北海道のほぼ中央、大雪山系の山々が遠く広がる東神楽町の地で、放牧とこだわりの飼料で育てられた黒毛和牛が「かぐら和牛」です。有名なブランド和牛に比べるとまだ耳馴染みのない肉牛ですが、生産牧場の直売所には行列ができるほどの人気ぶり。その理由は、柔らかい上質な肉質と、あま～い脂。一般的にサシの多さは、上質な飼料とストレスの少ない飼育法に左右されると言われています。画像からも分かる通り、かぐら和牛は赤身と赤身の間にサシが多く、加熱することでジュワっと溶け出して柔らかな食感に。口に運ぶと、お肉がフワっとなくなりますよ。
本商品は薄切りスライスとなっているので、かぐら和牛の美味しさや旨みを楽しむなら“すき焼き”がベスト。サシが多い分、長時間煮込むと固くなってしまう性質があるので、サッと煮込んで玉子にくぐらせて味わうのがおすすめです。あまい脂なので、旨味を鍋全体にいきわたらせたいという方は最初にジューシーに焼いて味わい、そのあとに具材を投入する関西風の楽しみ方をどうぞ。また、贅沢に牛丼で楽しむのもアリです。
かぐら和牛を飼育する「前田牧場」は、繁殖を目的に育成する“素牛（もとうし）”を出荷していた牧場。つまり、一度は耳にしたことのある“あの”ブランド和牛も、ルーツを辿ると前田牧場生まれなのです。和牛本来の豊かな味わいを地元民にも知ってもらいたいと、約15年前から食肉販売をスタート。牛を知り尽くした同牧場だからこそ、ストレスフリーな放牧で牛たちを育て、飼料にも人一倍こだわって大切に飼育。健やかに育った前田牧場の和牛は、肉質も旨みも格別です。数少ない直売日には、地域住民のみならず、遠方からも人が押し寄せ、100人を超える行列ができるほど。近年、生産量も徐々に増えてきたことからお取り寄せでも楽しめるようになりました！
