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北海道のおすすめ野鳥観察スポット7選!各地で出会える野鳥も紹介

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広大な自然に恵まれ、さまざまな野鳥を観察することができる北海道。バードウォッチングをするのにぴったりの場所が北海道にはたくさんあります。

今回は、北海道のおすすめ野鳥スポットや、野鳥を観察できるツアーをご紹介していきます。ぜひ、自然を堪能しながら野鳥たちの優雅な姿を見にいきませんか?

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バードウォッチングの楽しみ方

バードウォッチングの楽しみ方

自然環境のフィールドワークでもあるバードウォッチング。バードウォッチングは、その環境に生息する野鳥を観察・撮影するだけではありません。野鳥の羽の色合いを観察し、どんな鳴き方をするのかを傾聴し、どんな行動をするのかを見守ることで野鳥を理解するものです。

野鳥の生態そのものを知ることで、環境への理解も深まります。

バードウォッチングに必要なもの

バードウォッチングに必要なもの

安全かつ快適にバードウォッチングを楽しむためには、きちんとした準備が大切です。例えば、登山をするときの服装は長袖のシャツに長ズボンと、防寒のためにマウンテンパーカーなどの上着を用意する必要があります。山の中を歩くときは、トレッキングシューズやスニーカーが適しています。また、荷物をまとめるのにはリュックが使いやすく、背負って歩いても疲れにくいものをおすすめします。

その他には、倍率が8倍~10倍程度の双眼鏡や、オートフォーカス性能の高いカメラを持っていくと良いでしょう。

北海道のおすすめ野鳥スポットを7つ紹介

北海道のおすすめ野鳥スポットを7つ紹介

北海道で野鳥を観察するにはどこに行けば良いのでしょうか?

ここからは、巷で話題の野鳥スポットを7つ紹介します。野鳥ファンに人気の「クマゲラ」や、近年話題の「シマエナガ」などを見られるスポットもピックアップ。バードウォッチングに興味がある方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

旭山公園

旭山公園

札幌市中央区にある旭山公園は、藻岩山や丸山に近い高台のため、札幌市内を一望できる眺めの良い公園です。札幌の市街地に近いロケーションながら、展望広場や段状テラスの周辺にはさまざまな樹木が生い茂る森がいくつもあり、数多くの野鳥たちの棲み家となっています。

旭山公園の園内には、野鳥を見やすいように作られた散策路「森の散歩路」が作られています。レストハウスやドーム型の屋根がある「風の丘」など、途中で休むところも用意されているため、疲れたときに利用することもできます。

旭山公園で見られる野鳥

シマエナガ、クマゲラ、アカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ハシブトガラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、センダイムシクイ、キビタキ、シロハラゴジュウカラ、エゾオオアカゲラ、オオルリ、ヒレンジャク、ルリビタキ、ヤブサメなど

北海道野幌森林公園

北海道野幌森林公園

北海道野幌森林公園は、1968年に北海道立自然公園に指定された公園です。札幌市、江別市、北広島市の3つの市にまたがる広大な公園で、札幌の近郊にありながら大きな森が残されている珍しい土地でもあります。

公園内の8割が国有林として保護されており、鳥獣保護区として指定されているのも特徴のひとつ。北海道野幌森林公園に生息する野鳥は140種以上にものぼり、1年を通じてさまざまな野鳥を観察することができます。

北海道野幌森林公園で見られる野鳥

シジュウカラ、クマゲラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、エゾアカゲラ、ハシブトガラス、エゾコゲラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、ヤマゲラ、シロハラゴジュウカラ、アオジ、ウグイス、エゾムシクイ、ヒガラ、クロツグミ、キビタキ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバトなど

真駒内公園

真駒内公園

真駒内公園は、豊平川と真駒内川の合流点にある公園です。真駒内川が園内を流れており、丘陵部には自然林が残っています。もともとあった自然環境を生かした公園というのが特徴です。

園内には樹齢が135年を超える古木が31本あり、その大きな古木からなる自然林は野鳥を守る自然豊かな棲み家となっています。自然林だけでなく、園内を流れる真駒内川では水鳥を観察することができ、バラエティ豊かな野鳥の生態を観察することができます。

真駒内公園で見られる野鳥

シジュウカラ、ヒヨドリ、アカゲラ、シマエナガ、ハシブトガラ、クマゲラ、ヤマガラ、マヒワ、ツグミ、コゲラ、ニュウナイスズメ、オオアカゲラ、オオルリ、ウグイス、キビタキ、エゾオオアカゲラ、カワラヒワなど

函館市・見晴公園

函館市・見晴公園

見晴公園は函館駅から車で40分ほどのところにある公園です。公園内にある香雪園は、素封家の岩船峰次郎氏が明治31年に建設し、別荘として使用していました。

岩船氏は、商売繁盛の恩返しとして園内に公衆トイレや芝生の広場を作り、昭和2年に函館市民に対して庭園を開放したという、由緒のある公園でもあります。平成13年には名勝(めいしょう)の指定を受け、北海道では唯一の国指定文化財庭園に認定された講演です。

園内にはアカマツやカエデの並木があり、豊かな緑の中でバードウォッチングを楽しむことができます。

函館市・見晴公園で見られる野鳥

キビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、カルガモ、ニュウナイスズメ、シマエナガ、ハシブトガラス、オオルリ、コサメビタキ、アオジ、エゾコゲラ、クロツグミ、センダイムシクイ、スズメなど

千歳市・野鳥の森

千歳市の野鳥の森は、国立公園支笏湖の原始の森で、キツツキやウグイスなど多くの野鳥を見ることができます。

探勝路の途中には、案内板や東屋が設けられています。木々の間からは支笏湖や恵庭岳、風不死岳や樽前山といった周囲の山々を眺めることもできるのも、特徴の一つです。近くにはキャンプ場もありますが、深い森林の中を探索すればバードウォッチングはもちろん、森林浴を楽しむことができます。

千歳市・野鳥の森で見られる野鳥

オオルリ、シジュウカラ、キビタキ、クロツグミ、センダイムシクイ、クロジ、コガラ、ウグイス、ハシブトガラ、ヒガラ、ハシブトガラス、シロハラゴジュウカラ、アオジ、ヤマガラ、アカゲラ、イカルなど

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター

ウトナイ湖野生鳥獣保護センターは、国指定ウトナイ湖鳥獣保護区の管理や自然教育を行うために設置された施設です。ウトナイ湖鳥獣保護区のビジターセンターとして、自然環境や野生鳥獣に関する展示や解説などを行い、野生鳥獣とのふれあい方などを訪れる人に広めています。

センターの中で双眼鏡やカメラを構えてバードウォッチングができるため、寒さを心配せずに野鳥を観察できます。また、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターは、傷ついた野生鳥獣の保護やリハビリなども行っている施設でもあります。

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター付近で見られる野鳥

マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウ、ノゴマ、シマアオジ、オジロワシ、オオワシなど

鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリ

鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリは、野生のツルを保護するために生育環境を確保し、人間と共存できる環境づくりを目指し、日本野鳥の会が1987年に設立しました。「鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリ」は給餌場とネイチャーセンターに分かれており、ネイチャーセンターではレンジャーが常駐し、タンチョウとその生育環境の保全を進めるさまざまな活動を行っています。

また、給餌場ではタンチョウの餌が少なくなる11月から3月に給餌を執り行っています。給餌の時期になると300羽ものタンチョウが餌を求めて飛来します。

鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリで見られる野鳥

タンチョウ、オオハクチョウ、アカエリカイツブリ、シジュウカラ、コゲラ、キビタキ、ウグイス、アカハラ、ヒシクイなど

バードウォッチングのマナー

バードウォッチングのマナー

バードウォッチングに夢中になって「うっかり周囲の人に迷惑をかけてしまった!」という事態に陥らないように。ここでは、バードウォッチングのマナーについてご説明します。

野外活動は無理なく楽しく

例えばツアー中に、ガイドの判断でツアーを中止することがあります。これは野鳥たちやツアー参加者の方に負担をかけないための判断です。中止を決断するときは必ず理由があります。その際はガイドの方の指示に従い、協力しましょう。

自然はそのままに

これはバードウォッチングに限らないことですが、昆虫や植物などを採集するのはやめましょう。自然は観察するものです。

静かに過ごしましょう

野鳥に限らず、野生動物は警戒心が強いものです。散策する中で大声や大きな音を出すと、野生動物は驚いて逃げてしまいます。観察をする時は静かに過ごしましょう。

一本道から外れない

珍しい野鳥を見たいからといって、登山道から外れるのはとても危険です。また、里山にある田畑には所有者がいます。勝手に入ったり踏み荒らすのは所有者にとって迷惑です。

ツアーに参加している時は、グループから離れたりしないようにしましょう。

写真撮影や給餌などでの他者への迷惑

カメラや双眼鏡を、人や人家に向けるのはマナー違反です。フラッシュ機能をオフにせずに、撮影するのも禁止。撮影した野鳥の写真や動画をSNSに投稿する際も、許可なく撮影場所を明記してはいけません。その野鳥を見たくて人が殺到したりすると、近隣の住民の迷惑になるからです。

また、野鳥に給餌をすることは禁止されているので、与えないようにしましょう。

ゴミは持ち帰る

バードウォッチング中に出たゴミは、必ず自宅まで持って帰りましょう。特にビニールやプラスチックのゴミは、野鳥が採集すると亡くなってしまう可能性があります。

野鳥の巣には近づかない

子育てをしている野鳥は、とても神経質になっています。危険を感じると攻撃をしてきたり、ヒナを放棄してしまうことにも繋がりかねないので、必要以上に近づくのはやめましょう。


まとめ

1年を通してさまざまな野鳥を観察することのできる北海道。ツアーなどに参加すれば、初心者でも可愛らしい野鳥の姿をじっくりと観察することができます。

また、他の地域では滅多に見ることができないタンチョウの観察場所もあります。わざわざそのために旅をするバードウォッチャーもいるほどです。ぜひ、この記事を参考に北海道の自然や野鳥観察を楽しんでくださいね。

PREZO編集部
PREZO編集部
美味しいものに目がない。食べ歩きやお取り寄せ大好きなPREZOのスタッフが、地域の魅力や商品にまつわるストーリー、北海道の豆知識など、とっておきの情報を発信!