疾患、脳卒中、呼吸器疾患などの死亡率が低減するという結果が報告されています。主に、ポリフェノールによる抗酸化作用や癌細胞の成長抑制効果によるものではないかと言われていますが、まだ研究の途中です。

治療効果は期待できないものの、癌の進行抑制、転移抑制などには効果が期待できるといわれています。

※参考:ACP|Tea Consumption and All-Cause and Cause-Specific Mortality in the UK Biobank : A Prospective Cohort Study

11.運動機能の向上効果

紅茶に含まれるカフェインには、疲労感の軽減や中枢神経の興奮作用があると言われています。そのため、紅茶を飲むと体は疲労を感じにくくなり、その分運動機能が働きやすくなる効果が期待できるでしょう。

寝起きなど、すぐに体を動かしたい時にも、カフェインを含む紅茶を飲むのがおすすめです。覚醒効果も相まって、体を動かしやすくなります。

飲み過ぎ注意?紅茶を飲む際に注意するポイント

飲み過ぎ注意?

紅茶に含まれる成分には、さまざまな効果が期待できます。一方で、飲む人の体質や飲む量、タイミングによって注意が必要なこともあります。

続いては、紅茶を飲む際に注意するポイントについてみていきましょう。

カフェインが含まれている

紅茶に含まれるカフェインは、過剰摂取に注意が必要な成分です。カフェインの過剰摂取によって、眩暈、動悸、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気などの症状をもたらす危険もあると言われています。

日本では明確なカフェイン摂取量の基準について提示されていませんが、世界のさまざまな機関では1日当たりのカフェイン摂取量についての目安を発表しています。

カフェイン摂取に対する制限
英国食品基準庁(FSA) 健康な成人の場合 400mg
妊娠した女性の場合 200mg
ほげほげの詳細 健康な成人の場合 400mg
妊娠した女性の場合 300mg

一方、カフェインを一生涯摂り続けていても健康状態に何も問題がないというケースも多いため、国際的にも日本でも摂取許容量などは設定されていません。

あくまで「摂り過ぎには注意」として考えておくのがよいでしょう。

ちなみに、コーヒー1杯(150ml)に含まれるカフェインは56~88mgなのに対し、紅茶1杯(150ml)に含まれるカフェインは28~44mgと言われています。普段コーヒーを飲んでいるという人は、飲み物を紅茶に替えるだけでもカフェイン摂取量を抑えることができますよ。

※参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

タンニンが鉄分の吸収を阻害する

ポリフェノールの一種であるタンニンには、鉄分の吸収を阻害する働きがあります。そのため、鉄分不足による貧血を引き起こす可能性について示唆されています。

特に、野菜などに含まれていることの多い非ヘム鉄は、タンニンによる吸収阻害の影響を受けやすいと言われているため注意が必要です。

タンニンによる鉄分の吸収阻害が気になる場合、食後1時間は紅茶を飲まないようにするのがおすすめです。

日頃からバランスの摂れた食生活を贈っている人に対して、紅茶に含まれるタンニンの鉄分吸収阻害の影響はごく僅かとも言われています。

タンニンは強い抗酸化作用などを持ち、体にとっては良い影響を与えやすい成分です。上手に紅茶からタンニンを摂取できるよう、日頃の食生活への配慮や飲むタイミングについても気にかけてみるのがよいでしょう。

茶葉の種類によって異なる風味

茶葉の種類によって異なる風味

日本ではお茶といえば緑茶(グリーンティー)ですが、欧米ではティーといえば紅茶のことを指します。グリーンと区別するためにブラックティーという言い方もあります。中国で紅茶が発見されたのは約400年前。さまざまな歴史を経て欧米に広がり、愛飲されている飲み物です。

実は、緑茶、ウーロン茶、紅茶は、同じ茶樹の葉から作られます。色や風味が異なるのは、発酵させるか否かの違いです。緑茶は発酵させずに作った茶葉で、紅茶は茶葉に含まれる酵素で酸化発酵して作られます。ウーロン茶はこの発酵が浅い、半発酵茶と言われます。

紅茶に含まれるポリフェノールの含有量は、栽培中の一日の温度差が大きければ大きいほど増えると言われます。産地によって風味が変わってくるのは、こういった理由からです。

ダージリン

フルーティーで爽やかな香りとコクがあり、「紅茶のシャンパン」とも言われる茶葉です。インドで唯一、栽培に成功した中国産の茶葉でもあります。色味はやや薄いですが、香り高い、上品な芳醇さが人気です。

インド・西ベンガル州のダージリン県およびカリンポン県で栽培・生産されています。2004年からは「ダージリン・ティー」は地理的表示に登録され、ダージリンまたはカリンポンの特定地域で生産された茶以外は名乗ることができなくなっています。茶葉を摘む時期により、フローラルなファーストフラッシュ(初摘み)、フルーティーなセカンドフラッシュなどがあります。

ウバ

すっきりとしたメントール系の香りと、バラや青リンゴのような香りが心地良い爽やかな茶葉です。強い渋みがあり、深い赤色が出ます。色味を楽しむならストレートティーですが、ミルクとの相性も良いので、ミルクティーにもおすすめです。スリランカの、昼夜の気温差が激しい高地で栽培され、これによって独特の「ウバフレーバー」を生み出します。

キーマン

中国を代表する紅茶で、程よい渋みと濃厚な深みを持つ茶葉です。熟した柿や梨のような甘い香りが特徴で、紫がかった深い赤色が出る個性的な茶葉です。よく知られるアールグレイは、茶葉にベルガモットで柑橘系の香りをつけたフレーバーティーですが、そのベースにはキーマンが使われることが多いです。

キャンディ

スリランカのキャンディ地方で栽培されるお茶の総称です。味や香りに癖がなく、飲みやすいので、紅茶初心者の方にもおすすめです。渋みやえぐみも少なく、マイルドな味が好まれています。

スリランカ紅茶の茶葉の産地の中ではちょうど真ん中くらいの高さ(ミディアムグロウン=中地産)で作られるため、季節風の影響を受けにくく、茶葉の生産量も安定しています。

ヌワラエリア

スリランカで高地栽培される茶葉で、昼夜の寒暖差が深い香りを生み出します。緑茶を思わせる爽やかな渋みと、若葉のような香りの中にフルーティーな甘い香りを感じます。淡い色合いから、「セイロンティーのシャンパン」といわれることも。ストレートで飲むのがおすすめです。

ルフナ

スリランカの中でも低地で栽培される茶葉で、日本では馴染みのない名前かもしれませんが、実はスリランカの紅茶生産量の約60%がルフナで作られている茶葉です。気温が高いため茶葉は大きく育ちます。野性的で、ややスモーキーな香りと濃厚で深いコクが楽しめます。高品質のものは黒蜜のような香りがすることもあるとか。

ミルクとの相性がよく、ミルクティーにするならこの茶葉がぴったりです。

紅茶の効果的な飲み方

紅茶には、さまざまな飲み方があります。同じ茶葉でも、ストレート、レモンティー、ミルクティーなど飲み方にバリエーションがあるため、どの飲み方が紅茶の持つ健康効果を得やすいのか気になるという人もいるでしょう。

最後に、紅茶の効果的な飲み方について紹介します。

ストレートティーで飲む

ストレートティー

紅茶をストレートティーで飲むと、シンプルに紅茶の成分を摂りやすく、健康的な飲み方と言われています。

茶葉の風味や味わいも感じやすいため、紅茶好きな人にも特に愛される飲み方です。

特に、紅茶の持つダイエット効果に期待する場合、ノンシュガーのストレートティーがおすすめです。ホットで飲む事で、体も温まり代謝を促すなど、高いダイエット効果が期待できるようになるでしょう。

レモンティーで飲む

レモンティー

ストレートティーにレモンスライスを入れるレモンティーは、日本でも特に愛されている紅茶の飲み方です。紅茶の香りとさっぱりしたレモンの味わいが爽やかで、特にアイスティーとして飲まれることも多いです。

レモンティーとして紅茶を飲むことで、レモンの持つビタミンやミネラルを一緒に摂ることができます。特に、レモンはビタミンCが豊富で、抗酸化作用も持つため、美肌効果に期待して紅茶を飲むという人におすすめの飲み方です。

ミルクティーで飲む

ミルクティー

紅茶にミルクを加えるミルクティーは、滑らかな口当たりで紅茶を普段飲まない人にも受け入れられやすく、おすすめの飲み方です。

ミルクの持つカルシウムやたんぱく質、ミネラルを紅茶と一緒に摂れるため、牛乳を普段飲まないという人には特におすすめの飲み方と言えるでしょう。

栄養面でも優れているため、朝食後の1杯にミルクティーを飲み、体に栄養を行き渡らせて1日をスタートさせてみてください。一方、カロリーについては、他の飲み方よりも高くなってしまう点に注意が必要です。

ミルクティーとして飲む際には、ノンシュガーや砂糖を少なめにするなど、カロリーの過剰摂取にならないよう気を付けましょう。

まとめ

紅茶は古くから世界中で愛されてきた趣向品の一種です。含まれる成分にはさまざまな効果が期待できます。

ダイエット効果や美肌効果、病気の予防効果など、紅茶を飲む事で期待できる効果は多くあります。一方、さまざまな効果が期待できる成分だからこそ、過剰摂取による注意喚起もされています。

求める効果を最大限に発揮できる飲み方で、適量を守って紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!