箱館元町珈琲店
異国情緒あふれる函館市。なかでも港を見下ろすフォトジェニックな「八幡坂」中腹にたたずむのが自家焙煎珈琲「箱館元町珈琲店」です。
2013年にオープンして以来、函館旅行のほっとひと息つく場として、また地元のコーヒー好きが足繁く通うカフェとして愛されてきました。自家焙煎機でじっくりと毎日深煎りされるコーヒーは、香り高いアロマとコクのあるまろやかさの余韻を楽しむ1杯。酸味を抑え、乳製品系のデザートによく合う味わいです。
コーヒー豆を生鮮食品と考え、最適な状態で飲んで欲しいとオーナーはいいます。ですが、コーヒー豆は農産物である以上、焙煎する前の生豆には欠点豆や不純物が含まれることも。そのためそれらを一粒一粒確認し取り除いていく「ハンドピック」が欠かせないのだそう。コーヒー豆の製造工程の約8割を占めるほど大変な作業ですが、毎日欠かすことなくハンドピックを行うことから箱館元町珈琲店の1日は始まります。
おいしさはもちろん、毎日健康に飲み続けられるコーヒーを。手間ひまかけたこだわりの1杯だからこそ、何度も足を運ぶ人が耐えないお店なのです。
箱館元町珈琲店のコーヒーはハンドピックの他にも、徹底した品質管理にもおいしさの秘密が隠されています。
コーヒー豆はとてもデリケート。その日、その季節の温度や湿度で状態が変わるので、日々データを取りながら焙煎を続けて10年以上。そのデータをもとに安定した味が出せるようにしています。
また、最適な飲み頃で飲んで欲しいという想いから、「凍結熟成」という方法でコーヒー豆を管理しています。コーヒー豆は焙煎した後も熟成し続けるもの。焙煎した豆を袋に入れて、炭酸ガスと香りが袋に充満してくる頃が一番飲み頃の状態です。「凍結熟成」はお客様が袋を開けた時が飲み頃になるように超低温で凍らせて熟成を止めるので、お店でいただくような味わいを楽しめるのだそう。さらに、「凍結熟成」することによって味のカドが取れ、深煎りの魅力がより引き出せるようになりました。
特許出願中の「凍結熟成」の味わいをぜひ一度味わってみてください。
道南地域の観光土産品の中から特に優れた商品を表彰する「函館圏優良土産品推奨会」審査会。2022年の第66回審査会で箱館元町珈琲店のコーヒーが3位にあたる「(一社)函館国際観光コンベンション協会会長賞」を受賞しました。
受賞したのは「凍結熟成 箱館元町珈琲 プレミアムブレンド」。ブルーマウンテンを贅沢に配合しており、酸味を極力抑えた深煎りで、滑らかで心地よい苦味と上質なアロマが特徴です。同審査会で飲料商品が受賞したのは今回が初めてという快挙。これまで10年間記録し続けた焙煎データをもとに2022年に誕生した箱館元町珈琲店のニューフェイスです。
プレミアムの名に恥じないリッチなコーヒーがおうちでの上質な時間へと誘ってくれます。