稚内市の紹介

稚内市

Wakkanai

冷涼で冬には宗谷岬付近に流氷が接岸することがある日本最北端の街、稚内市は、市の東・西・北側は海に隣接し、宗谷岬からは43kmしか離れていないサハリンが見える位置にあります。

日本最北端の立地からロシア・サハリン州などへの玄関口となっているほか、友好都市にはロシアの3市が名前を連ね、ロシアとのつながりが深い点も稚内市の特徴です。

市内東側の宗谷丘陵は「宗谷丘陵の周氷河地形」として”北海道遺産”に選ばれたます。また、宗谷海峡や豊かな水産資源など海のイメージが強い稚内市ですが、日本海側には「利尻礼文サロベツ国立公園」の一部、サロベツ原生花園があり、また、宗谷丘陵は緑に覆われ丸みを帯びた稜線が独特の地形を見せているなど、陸の印象的な風景もまた稚内市の魅力のひとつです。
印象的な風景といえば、稚内から見る「利尻富士」(利尻山)もまた魅力的です。「利尻富士」は利尻島(利尻町・利尻富士町)にありますが、稚内側から見る景色は、特に冠雪した利尻富士は、海岸沿い、稚内空港付近などの内陸側、どちらから見てもその雄姿は印象的です。

稚内市付近の海では海藻が豊富で、よく育ったホタテ貝・ウニ・ツブ貝・ミズダコなどが獲れ、農業では、冷涼な気候のなか、ジャガイモやカボチャなども栽培しています。また稚内市は「宗谷岬肉牛牧場」を運営しており、「宗谷黒牛」を飼育しています。
市ではこのような水産・農畜産物などを「稚内ブランド」として原材料・加工品のカテゴリーに分けて認定しています(稚内ブランドには地域資源もあります)。

また、スポーツ施設に2020年にオープンした「稚内市みどりスポーツパーク」があり、多目的体育館や武道場、プライベートジムのほか4シートを備えたカーリングホールがあります。稚内市は1980年代から市民がカーリングを楽しんできた歴史があり、稚内市みどりスポーツパークの開設以来、日本カーリング選手権大会やカーリング日本代表決定戦などの大会が開催されています。

稚内市のキャラクターは探検家「間宮林蔵」がモチーフの「りんぞうくん」です。間宮海峡発見200周年を記念し誕生しました。

稚内市ってどんなところ?

宗谷丘陵フットパスコース

"最北の白い道”で氷河時代に思いを馳せる

イギリスで発達した歩くための小径「フットパス」。稚内市でも最長11kmの「宗谷丘陵フットパスコース」が整備されています。このフットパスは、北海道遺産の一部、氷河時代に形成された「宗谷丘陵」のゆるやかな起伏や、約3キロメートルも続く観光スポットとして人気の貝殻が敷き詰められた「最北の白い道」の景観も楽しめます。
タコしゃぶ

365日のシーフードグルメと「宗谷のタコ」のしゃぶしゃぶ

日本最北の海で水揚げされる新鮮魚介は、春にはカニ・ウニ・カレイ、夏にはイカ・ホヤ、秋にはホタテ・ツブ・ホッケ・カンカイ・タコ・イクラ、冬はタラバ・ホッキ貝・ハッカク、と1年を通じて途切れることなく、四季それぞれの味覚を楽しめます。なかでもおススメは、稚内特産、ミズタコの「タコしゃぶ」です。長く薄くカットした新鮮なミズダコを野菜と一緒に煮た昆布ダシにさっとくぐらせ、ゴマだれなどでいただきます。
稚内港北防波堤ドーム

タイムトリップする稚内の北海道遺産

北海道の次世代へ引き継ぎたい財産「北海道遺産」。稚内市では「稚内港北防波堤ドーム」と「宗谷丘陵の周氷河地形」が選ばれています。稚内港北防波堤ドームは、まるで古代ローマもしくは古代ギリシャへ迷い込んだかのような錯覚にも陥る建築ですが、”波よけ”と桟橋から駅までの通路として造られました。

稚内市の主なイベント

1月 初日の出inてっぺん
2月 わっかない氷雪の広場
2月 JAPAN CUP全国犬ぞり稚内大会
7月 北門神社例大祭
8月 稚内みなと南極まつり