美幌町の紹介

美幌町

Bihoro

北海道の東側、世界自然遺産の知床をはじめとするオホーツクエリアに位置する美幌町(びほろちょう)。道東の玄関口「女満別空港」から町の中心部へは車で約15分とアクセスが良く、北見方面や阿寒摩周国立公園の屈斜路湖を目指す旅人が多く立ち寄る場所でもあります。

大正4年に美幌村に、大正8年には津別町と分かれ、大正12年に美幌町となりました。美幌という地名の由来には諸説あり、1つは「水多く・大いなる所」という意味があるアイヌ語「ペ・ポロ」が転訛した説。もう1つは、「石多く・大いなる所」の意味を持つ「ピ・ポロ」が転訛したという説。その名の通り、町内には60本ほどの川が帯状に流れており、川沿い一体には先住民たちの生活の跡が残されています。

この地域一帯は降水量が少なく、日照率が高いのが特徴。夏は30℃を超える日はあるものの、湿度は低くカラッとしていて過ごしやすいです。冬の寒さは厳しいですが、北海道内で比較すると降雪量は少ないと言えます。一年を通して穏やかな気象条件であるため、美幌町は古くから農業が盛んです。網走川や美幌川などの豊富な水質資源に加えて、土壌も良く、馬鈴薯やアスパラ、たまねぎ、人参、さやいんげん、長芋、キャベツなど良質な野菜が多く生産・出荷されています。近年は、道東では難しいとされていた「はるゆたか」小麦の栽培に成功するなど、町をあげて名産品・特産品の創出も積極的に行っています。

美幌町ってどんなところ?

美幌峠

屈斜路湖の大パノラマを一望できる、美幌峠

昭和の大スター・美空ひばりが歌った「美幌峠」や1953年公開の映画「君の名は」にも登場する美幌峠(びほろとうげ)は、世界第2位のカルデラ湖である屈斜路湖を眼下に望む景色の美しい場所。標高は約525mで、知床連峰や大雪山などが広がる壮大な景色を360度見渡すことができます。

晴天時は青々とした湖面と湖を囲う森林とのコントラストが素晴らしく、夜にはキラキラと輝く満天の星にうっとり。朝晩の寒暖差が大きい9月~11月には、条件が揃えば、早朝に雲海が現れることも。屈斜路湖を覆う雲海の荘厳な景色をカメラに収めようと、朝から多くの人が待機していることもあります。
道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠

熊笹などの特産品と美幌グルメが揃う道の駅

国交省が毎年発表する『北海道「道の駅」ランキング』で常に上位にランクインするのが、「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」です。景色がきれい部門で2020年まで6年連続1位、2021年は再度訪れたい「道の駅」部門で1位に輝いています。

道の駅1階は、美幌町の特産品や名産が多数並ぶ物産コーナーのほか、テイクアウトコーナー、「美幌峠レストラン」が併設。レストランではオホーツク産のカニを使用したカニラーメンやカニ天ぷらそば、かにめし弁当など、魅力的なメニューがいっぱい。物産コーナーには特産の熊笹(くまざさ)商品や地元や周辺エリアの土産品を豊富に取り揃えています。
2階は休憩室を兼ねた展望室となっており、峠の景色を背景に合成できる記念撮影コーナー、VR体験コーナーが設けられています。
美幌町のはるゆたか

幻の小麦‟はるゆたか”の栽培に成功

栽培の難しさと、難しいわりに収穫できる量が少ないことから道内でも取り扱い農家が減少傾向にある「はるゆたか」小麦。しかし、数ある品種の中でも「はるゆたか」は香りの高さ、製品化した際のもちもちとした食感において、他の小麦とは比較にならないほど優れています。寒冷地である道東ではさらに栽培が難しいとされてきましたが、町民の「美幌を代表する商品を作りたい」という想いで、2014年に収穫に成功。町の製麺会社によってラーメンやうどんなどに形を変え、現在では多方面から注目される商品に。

美幌町の主なイベント

8月 ビホロ100kmデュアスロン大会
9月 美幌ふるさと祭り

美幌町の企業一覧

COMPANY
マルワセイメン
マルワ製麺
マルワ製麺のイメージ
1963年の創業以来、マルワ製麺は食べた人に「おいしい!」と笑顔になっていただくことに何よりこだわって、麺作りひと筋で励んできました。ラーメン・うどん・そばと、いずれも北海道美幌町の自社工場で、原材料を吟味し、その特性にあった製法で丁寧にお作りした自慢の麺です。安心安全はもはや当たり前。愛情と手間暇をかけて、弊社の麺を食べていただける方の食生活が少しでも豊かになる、そんな商品をお届けします。