ぼたんそばは「幻のそば」
北海道の蕎麦と言えば、の代名詞でもあった「ぼたんそば」は、90年以上も前から道民に愛されてきた品種。かつては栽培の主流でしたが、その栽培の難しさと、より栽培しやすく収穫量の多い「キタワセソバ」の登場によって今では北海道で生産する農家も数えるほどになりました。 しかし「香り」「味わい」において、ぼたんそばはツウを唸らせる『幻のそば』。甘みも感じられる、蕎麦らしいそばなのです。 十勝・新得町の「ワカハラ農場(株)」では、4代に渡り90年以上もぼたんそばを生産しています。背の高い品種ゆえ、雨風が強ければひとたまりもない。それでいて収穫できる量も少ない。それでも生産し続けるのは、他にはない美味しさがあるから。